248 / 409
十二章
十二話 【砂漠の街セス】
しおりを挟む
3人を乗せた荷車が凄いスピードで長いトンネルを進む。
一時間も進むと、やっと外に出られた!
岩山の下を潜った惣一郎達は、出るとすぐに広がる砂漠に肩を落とす。
「くそ、セスの街は砂漠の中か!」
大事な事を言わないドワーフの商人魂に、やられた惣一郎は早速、新たな理喪棍に縦長のサドルの様な物がついたアタッチメントを取り付ける!
弁慶にゴーグルを渡して、ベンゾウ、惣一郎、弁慶の順にピッタリくっついて座る。
クロをカゴに入れ背負う弁慶も、すでに諦めていた。
3人は理喪棍を握り、密着すると魔力を感じる。
「おお、ふたりの魔力を感じる!」
「なんだコレ! ベンゾウに魔力が溢れて来るよ!」
「凄い! アタイもみんなの魔力を感じる」
「ベンゾウ、グラビティーで皆んなを軽くするんだ!」
すると惣一郎も自分が軽くなるのを感じる!
「行ける、飛ぶぞ!」
惣一郎がテレキシスで理喪棍を浮かす!
感じるのはクロの重さだけだ!
そのまま砂漠の上を滑る様に飛ぶ、惣一郎達!
弁慶の魔力まで使えるのも大きい。
ベンゾウの魔力も桁違いに持続可能だろう!
風の抵抗は多少あるが、軽い分魔力消費も前回とは比べ物にならなかった。
東に真っ直ぐ、飛ぶ惣一郎達!
惣一郎のヘッドレストは弁慶の胸だ!
弁慶は両腕を、惣一郎を後ろから抱え込む様に、理喪棍を握る。
ベンゾウは前に取り付けた強化アクリルの透明な盾を、風の抵抗を減らす為に前屈みの姿勢で持つ。
お尻が惣一郎をグイグイ押す様に当たっている!
惣一郎も前屈みでベンゾウの腰に手を回し、理喪棍を握る!
ふたりにピッタリ挟まれながら、集中する惣一郎!
どこまでも続く砂の上を、滑る様に進む!
ここにもゲーゲートがいる様だ!
高度を少し上げる。
すでに一時間以上飛んでいるが、まだまだ全然余裕だ!
「ベンゾウ、まだ行けるか!」
「まだまだ全然平気だけど、ご主人様の魔力が腰に……♡」
「弁慶は!」
「魔力は平気だが…… その…♡」
大丈夫そうだ!
さらに一時間近く飛ぶと、遠くに街が見えて来た!
「よし、あと少しだ!」
惣一郎は六日の距離を、約3時間で到着する!
まぁ、距離的には二日位の距離なのだろう。
馬で砂漠を進むのが大変で、六日はかかるのだろう。
街の手前でふわりと着地すると、楽しいとはしゃぐ、赤い顔のベンゾウさん!
降りた瞬間、力が入らず腰を下ろす色っぽい弁慶さん!
籠から飛び出し、フラフラするクロさん!
惣一郎は大興奮…… じゃない大満足だった!
頭痛もなく、魔力もまだ余裕がある。
恐るべし理玉。
そのまま街に入り、配達先の商会を訪ねる。
「二號街のドワーフから頼まれて、品物を届けに来ました!」
「ああ、遅かったね~ 明日には期限だったぞ」
「何処に出しますか?」
「荷物は?」
「バッグの中です」
店の主人は、間に合わないと思ったのか、ニヤけながら、
「その辺に並べておけ! 残りが間に合わなくとも、契約違反だからな!」
惣一郎は黙って、馬車六台分の荷物を店先に出す。
「えっ! ちょ、ちょっと待ってくれ、何処からそんな量を…… いやいやここじゃまずい!」
「移動するんですか? 料金かかりますが」
「えっ!」
主人は渋々自分で運び出すと、別の店員がニコニコしながら、品代を持ってくる。
500ギーを受け取ると、店員が、
「いい気味です!」
っと、あまり好かれてない店主だった様だ。
一時間も進むと、やっと外に出られた!
