異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g

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ぼっちー冒険記作家になる!?

226日目:ユレッサで出版相談してみた

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異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~

226日目:ユレッサで出版相談してみた


こんばんは、ぼっちーです。

昨日、「記録は未来への道しるべかも」なんて真面目なことを言っていたぼくですが、
ふと気づいたんです。

「……それ、誰にも届いてなかったら意味ないのでは?」

というわけで今日は、思いきってユレッサの街にある“出版相談所”というところに行ってきました!

まさか異世界で「出版の相談」に行く日がくるとは……人生ってわからない(笑)


街角の出版相談窓口

相談所は、中央通りから少し入った路地裏にありました。
「冒険記・詩・魔導書、記録承ります」と書かれた小さな木の看板が目印。

中に入ると、本と紙とインクの匂いがふわっと。
カウンターの奥には、巻物を小脇に抱えた真面目そうな女性が座っていて——

「ご予約は……あ、初めての方ですね。どうぞ、こちらへ」

この時点で、もう心臓バクバクです(笑)


冒険記、出してみたいんです

「ええと、冒険記を書いてまして……個人的な記録だったんですが、最近、“誰かに読んでもらいたい”って思うようになって……」

カウンセラーさん(編集担当の人、だそうです)は、うなずきながら、
「ジャンルは旅記録、取材あり……ふむふむ。これまでの原稿や記録、拝見できますか?」と。

ぼくはスマホ(翻訳付き)を差し出しながら、
「一応、いままで書いてきたやつ全部ここにあります!」と胸を張りました。

……モフが隣で「もふっ!」って威勢よく名刺(※紙に自分の顔を描いたもの)を出してて、笑われました。


プロの目は鋭い……!

「文章にすごく“温度”がありますね。特に観察描写が豊かで、読者にとっては“現場を歩いているような気持ち”になると思います」

……え、そんなに褒められると思ってなかった。
思わず、メモ帳を落としそうになりました。

ただし、
「もし出版を目指すなら、読者の導線やテーマの明確化も少しずつ意識していきましょう」とのアドバイスも。

「記録者としての視点を大事にしつつ、“旅の連続性”を見せる構成が効果的かと」

なるほど……ブログ感覚でやってきたけど、読み手を意識した“形”にしていくって、また一段ステージが上がる感じです。


モフ、表紙を狙う

その後、試しに「表紙案」としてイラストの話になったとき、カウンセラーさんがぼくに向かって一言。

「この“モフさん”、とても目を引きますね。マスコット枠として表紙案に登場させてみては?」

モフ「もっふっふ~!(訳:ついに時代が来たのだ)」

……はい、すでにポーズ練習が始まりました。
こういうときの行動力だけは、異常に高いんだよなぁ。


書くこと、届けること

今日の相談で、ぼくは初めて「書くこと」と「誰かに届けること」は別のフェーズなんだなって実感しました。

でも、そこにちゃんと「橋」があることも知りました。
ひとりで書いてるだけじゃ見えなかった世界が、ちょっとだけ広がった気がします。

ぼくの冒険記が、まだ見ぬ読者に届く日が来たら。
それはまた、新しい冒険のはじまりかもしれません。


ぼっちー今日のひとこと

「書くだけじゃ終わらない。届けることで、物語は“誰かのもの”になるんだと思う。」



プロフィール
• 名前:ぼっちー(書き手から、届け手への第一歩)
• 相棒:モフ(表紙モデル志望。背景は金色希望らしい)
• 今日の記録:出版相談/プロの視点/書くことのその先へ


次回は……えっ!?
モフ、ついに本屋で自分のぬいぐるみを見つけた!?
そんな未来が来るのかどうかは……乞うご期待ということで。

それではまた明日の更新で!
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