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10章 アレクシアと愉快な仲間2
嫉妬する女達
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今、皇宮はとある話題で持ちきりだった。
「ねえ、見た!?アレクシア皇女が引き連れてる集団!!」
「私は見たわよ!この世の者とは思えない美貌よ!直視できないわ!!」
「いいなー!私もアレクシア様の後宮に配属されたいー!」
「審査がかなり厳しいらしいわ!陛下がかなり溺愛しているからね?」
女官達は毎日同じ話題で盛り上がっていた。死産だと思われていたアレクシア皇女が生きていて、彼女が表舞台に現れてからは見たこともない位の美貌を持つ者達がアレクシアの周りに集まり始めた。皆がそんなアレクシアへ羨望の眼差しを送った。
だが、中には嫌な感情を秘めている者達もいた。怪しい女官は女官長のエルがロインに報告して対処をしていたが、女官以外でもアレクシアへ嫉妬している者も多々いた。貴族の令嬢や裕福な商会の娘などは、噂を聞きつけて怒り狂っているらしい。
自分達に無いもの持っている者を羨む、妬むは誰にでもあるだろう。だが、権力を持つ貴族の娘などは甘やかされて育っているからか、厄介な事に自分も手に入れられると思っている。
「シアはおトイレ行きたいでしゅ!果実水を飲み過ぎまちた!」
「む。俺が連れて行こう」
当たり前のように愛娘を抱っこして、トイレへ連れて行こうとする皇帝であるルシアード。
「一人で行けましゅよ!シアは自立した女でしゅからね!」
ドヤ顔するアレクシアだが、かなり切羽詰まりなので専属執事のミルキルズとアランカルトと共にトイレへと急ぐ。
「ミル爺、アランカルト!早く行きましゅよ!」
皇女だが、何故かミルキルズに小脇に抱えられてトイレまで爆走する。女官や執事達はいつもの事なので驚いていないが、皇宮へ仕事の為にやって来た貴族はあまりに自由な皇女を見て顔を顰めていた
「あれが噂の皇女か。まだ幼いにしてもあまりに品がない」
生真面目なダジル伯爵はヒャッホーと言いながら小脇に抱えられているアレクシアを見て呆れていた。
「まあ可愛らしいこと」
ダジル伯爵の横にいた穏やかそうな貴婦人がアレクシアを見て微笑む。
「陛下が溺愛しているという有り得ない噂が耳に入ってな。あの方が溺愛など⋯あんなに品のない子を可愛がるなんて絶対にないな」
「あらそう?明日陛下との謁見があるからその時にでも聞いてみては?」
「仕事の事以外の話を聞いてくれると思うか?無駄口を叩いて処罰されるのがオチだ」
二人は中庭にあるベンチで休憩していた。遠い領地から遥々やって来たので疲労が抜けないが、どうしても至急に皇帝陛下へ訴えたい事がある為に資料の確認等を行っていたのだ。
「息子に任せてはいるが、心配だ。早く兵を連れて戻りたいが⋯」
「ええ、どのくらいの兵を派遣してくれるかも問題ね」
二人が溜め息を吐いていると、廊下から元気な幼子の声が聞こえてきた。
「あーー!スッキリキリキリでしゅ!!」
「⋯⋯一応は皇女なんですからもっと恥じらいを持ったらいかがですか?」
「そんなもん丸めて五匹の餌にしまちたよ!」
辛辣な執事の言葉を聞く事なく、くるくる回りながら移動する皇女に呆れるダジル伯爵。
海のような綺麗な髪を後ろで纏めた綺麗な男性と、煌めく金髪の絶世の美少年は執事服を着ていなければどこぞの王族と言われても違和感が全くないほどに高貴な雰囲気を持っていた。
「⋯⋯何が面白いんだ?」
「ふふふ⋯ふふ⋯だってスッキリキリキリって⋯ふふふ」
ダジル伯爵の横に座る貴婦人は笑いが止まらない。
その時だった。アレクシア皇女の前に数人の令嬢が立ち塞がった。
(貴族の令嬢か?幼子を囲んで⋯良い雰囲気ではないな)
ダジル伯爵は様子を見ているが、いざという時は出て行こうと立ち上がって近づいて行く。
「⋯⋯何でしゅか?カツアゲでしゅか?お金はないでしゅよ!」
アレクシアの発言についズッコケてしまうダジル伯爵とやはり爆笑する貴婦人。
「アレクシア皇女、大して可愛くもないじゃない」
令嬢の一人がアレクシアを見て鼻で笑った。ミルキルズとアランカルトは一歩下がり様子を見ている。
「あれが噂の執事!?何て綺麗なの!父上に言ってうちで雇ってもらうわ!」
ミルキルズとアランカルトを見ながら頬を赤らめる令嬢に、ダジル伯爵は嫌悪感を抱く。
(皇宮の執事を奪うことなんて出来るわけないだろ!何て浅はかなんだ!)
