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ぼっちー家を買う!?
163日目:モフが新しい場所を気に入りすぎて動かない件
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~
163日目:モフが新しい場所を気に入りすぎて動かない件
こんばんは、ぼっちーです。
昨日は照明屋さんのお手伝いで、いろんな灯りの種類を見てきました。
素材によって色味や光の広がり方が違っていて、「家の中の灯りって、こんなに奥が深いんだなあ」としみじみ。
あのとき頭に浮かんでたのは、もちろんあの一軒家です。
森の外れの、静かで、あたたかい風が流れる家。
「この家には、あの光が似合うかも」
そんなふうに考えている時点で、もうほぼ“住む気”だったのかもしれません。
今日は、もう一度見に行く日
昨日、照明屋さんの店主が「素材が決まったら加工できるよ」と言ってくれたので、
今日はその素材が本当に家に合うか、再確認もかねて、大家さんの許可をもらって再訪することに。
もちろん、モフも一緒。
家を見る、というより「確認しておこうか」という空気だったんですが……
玄関でフリーズするモフ
鍵を開けて、玄関の扉をそっと押すと、またあのやさしい風が通り抜けていきました。
空気の温度も、木の香りも、前より少し馴染んで感じるのは気のせいじゃない気がします。
「ただいま……って、まだ住んでないけどね」と、笑いながら中へ入ろうとしたそのとき。
モフ、玄関で完全に停止。
白くてふわふわした生き物が、まるでオブジェのように床に張りついて動かない。
まるで「ここに住む」と言っているような
しばらく様子を見ていたけど、モフは一歩も動かず。
むしろ、その場の空気を味わっているかのように、じっと目を細めていました。
観察するような目つきで家の中を見渡し、
風が吹くたびに耳をぴくりと動かして。
完全に「馴染んでる」んです。まだ契約してないのに。
仕方なく抱えて中へ連れていったら、例の窓際の木陰が見える位置にちょこんと座って、
そこからまた、まったく動かなくなりました。
ぼっちーはというと……
モフが動かないなら、その間に、と家の中を一通り確認。
昨日見てきた照明の素材を思い出しながら、
「この部屋なら、あの琥珀色の光が合いそうだな」とか、
「台所にはもう少し明るい光のほうがいいかも」とか。
ちょっとした家具の配置も想像してみたり、
モフ用のスペースを作るならどこがいいか、考えてみたり——
あれ、すごく楽しい。
自分で言うのも変ですが、
「この家に住む前提で考える」って、すごくワクワクするんですね。
気づけば、モフと同じ顔をしていた
モフのところへ戻ってみると、さっきよりもさらにリラックスしてる顔でうとうと……。
それを見て、ふと気づきました。
ぼくもさっきまで、ずっと笑ってたなって。
この家に来たばかりの頃は、ただの“候補のひとつ”だったはずなのに。
今では、自然とこの空間が“居場所”になりかけてる。
モフが玄関で動かなかった理由が、なんとなく分かりました。
きっとこの子なりに、「ここに帰ってきた」と思ってたんです。
契約前だけど、心はもうここにある
もちろん、まだ契約はしていません。
屋根の修繕や、照明の相談、モフスペースの設置許可など、
クリアしなきゃいけないことは山ほどあります。
でも、今日モフが“動かない”ことで教えてくれた気がしました。
この家を選んでよかったって。
だからこそ、ちゃんと整えて、安心して住める場所にしていきたい。
ぼっちー今日のひとこと
「家を選んだつもりだったけど、選ばれてたのはぼくの方だったかもしれません。」
それでは、また明日!
プロフィール
• 名前:ぼっちー(探検者 / 契約前だけどすっかり住人)
• 相棒:モフ(窓際から一歩も動かない、決意のモフ)
• 現在地:森の外れの静かな一軒家(モフに選ばれた家)
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