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10章 アレクシアと愉快な仲間2
いよいよ始まった勉強会③
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「そういえばジジイがいましぇんね?朝はいたのにどうちたんでしゅか?」
「ああ!ここに来る途中で笑顔のロインに引き摺られていったわい!」
アレクシアの疑問に穢れを知らないような満面の笑みで答えるミルキルズ。
「⋯⋯。またお披露目会に向けての個別勉強でしゅか⋯鬼畜伯父上」
苦笑いを浮かべるアレクシアだが、それ以上は触れないでおく。
ジジイことゼストは今、政務室でロインに見守られながら人族の常識や価値観、歴史を学ばされている。なのでお披露目会当日までゼストの体力や精神が保つかが心配だが、誰も助けようとする者はここにはいなかった。
「ゴホン!アレクシア様!描けましたかな?」
忘れ去られていたエルマが会話に割って入る。
「ああ、描けまちた!完璧でしゅ!」
アレクシアのドヤ顔に期待が膨らむ爺や婆は、前のめりになりながら作品の披露を待つ。あのアランカルトも気になるのかチラッと見ている。
「ジャジャーーン!!」
描いた絵を見せるアレクシアだが、皆の反応が無いので絵の横から顔を出して覗いてみると、爺や婆の目に涙が浮かんでいる。
「え?なんで泣くんでしゅかー!」
アレクシアはエルマを描かずに、家族と題して父親であるルシアードを始め、育ての親ゼストや婚約者デズモンド、親友ランゴンザレスに師匠であるポポ爺ことポーポトス、育ての爺であるミル爺ことミルキルズ、遊び仲間である爺ことデイルズ。そしてエルフの女王エルメニアとナナーサ、そして研究仲間である神獣ガイア、五匹の子犬従魔にウロボロス、更にアランカルトまで描かれていた。
そしてもう一枚には伯父上であるロインや祖父のローランド、兄であるシェインやドミニク、姉であるジェニファーや魔国で幸せに暮らすエメルとカヒル、バレリー側妃やルビー側妃まで描かれていた。
「他の人も描きたいからもう少し紙が欲しいでしゅ!」
楽しそうに紙を催促するアレクシア。
「⋯⋯」
だがエルマはアレクシアの絵を凝視したまま動かない。
「何でしゅか!確かにエルマしゃんを描こうとしてあの悍ましい光景を頭にインプットしたんでしゅが、脳内が勝手に消去してしまいまちて急遽家族の絵にしまちた」
失礼極まりないアレクシアの言い分に、エルマが反論するかと思ったが黙ったままただ絵を見つめていた。
「何か言えでしゅ!あ!まさかの才能開花でシアの絵は高値で売れましゅか!?」
「いいえ」
「おい!!」
即否定され激おこのアレクシア。
「⋯⋯良い絵だっぺ」
エルマは涙を流しながらアレクシアの描いた絵を見て呟いた。
「オラはこんな絵なんて描けねぇ。この絵からは家族の温かみが伝わってくるべ⋯素晴らしい」
予想外のエルマの反応に驚くアレクシア。
「オラは家族がいねぇから羨ましいべ。⋯昔から有名になる事だけを目標にして生きてきた⋯だが孤児院育ちのオラを蔑む奴はたくさんいたから道のりは険しかった。だから皇宮から皇族の家庭教師をとの話をもらった時、オラはさらなる名声を手に入れられると利用する事ばかり考えてたべ!情けねぇ!」
悔しそうに吐き捨てるエルマ。
「そうか、辛かったべ!オメェも素直に描きたいものを描けば良いべ!オラが応援するケロケロ!」
アレクシアがエルマを慰めているが、頭上では小鳥に擬態したウロボロスがピイピイと鳴きながら笑い転げている。
『ピイピイ!(その言い方を何とかしろ!)』ウロボロス心の声。
「オラはオメェ達を描きてぇ!描かせてくれっけ!?」
「良いっぺ!良いっぺ!父上にはオラから言っとくから大丈夫だべ!」
こうしてアレクシアが勝手に皇族の肖像画を描く許可を出してしまった。少しだがエルマとの距離が縮まったアレクシアだが、部屋の奥から啜り泣く声がずっと聞こえていた。
「爺!婆!泣かないで下しゃいな!涙腺がゆるゆる過ぎましゅよ!」
「うぅ⋯嬉しくてのう⋯」
