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俺は美羽が帰って来るまで寝ることにした。
コンッ ノックの音だ。
美羽かな? 俺は起き上がりドアを開ける。そこには美羽ではなく、騎士のような格好をした人が立っていた。
俺は警戒しながら聞く。
誰? 何しに来た? など、色々な疑問が湧き上がるが、まずは名前を聞こうとした。
しかし、相手は俺の質問を無視して喋り始めた。
俺と話がしたいから付いてこいと。
俺は無視して部屋に戻ろうとしたが、無理やり連れて行かれた。
俺は抵抗したが、無駄だった。この国の騎士らしい人に連行されたのだ。
なので今、城の地下牢にいる。
この世界に来てから1日で捕まるとは思わなかった。
この世界について何も知らない俺と翔を不審者と勘違いしているのだろう。
それに、聖女である朱音を探している俺と翔を怪しいと思っているのだろう。
だから、俺達を捕まえるためにここにいる。
俺はどうすればいいか考えた。
このままだと殺されるかもしれない。
そんなことを考えていたら、地下牢のドアが開いた。そこには、昨日の騎士団長らしき人がいた。
そして俺を見て言う。
「お前はユースケとショーで間違いないか」
俺と翔はそうですと答えた。
すると、彼はいきなり俺に向かって剣を振り下ろしてきた。
(えっ!?)
俺はギリギリで避ける。
危ねえ……今の避けれなかったら死んでたかも……
俺は彼に問う。
なぜこんな事をしたのかと。そしたら、彼が答えてくれた。
実は俺と翔は異世界から来た人間だということを知っていたこと。そして、朱音という少女を探していたことを知っていたこと。さらに、朱音を探すために姫、美羽と一緒に行動していることを知っていたこと。
「それと、何が関係が……?」
「俺は、裏の奴らに命じられたんだ」
裏の奴らと言うのは裏社会に生きる人だろう。
「なんのために?」
「それは言えない……」
これ以上聞いても意味がないと思い、次の話に移った。
なんで俺を殺そうとしたかを。
それは、俺達を始末するためらしい。
俺達を消せば、聖女は元の世界に戻らない。つまり、朱音はこの世界で永住できる。
そうならないようにするために俺と翔を殺すということ。
「俺達が消えたとしても永住はできないんじゃないですか? 朱音の願いが……」
「いや、できないようにする。そのためにお前達は邪魔だ。それが、命令の内容だ。ちなみに、俺の他にも仲間がいるぞ? 逃げても……逃しても捕まるぞ」
俺は絶望を感じた。
翔は黙っている。おそらく、翔も同じ気持ちだろう。
「じゃあな。お前の好きにしても良いが、逃げんなよ。そう言っても無駄か」
「待って!」
俺は叫んだ。
すると、彼は立ち止まる。
「なんだ?」
「朱音がどこにいるか知りませんか?」
「知らんなぁ」
「嘘つかない方がいいですよ?」
俺は笑顔で言う。
「朱音がどこに行ったのか知ってるんですね」
「……」
「教えてください」
「……勇者と共に魔王の方へ向かったぞ。それしか知らん」
「ありがとうございます。では、さようなら……」
俺はお礼を言い、別れを告げた。
しばらく見張りは来ない。暇だ。俺は翔と逃げる作戦を考えた。
その時、ガチャと音がし、構える。どうやら俺たちの前で止まった。
そこにいたのは美羽だった。
「え、美羽さんっ!?」
美羽さんが何故ここに? まさか美羽さんが裏の人達と繋がってたとか? でも、美羽さんはそんな事しないと思うんだけど……。
そんな事を思っていた。
だが、美羽は予想外なことを口にする。
彼女は、俺と翔を逃がしてくれると言い出したのだ。
