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ぼっちー家を買う!?
177日目:モフの友達が遊びに来た!
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~
177日目:モフの友達が遊びに来た!
こんばんは、ぼっちーです。
朝、台所でお茶を煮出していたら、外のほうで「ふにゃっ」と奇妙な鳴き声が聞こえてきました。
慌てて外に出ると、そこにはモフの後ろにぴったりくっついて歩いている、もふもふの影がもう一つ。
……え? 二モフ?!
よく見たら、少し毛の色が濃い、モフによく似た生き物が、こちらをじーっと見上げていました。
まんまるの目と、ふにゃふにゃ動く尻尾。耳が少し短い以外はそっくり。でも、確かに別の個体です。
モフがちょっと得意げに振り返って、「この子、友だち!」みたいな顔をしたので、どうやら勝手におうちに招いたらしい。
そしてそのまま、今日一日は“もふもふ二匹”と暮らす、ちょっとにぎやかな日になったのでした。
最初こそ少し警戒していたけれど、名前をつけないと呼びにくいので、「くるる」と呼ぶことに。
この子も懐っこくて、なでるとすぐに喉を鳴らしてお腹を見せてくれるタイプ。
モフよりも、やや食いしん坊のようで、用意していたおやつの乾き魚をほぼ独占。
モフがぽかんと見ていたのがちょっと面白かったです。
途中、二匹で庭に出て遊び始めたんですが、
並んでごろごろ転がる姿はまるで兄弟のようでした。
くるるの方がちょっぴり活発で、モフがそれについていく形。
珍しくモフが「ゼェゼェ」言ってたのを見て、なんだか成長したなあと思ってしまいました。
午後はみんなでのんびりと縁側でお昼寝。
ぼくは久しぶりに、誰かの気配がある昼下がりの静けさに包まれて、胸がきゅうっとしました。
思えば、異世界に来てからというもの、最初はずっと一人だった。
モフに出会って、家を持って、植物を迎えて、
そして今日は“モフの友達”が自分からここに来てくれた。
誰かが「遊びに来たい」と思ってくれる場所になってきたのかもしれない。
それは、ちょっとだけ誇っていい気がしました。
くるるは夕方になると、
モフにちょっかいをかけながら森のほうへと去っていきました。
モフはその後しばらく、窓際でじっと外を見つめていて、
「また遊びに来るかな」と、少しだけ寂しそうにも見えました。
……大丈夫、きっとまた来てくれるよ。
ぼっちー今日のひとこと
「静かな家に、もふもふの足音がふたつ。
くすぐったいような楽しさと、帰っていく背中に宿る切なさ。
人も動物も、“一緒にいたい”と願う心が、この家の中を少しずつ温かくしてくれる。
今日の午後の静けさは、ぼくにとってとても優しい記憶になりました。」
プロフィール
• 名前:ぼっちー(もふもふ増殖中)
• 相棒:モフ(くるるが帰って少し寂しい)
• 現在地:にぎやかさが静かに残る夕暮れの家
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