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幼少期
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本当の父の顔を知らない。
当時5歳の私が見たのは大量の警察官、パトカー、、、、
そして、、、
義理の父となる男が包丁を持って家に来た。
母の離婚により祖父母、叔母と同居していた私は妹と伯母がいる2階に避難させられた。
1階から聞こえる、母を呼べ!という叫び声。
そしてすぐパトカーの音が聞こえ、叫び声が消えた。
1階では母と祖母が警察から事情聴取を受けていた。
1時間ほど年子の妹と共に呼ばれ、1階へ行くと少し離れた所に住んでいるひいおばあちゃん、ひいおじいちゃんの家へ着替えなど最小限の荷物を持ち避難。
母の泣く声を聞きながらなにか話しているのが聞こえた。
しかし幼い私と妹とは寝るように言われた。
曾お祖父さん、曾お祖母さんは戦争の体験からラジオを聞きながら寝る癖があり、なかなか寝付けなかった私はラジオを聞いていた。
未だに覚えている。
「〇〇は、現在無免許運転にて逃走中。」
と、ラジオから聞こえていた。
その声を聞きながら包丁を持って家に来た男の声を思い出しながらも疲れから寝ていた。
3日ほど経った頃、あの男が捕まったと情報が入り、祖母達のいる家へ帰宅。
母がごめんね。と泣きながら何度も謝っていた。
理由も分からないまま
「大丈夫だよ!」と答えていた。
2年が経つか経たないかの頃、気が付けばあの男が出所し、祖母達と共に同居していた。
そしてわたしが小学一年の冬。
母と年子の妹と買い物から帰宅すると、お腹が痛いという母。
もう死んでしまうんじゃないか。というレベルで初めて見る母の歪んだ顔。
救急車🚑が来て、母を軽く見た救急隊員の人が言った。
「生まれますね。陣痛です。病院に運びます。」
母はすぐ病院へ運ばれた。
1時間もしないうちに病院に付き添っていた祖母から、赤ちゃんが生まれたよ!との報告。
次の日病院へ行くと、妹が生まれていた。
あの男と母は再婚した。
2年生に上がると共に苗字が変わった。
新しいお父さんが出来た!
と喜んだのは1ヶ月くらいだった。
部屋が汚い、手伝いをしない、門限の17時を過ぎたなどの理由で、義父は私と年子の妹を毎日のように叩いた。
次の日が学校でも日に日にエスカレートしていた虐待により、アンパンマンのように腫れた顔、痣だらけの体で登校していた。
今なら立派な虐待で児童相談所に即避難させられていたはず。
ある日家へ帰ると義父の実家へ行くと言われ、小学2年の私にはおじいちゃん、おばあちゃんと呼ぶ勇気もなかった。
ドキドキしながら行くと、凄く優しく接してくれた。
義父の兄も可愛がってくれた。
「ここは、安全なんだ。」
幼心にそう思った。
義父の実家が大好きだった。
血の繋がりが無くても、関係ない。
未だに感謝でしかない。
しかしある日、祖母達と別々に過ごすことになった。
理由は祖母、祖父は居酒屋経営などしていた為時間も合わず、義父が好きではない。
という理由で家族5人の生活が始まった。
それからは毎日のように繰り返される母への暴力、暴言。
そして年子の妹と私への虐待。
家に帰るのが怖かった。
親の顔を見て生活するようになってしまった。
当時5歳の私が見たのは大量の警察官、パトカー、、、、
そして、、、
義理の父となる男が包丁を持って家に来た。
母の離婚により祖父母、叔母と同居していた私は妹と伯母がいる2階に避難させられた。
1階から聞こえる、母を呼べ!という叫び声。
そしてすぐパトカーの音が聞こえ、叫び声が消えた。
1階では母と祖母が警察から事情聴取を受けていた。
1時間ほど年子の妹と共に呼ばれ、1階へ行くと少し離れた所に住んでいるひいおばあちゃん、ひいおじいちゃんの家へ着替えなど最小限の荷物を持ち避難。
母の泣く声を聞きながらなにか話しているのが聞こえた。
しかし幼い私と妹とは寝るように言われた。
曾お祖父さん、曾お祖母さんは戦争の体験からラジオを聞きながら寝る癖があり、なかなか寝付けなかった私はラジオを聞いていた。
未だに覚えている。
「〇〇は、現在無免許運転にて逃走中。」
と、ラジオから聞こえていた。
その声を聞きながら包丁を持って家に来た男の声を思い出しながらも疲れから寝ていた。
3日ほど経った頃、あの男が捕まったと情報が入り、祖母達のいる家へ帰宅。
母がごめんね。と泣きながら何度も謝っていた。
理由も分からないまま
「大丈夫だよ!」と答えていた。
2年が経つか経たないかの頃、気が付けばあの男が出所し、祖母達と共に同居していた。
そしてわたしが小学一年の冬。
母と年子の妹と買い物から帰宅すると、お腹が痛いという母。
もう死んでしまうんじゃないか。というレベルで初めて見る母の歪んだ顔。
救急車🚑が来て、母を軽く見た救急隊員の人が言った。
「生まれますね。陣痛です。病院に運びます。」
母はすぐ病院へ運ばれた。
1時間もしないうちに病院に付き添っていた祖母から、赤ちゃんが生まれたよ!との報告。
次の日病院へ行くと、妹が生まれていた。
あの男と母は再婚した。
2年生に上がると共に苗字が変わった。
新しいお父さんが出来た!
と喜んだのは1ヶ月くらいだった。
部屋が汚い、手伝いをしない、門限の17時を過ぎたなどの理由で、義父は私と年子の妹を毎日のように叩いた。
次の日が学校でも日に日にエスカレートしていた虐待により、アンパンマンのように腫れた顔、痣だらけの体で登校していた。
今なら立派な虐待で児童相談所に即避難させられていたはず。
ある日家へ帰ると義父の実家へ行くと言われ、小学2年の私にはおじいちゃん、おばあちゃんと呼ぶ勇気もなかった。
ドキドキしながら行くと、凄く優しく接してくれた。
義父の兄も可愛がってくれた。
「ここは、安全なんだ。」
幼心にそう思った。
義父の実家が大好きだった。
血の繋がりが無くても、関係ない。
未だに感謝でしかない。
しかしある日、祖母達と別々に過ごすことになった。
理由は祖母、祖父は居酒屋経営などしていた為時間も合わず、義父が好きではない。
という理由で家族5人の生活が始まった。
それからは毎日のように繰り返される母への暴力、暴言。
そして年子の妹と私への虐待。
家に帰るのが怖かった。
親の顔を見て生活するようになってしまった。
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