理由はわからないけど、助かった! 美羽さんは優しい人だった。
俺は美羽に感謝する。
美羽に案内されながら、出口に向かう。
「なんで美羽さんがここに……?」
美羽は何も言わなかったが、出口から出ると、その答えがわかった。
裏社会に通じていた人が倒れていた。
「これ、美羽さんが……?」
美羽は何とも言わないが、倒したようだ。
美羽は、俺達を助けるためだけにこんなことをしてくれたのか? 美羽が味方で良かったと思った瞬間であった。
俺と翔は王城の牢から出た後、まずは王様が手配してくれた宿屋に向かった。
「これからどうしようか」
「そうだな。まずはこの国のことを調べないとな……」
「確かにそうなんだよな」
調べることは多い。
この国のことや、魔法陣のこと、聖女が誰なのかなど、まだまだある。
「借りてきた本があったよな。それを読もう」「ああ、そうするか」
俺は借りてきた本をバッグから取り出し、美羽と翔と俺とで読むことにした。
夜になり、食事を終えて部屋に戻った。
俺は疲れていたのですぐに寝ることにした。
そして次の日、朝食を食べてから図書館に行き、そこで次は王国のことについて情報収集をした。
「この国の名前は、アストラル王国って言うの。ここにアストラル王国の歴史があるわ」
「へぇ~初めて知ったな」
俺と美羽は2人で話をしていた。すると、翔が俺達のところに来た。
「本が多かったから、特に要るなと思うものを持ってきた」
美羽は席を立つ。
「私はすでに習いましたの。もう読まなくてもわかりますわ。なので、入りそうなものをとってきますわ」
「ありがとう」
そう言って歩き出すと、後ろから兵だと思う人がついていった。
美羽が本を抱えて帰ってきた。俺達はまた情報集めをする。
そして、昼になった頃翔が切り出す。
「そろそろ休憩にしよう」
「そうだね」
ちょうど区切りが良かったので昼食を食べることになった。
食堂には、たくさんの人がいた。
「混んでるな」
「どうします?」
「外で食べようぜ」
「賛成」
「私はちょっと……」
そこではっと気がつく。
「そっか、姫だったな」
「もうちょっと探そうか」
「そうですわね」
俺達3人は外に出た。
しかし、あまりいい場所は見つからない。
「どこも空いてないな……」
「仕方ないですわね」
「そうだな……」
諦めかけた時、1つの店を見つけた。そこはテラスのあるカフェのような場所だ。
「あそこなら座れるんじゃないか? 行ってみよう」
「ええ」
中に入ると、店員らしき女性が声をかけてくれた。
「いらっしゃいませ……え……」
「すみませんが、ここって大丈夫ですかの?」
そう聞くと、姫の美羽に緊張しながら「はい」と答えてくれた。
席につき、メニューを見る。
すると、美羽が言った。
「私、こういうお店で食べたことがないのです」
「そうなんだ」
「はい。いつもお城で食べるか、外食してもお父様と一緒に高級なお店に行くかでしたし……」
「じゃあ、今日はここで食べるか」
「はい!」
美羽は嬉しそうだ。
俺はコーヒーとパスタを頼み、翔はサンドイッチを頼んでいた。美羽は紅茶とパンケーキを頼む。
しばらくして、料理が来た。どれも美味しい。美羽は初めてだからかとても感動していた。だが、所作は美しい。
「おいしいですわね」
「だな」
俺も翔も満足だった。
それから、少しだけ雑談をして店を後にする。
その後、買い物をしたりして、この日は終わった。美羽は初めてなようだった。お金は元の世界と違うので美羽に任せていた。
次の日、朝起きて身支度を済ませると、翔がやってきた。
「おい、準備できたか?」
