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第2章 聖女編
周囲も秘宝を囲い込む
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「よし。よくやった」
聖君である第二王子サイド、側近や護衛、役人、使用人、料理人や庭師にいたるまで、その日は笑顔が絶えなかった。
「うまくいってよかったです。これでレオラム様の存在が一気に広まりました」
「王子の秘宝だと周知するには、絶好のタイミングだった」
「ああ、朝からその噂で持ちきりだ。これで少しは憂いが晴れるといいのだが」
「そうだな。この機会に怒涛の囲い込みを希望する」
カシュエル殿下とレオラムの二人の関係をはらはらドキドキと見守っていた周囲は、ここぞとばかりに『無気力ヒーラー=王子の秘宝』を広めた成果を称え合いほくほくとしていた。
王子の想い人は噂とは違い心優しい青年であり思慮深い。
寵愛を受けているからと傲慢になるわけでもなく、むしろ謙虚すぎてふらっと消えてしまいそうでヒヤヒヤしてきたので、全員が妙な一体感で喜びを分かち合う。
王子の大事な存在であるレオラムをここに迎えるまで、入念に時間をかけて王子がしてきたことを知っている者、迎えたことであの行動はそういうことだったのかと驚きとともに納得した者たちにとっては、あっさりとレオラムに逃げられては堪らない。
しっかり周囲にも本人にも認識してもらうにはどうしたらいいだろうかと頭を悩ませていた時に、聖女がレオラムを連れ出したと聞き、どう転ぶかはわからなかったが今しかないと話を広めたのだ。
「聖女様の脱走も困ったものだが、今回ばかりは大いに役立ってくれた。彼女のせいで広まらなかった殿下の大事な方の存在が爆発的に認知されることになった。これでカシュエル殿下のお心も少しは落ち着くだろう」
「そうですね。しかも、このたび聖女様のお墨付きも得たとなれば、さらにレオラム様の価値が上がったので文句を言う者やいまだに殿下のおそばにはべろうとする者も減るでしょう」
「もともと、殿下をどうこうできると思っているのが間違いなんだ。しかも、生涯で唯一と言っていいほど心を傾けているお相手がおられるのに横槍などやめてほしい」
非常に人としてできた聖君王子ではあるが、守りたいものができた以上いつどのようにそれらが影響を及ぼすかわからない。
聖君のお心が満たされ落ち着いていることが、この国の安定に繋がるとわかっていない者が多くて困ったものだ。
「聖女様の時はお相手がお相手だったのでどうなるかと思ったけれど、ふたを開ければレオラム様が聖女様を落としてらっしゃるし。何があるかわからないもんだな」
「それに関しては、レオラム様がすごいのだろう。不仲だったはずの勇者も気にかけていると聞くし、不思議な魅力がある方だ」
「聖女様がレオラム様の味方についてくださるのはこちらとしてもありがたいが、やっぱりあの聖女様だからな。二人に何かあると邪推はしないが、あの行動力にこれからレオラム様がどう巻き込まれるか。正直、そしてそれを殿下がどう思われるかは心配ではある」
「……ああ~、せっかく喜んでいたのに水を差すなよ」
ぶるりと一人が身体を震わせると、全員が呼応するように身体を振るわせた。
「悪い。まあ、何にせよレオラム様を認めてくれる人物が多ければ多いほど、本人も自覚する機会が増えるだろう」
「できるだけ早く、レオラム様にはどれだけこの国にとって重要な位置にいるのか理解してほしいな」
全員が一斉にしみじみと頷いた。
特に護衛や仕事を一緒にする者は切実だ。
膨大な魔力持ちであるカシュエル殿下のそばは、仕事の能力とは別にカシュエル殿下の魔力に長時間耐えられるかも大事になってくる。
弱い者はすぐに魔力に当てられてしまうので、慣れても存在感とともに魔力の凄さは伝わり常に緊張状態を強いられるくらい影響力は絶大だ。
圧倒的なそれは影響力と威圧感は常にあり、それでもほぼゼロに近いくらいに抑えているとのことで王子の総魔力量は計り知れない。
聖女召喚の時に近くにいた神官たちは、魔力の消耗よりもカシュエル殿下の放出される自身の魔力に耐えるのに必死でいろいろ回復するのに一か月を要した者もいると聞く。
そんなカシュエル殿下のそばにいて、平然としていられる稀有な存在。
しかも、抑えてくれているとはいえカシュエル殿下の威圧するような魔力の波が、どういうわけかレオラムが王宮に来てから和らいでいるのだ。
この国のために、レオラムには王子と仲良くここで過ごしてほしいと関わった者は願わずにはいられない。
それから数日後のこと。
「なあ、あれっていいのか?」
「……ああ~」
「なあ」
「俺に聞くな」
彼らは肘で小突き合いながら、視線は同じ場所へと向けられていた。
彼らの視線の先には、聖女にぴったりとくっつかれて少し困ったように、だけど優しく微笑むレオラムの姿がある。
男としてはちょっと気になる話題ではあったが、問題は二人とも非常にリラックスしているであろう掛け合いであった。
「なんか、驚くほど聖女様が秘宝様に懐いているんだが。あれはあれで微笑ましくはあるが。ただ……」
「おい、それ以上言うなよ」
「いや、まあ、そうか。俺らが何か言うことではないか」
「ああ。その辺りは我々が判断することではないだろう」
「そうだな」
うんうんと頷き合う。
「あとは、宰相と殿下に任せよう」
「そう。私たちは危険がないかお心に曇りがないか見守るだけだ。あとは万が一の時は懸命に引き止める。それだけでいいだろう」
「そうだな」
