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ぼっちー世界の声を集める!?
312日目:精霊の泉、過去の幻影
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~観察者ぼっちーの日常~
312日目:精霊の泉、過去の幻影
こんばんは、ぼっちーです。
行商人さんと別れて、新しい地図に示された場所へ向かいました。
地図が示す次の印は、「失われた歌姫の足跡」の近くにある「精霊の泉」という場所。
名前からして、なんだかロマンチックじゃないですか?
森の奥深く、ようやくたどり着いたその場所は、木々に囲まれた静かな泉でした。
水面は鏡みたいに澄んでいて、底まで見えそうです。
泉のほとり、モフの静けさ
泉のほとりには、苔むした古い石碑が立っていました。
ぼくが石碑の文字をスマホで翻訳していると、いつも元気いっぱいのモフが、今日は珍しく静かに水面を覗き込んでいます。
「モフ、どうしたの? 精霊でも見えた?」
「ううん……。なんだか、この水の中から誰かの『声』が聞こえる気がするんだ」
モフの声は、これまで聞いたことがないくらい真剣でした。
ぼくも水面を覗き込んでみましたが、見えるのは自分の顔と、空の青さだけです。
すると、モフが「もふ」と、言葉を得る前の鳴き声で小さく鳴きました。
言葉じゃなくて、心からの叫びのような、そんな「もふ」です。
その瞬間、泉の水面に、ぼんやりと光の影が映し出されました。
それは、透き通るようなローブをまとった、一人の女性の姿でした。
精霊が示す過去
「あっ…あれは!」
モフが驚きの声を上げます。
水面に映る女性は、悲しそうに微笑んでいました。その光景は、まるで古い映画のワンシーンみたいでした。
「彼女は、歌姫の精霊だよ。この泉のほとりで、最愛の人が旅立つのを見送ったんだ」
突然、モフがそう言いました。どうやら、泉の「声」と心を通わせたみたいです。
精霊の姿は、ゆらゆらと揺らめきながら、やがて消えていきました。
後に残ったのは、静かな水面と、ぼくとモフ。
「悲しい声だったんだ。でも、ちゃんと『さよなら』を言えたから、もう大丈夫だって」
モフの瞳には、まだ精霊の姿が残っているように見えました。
「世界の声」には、喜びや楽しさだけでなく、こういう過去の別れや悲しみも含まれているんですね。
今日のまとめ
* 新しい地図に導かれ、『精霊の泉』にたどり着いた
* 泉のほとりで、モフの力によって『歌姫の精霊』の幻影を見た
* 精霊は、歌姫の悲しい別れの物語を伝えてきた
* 「世界の声」には、過去の悲しみや別れも含まれていることを知った
言葉を得たモフのおかげで、この世界の過去の物語にまで触れることができるなんて。
ぼくの冒険記のネタが、どんどん深みを増していくんじゃないですか!?
ぼっちー今日のひとこと
「まさか泉で幻影を見るとは…これぞ異世界ファンタジーの醍醐味って感じですね!」
プロフィール
* 名前:ぼっちー(精霊の幻影を見た観察者)
* 相棒:モフ(精霊の『声』を聞き、物語を伝えてくれた小さな相棒)
* 今日の記録:精霊の泉/歌姫の幻影/過去の物語
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