「ああ、行こう」
3人と合流して、王都を出る。
「ここからは美羽さんは王城で本探し、俺たちとで別行動にしないか?」
翔が突然言い出した。
「どうしてですの?」
美羽は聞き返す。どことなく悲しそうだ。
「だってさ、俺達と一緒にいると目立ってしまうし、何かあった時に守れないぞ」
「それなら、私は兵を連れていますわ! それに、お金を払えないのでしょう? 私が必要かと……」
「だけど……」
俺は言う。
「俺は良いと思うよ。確かに美羽さんが居てくれると心強いけど、でも美羽さんは姫なんだから、お手を煩わせるのはちょっと……俺達のことは俺達でやらないとね」
「……わかりましたわ」
美羽はとても寂しそうだったが、納得してくれたようだ。
俺達は美羽と別れて行動する。美羽は兵を連れて王城へ戻る。だが、危険だと言うことで美羽の兵を少し残してくれた。
「これからどこ行く?」
「まずはこの国の地理を知ることが先決じゃないか?」
「それもそうだな」
俺達は地図を見て、一番近い町を目指すことにした。
「この道で合ってるかな?」
「ああ」2人で話していると後ろから足音が聞こえてきた。
後ろを見ると、美羽の兵がいた。
「お前たち、止まれ」
「何ですか?」
「ここは今通行止めだ。 引き返せ」
「何故です?」
「最近モンスターの目撃情報があったのだ。今は封鎖されている」
美羽の兵の話を聞く限りだと、通るには手続きがいるらしい。俺達はその手続きはできないので戻ることに。
「どうしよう……」
「仕方ないよ。戻ろう」
「わかった」
俺達は来た道を戻った。
しかし、途中で道を間違えたのか迷ってしまった。
「どうしよう」
「しまったな……。こんなことになるとは思わなかった」
2人とも焦っていた。美羽の兵に助けを求めようとするが、いなかった。見失ったのか? すると、後ろから声が聞こえる。
「こっちだよ」
振り向くとそこにはフードを被った人がいた。怪しさ満載である。
だが、他に方法もないのでついて行った。しばらく歩くと開けた場所に出た。
「ここどこ?」
「こっから、右に行ってまっすぐ行きなさい。元の道に戻るから」
「ありがとうございます」
言われた通りに歩き出す。そして、元の場所に戻ってきた。
「やっと戻ってこれた」
「良かった……」
俺達はまた歩き出す。美羽の兵はやっと俺達を見つけたらしく、隣にいさせてもらうと言った。
コンッ ノックの音だ。
美羽かな? 俺は起き上がりドアを開ける。そこには美羽ではなく、騎士のような格好をした人が立っていた。
俺は警戒しながら聞く。
誰? 何しに来た? など、色々な疑問が湧き上がるが、まずは名前を聞こうとした。
しかし、相手は俺の質問を無視して喋り始めた。
俺と話がしたいから付いてこいと。
俺は無視して部屋に戻ろうとしたが、無理やり連れて行かれた。
俺は抵抗したが、無駄だった。この国の騎士らしい人に連行されたのだ。
なので今、城の地下牢にいる。
この世界に来てから1日で捕まるとは思わなかった。
この世界について何も知らない俺と翔を不審者と勘違いしているのだろう。
それに、聖女である朱音を探している俺と翔を怪しいと思っているのだろう。
だから、俺達を捕まえるためにここにいる。
俺はどうすればいいか考えた。
このままだと殺されるかもしれない。
そんなことを考えていたら、地下牢のドアが開いた。そこには、昨日の騎士団長らしき人がいた。
そして俺を見て言う。
「お前はユースケとショーで間違いないか」
俺と翔はそうですと答えた。
すると、彼はいきなり俺に向かって剣を振り下ろしてきた。
(えっ!?)
