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1章
20.奴隷 こんな大男と戦えだなんて、無茶だろ!
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<20話>
「……分かりました。その戦い、受けて立ちます」
奴隷兵との戦闘という提案を受け入れたアセリアに、場の雰囲気は一変した。
フレン第三王子はすぐさま、簡易的に設けられた観覧席に腰を下ろす王の前へと進み出、恭しく頭を下げる。
「父上、アセリアに我が奴隷部隊の者と戦わせることをお許しください。
風属性の力を真に証明するには、これ以上の方法はありません」
「ふむ……」
「奴隷は魔術が使えぬよう、魔力の放出を封じております。模擬戦の相手としてこれ以上相応しい者はいないでしょう」
一瞬、難しい顔をする王に、フレンは続ける。
「アセリアに真の実力があれば、なんの問題もないことです。それよりも問題は、嘘をついていたときのこと。父上を謀ったとあれば、ことは重大です」
「……わかった。許可しよう。儂もアセリアの実力をもう少し確かめたいと思っていたところだ」
「はい、ありがとうございます、父上」
フレンは御前を辞すると、不敵な笑みを浮かべ部下に命じた。
「あの黒髪を連れてこい!」
「! ……宜しいのですか?」
「いいからさっさと連れてこい。万が一があってはならないからな」
ぼそりと呟くようにして囁いた声に、指令を受けた部下もまたニヤリと笑い走っていく。
(ふん、これであのクソガキを黙らせることができる!)
奴隷の到着を待つ間、フレンは心の中で笑みを浮かべていた。
フレンは無能が嫌いだ。
だからこそ風属性の人間たちが同じ魔術師として扱われているのが我慢ならなかったし、アセリアにまだ王女の身分のあることが腹立たしい。
(アセリアめ。ろくに魔術の実践もできないくせに、理論にばかりうるさい女)
フレンの脳裏に、数年前のある出来事が蘇る。
それはまだ、アセリアの属性が判明する前。魔法理論の授業中のことだった。
当時、アセリアはまだ風属性だと判明していなかったが、フレンにとって、視界にも入らない路傍の石と何ら変わりがなかった。
ところが、兄達の授業の見学に来ていたアセリアにこんなことを言われたのだ。
『フレン兄上は、まちがっています。その魔術言語では、いりょくが弱くなります。もっと、火の性質を考えるべきかと』
アセリアに間違いを指摘され、しかも的確な理論で反論されたフレンは、恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になった。
6つも年下の少女に論破された。
人にとっては些細なことだと言えるだろう。しかし、フレンにとってそれは、あってはならないことだった。
『魔術で他の人間に劣ることなど、あってはなりません』
あの時の煮えたぎるような感情とともに、フレンには、呪詛のような母の叱責がまるで呪いのようにずっと脳の奥にこびりついている。
(アセリア、お前が評価を受けることなどあってはならない。
風属性は、俺たち炎属性の引き立て役だ。
恨むなら、風属性に生まれたことを恨むんだな!)
やがて訓練場の一角から、一人の男が連れてこられた。
その筋骨隆々とした体躯、そして大きな傷跡のついた全身に、集まった者たちは魔獣でも見るかのように息を飲む。
「なッ……、なんだあいつは」
「奴隷兵にしては、あまりに異質ではないか」
「フレン様は、アセリア様をなぶるおつもりか?」
「いくら魔術が使えないといっても、あれでは……」
(くくく……、驚いているようだな。そうだとも、本来ならばこいつは奴隷になるような男ではない。
コイツは我が部隊が捕らえた、亡国の将――。
それも千人斬りと恐れられた男だ。
たかだか少し、風魔術の腕が上がったくらいでどうにかなるような相手ではない)
「……」
(チッ)
しかしながら男を見てもアセリアは動揺ひとつ顔に浮かべない。
もともと表情に乏しい面白みのない女だ。それがいっそう、フレンの気持ちを苛立たせる。
「……まさかあの少女と戦えというのか」
荒んだをしていたはずの奴隷がアセリアを目視し、はっとしたように拒絶を示す。
「ふん! 今更子供相手に怯むなど、千人斬り――鮮血の悪魔の名が廃るぞ」
フレンは男に近づくと、周囲には聞こえないような声色で告げた。
「お前が戦わなければ、貴様の部下の命はないぞ。奴隷など何人減っても構わんのだからな」
男は一瞬、すさまじい程の憤怒の表情を浮かべた。
しかし、すぐにすっとその目から光を失うと、ゆっくりとアセリアへと向き直る。
「さあ、お待たせいたしました。始めましょう!」
フレンは従順になった男に満足そうに笑って、声を高々と張り上げる。
(さあ、アセリア。お前が僕より下だということを今一度思い知るがいい!)
