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ぼっちー冒険記作家になる!?
249日目:モフ、カモメと遊ぶ
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~
249日目:モフ、カモメと遊ぶ
こんばんは、ぼっちーです。
昨日、“風の記録笛”を手に入れたぼくとモフ。
語り部の島「リ・スラン」で手がかりは得たけれど、次に“笛を吹くタイミング”を待たなければならないことがわかりました。
そのため今日は、島でちょっとした休憩日。
探索モードから、のんびりモードへ――と、思ってたんですけど。
「もふぅぅぅぅ!!(訳:あのトリ早い! まってぇぇぇぇ!!)」
……なんか、目の前がすでにカオスです。
モフ、空に挑む
ことの発端は、朝ごはんを終えたあと。
浜辺を散歩していたら、潮風に乗って、ふわりとカモメの群れが飛んできました。
翼を広げ、風にのって旋回する姿は、なんだか自由そのもの。
そのときです。
「もふぅ!(訳:ぼくも飛びたい!)」
「……え、モフ、ムリだよ? 空飛べないでしょ?」
「もふもふもっふ!(訳:風を読めば、たぶんいける!)」
謎の理論とともに、モフは全速力で砂浜を駆け出しました。
しかも、背中に乗せた木の板(流木)を“翼”っぽくしてる。
あ、あれ、昨日の船の板じゃない!? どうやって外したの!?
そして――
「もっふぅうううう!!(訳:いまだぁあああ!!)」
→ ジャンプ → 1秒浮く → ざばぁん!!
……海にダイブ。
「だ、だいじょうぶ!? モフ!!」
「もっ……ぷはぁ……ふっ(訳:次はもうちょっと高くから)」
カモメと、風と、遊ぶ日
その後も、モフの“空への挑戦”は続きました。
・ヤシの木の上から飛び降り(→着水)
・丘の斜面で助走(→転がる)
・竹の棒で滑空を試み(→すぐ折れる)
一度、カモメがモフの頭にとまったときは「ついに友情が芽生えた!?」ってちょっと感動しかけたんですが、すぐに糞を落として飛び去りました。
「もっふぅぅ……(訳:風の精霊に見放された……)」
落ち込むモフに、語り部のおばあさんが貝殻の笛を吹いて、優しい音を響かせてくれました。
すると、カモメたちがふたたび島の空を舞い、その中の一羽が――
なんと、モフの手(前足?)にくわえていた貝のおやつをついばんで、くるりと旋回。
その瞬間、モフがにやっと笑いました。
「もふ……もふもふ!(訳:あれ、遊んでくれてる!?)」
そこから始まったのが、“モフとカモメの追いかけっこタイム”。
モフが投げた貝をカモメがキャッチして、それを落として、モフがキャッチして――
なんというか、異種間キャッチボール? みたいな。
ぼくは砂浜の影でその様子を見ながら、なんだかすごく心が温かくなっていました。
ああ、こういう時間、久しぶりかもなぁ……。
風が変わる
午後も過ぎ、陽が傾きはじめたころ。
モフが急に、動きを止めました。
「もふ……(訳:ぼっちー、風が……変わった)」
潮の香りが、ふっと切り替わる。
熱を帯びた風から、涼しい、深い匂いへ。
そして、ポケットの中の“風の記録笛”が、ふたたび温かくなりはじめました。
「……モフ。潮が、変わる」
「もふっ(訳:いよいよ、扉が開く……かも!)」
この島で過ごした平和なひととき。
でも、次の瞬間には――ぼくたちはまた“風の境界”を越えて、未知の場所へ向かうことになる。
その前に、モフがくれた笑顔と、カモメたちの輪舞。
記憶にしっかり刻んでおこう。
ぼっちー今日のひとこと
「遊びも、風のひとつなんだと思う。流れて、笑って、そして次の場所へ連れていってくれる」
プロフィール
・名前:ぼっちー(風待ち中の探検者)
・相棒:モフ(空にあこがれた、ちいさな冒険者)
・今日の記録:モフVSカモメ/風の変わり目/“潮騒の詩”の予兆
次回は、風が変わるとき、記録笛は“音の扉”を開く――。
語り部の島の断崖で、ぼくとモフは“風の詩”を聞く。
そして、隠された第四の島への航路が、ついに姿を現す!?
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