6 / 18
6
しおりを挟む
新作として拵えたトマトとバジルの冷製スパゲティは、なかなか好評だった。潰れないよう角切りにしたトマトの赤と、ざっくりと千切ったバジルの緑と、氷水にさらして引き締まったスパゲティの卵色のコントラストが夏らしく、色彩がビビッドな一品だ。シンプルに塩だけの味つけも、菊次のお気に召したようだ。
「美味いね。今日は特に暑いから、有難いよ」
「よかった。冷たいスパゲティ、実は初挑戦だったんだ」
畳で膝を崩した淳美は、ほっと胸を撫でおろした。確かに今日は、菊次の言う通り特に暑い。じりじりと大地を焼く日差しの余波は、和室を外から炙っている。襟ぐりの開いた白のトップスにカーキのワイドパンツという風通しのいい格好をした淳美は立ち上がると、ベッドの隅に置いてあった朝顔柄の団扇を手に取って、水色のパジャマ姿の菊次へ風を送った。
「菊次おじちゃん、窓を閉めてエアコンに変えようか?」
「平気さ。いい風も吹いてるからなぁ」
「うん。夏って感じがする」
サイドテーブルに置かれた水のグラスはすっかり汗をかいていたが、鼻腔に触れる空気には藺草と蚊取り線香だけでなく、夏空の下を駆け抜ける乾いた風の匂いがした。いい風だ、と淳美も思う。郷愁が団扇の風で運ばれて、ここにはないはずの風鈴の音まで聞こえる気がする。あと少し、もう少しで、淳美はその音色に耳を澄ませたあの頃へ、記憶の枝葉を伸ばせるだろう。けれど裏葉色に染まった影が海のように揺蕩う和室で、気持ちよさそうに窓の向こうを眺める菊次の白髪が風に揺れる様子を眺めていたら、何だか満たされた心地になってしまった。
「菊次おじちゃんと二人だけって、珍しいね」
サイドテーブルには菊次のスパゲティの皿があり、ベッドの隣に用意したちゃぶ台には、淳美の分の皿がある。他には佳奈子が作ってくれたカボチャの煮つけの小鉢があるが、こちらも二人分だけだ。浩哉は就職活動で出かけているので、今日の露原家は人の気配が薄かった。蝉の声は学校のプールに備えつけのシャワーのように威勢がよく、夏をめいっぱい謳歌している。
さっきまで台所で一緒にいた佳奈子も、ここにはいない。
「浩哉がおらんと、この家は違う家みたいに静かになる。あの子は昔っから落ち着きがなくて、騒がしい子だからなぁ」
菊次は、しみじみと笑った。頬の左側が、微かだがぎこちない。病の後遺症の片麻痺に普段はまるで気づかないのに、今日はやけに気になった。他にも気になることがあるからだと、淳美はもう気づいている。佳奈子の話題には、これ以上触れないでおこうと密かに決めた。おそらくは佳奈子と菊次の間で何かがあったのだとしても、理由を訊き出すのはこの部屋を出た後で、佳奈子にカボチャの礼を言う時でいい――そう折り合いをつけたところで、淳美は今の考えがひどく出過ぎたものに思えて、はっとした。
佳奈子と菊次が共有しているそれは、家族でも親戚でもない、家が隣というだけの他人が、踏み込んでいい領域だろうか。実の祖父と孫娘のように昼食をともにして、同じ時間を過ごしても、仮初の疑似家族に過ぎないのだ。弁えておくべき一線を、忘れてはならない。
「淳美ちゃん。最近、教師の仕事はどうだい」
「え?」
いつしか手を止めていた淳美から、菊次は朝顔の団扇を取り上げていた。朝焼けの空を思わせるピンクがかった紫と、夜明けの空色の深い青が、子守歌のようなリズムでぱたり、ぱたりと風を送り、淳美の前髪をそよがせた。予後の風を、また感じた。顔を思い出せない祖父に繋がる、唯一の記憶の予後の風だ。
「昔はこうして、淳美ちゃんと二人で遊ぶことも多かったねえ。学校をしょっちゅう休んでいた淳美ちゃんが、教師になるって聞いた時には、儂は本当に驚いたよ」
「菊次おじちゃんたら、私はそこまで休んでないよ」
暑さの所為だけでなく頬を薄赤く染めて、淳美は弁解した。確かに小学三年生の頃、淳美は体調を崩したわけでもないのに、何度か学校を休んでいた。その時のことを当事者の淳美よりも、菊次が覚えているのは面映ゆいものがある。
「私、どうして休んだんだっけ」
「喧嘩だよ。五丁目のなっちゃんとね」
「よく覚えてるね。おじちゃんの記憶力、すごいよ」