俺はギリギリで避ける。
危ねえ……今の避けれなかったら死んでたかも……
俺は彼に問う。
なぜこんな事をしたのかと。そしたら、彼が答えてくれた。
実は俺と翔は異世界から来た人間だということを知っていたこと。そして、朱音という少女を探していたことを知っていたこと。さらに、朱音を探すために姫、美羽と一緒に行動していることを知っていたこと。
「それと、何が関係が……?」
「俺は、裏の奴らに命じられたんだ」
裏の奴らと言うのは裏社会に生きる人だろう。
「なんのために?」
「それは言えない……」
これ以上聞いても意味がないと思い、次の話に移った。
なんで俺を殺そうとしたかを。
それは、俺達を始末するためらしい。
俺達を消せば、聖女は元の世界に戻らない。つまり、朱音はこの世界で永住できる。
そうならないようにするために俺と翔を殺すということ。
「俺達が消えたとしても永住はできないんじゃないですか? 朱音の願いが……」
「いや、できないようにする。そのためにお前達は邪魔だ。それが、命令の内容だ。ちなみに、俺の他にも仲間がいるぞ? 逃げても……逃しても捕まるぞ」
俺は絶望を感じた。
翔は黙っている。おそらく、翔も同じ気持ちだろう。
「じゃあな。お前の好きにしても良いが、逃げんなよ。そう言っても無駄か」
「待って!」
俺は叫んだ。
すると、彼は立ち止まる。
「なんだ?」
「朱音がどこにいるか知りませんか?」
「知らんなぁ」
「嘘つかない方がいいですよ?」
俺は笑顔で言う。
「朱音がどこに行ったのか知ってるんですね」
「……」
「教えてください」
「……勇者と共に魔王の方へ向かったぞ。それしか知らん」
「ありがとうございます。では、さようなら……」
俺はお礼を言い、別れを告げた。
しばらく見張りは来ない。暇だ。俺は翔と逃げる作戦を考えた。
その時、ガチャと音がし、構える。どうやら俺たちの前で止まった。
そこにいたのは美羽だった。
「え、美羽さんっ!?」
美羽さんが何故ここに? まさか美羽さんが裏の人達と繋がってたとか? でも、美羽さんはそんな事しないと思うんだけど……。
そんな事を思っていた。
だが、美羽は予想外なことを口にする。
彼女は、俺と翔を逃がしてくれると言い出したのだ。
理由はわからないけど、助かった! 美羽さんは優しい人だった。
俺は美羽に感謝する。
美羽に案内されながら、出口に向かう。
「なんで美羽さんがここに……?」
美羽は何も言わなかったが、出口から出ると、その答えがわかった。
裏社会に通じていた人が倒れていた。
「これ、美羽さんが……?」
美羽は何とも言わないが、倒したようだ。
美羽は、俺達を助けるためだけにこんなことをしてくれたのか? 美羽が味方で良かったと思った瞬間であった。
俺と翔は王城の牢から出た後、まずは王様が手配してくれた宿屋に向かった。
「これからどうしようか」
「そうだな。まずはこの国のことを調べないとな……」
「確かにそうなんだよな」
調べることは多い。
この国のことや、魔法陣のこと、聖女が誰なのかなど、まだまだある。
「借りてきた本があったよな。それを読もう」「ああ、そうするか」
俺は借りてきた本をバッグから取り出し、美羽と翔と俺とで読むことにした。
夜になり、食事を終えて部屋に戻った。
俺は疲れていたのですぐに寝ることにした。
そして次の日、朝食を食べてから図書館に行き、そこで次は王国のことについて情報収集をした。
「この国の名前は、アストラル王国って言うの。ここにアストラル王国の歴史があるわ」
「へぇ~初めて知ったな」
俺と美羽は2人で話をしていた。すると、翔が俺達のところに来た。
「本が多かったから、特に要るなと思うものを持ってきた」
美羽は席を立つ。
「私はすでに習いましたの。もう読まなくてもわかりますわ。なので、入りそうなものをとってきますわ」
「ありがとう」
そう言って歩き出すと、後ろから兵だと思う人がついていった。
美羽が本を抱えて帰ってきた。俺達はまた情報集めをする。
そして、昼になった頃翔が切り出す。
「そろそろ休憩にしよう」
「そうだね」
ちょうど区切りが良かったので昼食を食べることになった。