「ミル爺とアランカルトはシアの執事でしゅ!あんた誰でしゅか!名を名乗れや!」
「皇女様、他にもご一緒にいる殿方達がいますわよね?」
「そうよ!私達に紹介して頂けませんか?」
「もし紹介してくれたアレクシア皇女を支持するように父上に進言しますわ!」
三人に令嬢は高圧的に幼いアレクシアに詰め寄る。
「断りゅーー!!支持しなくていいーー!!シアは冒険者になるーー!!」
「「「!!!」」」
幼子なら簡単に懐柔できると思っていた令嬢達は呆気に取られる。
「シアの大事なちとを絶対に女狐どもには渡しまちぇん!!それに無礼でしゅよ!シアはこれでも皇女でしゅ!!」
「これの言う通り。こう見えてもこれは皇女です。それなのにあなた方は挨拶もなしに高圧的に無理な注文をした」
「これって、一番あんたが失礼でしゅよ!」
アレクシアの猛抗議を無視して、アランカルトは三人の令嬢に無表情で近づいて行く。執事のあまりの威圧感に一歩また一歩と下がって行く令嬢達。
「あんた達!こんな所を父上に見られたら首がスパーン!ってなりましゅよ!」
「「「ヒイ!」」」
「あんたらの我が儘が家族に迷惑をかけるって分からないんでしゅか!!全くどんな教育をされてきたんでしゅか!!」
「「「だって⋯羨ましくて⋯」」」
「だってじゃにゃい!親御さんを呼びましゅよ!シアが説教してやりましゅよ!」
「「「すみませんでした!!!」」」
急に土下座する令嬢達。一部始終を見ていて驚きっぱなしのダジル伯爵と貴婦人。
(本当に幼子か?泣いてしまうと思ったが⋯いや、あの執事も只者ではないな)
「謝れるのは偉いでしゅね!よっ、我が儘三人娘!」
「我が儘三人娘って⋯なんかダサいですわ」
「売れない芸人みたいですわ!」
「ネーミングセンスが無さすぎますわ!」
「⋯⋯首スパーン!!」
「「「すみませんでした!!!」」」
またまた土下座する三人を見ていたミルキルズがやっと近付いてきた。
「素直な子達でよかったわい!もしこの子に危害を加えようとしたら塵にしてしまおうと思っとったからのう!」
笑いながら恐ろしい事を言う絶世の美少年に、三人の顔が引き攣る。
「む。何をしているんだ?」
そこへやって来たのは、愛娘がなかなか戻らない事を心配してやって来た皇帝ルシアードであった。
「教育でしゅ!」ドヤ顔のアレクシア。
予想外の皇帝陛下の登場に青ざめ、ブルブルと震える三人娘。
「なかなか戻らないから心配したぞ」
「うんちだったんでしゅ」
「む。そうか」
皇帝陛下と皇女のやり取りに笑ってはいけないと我慢するが、堪えきれずに吹き出す我が儘三人娘であった。
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「私は見たわよ!この世の者とは思えない美貌よ!直視できないわ!!」
「いいなー!私もアレクシア様の後宮に配属されたいー!」
「審査がかなり厳しいらしいわ!陛下がかなり溺愛しているからね?」
女官達は毎日同じ話題で盛り上がっていた。死産だと思われていたアレクシア皇女が生きていて、彼女が表舞台に現れてからは見たこともない位の美貌を持つ者達がアレクシアの周りに集まり始めた。皆がそんなアレクシアへ羨望の眼差しを送った。
だが、中には嫌な感情を秘めている者達もいた。怪しい女官は女官長のエルがロインに報告して対処をしていたが、女官以外でもアレクシアへ嫉妬している者も多々いた。貴族の令嬢や裕福な商会の娘などは、噂を聞きつけて怒り狂っているらしい。
自分達に無いもの持っている者を羨む、妬むは誰にでもあるだろう。だが、権力を持つ貴族の娘などは甘やかされて育っているからか、厄介な事に自分も手に入れられると思っている。
「シアはおトイレ行きたいでしゅ!果実水を飲み過ぎまちた!」
「む。俺が連れて行こう」
当たり前のように愛娘を抱っこして、トイレへ連れて行こうとする皇帝であるルシアード。
「一人で行けましゅよ!シアは自立した女でしゅからね!」
ドヤ顔するアレクシアだが、かなり切羽詰まりなので専属執事のミルキルズとアランカルトと共にトイレへと急ぐ。
「ミル爺、アランカルト!早く行きましゅよ!」
