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お仕事頑張りましょう
妄想少女
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ああ、きょうもお顔を見ることができた。
幼年学校には天使がいる。
いつも隣に…黒髪の人がいる。
彼は密かに天使に恋をしているに違いない。
天使はどうなのだろう。
天使も黒髪の彼を好きに違いない。
陰から眺める。
あの上級生も
あの同級生も
あの下級生も
女子も
男子も
先生も
多分皆天使に恋してる。
もちろん私も。
大人になった私は昔の記憶をたどる。
「初出版の絵本の売れ行きは好調です。サイン会とインタビューの予定が入りました。」
「ありがとうございます。」
私が書いた初めての絵本は沢山の人に手にとってもらえた。
私は大人になって、本を書く人になった。普段の私はぱっとしない売れない小説を書いている。
児童書の依頼は偶然だった。
カフェで担当さんと次の恋愛小説の相談をしていた時に通りがかった人に声をかけられた。
「シンラ?」
幼年学校で同級だった彼女。ごめん、名前は覚えていなかった。
彼女はテーブルに広げられた本やノートの文字の羅列とイメージスケッチが気になったようだ。
「これって……天使?」
ばっと顔が赤くなるのがわかった。モデルが誰か彼女にはわかったのだ。
そこに書いてある作家名を知っていたようだ。
「シンラって作家さんだったのね。」
彼女は何か楽しいことを思いついたようで、ニヤリと笑った。
天使と人のお話は絵本になってずいぶん時間がたった。いくつかシリーズが出て、少しは名が売れた。ファンから手紙やメッセージをもらうと嬉しいが、なかなか返事を返せない。中でも、子どもが絵本が大好きです。というのが多いのだが、『天使と人の恋を叶えてあげて』というお願いも多い。
『ぼく、てんしにキスした。』
そんなメッセージを見た。驚いて続きを読むと………
『思い出は分けることはできなかったよ 、でもね、思い出できた。たくさん思い出つくるね。』
かわいいメッセージににやにやしてしまった。最後まで読んでいたら、お父様とお母様のメッセージがついていたので、それも読んだ。
『五歳の息子が私の友人にいきなりキスをしたときは驚きましたが、我が家にもこの絵本があったので、彼の行動の真意を理解できました。』
ああ、絵本を読んで、子どもさんは、人と天使に仲良くなって、ほしかったのかな。
『彼の初恋のようです。』
うっ!やべぇ!悪影響!保護者を敵にまわしたかな……
天使と人の物語ではあるが同姓がどうの、恋愛がどうの、キスはどうの、子どもの教育上よろしくないと、言う人々もいる。まいったな………
『初対面で弟に息子がキスをしました。』
?弟?お父様の友人でお母様の弟。ふむ。
『それはいいのよ。』
なに?この覚えのある懐かしい感じ…
『三十超えても天使だよ。一度見にいらっしゃい。シンラへ ユーリ&レイナより』
キャー!!
キャー!!
キャー!!
ばれてる、ばれてる!!
……………住所、レストラン?
休み取って取材旅行に行こうと思います。
幼年学校には天使がいる。
いつも隣に…黒髪の人がいる。
彼は密かに天使に恋をしているに違いない。
天使はどうなのだろう。
天使も黒髪の彼を好きに違いない。
陰から眺める。
あの上級生も
あの同級生も
あの下級生も
女子も
男子も
先生も
多分皆天使に恋してる。
もちろん私も。
大人になった私は昔の記憶をたどる。
「初出版の絵本の売れ行きは好調です。サイン会とインタビューの予定が入りました。」
「ありがとうございます。」
私が書いた初めての絵本は沢山の人に手にとってもらえた。
私は大人になって、本を書く人になった。普段の私はぱっとしない売れない小説を書いている。
児童書の依頼は偶然だった。
カフェで担当さんと次の恋愛小説の相談をしていた時に通りがかった人に声をかけられた。
「シンラ?」
幼年学校で同級だった彼女。ごめん、名前は覚えていなかった。
彼女はテーブルに広げられた本やノートの文字の羅列とイメージスケッチが気になったようだ。
「これって……天使?」
ばっと顔が赤くなるのがわかった。モデルが誰か彼女にはわかったのだ。
そこに書いてある作家名を知っていたようだ。
「シンラって作家さんだったのね。」
彼女は何か楽しいことを思いついたようで、ニヤリと笑った。
天使と人のお話は絵本になってずいぶん時間がたった。いくつかシリーズが出て、少しは名が売れた。ファンから手紙やメッセージをもらうと嬉しいが、なかなか返事を返せない。中でも、子どもが絵本が大好きです。というのが多いのだが、『天使と人の恋を叶えてあげて』というお願いも多い。
『ぼく、てんしにキスした。』
そんなメッセージを見た。驚いて続きを読むと………
『思い出は分けることはできなかったよ 、でもね、思い出できた。たくさん思い出つくるね。』
かわいいメッセージににやにやしてしまった。最後まで読んでいたら、お父様とお母様のメッセージがついていたので、それも読んだ。
『五歳の息子が私の友人にいきなりキスをしたときは驚きましたが、我が家にもこの絵本があったので、彼の行動の真意を理解できました。』
ああ、絵本を読んで、子どもさんは、人と天使に仲良くなって、ほしかったのかな。
『彼の初恋のようです。』
うっ!やべぇ!悪影響!保護者を敵にまわしたかな……
天使と人の物語ではあるが同姓がどうの、恋愛がどうの、キスはどうの、子どもの教育上よろしくないと、言う人々もいる。まいったな………
『初対面で弟に息子がキスをしました。』
?弟?お父様の友人でお母様の弟。ふむ。
『それはいいのよ。』
なに?この覚えのある懐かしい感じ…
『三十超えても天使だよ。一度見にいらっしゃい。シンラへ ユーリ&レイナより』
キャー!!
キャー!!
キャー!!
ばれてる、ばれてる!!
……………住所、レストラン?
休み取って取材旅行に行こうと思います。
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