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絵本 泣き虫天使
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泣き虫天使 (作:バンショウ)
天界にいつも泣いてばかりの天使がいました
ともだちの天使は
どうしていつも泣いているの?
何がそんなに悲しいの?
と
聞きました
いつも泣いてばかりの天使は
どうして悲しいのかわかりません
ただ
悲しくて涙がでるのです
いつも泣いていたので
こぼれた涙で
みずたまりができました
みずたまりをのぞくと
人が見えました
天界には人はいません
知らない人です
悲しくて涙があふれます
あとから
あとから
みずたまりは大きなみずたまりになりました
泣いてばかりの天使は
おおきなみずたまりをのぞいては
また
涙をながします
森の中
のどをうるおしに
湖に人がやってきました
湖をのぞくと
天使がみえました
人のよく知る天使です
人も泣きました
会いたくて泣きました
かみさまはいいました
人に恋した天使には
人に恋した思い出をなくす
ばつを
天使に恋した人には
天使に恋した思い出を忘れられない
ばつを
人と天使は涙をながします
どんどん
湖が大きくなりました
どんどん
どんどん
あふれる涙は
花を流し
畑を流し
家を流し
家畜を流し
街を流し
天使も
人も
こまりました
かみさまは人にいいました
天使にあわせてやろう
思い出を
天使にわけあたえれば
天使の思い出がもどるであろう
人は湖の中にとびこみました
目の前に
恋しい天使がいます
天使がいいました
あなたはだあれ?
人がいいました
もう泣かないで
思い出を人の口から
天使の口へわけあたえると
天使の思い出は
よみがえるのです
しかし
人は天使に笑いかけました
天使も笑いました
涙はとまりました
人はかみさまにお願いをしました
「このままもとの村にかえしてください」
かみさまはいいました
思い出をわけあたえなくてよいのか
人はいいました
天使が笑い
涙はとまりました
湖はもう大きくはなりません
人のいのちはみじかいのです
天使の思い出がもどると
人との別れで
ふたたび涙をながすでしょう
かみさまはいいました
人よ
つらくはないか
人はいいました
こうして天使の笑顔が
もどったのです
なにを悲しむことが
あるでしょう
人は笑顔で
涙をひとつぶおとしました
ひとつぶのなみだは
キラキラひかり
金の輪になりました
天界にいつも泣いてばかりの天使がいました
ともだちの天使は
どうしていつも泣いているの?
何がそんなに悲しいの?
と
聞きました
いつも泣いてばかりの天使は
どうして悲しいのかわかりません
ただ
悲しくて涙がでるのです
いつも泣いていたので
こぼれた涙で
みずたまりができました
みずたまりをのぞくと
人が見えました
天界には人はいません
知らない人です
悲しくて涙があふれます
あとから
あとから
みずたまりは大きなみずたまりになりました
泣いてばかりの天使は
おおきなみずたまりをのぞいては
また
涙をながします
森の中
のどをうるおしに
湖に人がやってきました
湖をのぞくと
天使がみえました
人のよく知る天使です
人も泣きました
会いたくて泣きました
かみさまはいいました
人に恋した天使には
人に恋した思い出をなくす
ばつを
天使に恋した人には
天使に恋した思い出を忘れられない
ばつを
人と天使は涙をながします
どんどん
湖が大きくなりました
どんどん
どんどん
あふれる涙は
花を流し
畑を流し
家を流し
家畜を流し
街を流し
天使も
人も
こまりました
かみさまは人にいいました
天使にあわせてやろう
思い出を
天使にわけあたえれば
天使の思い出がもどるであろう
人は湖の中にとびこみました
目の前に
恋しい天使がいます
天使がいいました
あなたはだあれ?
人がいいました
もう泣かないで
思い出を人の口から
天使の口へわけあたえると
天使の思い出は
よみがえるのです
しかし
人は天使に笑いかけました
天使も笑いました
涙はとまりました
人はかみさまにお願いをしました
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かみさまはいいました
思い出をわけあたえなくてよいのか
人はいいました
天使が笑い
涙はとまりました
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人のいのちはみじかいのです
天使の思い出がもどると
人との別れで
ふたたび涙をながすでしょう
かみさまはいいました
人よ
つらくはないか
人はいいました
こうして天使の笑顔が
もどったのです
なにを悲しむことが
あるでしょう
人は笑顔で
涙をひとつぶおとしました
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