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優しくない強引なキス_6
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「……3年? 4年かな、いろんな子とつきあったよ。センセが言った通り、真面目に、ちゃんと。でも……忘れられなかった。センセのこと、全然、」
「……忘れていたかった」
そう呟くと、成瀬くんが「そんなの、許すわけないでしょ」と笑った。
そして、へたりこんだ私の正面に膝をついて身を乗り出しながら、ネクタイと一緒にワイシャツの襟を緩めた。
熱に潤んだ眼差しはあの頃のように甘くて、でももう自分が何をしているか分かっていると、大人びた色を兆していた。
「センセ、嫌なら言って今すぐ。……オレ、あなたが泣いてもやめる気ないから」
成瀬くんの手が私のブラウスにかかっても動けなかった。
全身が心臓になったみたいに破裂しそうに鳴っていて、理性とか立場とか場所とか先のこととか、……直己のこととか、そんなものが全部遠くなっていく。
前ボタンがいくつか外され、すっと冷たい空気が胸元を撫でた。
思わず、自分がこれからしようとしていることに慄いて俯いた。
「だめ、顔あげて、オレのこと見て」
成瀬くんが強引にあごをとらえて私の顔をあげさせた。
ワイシャツを脱ぎ捨てた成瀬くんの、スポーツで鍛えているらしい胸が視界に飛び込んできて、顔が沸騰するように熱くなった。
自覚させられた羞恥心に、どうしても成瀬くんから目をそらしてしまう。
「ちゃんと、オレ見て」
強引に視線を結ばされた。
そのキラキラした無邪気さのある目の光は変わらないのに、その切なさの温度も男の色気もぐっと増していて。
「な、成瀬くん、ここ、が、学校、」
「いまさら?」
小さく笑った成瀬くんは、私に顔を近づけてもう一度キスをした。
同じ薄荷の香りがするのに、あの川の堤防で繰り返したキスよりも甘く、切なく、優しく。
唇を割って、成瀬くんの舌がすべりこんできた。
舌が絡みあって、強引に応えさせられる。
拒みたいのか、もっと感じたいのか、どっちかなんて本当は分かってる。
成瀬くんの手がブラウスの中から背中に回ってブラジャーのホックを外した。
そのまま胸に直接触れられ、びくりと震えながら身をすくめた。
「や、まって私」
「センセ、かわい」
耳元でささやかれ、そして耳朶を軽く甘噛みされた。
思わず声がもれて口を抑えようとしたその手をとらえられる。
成瀬くんの顔が首筋に寄せられた。
少しごつめの、長い指先が優しく時に乱暴に胸の形を確かめるようにまさぐった。
「成瀬くん、や、やっぱり」
「……黙って」
往生際が悪いって分かってても、最後の砦のように体を縮めた。
「時間切れ。嫌なら、さっき言ってくれないと……ね、センセ。エロいとこ、オレに見せてよ」
成瀬くんが私を抱き寄せて、膝にまたがらせた。
固く大きな感触をお尻の辺りに感じて、生々しさに息をのんだ。
高校生だったあの成瀬くんが、女の私を求める生身の男なんだと思い知らされる。
もう、あの頃じゃない。
「腕、回して」
戸惑いと恥ずかしさ、そして切なさとが押し寄せた顔を隠すように促されるまま、成瀬くんの首に腕を回した。
「かわいい」と成瀬くんが言いながら、長い指をほとんどずりあがったスカートの中の内腿に這わせて、その先へと滑らせていく。
「ん……っ」
敏感な部分を男の指が滑って、小さく身をよじった。
「これ……破っていい?」
成瀬くんが私のパンストをつまんだ。
ーーそれを許したら、本当に戻れなくなる。
ーーいいの?
「ね、いい?」
耳元で熱っぽく急かしながら、また成瀬くんは私の耳を甘噛みした。
「ねぇ、センセ? いいよね?」
頷く前に、ピッと音がして。
私がしがみついてる先生の仮面を無理やり剥ぎとるみたいに、音を立てて成瀬くんはストッキングを引き裂いた。
同意なんてはじめから求めてないようなその強引さが、私の理性を奪っていく。
空気にさえ敏感になった内腿の付け根のあたり。
成瀬くんは、そこから指を奥へ進ませた。
卑猥な音がかすかに聞こえた時、成瀬くんの指がためらいもなく私の中に入る。
びくりと震えて、声がもれた。
「すっげ濡れてる……」
指の動きに合わせて音が大きくなって、全身の熱がじわじわと下へ向かう。
「センセ、ここ、さっきまで誰かいた教室だよ? なのにこんな濡れてんの?」
「い、言わな……で」
腰が浮きそうになるのを抑え込まれ、体からどんどん力が抜けて、目の前の成瀬くんしか見えなくなる。
「や、やっぱり」
「だめ。オレの指、こんなにくわえて……欲しがってるくせに」
ぞくりと子宮の底が震えて、逃れるように体を起こした。
でも逃すまいと成瀬くんが胸に口を寄せ。
強く胸の先を甘噛みされて、大きく身をそらせるように反応してしまう。
「センセ」と成瀬くんが口の中で胸を弄びながら何度も呼ぶから、もう私の意識は成瀬くんの舌の動きと指とに奪われて、言葉にならない。
「やっば。センセ、エロすぎ……」
堪えても、堪えても、成瀬くんは私を激しく急きたてて追いつめて。
爆ぜるような感覚が全身を締めつけてきて、喘ぎ声の合間に「成瀬くん」と呼びながらしがみついた。
「成瀬く、ん。だめ、だめ。もうーー」
「イって。オレの指でイって」
腰を揺すられ、強く胸を吸われ、抗えないほどの絶頂が声になって口をついて出る。
これまで感じたことのないような気持ち良さが全身を貫いて、大きく喘いだ。
その瞬間、成瀬くんが私をぎゅっと抱きしめて、声を塞ぐように唇に唇を重ねた。
「ん、んん、んー……!」
苦しさと気持ち良さとに、涙があふれ、体が痙攣して。
直後、力が抜けて眼裏がちかちかするような感覚とともに暗くなっていく。
意識が途切れる瞬間、月明かりの中で成瀬くんの「……センセ、――」と何かをささやく甘い声がした。
「……忘れていたかった」
そう呟くと、成瀬くんが「そんなの、許すわけないでしょ」と笑った。
そして、へたりこんだ私の正面に膝をついて身を乗り出しながら、ネクタイと一緒にワイシャツの襟を緩めた。
熱に潤んだ眼差しはあの頃のように甘くて、でももう自分が何をしているか分かっていると、大人びた色を兆していた。
「センセ、嫌なら言って今すぐ。……オレ、あなたが泣いてもやめる気ないから」
成瀬くんの手が私のブラウスにかかっても動けなかった。
全身が心臓になったみたいに破裂しそうに鳴っていて、理性とか立場とか場所とか先のこととか、……直己のこととか、そんなものが全部遠くなっていく。
前ボタンがいくつか外され、すっと冷たい空気が胸元を撫でた。
思わず、自分がこれからしようとしていることに慄いて俯いた。
「だめ、顔あげて、オレのこと見て」
成瀬くんが強引にあごをとらえて私の顔をあげさせた。
ワイシャツを脱ぎ捨てた成瀬くんの、スポーツで鍛えているらしい胸が視界に飛び込んできて、顔が沸騰するように熱くなった。
自覚させられた羞恥心に、どうしても成瀬くんから目をそらしてしまう。
「ちゃんと、オレ見て」
強引に視線を結ばされた。
そのキラキラした無邪気さのある目の光は変わらないのに、その切なさの温度も男の色気もぐっと増していて。
「な、成瀬くん、ここ、が、学校、」
「いまさら?」
小さく笑った成瀬くんは、私に顔を近づけてもう一度キスをした。
同じ薄荷の香りがするのに、あの川の堤防で繰り返したキスよりも甘く、切なく、優しく。
唇を割って、成瀬くんの舌がすべりこんできた。
舌が絡みあって、強引に応えさせられる。