「なんでも覚えてるさ。淳美ちゃんが喧嘩に強かったことも。なっちゃんも意地を張っていたことも。ちゃんと仲直りできたことも」
「覚えてるよ。仲直りの日のこと。私が飴をあげたんだったね。菊次おじちゃんからもらった飴を、帰り道でこっそりね。お菓子を持っていっちゃだめなのに、ちょっとだけ悪いことを一緒にしたら、共犯みたいで楽しくなって……」
話しているうちに言葉通り、なんだか楽しくなってきた。西日が強く照る帰り道で、街路樹と雑草の微かに湿った青い匂いが、むっと立ち上った夏の日に、友達とランドセルを揺らして走った日の記憶が、香りを伴って蘇る。菊次は、陽だまりで眠る猫のように目を細めた。
「子どもの喧嘩はいいもんさね、次の日からけろっと笑って、また明日って言い合えるような、柔軟な修復の余地がある」
「大人だと、そうはいかない?」
「気になるかね」
試すように、菊次が笑った。今度は片麻痺の名残は気にならず、さっきまで張りつめていた見えない糸が、夏の暖気に溶かされて緩んだのを実感する。佳奈子の顔が脳裏を掠めたが、それでも淳美は「ううん」と頭を振った。菊次がそれを許してくれても、深入りする資格を淳美は己に見いだせない。菊次は不思議そうに片眉を上げて、しげしげと淳美を眺めた。
「今日の淳美ちゃんは、学校を休んで儂の所に来た淳美ちゃんと同じだねえ」
「そう?」
「そうさ。顔に悩みが浮き出ている」
「どんなふうに?」
「色さ」
「色?」
「儂には、色が判るんだよ。今の淳美ちゃんの、悩みの色が」
「美味いね。今日は特に暑いから、有難いよ」
「よかった。冷たいスパゲティ、実は初挑戦だったんだ」
畳で膝を崩した淳美は、ほっと胸を撫でおろした。確かに今日は、菊次の言う通り特に暑い。じりじりと大地を焼く日差しの余波は、和室を外から炙っている。襟ぐりの開いた白のトップスにカーキのワイドパンツという風通しのいい格好をした淳美は立ち上がると、ベッドの隅に置いてあった朝顔柄の団扇を手に取って、水色のパジャマ姿の菊次へ風を送った。
「菊次おじちゃん、窓を閉めてエアコンに変えようか?」
「平気さ。いい風も吹いてるからなぁ」
「うん。夏って感じがする」
サイドテーブルに置かれた水のグラスはすっかり汗をかいていたが、鼻腔に触れる空気には藺草と蚊取り線香だけでなく、夏空の下を駆け抜ける乾いた風の匂いがした。いい風だ、と淳美も思う。郷愁が団扇の風で運ばれて、ここにはないはずの風鈴の音まで聞こえる気がする。あと少し、もう少しで、淳美はその音色に耳を澄ませたあの頃へ、記憶の枝葉を伸ばせるだろう。けれど裏葉色に染まった影が海のように揺蕩う和室で、気持ちよさそうに窓の向こうを眺める菊次の白髪が風に揺れる様子を眺めていたら、何だか満たされた心地になってしまった。
「菊次おじちゃんと二人だけって、珍しいね」
サイドテーブルには菊次のスパゲティの皿があり、ベッドの隣に用意したちゃぶ台には、淳美の分の皿がある。他には佳奈子が作ってくれたカボチャの煮つけの小鉢があるが、こちらも二人分だけだ。浩哉は就職活動で出かけているので、今日の露原家は人の気配が薄かった。蝉の声は学校のプールに備えつけのシャワーのように威勢がよく、夏をめいっぱい謳歌している。
さっきまで台所で一緒にいた佳奈子も、ここにはいない。
「浩哉がおらんと、この家は違う家みたいに静かになる。あの子は昔っから落ち着きがなくて、騒がしい子だからなぁ」
菊次は、しみじみと笑った。頬の左側が、微かだがぎこちない。病の後遺症の片麻痺に普段はまるで気づかないのに、今日はやけに気になった。他にも気になることがあるからだと、淳美はもう気づいている。佳奈子の話題には、これ以上触れないでおこうと密かに決めた。おそらくは佳奈子と菊次の間で何かがあったのだとしても、理由を訊き出すのはこの部屋を出た後で、佳奈子にカボチャの礼を言う時でいい――そう折り合いをつけたところで、淳美は今の考えがひどく出過ぎたものに思えて、はっとした。
佳奈子と菊次が共有しているそれは、家族でも親戚でもない、家が隣というだけの他人が、踏み込んでいい領域だろうか。実の祖父と孫娘のように昼食をともにして、同じ時間を過ごしても、仮初の疑似家族に過ぎないのだ。弁えておくべき一線を、忘れてはならない。