食堂には、たくさんの人がいた。
「混んでるな」
「どうします?」
「外で食べようぜ」
「賛成」
「私はちょっと……」
そこではっと気がつく。
「そっか、姫だったな」
「もうちょっと探そうか」
「そうですわね」
俺達3人は外に出た。
しかし、あまりいい場所は見つからない。
「どこも空いてないな……」
「仕方ないですわね」
「そうだな……」
諦めかけた時、1つの店を見つけた。そこはテラスのあるカフェのような場所だ。
「あそこなら座れるんじゃないか? 行ってみよう」
「ええ」
中に入ると、店員らしき女性が声をかけてくれた。
「いらっしゃいませ……え……」
「すみませんが、ここって大丈夫ですかの?」
そう聞くと、姫の美羽に緊張しながら「はい」と答えてくれた。
席につき、メニューを見る。
すると、美羽が言った。
「私、こういうお店で食べたことがないのです」
「そうなんだ」
「はい。いつもお城で食べるか、外食してもお父様と一緒に高級なお店に行くかでしたし……」
「じゃあ、今日はここで食べるか」
「はい!」
美羽は嬉しそうだ。
俺はコーヒーとパスタを頼み、翔はサンドイッチを頼んでいた。美羽は紅茶とパンケーキを頼む。
しばらくして、料理が来た。どれも美味しい。美羽は初めてだからかとても感動していた。だが、所作は美しい。
「おいしいですわね」
「だな」
俺も翔も満足だった。
それから、少しだけ雑談をして店を後にする。
その後、買い物をしたりして、この日は終わった。美羽は初めてなようだった。お金は元の世界と違うので美羽に任せていた。
次の日、朝起きて身支度を済ませると、翔がやってきた。
「おい、準備できたか?」
「ああ、行こう」
3人と合流して、王都を出る。
「ここからは美羽さんは王城で本探し、俺たちとで別行動にしないか?」
翔が突然言い出した。
「どうしてですの?」
美羽は聞き返す。どことなく悲しそうだ。
「だってさ、俺達と一緒にいると目立ってしまうし、何かあった時に守れないぞ」
「それなら、私は兵を連れていますわ! それに、お金を払えないのでしょう? 私が必要かと……」
「だけど……」
俺は言う。
「俺は良いと思うよ。確かに美羽さんが居てくれると心強いけど、でも美羽さんは姫なんだから、お手を煩わせるのはちょっと……俺達のことは俺達でやらないとね」
「……わかりましたわ」
美羽はとても寂しそうだったが、納得してくれたようだ。
俺達は美羽と別れて行動する。美羽は兵を連れて王城へ戻る。だが、危険だと言うことで美羽の兵を少し残してくれた。
「これからどこ行く?」
「まずはこの国の地理を知ることが先決じゃないか?」
「それもそうだな」
俺達は地図を見て、一番近い町を目指すことにした。
「この道で合ってるかな?」
「ああ」2人で話していると後ろから足音が聞こえてきた。
後ろを見ると、美羽の兵がいた。
「お前たち、止まれ」
「何ですか?」
「ここは今通行止めだ。 引き返せ」
「何故です?」
「最近モンスターの目撃情報があったのだ。今は封鎖されている」
美羽の兵の話を聞く限りだと、通るには手続きがいるらしい。俺達はその手続きはできないので戻ることに。
「どうしよう……」
「仕方ないよ。戻ろう」
「わかった」
俺達は来た道を戻った。
しかし、途中で道を間違えたのか迷ってしまった。
「どうしよう」
「しまったな……。こんなことになるとは思わなかった」
2人とも焦っていた。美羽の兵に助けを求めようとするが、いなかった。見失ったのか? すると、後ろから声が聞こえる。
「こっちだよ」
振り向くとそこにはフードを被った人がいた。怪しさ満載である。
だが、他に方法もないのでついて行った。しばらく歩くと開けた場所に出た。
「ここどこ?」
「こっから、右に行ってまっすぐ行きなさい。元の道に戻るから」
「ありがとうございます」
言われた通りに歩き出す。そして、元の場所に戻ってきた。
「やっと戻ってこれた」
「良かった……」
俺達はまた歩き出す。美羽の兵はやっと俺達を見つけたらしく、隣にいさせてもらうと言った。
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