岩山の下を潜った惣一郎達は、出るとすぐに広がる砂漠に肩を落とす。
「くそ、セスの街は砂漠の中か!」
大事な事を言わないドワーフの商人魂に、やられた惣一郎は早速、新たな理喪棍に縦長のサドルの様な物がついたアタッチメントを取り付ける!
弁慶にゴーグルを渡して、ベンゾウ、惣一郎、弁慶の順にピッタリくっついて座る。
クロをカゴに入れ背負う弁慶も、すでに諦めていた。
3人は理喪棍を握り、密着すると魔力を感じる。
「おお、ふたりの魔力を感じる!」
「なんだコレ! ベンゾウに魔力が溢れて来るよ!」
「凄い! アタイもみんなの魔力を感じる」
「ベンゾウ、グラビティーで皆んなを軽くするんだ!」
すると惣一郎も自分が軽くなるのを感じる!
「行ける、飛ぶぞ!」
惣一郎がテレキシスで理喪棍を浮かす!
感じるのはクロの重さだけだ!
そのまま砂漠の上を滑る様に飛ぶ、惣一郎達!
弁慶の魔力まで使えるのも大きい。
ベンゾウの魔力も桁違いに持続可能だろう!
風の抵抗は多少あるが、軽い分魔力消費も前回とは比べ物にならなかった。
東に真っ直ぐ、飛ぶ惣一郎達!
惣一郎のヘッドレストは弁慶の胸だ!
弁慶は両腕を、惣一郎を後ろから抱え込む様に、理喪棍を握る。
ベンゾウは前に取り付けた強化アクリルの透明な盾を、風の抵抗を減らす為に前屈みの姿勢で持つ。
お尻が惣一郎をグイグイ押す様に当たっている!
惣一郎も前屈みでベンゾウの腰に手を回し、理喪棍を握る!
ふたりにピッタリ挟まれながら、集中する惣一郎!
どこまでも続く砂の上を、滑る様に進む!
ここにもゲーゲートがいる様だ!
高度を少し上げる。
すでに一時間以上飛んでいるが、まだまだ全然余裕だ!
「ベンゾウ、まだ行けるか!」
「まだまだ全然平気だけど、ご主人様の魔力が腰に……♡」
「弁慶は!」
「魔力は平気だが…… その…♡」
大丈夫そうだ!
さらに一時間近く飛ぶと、遠くに街が見えて来た!
「よし、あと少しだ!」
惣一郎は六日の距離を、約3時間で到着する!
まぁ、距離的には二日位の距離なのだろう。
馬で砂漠を進むのが大変で、六日はかかるのだろう。
街の手前でふわりと着地すると、楽しいとはしゃぐ、赤い顔のベンゾウさん!
降りた瞬間、力が入らず腰を下ろす色っぽい弁慶さん!
籠から飛び出し、フラフラするクロさん!
惣一郎は大興奮…… じゃない大満足だった!
頭痛もなく、魔力もまだ余裕がある。
恐るべし理玉。
そのまま街に入り、配達先の商会を訪ねる。
「二號街のドワーフから頼まれて、品物を届けに来ました!」
「ああ、遅かったね~ 明日には期限だったぞ」
「何処に出しますか?」
「荷物は?」
「バッグの中です」
店の主人は、間に合わないと思ったのか、ニヤけながら、
「その辺に並べておけ! 残りが間に合わなくとも、契約違反だからな!」
惣一郎は黙って、馬車六台分の荷物を店先に出す。
「えっ! ちょ、ちょっと待ってくれ、何処からそんな量を…… いやいやここじゃまずい!」
「移動するんですか? 料金かかりますが」
「えっ!」
主人は渋々自分で運び出すと、別の店員がニコニコしながら、品代を持ってくる。
500ギーを受け取ると、店員が、
「いい気味です!」
っと、あまり好かれてない店主だった様だ。
24
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる