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第二章 彼女が欲しい皐月君 編
単独行動
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セトカさんにはチャラと言われたものの、やはりサリューとは顔を合わせずらい。
だって、自覚しちゃったから。
俺って、少なからず、サリューに好意を持っているみたいだ。
だって、サリューにあんなことされても、奴と顔を合わせられない方が辛いんだ。
ハァ、一体どうすりゃいいんだ……、俺。
セトカさんは、認めるものは認めちゃって、自分に素直になって、
後は流されちゃえばいいのよー。
なんて、簡単に言ってたけど、それ自体がどうすればいいのか全然分からないよ。
とにかく今は、サリューと会うのが恥ずかしくて避けているのが現状だ。
かと言って、ログインしないのも手持無沙汰だし、
取りあえずログインして、さて、何しよう?
用もないのに、ゴッタニ亭に入り浸るのも迷惑かけちゃうし、
カミリアさんの所に行っても、いいように使われちゃうのがおちだろうし……。
そうだ、アインハルトさんかセトカさんが暇だったら、
一緒に狩に行ってくれないかな?
そう思って画面を開いてみたけど、二人ともログインしていないようで、
名前が活性化していなかった。残念。
「たまには一人で狩もいいかな。お宝は丸儲けだし。」
そうだ、一人だって、狩は出来るんだよ。サリューと一緒じゃなくても大丈夫。
そうと決めたら、何処へ行こう。
やっぱり近場の深淵の森に行こうかな。
それとも、もう少し奥の常闇の洞窟にでも行こうか。
さすがに屍の森はシングルではきついし。
まあ、とにかくそちら方面へ行くと決め、俺は装備を確認した後、家を出た。
手始めに、深淵の森から流すつもりで、
インベントリからハイサポーターを出し、装備する。
装備って言っても、ぽんと放り投げ、空中に適当に浮かせておくだけなんだけど。
サポーターってのは、文字通り、持ち主をサポートしてくれる代物。
ノーマルサポーターは持ち主の声に反応して動く。
例えば、バリアーと言えば、バリアーを張ってくれるし、
命令に応じた攻撃もしてくれる。
俺には必要ないけど探知機能もある。
俺の持っているハイサポーターは、値段はかなり張ったけど、
声ではなく俺の意識に反応して動いてくれるから、かなり時短になるし、
その分生存率に大きく係わってくる。
でもやっぱり一番すごいのは、エクストラサポーターだよな。
かなりお高いし、あまり出回っていないみたいだけど、
こいつは持ち主の意識に関係なく、独自に持ち主の危険を察知し対応する。
そして設定したレベルに応じた攻撃も自動でしてくれるらしい。
あまりレベルを上げ過ぎると、
楽過ぎてつまらないって話も聞くから、良し悪しなんだろうけど。
俺のは、シングルで行動する時の為に金のある時に購入しておいたんだけど、
ほとんどサリューとやっていたから、使う機会がなかったんだ。
でも、やっと日の目を見るな。
ちょっとサポーターを見つめ、
「さーて、行ってみますかパル君。」
味気ないので、サポーターに即席の名を付けてみました。
あー、ネーミングセンス無いな。
俺は森に向かって歩みを進めた。
取りあえず、がつがつ狩をするつもりは無いけど、
さすがにいきなり攻撃をくらうのはまずいから、
検知機能を半径1キロほどに設定してぶらぶらと歩く。
しかし1時間ほど歩いたが、一向に魔物が引っかからない。
「おっかしいな、いつもなら魔物の2,3匹は掛かって来るはずなんだけどな。」
頭をひねりながら、さらに森の奥に進む。
どうせ、この奥の洞窟にも行ってみようと思っていたんだから、かまわないさ。
遅くなったら、安全なポイントを探して野宿でログアウトすればいいや。
そう思ってから30分。
どうして魔物が出てこなかったのかを思い知った。
「ボスキャラかよ……。
どおりで、いつもうろうろしている奴らが、なりを潜めている訳だよな。」
俺の前にはS級ランクの魔物が立ちはだかっていた。
だって、自覚しちゃったから。
俺って、少なからず、サリューに好意を持っているみたいだ。
だって、サリューにあんなことされても、奴と顔を合わせられない方が辛いんだ。
ハァ、一体どうすりゃいいんだ……、俺。
セトカさんは、認めるものは認めちゃって、自分に素直になって、
後は流されちゃえばいいのよー。
なんて、簡単に言ってたけど、それ自体がどうすればいいのか全然分からないよ。
とにかく今は、サリューと会うのが恥ずかしくて避けているのが現状だ。
かと言って、ログインしないのも手持無沙汰だし、
取りあえずログインして、さて、何しよう?
