異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g

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ぼっちー家を買う!?

189日目:モフと一緒に夜の庭を散策

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異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~

189日目:モフと一緒に夜の庭を散策


こんばんは、ぼっちーです。

昨日は家の防音強化に挑戦して、魔法道具のおかげで驚くほど静かな環境になりました。
そのせいか、今日は妙に音に敏感になってしまって……。
夕方には、モフとふたりで「音を感じる」おさんぽをしてみよう、という話になりました。

目的地は、うちの庭。しかも、夜。

夜の庭なんて、今まで意識して歩いたことがなかったけど、
いつも見慣れた景色も、月の光に照らされるとまったく別物に見えるから不思議です。



静けさの中にある、音と光の世界

日が沈み、村の灯りが遠くにぼんやり揺れるころ。
モフが窓辺で「もふぅ」と短く鳴いたので、
ああ、そろそろ行こうか、と厚手のマントを羽織って外に出ました。

外気はひんやりしていて、ほんの少し霧が立ちこめている。
それでも、庭の草花は夜の露に濡れながら、やさしく香っていました。

「しゅるっ……しゅるっ……」
モフの足音は、夜露をはじくような柔らかさ。
ぼくのブーツの音も、不思議といつもより控えめに響きます。

ときおり草むらから、「チチッ」と虫の羽音。
葉を撫でる風の音。
魔力灯を小さくともすと、まあるい光に集まってくる夜蝶の翅の音まで聞こえそうでした。

モフはというと——



モフ、庭の秘密基地を作る

最初はぼくの足元にくっついていたモフですが、
途中からなぜか一本の木に執着しはじめ、ぐるぐると回り始めました。

「なにかあるの?」と見に行くと、
そこには以前ぼくが薪を積んでいた場所があって、木の根元にちょっとした空洞が。

モフ、そこに自分の毛布(どこから持ってきた)を敷いて、
なんとその場でくるりと一回転、ぺたんとおすわり。

どうやら、自分用の「夜の見張り基地」を作ったつもりらしいです。
……可愛すぎるか。

しばらくモフの隣に座って、ただ黙って空を見ていました。
満月の光が草を照らし、遠くの森ではふくろうの鳴き声。
特別なことは何も起きていないけど、この静かな夜の散策は、
“ここが自分の場所だ”って改めて感じさせてくれました。



いつか誰かと、こんな夜を

夜の庭って、すこし寂しくて、でも優しい。
だからこそ、誰かと並んで歩けることが、きっと特別なんだと思います。

今はモフとふたりだけど。
いつかもっと、人と関わるようになったら——
こういう時間を誰かと分け合えたらいいな、なんて。



ぼっちー今日のひとこと

「夜って、ひとりを感じる時間だと思ってたけど、
 “ふたり”を静かに確かめる時間でもあるのかもしれない。」



プロフィール
• 名前:ぼっちー(散歩中に感傷にひたるタイプ)
• 相棒:モフ(庭の見張り番を自称しはじめた)
• 現在地:我が家の庭(夜のしじまは心に染みます)
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