金髪美少年のミルキルズが鼻水を垂らしながら泣いていたので、アレクシアがポケットからハンカチを出して拭いてあげる。
「アレクシアよ、わしも生きていて良かったわい!」
男泣きするデイルズに近寄り、ハンカチで拭いてあげようとするアレクシア。
「おい、それは今鼻水を拭いたハンカチじゃろ!?」
涙が引っ込むデイルズとニヤっと笑うアレクシア。そのハンカチを持ちポーポトスの方に向かうアレクシアだが、すでに皆の涙が引っ込んでいた。
「おい!失礼な奴らじゃな!!わしの鼻水が汚いみたいじゃろう!!」
「いや、普通に嫌でしょう?」
猛抗議するミルキルズに冷たく言い放つエルメニア。
「うんうん!泣き止みまちたね!じゃあ皆んなで絵を描きましゅよ!」
アレクシアがエルマと共に爺や婆に紙を渡していく。五匹の子犬従魔達は寝ているので、代わりに困惑するアランカルトに渡した。
「私は何を描けばいいんですか?」
「大好きな子犬達を描けば良いんでしゅよ」
「⋯⋯」
アレクシアの助言に対して素直に従ったアランカルトは、スヤスヤ眠る子犬達を見ながら描き出した。
「シアは頑張りすぎて最後には灰になったジジイの絵を描こう!」
嬉しそうに筆を握るアレクシア。文句を言いそうなエルフの女王エルメニアもナナーサと共に何やら描き出した。神獣ガイアも何やら黙々と描いている。ポーポトスはデイルズと言い争いをしながらも手を動かしていた。
ミルキルズは満面お笑みでアレクシアを見ながら描いているので何を描いているかは一目瞭然だった。
「ミル爺は絵心がないからシアは不安でしゅ」
「ガーーン!わしも長年生きてるから絵も上手くなったわい!」
「長年って⋯まぁ期待しないで待ってもいましぇん」
「ガーーン!」
楽しそうな雰囲気を見て自然と笑顔になるエルマを見て弟子の男女も嬉しそうだ。だがその時、廊下が騒がしくなりこちらにまで緊張感が伝わってくる。
「ん?もうそんな時間でしゅか?」
アレクシアがそう言ったと同時に入口のドアが開いた。
「む。アレクシア、俺と会えなくて寂しかったか?」
側近を連れずに一人でやって来た皇帝ルシアードを見たエルマや弟子達に緊張が走る。
「大丈夫だケロケロ~!」
「ケロ?」眉がピクと動くルシアード。
アレクシアの返事を聞いたエルマは、今から自分に降りかかるであろう処罰を想像した恐怖で卒倒してしまったのだった。
「ああ!ここに来る途中で笑顔のロインに引き摺られていったわい!」
アレクシアの疑問に穢れを知らないような満面の笑みで答えるミルキルズ。
「⋯⋯。またお披露目会に向けての個別勉強でしゅか⋯鬼畜伯父上」
苦笑いを浮かべるアレクシアだが、それ以上は触れないでおく。
ジジイことゼストは今、政務室でロインに見守られながら人族の常識や価値観、歴史を学ばされている。なのでお披露目会当日までゼストの体力や精神が保つかが心配だが、誰も助けようとする者はここにはいなかった。
「ゴホン!アレクシア様!描けましたかな?」
忘れ去られていたエルマが会話に割って入る。
「ああ、描けまちた!完璧でしゅ!」
アレクシアのドヤ顔に期待が膨らむ爺や婆は、前のめりになりながら作品の披露を待つ。あのアランカルトも気になるのかチラッと見ている。
「ジャジャーーン!!」
描いた絵を見せるアレクシアだが、皆の反応が無いので絵の横から顔を出して覗いてみると、爺や婆の目に涙が浮かんでいる。
「え?なんで泣くんでしゅかー!」
アレクシアはエルマを描かずに、家族と題して父親であるルシアードを始め、育ての親ゼストや婚約者デズモンド、親友ランゴンザレスに師匠であるポポ爺ことポーポトス、育ての爺であるミル爺ことミルキルズ、遊び仲間である爺ことデイルズ。そしてエルフの女王エルメニアとナナーサ、そして研究仲間である神獣ガイア、五匹の子犬従魔にウロボロス、更にアランカルトまで描かれていた。
そしてもう一枚には伯父上であるロインや祖父のローランド、兄であるシェインやドミニク、姉であるジェニファーや魔国で幸せに暮らすエメルとカヒル、バレリー側妃やルビー側妃まで描かれていた。
「他の人も描きたいからもう少し紙が欲しいでしゅ!」
楽しそうに紙を催促するアレクシア。
「⋯⋯」
だがエルマはアレクシアの絵を凝視したまま動かない。
