ゴトウユカコ

ゴトウユカコ

人の暮らしや、海や山、そこに息づく目には見えないもの。 そんな空間や時間の中で紡がれる男女を軸にした生き死に、を執筆していきたいなと思います。
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恋愛 完結 長編 R18
理由なんて何もなかった。 「センセ」 少し甘えるような君の声に縛られたまま。 気づいたら、夕焼け色の教室でキスをしていた。 でも始まりかけていた恋を終わらせたのは、私、片桐 杏。 だって君は、教育実習先の高校生ーー。 そして。 先生になった私の前に、君は、生徒から教育実習生になって現れた。 意地悪で甘い悪戯ばかり仕掛けてくる君の心はどこにあるの? 教育実習生の杏が出会った男子高校生の蒼。 確かに恋になったはずなのに、あることがきっかけで2人は道を違えることに。 でもそれから4年ーー。 先生になっていた杏の前に、今度は教育実習生として蒼が現れて。 でも揺れる杏の心を踏みにじるように、1人の男性教師が杏に標的を定めてーー。 かつて叶わなかった恋を今度こそ叶えるために。 もう二度と見失わないために。 先生×生徒から始まる恋の物語。
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文字数 174,154 最終更新日 2021.02.28 登録日 2021.01.29
恋愛 完結 長編 R15
北関東の山間で、米をつくり暮らしをたててきた集落。 そこに住む祖母が亡くなった。 親族として葬儀の手伝いをする皐月は、豪農として大きな屋敷を構える本家で、 幼い頃に見かけた「狐の嫁入り」を思い出す。 雨が降る田のあぜ道を、篠笛の音とともにゆく狐の面をした彼ら。 それとともに苦い記憶が蘇る皐月の前に、一人の男性が現れた。 白彦(きよひこ)ーー。 きよくん、と呼び、本家に来た時だけ遊びまわった従兄弟であり、幼い頃の友達だ。 人目を惹かずにはおれない美しい男性に成長した彼に、 皐月は気後れしながらも少しずつ昔のように打ち解けていく。 そんな時にふと現れた、狐面で顔を隠した、小さな男の子。 謎めいた言葉を残しながら、その子は裏庭の古い土蔵へと誘うーーー。 皐月を襲う新たな怪異。 山の神様が住まうという集落のシンボルでもあるお山。 ひたひたと皐月の日常に忍び寄る、悪意。 少しずつ思い出す、記憶の断片。 そして、祖母の命への眼差しとひたむきな白彦の想い。 皐月は、いやおうなく人間と人間ならざる者、生と死との狭間に立たされていく。 その狭間で、彼女はどんな選択をしていくのかーー。 北関東の山間の古い旧家を舞台にした、”狐の嫁入り”をめぐる恋愛ファンタジー。
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文字数 170,526 最終更新日 2018.04.14 登録日 2018.03.18
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