「淳美ちゃん。最近、教師の仕事はどうだい」
「え?」
いつしか手を止めていた淳美から、菊次は朝顔の団扇を取り上げていた。朝焼けの空を思わせるピンクがかった紫と、夜明けの空色の深い青が、子守歌のようなリズムでぱたり、ぱたりと風を送り、淳美の前髪をそよがせた。予後の風を、また感じた。顔を思い出せない祖父に繋がる、唯一の記憶の予後の風だ。
「昔はこうして、淳美ちゃんと二人で遊ぶことも多かったねえ。学校をしょっちゅう休んでいた淳美ちゃんが、教師になるって聞いた時には、儂は本当に驚いたよ」
「菊次おじちゃんたら、私はそこまで休んでないよ」
暑さの所為だけでなく頬を薄赤く染めて、淳美は弁解した。確かに小学三年生の頃、淳美は体調を崩したわけでもないのに、何度か学校を休んでいた。その時のことを当事者の淳美よりも、菊次が覚えているのは面映ゆいものがある。
「私、どうして休んだんだっけ」
「喧嘩だよ。五丁目のなっちゃんとね」
「よく覚えてるね。おじちゃんの記憶力、すごいよ」
「なんでも覚えてるさ。淳美ちゃんが喧嘩に強かったことも。なっちゃんも意地を張っていたことも。ちゃんと仲直りできたことも」
「覚えてるよ。仲直りの日のこと。私が飴をあげたんだったね。菊次おじちゃんからもらった飴を、帰り道でこっそりね。お菓子を持っていっちゃだめなのに、ちょっとだけ悪いことを一緒にしたら、共犯みたいで楽しくなって……」
話しているうちに言葉通り、なんだか楽しくなってきた。西日が強く照る帰り道で、街路樹と雑草の微かに湿った青い匂いが、むっと立ち上った夏の日に、友達とランドセルを揺らして走った日の記憶が、香りを伴って蘇る。菊次は、陽だまりで眠る猫のように目を細めた。
「子どもの喧嘩はいいもんさね、次の日からけろっと笑って、また明日って言い合えるような、柔軟な修復の余地がある」
「大人だと、そうはいかない?」
「気になるかね」
試すように、菊次が笑った。今度は片麻痺の名残は気にならず、さっきまで張りつめていた見えない糸が、夏の暖気に溶かされて緩んだのを実感する。佳奈子の顔が脳裏を掠めたが、それでも淳美は「ううん」と頭を振った。菊次がそれを許してくれても、深入りする資格を淳美は己に見いだせない。菊次は不思議そうに片眉を上げて、しげしげと淳美を眺めた。
「今日の淳美ちゃんは、学校を休んで儂の所に来た淳美ちゃんと同じだねえ」
「そう?」
「そうさ。顔に悩みが浮き出ている」
「どんなふうに?」
「色さ」
「色?」
「儂には、色が判るんだよ。今の淳美ちゃんの、悩みの色が」
0
あなたにおすすめの小説
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
2026.1.4 73話見直した際、瑛士の台詞《本音/懺悔》を加筆しました。😇
☘ 累計ポイント/ 200万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
お隣さんはヤのつくご職業
古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。
残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。
元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。
……え、ちゃんとしたもん食え?
ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!!
ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ
建築基準法と物理法則なんて知りません
登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。
2020/5/26 完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる