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「もしも私が、冒険を辞めたいと言ったらどうしますか?」

 テントに戻り、何度かキスを交わした後、エレミアは言った。

「・・・楽しんでいる時に真面目な話はよせよ。・・・・・・あ、神父様は出した後だから賢者タイムか」

 アイザックが服の上からエレミアの股間を握る。柔らかいままだった。

「・・・話を逸らさないでください」

 後退りし、アイザックから離れてエレミアは顔を背けた。

「そうねー・・・」

 エレミアの頬に触れ、自分の方を向くようにしながら言う。

「俺から離れたくないって思わせるくらい夢中にさせるよ」

 チュ、と軽いキスを落としたアイザックは、エレミアの目を見て微笑んだ。

「・・・口説き落とすようなことを、私に言われても」

 エレミアは目を逸らす。アイザックはその場の性欲処理に自分を使っているだけにすぎない。そう思ってしまい悲しくなった。

「俺は結構、本気なんだけど」

 アイザックはエレミアの腰に手を回して引き寄せた。下腹部に硬いものが当たる。
 アイザックが興奮しているのを感じ、エレミアは赤面した。

「初めて見た時から、好きだったよエレミア」

 アイザックは再びエレミアにキスを落とす。半ば無理矢理に舌を捩じ込み、掻き乱した。

「んっ・・・!」

 全身に快感の電撃が走る。エレミアは思わず目を固く閉じた。
 水音が間近で響く。時々、吸われたりしながら舌が絡み合う感触に力が抜けていく。
 エレミアは再び恥部が熱を帯びていくのを感じ、慌ててアイザックを突き離した。


「・・・・・・良いとこだったのに」

 手の甲で口端についた涎を拭いながらアイザックは睨む。

 息を整えながらエレミアは睨み返す。ドキドキと動悸が煩い。下着の中で恥部が硬くなるのを感じ、エレミアは混乱した。
 性器の先端が下着を押し上げて擦れる。エレミアは前屈みになりながら上着の裾を下に引っ張った。

「身体は正直なのにな」

 アイザックは上着を脱ぎ、床に投げた。

「こっちは、昨日から生殺しなんだよ」

 アイザックはエレミアの腕を掴み、そのまま押し倒した。

「痛っ!・・・あ、の・・・」

 怯えるような目で見上げるエレミアに、アイザックはニヤリとした。

「・・・純潔を奪ったら、聖水じゃなくなるのかな?」

 アイザックはエレミアの下着を剥ぎ取り、股を開かせた。怯える反面、エレミアの性器はピンと天を差し、鈴口から透明な液体を溢していた。

 アイザックはエレミアの我慢汁を拭い、そのまま彼の尻の穴へと指を滑り込ませた。

「ん"っ」

 初めての感覚に、エレミアは戸惑う。
 アイザックの人差し指と中指は更に奥まで進み、しばらく内部を弄った。内側は満遍なく濡れ、滑りを良くしていく。
 

「ごめん、まだ痛いかも」

 アイザックは自らも下着を下ろし、硬くなった性器の先をエレミアのアナルに押しつけた。
 ズッ、と亀頭まで中に入っていく。

「っ!」

 指とは違う圧迫感に、エレミアは体を固くした。

「エレミア、力抜いて」

 アイザックはエレミアの手を握り、囁いた。エレミアは薄目でアイザックの股間を見た。自分のものより一回りは太くて長いものに、ゾッとする。

「だ、ダメです。入らない・・・」

 エレミアは目を泳がせながら言う。

「大丈夫、ゆっくり息して」

 繋いだ手を強く握りながら、アイザックは返す。グイグイと押し進め、更に奥へと挿入していく。

「いっ・・・!」

 内部に擦り傷のような痛みを感じて、エレミアは眉間に皺を寄せる。
 その顔も唆る、とアイザックは思いながら下腹部の力を緩めた。不意に尿道が湿るのを感じ、失禁したような感覚に襲われる。

「そのうち気持ちよくなるからさぁ」

 アイザックが腰を前後させると、グチュグチュと卑猥な音が立った。
 エレミアの中は分泌液で満たされ、滑りも良くなっていた。

「ほら、ね?」

 思い切って腰を突くと、アイザックのペニスは根元までエレミアの中に飲み込まれた。

「っあ!」

 その衝撃にエレミアは目を見開いた。
 下腹部の圧迫感と痛みの中に、一瞬だけ快感が走るような奇妙な感覚に陥ったからだ。

「・・・動かすからな」

 アイザックは、ゆっくりと腰を振り始めた。
 微かに残る痛みに耐えながら、エレミアはギュッとアイザックの手を握り返した。

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