私の執事はストーカー！？

急変

「え…   え？！！！！！！！！！！！」
(ちょっと待って！！いきなり何言い出すんだこの人は！？バカなの？アホなの？いや、いっそ天然なの？
変態なの？)
私の頭はただ疑問だけでいっぱいだった。
「あ、あの…どうかなされましたか？」

(お前がどうかしてるわ！！)

「い、いえなんでも…あはは……」

「…？」



「し、失礼します！」
私はその場からかけるように逃げ去った。

(こ、これでいいの…？！ていうか、執事なんて知らされてないし！とりあえず逃げたほうがいいの？！)

私は路地裏へ向かうがそこは何やら薄暗く、
アジトのような場所に…
すると、後ろから何者かが口をふさぐ……
私はこめかみをチョップで打たれ気絶してしまった。


「…ん…？」起きるとそこは、そのアジトの中のようだ。
(もう今日は本当にサイアク！！)
私は両手をロープのようなもので縛られていた…
後ろの棚の角で削ろうとするもとどかず、
苦戦していると…
ドアが開く音が！
恐る恐る目を瞑ると、そこにはさっきの執事が！

「茉利様！お怪我はありませんか？！！」
「え…！まぁ、なんとか…」
執事はホッと息を吐くと、安心した笑みで「良かった」とだけいいロープを外そうとする。
そこへ後ろからアジトの主と思われる男がゆっくりと近づいているのが見える。明らかに執事を狙っている。
私は大声で「逃げて！！！」と言うと慌ただしくその執事に向けて銃口を向けた…
「こいつがどうなっても良い…と？」
私は同様していた。その時…

[ガチャッ] と執事は銃をひねり返し、アジトの主に向けた。

「この娘が誰かとわかっているのか…？」
その目はもはや野獣の目…

私を守ろうとしているのは確かだ。

つづく…