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ぼっちー冒険記作家になる!?
224日目:転移者の記録と失われた魔術
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~
224日目:転移者の記録と失われた魔術
こんばんは、ぼっちーです。
昨日お世話になったラフィンさん(空飛ぶティーカップの人)、
実は「きみに見せたいものがある」と、今朝ぼくをある場所に連れていってくれました。
ラフィンさんについていったおかげで、いつの間にかユレッサに入れていました。ぼくの「知りたい」欲求も働いたのかも?
案内の先にあったのは、ユレッサ郊外の古い研究棟。いまはもう人もまばらな場所だけど、そこに「ある人物」の記録が、静かに保管されていたんです。
“転移者”と記された記録
古びたガラス棚の中に、三冊の本がありました。
その背表紙には、小さく《観察記録・トウヤ》と刻まれていて——
「……トウヤ?」
ページを開くと、記述はすべて“この世界の文字”なのに、どこか日本語の文体に近いリズムを感じました。
内容は、数十年前にこの世界へ転移したらしき人物が、見聞きした風景や人々、文化を細やかに書き留めたものでした。
「この“トウヤ”という人物、実在の記録者として学会でも議論があるんだ」とラフィンさん。
信じるかどうかは別として——ぼくには、彼の言葉のひとつひとつが、じんわり胸に残りました。
魔術の記録、それは“風の語り”
興味深かったのは、第2巻の最後の章。
そこには、《“風の語り”と呼ばれる術について》という記述がありました。
どうやらこれは、音や言葉を風に乗せて“他者の記憶に届かせる”という古代魔術。
「これ、君が追ってる“灯火の扉”の記録と、近い原理かもしれないね」とラフィンさん。
たしかに……あの扉を開けたときに感じた“音”や“詩のような声”、
あれが“記録された風”だったのだとしたら——背筋がぞくっとしました。
モフ、やっぱりやらかす
そしてその間モフはというと、
ガラス棚の横にあった“記憶定着型石板”に鼻をくっつけて、
「もっふ……(訳:これ、しゃべる)」と興味津々。
ぼくが気づいたときには、石板から「もふ!」「もっふもっふ!」という声がエンドレス再生されていて……
ラフィンさんと二人で吹き出しました(笑)
……いやこれ、消す魔法あるんですか?
記録は、続いていた
一番最後のページには、こう書かれていました。
《自分がここにいたことが、言葉として残るのなら——
それは、存在の証になるだろうか。》
静かな筆跡。でも、そこに込められた気持ちは、
今のぼくが感じてることと、すごくよく似ていました。
“記録者”って、やっぱりちょっと孤独で、それでも誰かに残したくて。
……どこか、時空を越えた“仲間”に出会えたような気持ちです。
ぼっちー今日のひとこと
「記録は、誰かがいた証であり、誰かが読む未来の扉でもある。」
プロフィール
• 名前:ぼっちー(記録を読む記録者。少ししんみり)
• 相棒:モフ(記録を上書きするタイプ。もふ語を拡散中)
• 今日の記録:転移者の記録/“風の語り”/誰かがいたという証
次回は、記録と冒険の違いについて、ちょっと考えてみた話。
日常と非日常、そのあわいにある「旅の意味」を探ります。
それではまた明日の更新で!
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