フレンの脳裏には、この男奴隷がアセリアを打ち負かす光景が既に浮かんでいた。
風に頼るだけの脆弱な王女が、己の非力さ故に敗れ、赦しを請い、涙を流す姿を想像するだけで、ぞくぞくとする。
フレンは歪んだ笑みを浮かべながら、アセリアとの戦いの行方を見守っていた。
++++
(くそっ……こんな大男と戦えだなんて、無茶だろ!)
訓練場に連れてこられた傷だらけの大男にテトは内心で冷や汗をかいていた。
周囲の会話から察するに、この男は枷をつけられ魔術を放つことはできないらしい。
だがたとえ魔術が使えなくとも、か弱い少女の身であるアセリアなど、一ひねりされてもおかしくない体格差だ。
(ここは俺も参戦するべきか? 身体強化を使えばアセリアが詠唱する時間くらいなら稼げる気がする)
魔術師にとってネックなのは、やはり詠唱時間だ。
テトの正体に感づかれる危険はある。
だが、アセリアが傷つけられるのを見ているだけなんてできない。
(ここは――腹をくくるしかない!)
そのとき。
「お待ちください、陛下。1つ条件を足しましょう」
静かな声がした。
「……分かりました。その戦い、受けて立ちます」
奴隷兵との戦闘という提案を受け入れたアセリアに、場の雰囲気は一変した。
フレン第三王子はすぐさま、簡易的に設けられた観覧席に腰を下ろす王の前へと進み出、恭しく頭を下げる。
「父上、アセリアに我が奴隷部隊の者と戦わせることをお許しください。
風属性の力を真に証明するには、これ以上の方法はありません」
「ふむ……」
「奴隷は魔術が使えぬよう、魔力の放出を封じております。模擬戦の相手としてこれ以上相応しい者はいないでしょう」
一瞬、難しい顔をする王に、フレンは続ける。
「アセリアに真の実力があれば、なんの問題もないことです。それよりも問題は、嘘をついていたときのこと。父上を謀ったとあれば、ことは重大です」
「……わかった。許可しよう。儂もアセリアの実力をもう少し確かめたいと思っていたところだ」
「はい、ありがとうございます、父上」
フレンは御前を辞すると、不敵な笑みを浮かべ部下に命じた。
「あの黒髪を連れてこい!」
「! ……宜しいのですか?」
「いいからさっさと連れてこい。万が一があってはならないからな」
ぼそりと呟くようにして囁いた声に、指令を受けた部下もまたニヤリと笑い走っていく。
(ふん、これであのクソガキを黙らせることができる!)