皇女だが、何故かミルキルズに小脇に抱えられてトイレまで爆走する。女官や執事達はいつもの事なので驚いていないが、皇宮へ仕事の為にやって来た貴族はあまりに自由な皇女を見て顔を顰めていた
「あれが噂の皇女か。まだ幼いにしてもあまりに品がない」
生真面目なダジル伯爵はヒャッホーと言いながら小脇に抱えられているアレクシアを見て呆れていた。
「まあ可愛らしいこと」
ダジル伯爵の横にいた穏やかそうな貴婦人がアレクシアを見て微笑む。
「陛下が溺愛しているという有り得ない噂が耳に入ってな。あの方が溺愛など⋯あんなに品のない子を可愛がるなんて絶対にないな」
「あらそう?明日陛下との謁見があるからその時にでも聞いてみては?」
「仕事の事以外の話を聞いてくれると思うか?無駄口を叩いて処罰されるのがオチだ」
二人は中庭にあるベンチで休憩していた。遠い領地から遥々やって来たので疲労が抜けないが、どうしても至急に皇帝陛下へ訴えたい事がある為に資料の確認等を行っていたのだ。
「息子に任せてはいるが、心配だ。早く兵を連れて戻りたいが⋯」
「ええ、どのくらいの兵を派遣してくれるかも問題ね」
二人が溜め息を吐いていると、廊下から元気な幼子の声が聞こえてきた。
「あーー!スッキリキリキリでしゅ!!」
「⋯⋯一応は皇女なんですからもっと恥じらいを持ったらいかがですか?」
「そんなもん丸めて五匹の餌にしまちたよ!」
辛辣な執事の言葉を聞く事なく、くるくる回りながら移動する皇女に呆れるダジル伯爵。
海のような綺麗な髪を後ろで纏めた綺麗な男性と、煌めく金髪の絶世の美少年は執事服を着ていなければどこぞの王族と言われても違和感が全くないほどに高貴な雰囲気を持っていた。
「⋯⋯何が面白いんだ?」
「ふふふ⋯ふふ⋯だってスッキリキリキリって⋯ふふふ」
ダジル伯爵の横に座る貴婦人は笑いが止まらない。
その時だった。アレクシア皇女の前に数人の令嬢が立ち塞がった。
(貴族の令嬢か?幼子を囲んで⋯良い雰囲気ではないな)
ダジル伯爵は様子を見ているが、いざという時は出て行こうと立ち上がって近づいて行く。
「⋯⋯何でしゅか?カツアゲでしゅか?お金はないでしゅよ!」
アレクシアの発言についズッコケてしまうダジル伯爵とやはり爆笑する貴婦人。
「アレクシア皇女、大して可愛くもないじゃない」
令嬢の一人がアレクシアを見て鼻で笑った。ミルキルズとアランカルトは一歩下がり様子を見ている。
「あれが噂の執事!?何て綺麗なの!父上に言ってうちで雇ってもらうわ!」
ミルキルズとアランカルトを見ながら頬を赤らめる令嬢に、ダジル伯爵は嫌悪感を抱く。
(皇宮の執事を奪うことなんて出来るわけないだろ!何て浅はかなんだ!)
「ミル爺とアランカルトはシアの執事でしゅ!あんた誰でしゅか!名を名乗れや!」
「皇女様、他にもご一緒にいる殿方達がいますわよね?」
「そうよ!私達に紹介して頂けませんか?」
「もし紹介してくれたアレクシア皇女を支持するように父上に進言しますわ!」
三人に令嬢は高圧的に幼いアレクシアに詰め寄る。
「断りゅーー!!支持しなくていいーー!!シアは冒険者になるーー!!」
「「「!!!」」」
幼子なら簡単に懐柔できると思っていた令嬢達は呆気に取られる。
「シアの大事なちとを絶対に女狐どもには渡しまちぇん!!それに無礼でしゅよ!シアはこれでも皇女でしゅ!!」
「これの言う通り。こう見えてもこれは皇女です。それなのにあなた方は挨拶もなしに高圧的に無理な注文をした」
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アレクシアの猛抗議を無視して、アランカルトは三人の令嬢に無表情で近づいて行く。執事のあまりの威圧感に一歩また一歩と下がって行く令嬢達。
「あんた達!こんな所を父上に見られたら首がスパーン!ってなりましゅよ!」
「「「ヒイ!」」」
「あんたらの我が儘が家族に迷惑をかけるって分からないんでしゅか!!全くどんな教育をされてきたんでしゅか!!」
「「「だって⋯羨ましくて⋯」」」
「だってじゃにゃい!親御さんを呼びましゅよ!シアが説教してやりましゅよ!」
「「「すみませんでした!!!」」」
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