「何でしゅか!確かにエルマしゃんを描こうとしてあの悍ましい光景を頭にインプットしたんでしゅが、脳内が勝手に消去してしまいまちて急遽家族の絵にしまちた」
失礼極まりないアレクシアの言い分に、エルマが反論するかと思ったが黙ったままただ絵を見つめていた。
「何か言えでしゅ!あ!まさかの才能開花でシアの絵は高値で売れましゅか!?」
「いいえ」
「おい!!」
即否定され激おこのアレクシア。
「⋯⋯良い絵だっぺ」
エルマは涙を流しながらアレクシアの描いた絵を見て呟いた。
「オラはこんな絵なんて描けねぇ。この絵からは家族の温かみが伝わってくるべ⋯素晴らしい」
予想外のエルマの反応に驚くアレクシア。
「オラは家族がいねぇから羨ましいべ。⋯昔から有名になる事だけを目標にして生きてきた⋯だが孤児院育ちのオラを蔑む奴はたくさんいたから道のりは険しかった。だから皇宮から皇族の家庭教師をとの話をもらった時、オラはさらなる名声を手に入れられると利用する事ばかり考えてたべ!情けねぇ!」
悔しそうに吐き捨てるエルマ。
「そうか、辛かったべ!オメェも素直に描きたいものを描けば良いべ!オラが応援するケロケロ!」
アレクシアがエルマを慰めているが、頭上では小鳥に擬態したウロボロスがピイピイと鳴きながら笑い転げている。
『ピイピイ!(その言い方を何とかしろ!)』ウロボロス心の声。
「オラはオメェ達を描きてぇ!描かせてくれっけ!?」
「良いっぺ!良いっぺ!父上にはオラから言っとくから大丈夫だべ!」
こうしてアレクシアが勝手に皇族の肖像画を描く許可を出してしまった。少しだがエルマとの距離が縮まったアレクシアだが、部屋の奥から啜り泣く声がずっと聞こえていた。
「爺!婆!泣かないで下しゃいな!涙腺がゆるゆる過ぎましゅよ!」
「うぅ⋯嬉しくてのう⋯」
金髪美少年のミルキルズが鼻水を垂らしながら泣いていたので、アレクシアがポケットからハンカチを出して拭いてあげる。
「アレクシアよ、わしも生きていて良かったわい!」
男泣きするデイルズに近寄り、ハンカチで拭いてあげようとするアレクシア。
「おい、それは今鼻水を拭いたハンカチじゃろ!?」
涙が引っ込むデイルズとニヤっと笑うアレクシア。そのハンカチを持ちポーポトスの方に向かうアレクシアだが、すでに皆の涙が引っ込んでいた。
「おい!失礼な奴らじゃな!!わしの鼻水が汚いみたいじゃろう!!」
「いや、普通に嫌でしょう?」
猛抗議するミルキルズに冷たく言い放つエルメニア。
「うんうん!泣き止みまちたね!じゃあ皆んなで絵を描きましゅよ!」
アレクシアがエルマと共に爺や婆に紙を渡していく。五匹の子犬従魔達は寝ているので、代わりに困惑するアランカルトに渡した。
「私は何を描けばいいんですか?」
「大好きな子犬達を描けば良いんでしゅよ」
「⋯⋯」
アレクシアの助言に対して素直に従ったアランカルトは、スヤスヤ眠る子犬達を見ながら描き出した。
「シアは頑張りすぎて最後には灰になったジジイの絵を描こう!」
嬉しそうに筆を握るアレクシア。文句を言いそうなエルフの女王エルメニアもナナーサと共に何やら描き出した。神獣ガイアも何やら黙々と描いている。ポーポトスはデイルズと言い争いをしながらも手を動かしていた。
ミルキルズは満面お笑みでアレクシアを見ながら描いているので何を描いているかは一目瞭然だった。
「ミル爺は絵心がないからシアは不安でしゅ」
「ガーーン!わしも長年生きてるから絵も上手くなったわい!」
「長年って⋯まぁ期待しないで待ってもいましぇん」
「ガーーン!」
楽しそうな雰囲気を見て自然と笑顔になるエルマを見て弟子の男女も嬉しそうだ。だがその時、廊下が騒がしくなりこちらにまで緊張感が伝わってくる。
「ん?もうそんな時間でしゅか?」
アレクシアがそう言ったと同時に入口のドアが開いた。
「む。アレクシア、俺と会えなくて寂しかったか?」
側近を連れずに一人でやって来た皇帝ルシアードを見たエルマや弟子達に緊張が走る。
「大丈夫だケロケロ~!」
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