奴隷の到着を待つ間、フレンは心の中で笑みを浮かべていた。
フレンは無能が嫌いだ。
だからこそ風属性の人間たちが同じ魔術師として扱われているのが我慢ならなかったし、アセリアにまだ王女の身分のあることが腹立たしい。
(アセリアめ。ろくに魔術の実践もできないくせに、理論にばかりうるさい女)
フレンの脳裏に、数年前のある出来事が蘇る。
それはまだ、アセリアの属性が判明する前。魔法理論の授業中のことだった。
当時、アセリアはまだ風属性だと判明していなかったが、フレンにとって、視界にも入らない路傍の石と何ら変わりがなかった。
ところが、兄達の授業の見学に来ていたアセリアにこんなことを言われたのだ。
『フレン兄上は、まちがっています。その魔術言語では、いりょくが弱くなります。もっと、火の性質を考えるべきかと』
アセリアに間違いを指摘され、しかも的確な理論で反論されたフレンは、恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になった。
6つも年下の少女に論破された。
人にとっては些細なことだと言えるだろう。しかし、フレンにとってそれは、あってはならないことだった。
『魔術で他の人間に劣ることなど、あってはなりません』
あの時の煮えたぎるような感情とともに、フレンには、呪詛のような母の叱責がまるで呪いのようにずっと脳の奥にこびりついている。
(アセリア、お前が評価を受けることなどあってはならない。
風属性は、俺たち炎属性の引き立て役だ。
恨むなら、風属性に生まれたことを恨むんだな!)
やがて訓練場の一角から、一人の男が連れてこられた。
その筋骨隆々とした体躯、そして大きな傷跡のついた全身に、集まった者たちは魔獣でも見るかのように息を飲む。
「なッ……、なんだあいつは」
「奴隷兵にしては、あまりに異質ではないか」
「フレン様は、アセリア様をなぶるおつもりか?」
「いくら魔術が使えないといっても、あれでは……」
(くくく……、驚いているようだな。そうだとも、本来ならばこいつは奴隷になるような男ではない。
コイツは我が部隊が捕らえた、亡国の将――。
それも千人斬りと恐れられた男だ。
たかだか少し、風魔術の腕が上がったくらいでどうにかなるような相手ではない)
「……」
(チッ)
しかしながら男を見てもアセリアは動揺ひとつ顔に浮かべない。
もともと表情に乏しい面白みのない女だ。それがいっそう、フレンの気持ちを苛立たせる。
「……まさかあの少女と戦えというのか」
荒んだをしていたはずの奴隷がアセリアを目視し、はっとしたように拒絶を示す。
「ふん! 今更子供相手に怯むなど、千人斬り――鮮血の悪魔の名が廃るぞ」
フレンは男に近づくと、周囲には聞こえないような声色で告げた。
「お前が戦わなければ、貴様の部下の命はないぞ。奴隷など何人減っても構わんのだからな」
男は一瞬、すさまじい程の憤怒の表情を浮かべた。
しかし、すぐにすっとその目から光を失うと、ゆっくりとアセリアへと向き直る。
「さあ、お待たせいたしました。始めましょう!」
フレンは従順になった男に満足そうに笑って、声を高々と張り上げる。
(さあ、アセリア。お前が僕より下だということを今一度思い知るがいい!)
フレンの脳裏には、この男奴隷がアセリアを打ち負かす光景が既に浮かんでいた。
風に頼るだけの脆弱な王女が、己の非力さ故に敗れ、赦しを請い、涙を流す姿を想像するだけで、ぞくぞくとする。
フレンは歪んだ笑みを浮かべながら、アセリアとの戦いの行方を見守っていた。
++++
(くそっ……こんな大男と戦えだなんて、無茶だろ!)
訓練場に連れてこられた傷だらけの大男にテトは内心で冷や汗をかいていた。
周囲の会話から察するに、この男は枷をつけられ魔術を放つことはできないらしい。
だがたとえ魔術が使えなくとも、か弱い少女の身であるアセリアなど、一ひねりされてもおかしくない体格差だ。
(ここは俺も参戦するべきか? 身体強化を使えばアセリアが詠唱する時間くらいなら稼げる気がする)
魔術師にとってネックなのは、やはり詠唱時間だ。
テトの正体に感づかれる危険はある。
だが、アセリアが傷つけられるのを見ているだけなんてできない。
(ここは――腹をくくるしかない!)
そのとき。
「お待ちください、陛下。1つ条件を足しましょう」
静かな声がした。
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