「これからも見守りに徹しよう」
うっかり覗いてしまった彼らは、我らの役目はそれだけだとちらちらっと浮かぶ考えを振り切り、これからも王子と秘宝様を見守るのだと心に刻んだ。
聖君である第二王子サイド、側近や護衛、役人、使用人、料理人や庭師にいたるまで、その日は笑顔が絶えなかった。
「うまくいってよかったです。これでレオラム様の存在が一気に広まりました」
「王子の秘宝だと周知するには、絶好のタイミングだった」
「ああ、朝からその噂で持ちきりだ。これで少しは憂いが晴れるといいのだが」
「そうだな。この機会に怒涛の囲い込みを希望する」
カシュエル殿下とレオラムの二人の関係をはらはらドキドキと見守っていた周囲は、ここぞとばかりに『無気力ヒーラー=王子の秘宝』を広めた成果を称え合いほくほくとしていた。
王子の想い人は噂とは違い心優しい青年であり思慮深い。
寵愛を受けているからと傲慢になるわけでもなく、むしろ謙虚すぎてふらっと消えてしまいそうでヒヤヒヤしてきたので、全員が妙な一体感で喜びを分かち合う。
王子の大事な存在であるレオラムをここに迎えるまで、入念に時間をかけて王子がしてきたことを知っている者、迎えたことであの行動はそういうことだったのかと驚きとともに納得した者たちにとっては、あっさりとレオラムに逃げられては堪らない。
しっかり周囲にも本人にも認識してもらうにはどうしたらいいだろうかと頭を悩ませていた時に、聖女がレオラムを連れ出したと聞き、どう転ぶかはわからなかったが今しかないと話を広めたのだ。
「聖女様の脱走も困ったものだが、今回ばかりは大いに役立ってくれた。彼女のせいで広まらなかった殿下の大事な方の存在が爆発的に認知されることになった。これでカシュエル殿下のお心も少しは落ち着くだろう」
「そうですね。しかも、このたび聖女様のお墨付きも得たとなれば、さらにレオラム様の価値が上がったので文句を言う者やいまだに殿下のおそばにはべろうとする者も減るでしょう」
「もともと、殿下をどうこうできると思っているのが間違いなんだ。しかも、生涯で唯一と言っていいほど心を傾けているお相手がおられるのに横槍などやめてほしい」
非常に人としてできた聖君王子ではあるが、守りたいものができた以上いつどのようにそれらが影響を及ぼすかわからない。
聖君のお心が満たされ落ち着いていることが、この国の安定に繋がるとわかっていない者が多くて困ったものだ。
「聖女様の時はお相手がお相手だったのでどうなるかと思ったけれど、ふたを開ければレオラム様が聖女様を落としてらっしゃるし。何があるかわからないもんだな」
「それに関しては、レオラム様がすごいのだろう。不仲だったはずの勇者も気にかけていると聞くし、不思議な魅力がある方だ」
「聖女様がレオラム様の味方についてくださるのはこちらとしてもありがたいが、やっぱりあの聖女様だからな。二人に何かあると邪推はしないが、あの行動力にこれからレオラム様がどう巻き込まれるか。正直、そしてそれを殿下がどう思われるかは心配ではある」
「……ああ~、せっかく喜んでいたのに水を差すなよ」
ぶるりと一人が身体を震わせると、全員が呼応するように身体を振るわせた。
「悪い。まあ、何にせよレオラム様を認めてくれる人物が多ければ多いほど、本人も自覚する機会が増えるだろう」
「できるだけ早く、レオラム様にはどれだけこの国にとって重要な位置にいるのか理解してほしいな」
全員が一斉にしみじみと頷いた。
特に護衛や仕事を一緒にする者は切実だ。
膨大な魔力持ちであるカシュエル殿下のそばは、仕事の能力とは別にカシュエル殿下の魔力に長時間耐えられるかも大事になってくる。
弱い者はすぐに魔力に当てられてしまうので、慣れても存在感とともに魔力の凄さは伝わり常に緊張状態を強いられるくらい影響力は絶大だ。
圧倒的なそれは影響力と威圧感は常にあり、それでもほぼゼロに近いくらいに抑えているとのことで王子の総魔力量は計り知れない。
聖女召喚の時に近くにいた神官たちは、魔力の消耗よりもカシュエル殿下の放出される自身の魔力に耐えるのに必死でいろいろ回復するのに一か月を要した者もいると聞く。
そんなカシュエル殿下のそばにいて、平然としていられる稀有な存在。
しかも、抑えてくれているとはいえカシュエル殿下の威圧するような魔力の波が、どういうわけかレオラムが王宮に来てから和らいでいるのだ。
この国のために、レオラムには王子と仲良くここで過ごしてほしいと関わった者は願わずにはいられない。
それから数日後のこと。
「なあ、あれっていいのか?」
「……ああ~」
「なあ」
「俺に聞くな」
彼らは肘で小突き合いながら、視線は同じ場所へと向けられていた。
彼らの視線の先には、聖女にぴったりとくっつかれて少し困ったように、だけど優しく微笑むレオラムの姿がある。
男としてはちょっと気になる話題ではあったが、問題は二人とも非常にリラックスしているであろう掛け合いであった。
「なんか、驚くほど聖女様が秘宝様に懐いているんだが。あれはあれで微笑ましくはあるが。ただ……」
「おい、それ以上言うなよ」
「いや、まあ、そうか。俺らが何か言うことではないか」
「ああ。その辺りは我々が判断することではないだろう」
「そうだな」
うんうんと頷き合う。
「あとは、宰相と殿下に任せよう」
「そう。私たちは危険がないかお心に曇りがないか見守るだけだ。あとは万が一の時は懸命に引き止める。それだけでいいだろう」
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