異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g

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ぼっちー世界の声を集める!?

353日目:コケの「声」と、モフの歌

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異世界に転移したらぼっちでした~観察者ぼっちーの日常~

353日目:コケの「声」と、モフの歌


こんばんは、ぼっちーです。

今日は、昨日発見した「音を食べるコケ」と、本格的に向き合ってみることにしました。
なにしろ、このコケは「お腹いっぱい」なのに「まだ足りない」という、なんともわがままな「沈黙」を発しているようですからね。


コケの「心の声」

「音が沈む森」は、相変わらずの無音です。
ぼくがコケを観察している間、モフはコケに覆われた大木の根元に座り込み、真剣な顔でコケと対話(?)を試みていました。

「ねぇ、コケさん。君は一体、どんな『声』が足りないの? もしかして、『しょっぱいチーズの声』が恋しいの?」

モフは、自分が苦手だったチーズの記憶を、コケに押し付けようとしています。
コケが迷惑そうにモサッと動いた(気がした)のは、きっと気のせいじゃないでしょう。

ぼくの観察によれば、このコケは「音」を食べているというより、「音の記憶」を集めているようです。


聖獣の「喜びの波動」作戦

「わかった!」

モフが急に立ち上がりました。

「このコケさん、『寂しい』んだ! ずっと一人で音を食べてきたから、『楽しい声』が足りないんだよ!」

そして、モフは「守護者の掟」を発動!

「『沈黙』には『喜びの声』を! コケさん、ぼくの最高の『声』を聞かせてあげる!」

モフは、市場で体験した「聖獣の使命(=食べ歩き)」の記憶……串焼き肉の力強い声、焼き菓子の優しい声、そしてロウルさんのパンの「200点の声」を、全力でコケに送りました!

物理的な声は森に吸い込まれてしまいますが、モフの「心の声(=おやつへの情熱)」は、コケに直接届いたようです。


コケの満足と、開かれた道

モフの「喜びの波動」を受け取ったコケは、一瞬、鮮やかな緑色に輝きました!
そして、「お腹いっぱい……」という、満足そうな「沈黙」が、ぼくの心にも伝わってきました。

どうやら、コケが本当に求めていたのは、音そのものではなく、音に込められた「楽しい」とか「美味しい」といった、温かい感情だったようです。

コケが満足すると、大木の幹を覆っていたコケが、まるでカーテンが開くように左右に分かれ始め、木の幹にうろ(洞)のような、奥へ続く暗い入り口が現れました。

「ぼっちー! 道が開いたよ! コケさん、お礼に『美味しい木の実の隠し場所』を教えてくれた!」

……モフの翻訳、最後はやっぱり食べ物に行き着くんですね。
ともかく、ぼくたちはこの森の「沈黙」の、さらに奥へと進むことになりました。


今日のまとめ

 * 「音を食べるコケ」が求めていたのは、温かい感情(楽しい声)だった
 * モフが「聖獣の使命(食べ歩き)」の記憶を「喜びの波動」としてコケに送った
 * コケが満足し、大木の幹に奥へと続く道(うろ)が現れた
 * モフの翻訳によると、コケは「木の実の隠し場所」を教えてくれたらしい

「沈黙」を救う鍵は、「喜び」や「美味しさ」の記憶。
ぼくの旅の記録も、いつか誰かの「声」になるんでしょうね。


ぼっちー今日のひとこと

「モフの『喜びの波動』、中身の9割は『おやつ』への情熱で構成されているようです!」


プロフィール

 * 名前:ぼっちー(コケに隠された道を発見し、相棒の情熱を再確認した観察者)
 * 相棒:モフ(「おやつの記憶」を「喜びの波動」として放出し、コケを満足させた小さな相棒)
 * 今日の記録:コケとの対話/喜びの波動/隠された道の発見

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