用もないのに、ゴッタニ亭に入り浸るのも迷惑かけちゃうし、
カミリアさんの所に行っても、いいように使われちゃうのがおちだろうし……。
そうだ、アインハルトさんかセトカさんが暇だったら、
一緒に狩に行ってくれないかな?
そう思って画面を開いてみたけど、二人ともログインしていないようで、
名前が活性化していなかった。残念。
「たまには一人で狩もいいかな。お宝は丸儲けだし。」
そうだ、一人だって、狩は出来るんだよ。サリューと一緒じゃなくても大丈夫。
そうと決めたら、何処へ行こう。
やっぱり近場の深淵の森に行こうかな。
それとも、もう少し奥の常闇の洞窟にでも行こうか。
さすがに屍の森はシングルではきついし。
まあ、とにかくそちら方面へ行くと決め、俺は装備を確認した後、家を出た。
手始めに、深淵の森から流すつもりで、
インベントリからハイサポーターを出し、装備する。
装備って言っても、ぽんと放り投げ、空中に適当に浮かせておくだけなんだけど。
サポーターってのは、文字通り、持ち主をサポートしてくれる代物。
ノーマルサポーターは持ち主の声に反応して動く。
例えば、バリアーと言えば、バリアーを張ってくれるし、
命令に応じた攻撃もしてくれる。
俺には必要ないけど探知機能もある。
俺の持っているハイサポーターは、値段はかなり張ったけど、
声ではなく俺の意識に反応して動いてくれるから、かなり時短になるし、
その分生存率に大きく係わってくる。
でもやっぱり一番すごいのは、エクストラサポーターだよな。
かなりお高いし、あまり出回っていないみたいだけど、
こいつは持ち主の意識に関係なく、独自に持ち主の危険を察知し対応する。
そして設定したレベルに応じた攻撃も自動でしてくれるらしい。
あまりレベルを上げ過ぎると、
楽過ぎてつまらないって話も聞くから、良し悪しなんだろうけど。
俺のは、シングルで行動する時の為に金のある時に購入しておいたんだけど、
ほとんどサリューとやっていたから、使う機会がなかったんだ。
でも、やっと日の目を見るな。
ちょっとサポーターを見つめ、
「さーて、行ってみますかパル君。」
味気ないので、サポーターに即席の名を付けてみました。
あー、ネーミングセンス無いな。
俺は森に向かって歩みを進めた。
取りあえず、がつがつ狩をするつもりは無いけど、
さすがにいきなり攻撃をくらうのはまずいから、
検知機能を半径1キロほどに設定してぶらぶらと歩く。
しかし1時間ほど歩いたが、一向に魔物が引っかからない。
「おっかしいな、いつもなら魔物の2,3匹は掛かって来るはずなんだけどな。」
頭をひねりながら、さらに森の奥に進む。
どうせ、この奥の洞窟にも行ってみようと思っていたんだから、かまわないさ。
遅くなったら、安全なポイントを探して野宿でログアウトすればいいや。
そう思ってから30分。
どうして魔物が出てこなかったのかを思い知った。
「ボスキャラかよ……。
どおりで、いつもうろうろしている奴らが、なりを潜めている訳だよな。」
俺の前にはS級ランクの魔物が立ちはだかっていた。
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