拒みたいのか、もっと感じたいのか、どっちかなんて本当は分かってる。
成瀬くんの手がブラウスの中から背中に回ってブラジャーのホックを外した。
そのまま胸に直接触れられ、びくりと震えながら身をすくめた。
「や、まって私」
「センセ、かわい」
耳元でささやかれ、そして耳朶を軽く甘噛みされた。
思わず声がもれて口を抑えようとしたその手をとらえられる。
成瀬くんの顔が首筋に寄せられた。
少しごつめの、長い指先が優しく時に乱暴に胸の形を確かめるようにまさぐった。
「成瀬くん、や、やっぱり」
「……黙って」
往生際が悪いって分かってても、最後の砦のように体を縮めた。
「時間切れ。嫌なら、さっき言ってくれないと……ね、センセ。エロいとこ、オレに見せてよ」
成瀬くんが私を抱き寄せて、膝にまたがらせた。
固く大きな感触をお尻の辺りに感じて、生々しさに息をのんだ。
高校生だったあの成瀬くんが、女の私を求める生身の男なんだと思い知らされる。
もう、あの頃じゃない。
「腕、回して」
戸惑いと恥ずかしさ、そして切なさとが押し寄せた顔を隠すように促されるまま、成瀬くんの首に腕を回した。
「かわいい」と成瀬くんが言いながら、長い指をほとんどずりあがったスカートの中の内腿に這わせて、その先へと滑らせていく。
「ん……っ」
敏感な部分を男の指が滑って、小さく身をよじった。
「これ……破っていい?」
成瀬くんが私のパンストをつまんだ。
ーーそれを許したら、本当に戻れなくなる。
ーーいいの?
「ね、いい?」
耳元で熱っぽく急かしながら、また成瀬くんは私の耳を甘噛みした。
「ねぇ、センセ? いいよね?」
頷く前に、ピッと音がして。
私がしがみついてる先生の仮面を無理やり剥ぎとるみたいに、音を立てて成瀬くんはストッキングを引き裂いた。
同意なんてはじめから求めてないようなその強引さが、私の理性を奪っていく。
空気にさえ敏感になった内腿の付け根のあたり。
成瀬くんは、そこから指を奥へ進ませた。
卑猥な音がかすかに聞こえた時、成瀬くんの指がためらいもなく私の中に入る。
びくりと震えて、声がもれた。
「すっげ濡れてる……」
指の動きに合わせて音が大きくなって、全身の熱がじわじわと下へ向かう。
「センセ、ここ、さっきまで誰かいた教室だよ? なのにこんな濡れてんの?」
「い、言わな……で」
腰が浮きそうになるのを抑え込まれ、体からどんどん力が抜けて、目の前の成瀬くんしか見えなくなる。
「や、やっぱり」
「だめ。オレの指、こんなにくわえて……欲しがってるくせに」
ぞくりと子宮の底が震えて、逃れるように体を起こした。
でも逃すまいと成瀬くんが胸に口を寄せ。
強く胸の先を甘噛みされて、大きく身をそらせるように反応してしまう。
「センセ」と成瀬くんが口の中で胸を弄びながら何度も呼ぶから、もう私の意識は成瀬くんの舌の動きと指とに奪われて、言葉にならない。
「やっば。センセ、エロすぎ……」
堪えても、堪えても、成瀬くんは私を激しく急きたてて追いつめて。
爆ぜるような感覚が全身を締めつけてきて、喘ぎ声の合間に「成瀬くん」と呼びながらしがみついた。
「成瀬く、ん。だめ、だめ。もうーー」
「イって。オレの指でイって」
腰を揺すられ、強く胸を吸われ、抗えないほどの絶頂が声になって口をついて出る。
これまで感じたことのないような気持ち良さが全身を貫いて、大きく喘いだ。
その瞬間、成瀬くんが私をぎゅっと抱きしめて、声を塞ぐように唇に唇を重ねた。
「ん、んん、んー……!」
苦しさと気持ち良さとに、涙があふれ、体が痙攣して。
直後、力が抜けて眼裏がちかちかするような感覚とともに暗くなっていく。
意識が途切れる瞬間、月明かりの中で成瀬くんの「……センセ、――」と何かをささやく甘い声がした。
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