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ぼっちー冒険記作家になる!?
261日目:鉱山都市グラニスへの険道
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~
261日目:鉱山都市グラニスへの険道
こんばんは、ぼっちーです。
報告会も無事終わって、ほっとする間もなく、今日からは新しい場所へ突入です!
目指すは――鉱山都市グラニス。
南西にそびえる山脈のふもとにある、石と鉄と火の街です。
ただし、そこに至る道は、簡単じゃなかった……!
いざ、山越えルートへ!
「もふ!(訳:がけっぷち歩くの!?ほんとに!?)」
そう、ほんとに。
ベルガルドの南門を出てすぐの分岐から、山越えルートを選んだのです。平地を回ると3倍の日数がかかるので……。
地図では“仮道”って表記されてたんですが、どうやらこれは「一応通れる」って意味らしく。
最初はわりと整ってた道も、半日ほどで獣道になり、しまいにはロープを使って渡る丸太橋まで登場。
「もっふぅ……(訳:絶対これ、工事途中で予算尽きたやつ)」
わかる。
でも、冒険記的には美味しい道!――ということで、必死にしがみつきながら進んでいきました。
モフの“登山力”がえげつない件
途中の斜面で何度も滑りかけたぼくをよそに、モフは軽々と岩場を飛び跳ねていきます。
「すごいな……四足駆動」
「もふもふ!(訳:ついてこれるかい!?)」
「なんか腹立つ言い方した!? 待ってモフ! 待ってぇ!!」
しかも、ちょっとした崖の下に“野イチゴ”を見つけてしまったモフ、全力で駆け下りて爆走。
その結果、ぼくもつられて……滑落寸前。まさか報告会直後に旅の記録が途絶えるとこだった!
「もふっ……(訳:イチゴの誘惑、恐るべし……)」
いやモフ、きみのせいです。完全に。
山の中で拾った「謎の標識」と、鉄の匂い
そんな道中で見つけた、ちょっと不思議なもの。
岩肌に埋め込まれていた、古びた鉄の標識。錆びついていて判読は難しかったけど、かすかに読めたのは――
「炎の息吹を越えし者、忘れられし道へ至るべし」
「なにそれ、詩……?」
場所的にグラニスとは別方向を示しているっぽくて、山の裏手に続く細道が伸びてました。
時間が許せば調査したいけど……今回はスルーすることに。うずうずするけど!
ただ、このあたりから空気が変わってきて、どこか鉄の焼ける匂いが混じってくるように。
「もふぅ……(訳:火山の予感……?)」
「火山なの? 鍛冶場の匂いなの? どっちでもこわいんだけど!」
それでも、確実にグラニスが近づいてる証拠ではありました。
そして、グラニスの街が見えた
午後遅く、ついに山の稜線を越えると――
眼下に広がるのは、白い煙を上げる炉の街・グラニス。
石造りの建物が段々畑のように重なり合っていて、あちこちから金属を打つ音が聞こえてきました。
山の斜面そのものが、ひとつの大きな“工房”みたいな街。
「うわぁ……ほんとに、別世界だ……」
「もふっ(訳:鍛冶屋モフ、デビューしようかな?)」
「どんな仕事するのそれ。火消しかな?」
というわけで、本日はグラニスの入口近くにある宿に投宿。
明日から、この街の取材を開始します!
ぼっちー今日のひとこと
「“険しい道の先にこそ、まだ見ぬ物語がある”――そんな気がしてきました。」
プロフィール
• 名前:ぼっちー(鍛冶場見習いではない・たぶん記者)
• 相棒:モフ(野イチゴハンター・あと崖も跳ねる)
• 今日の記録:グラニスへの険道/標識の謎/火と鉄の街の入口
次回は
グラニスで出会った、頑固な鍛冶屋のおじいさん。
そして、彼の作業場に眠っていた“とある古地図”の断片が、旅の記録を大きく動かしていきます――。
次回も、お楽しみに!
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