異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g

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ぼっちー世界の声を集める!?

383日目:森のモノマネ師、増える「おやつ」の声

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異世界に転移したらぼっちでした~観察者ぼっちーの日常~

383日目:森のモノマネ師、増える「おやつ」の声


こんばんは、ぼっちーです。

賑やかな森での二日目です。
昨日は木の実の合唱団に歓迎されましたが、この森の住人たちは、ぼくたちが思っていた以上に「おしゃべり好き」なようです。
朝からずっと、どこかから話し声が聞こえてくるんです。


森に響く、自分たちの声

「……もふ? ねえ、ぼっちー。さっきから誰か、ぼくたちの真似してない?」

森の小道を歩いていると、藪の向こうから「もふっ!」「あ、キノコだ」という、聞き覚えのある声が聞こえてきました。
それは、間違いなくぼくとモフの声です。

「もしかして、『こだまの谷』の音が、ここまで追いかけてきたのかな?」

不思議に思って音のする方へ近づくと、カラフルな羽を持つ一羽の大きな鳥が、木の枝に止まっていました。
その鳥は、ぼくたちを見ると、首を傾げて言いました。

「ボッチー、オハヨウ! オヤツ、マダ?」

……犯人はこの子でした。
どうやらこの森には、聞いた音を完璧に真似する「オウム」のような鳥が生息しているようです。


聖獣の特別授業

「わあ! ぼくの言葉が通じてる!」

モフは、自分の言葉を話す鳥に大喜びです。
そして、キラリと目を光らせました。

「ぼっちー、これはチャンスだよ! 『守護者の掟・第十八条』、『良い言葉は、世界中に広めるべし!』なのだ!」

モフは鳥の目の前まで枝を登り、熱心な「言葉の授業」を始めました。
教える言葉はもちろん……。

「いい? リピートアフターミー! 『おやつ!』『大盛り!』『おかわり!』」

鳥は優秀な生徒でした。

「オヤツ! オオモリ! オカワリ!」

高らかに声を張り上げ、完璧な発音で復唱します。


森中に広がる欲望

すると、驚くべきことが起きました。
その鳥の声を聞いた、周りの木々に止まっていた他の鳥たちも、一斉に真似をし始めたのです。

『オヤツ!』『オヤツ!』『オカワリ!』

あっという間に、森中が「おやつコール」の大合唱に包まれてしまいました。
昨日の木の実の音色とは違う、もっと切実で、ちょっと騒々しい合唱です。

「ふふふ……。これで森のみんなが、『世界で一番大切な言葉』を覚えたね!」

モフは満足そうですが、ぼくとしては、森の平和な雰囲気が「食欲の森」に変わってしまったようで、少し複雑な気分です。


今日のまとめ

 * 森の中で、自分たちの声を真似するカラフルな鳥に遭遇した
 * モフが「聖獣の使命」として、鳥に「おやつ関連の言葉」を教え込んだ
 * 鳥が高い学習能力を発揮し、あっという間に言葉を覚えた
 * 周囲の鳥たちにも伝染し、森中が「おやつ」を連呼する事態になった

言葉は生き物のように広がっていく。
この森の鳥たちは、まさに「世界の声」を運ぶ伝道師なのかもしれません(内容は偏っていますが)。


ぼっちー今日のひとこと

「四方八方から『オヤツ!』と催促されている気分になって、落ち着いて休憩できません……」


プロフィール

 * 名前:ぼっちー(自分そっくりの声で「おかわり」と言われ、妙な居心地の悪さを感じる観察者)
 * 相棒:モフ(森の鳥たちを「おやつ教団」に入信させ、布教活動に勤しむ小さな相棒)
 * 今日の記録:モノマネ鳥/言葉の伝染/おやつコール/聖獣の布教

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