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27話 素材を出す
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食堂でアディス達と朝食を食べる
「朝早くから訓練場を使用したと言うことは、ギルド加入したんだよね?」
「うん。加入したよ。…これ。Fランクカード」
エヴァドネにカードを手渡す。
「どれどれ、Fランクカード。懐かしいなあ。そうそう、ここにねパーティーに入ると個人 Fランク、その下にパーティー Bランクってなるんだよ。」
「そうなんだ。」
「今日、あまり眠れなかった?」
「熟睡しましたよ。目を覚ました後、二度寝をしようと思ったんですけど眠れなくて、時間を潰そうと運動出来る場所がないか受付のお姉さんに聞きに行ったんです。そしたら、この地下に訓練場があるって言うし、でもギルド加入しないと使えないって言われて、カード作っちゃいました。」
「そう、だったんだ。でも心配したよ~。起きたらいないんだもん。」
「御免なさい。今度はメモ残しますね。そうだ、紙とペンが売っているところってあります?買い物とか行きたいです!」
「そうだな。今日の予定は素材買取、パーティー登録、宿屋の予約を入れたら、だな。」
「わかった。」
会話しながら、食事を楽しんだ。
食事を終え、買取カウンターへ向かう。
一階に降りると人で溢れていた。
「凄い、人…。」
「朝決まった時間に依頼書を張り出されるから、依頼の争奪戦だねー。好みの依頼を選ぶなら、あの中に入らないと無くなっちゃうよ。」
へー、そうなんだ。
私潰されそうだよ。
今のメイジーなら物理的に人に揉まれても動じないだろう。
「お?お前達か、話を聞いている。素材はここに出せるか?」
「あー、量が多い。全部はここに出せないな。」
「じゃ、奥だな。着いて来い。」
買取担当のヒゲを生やしたおじさんに着いて行き、広い空間に出る。
「ここに出してくれ。」
素材を置く、広い大きな机の上に置いていく。
「ほんとに多いな。」
「ああ、数日は魔物の素材も多いだろう。売る奴も多くなるだろうしな。」
「原因が分かったんだってな。詳しく内容は聞かされてないがな。」
「時期に収まるさ。」
「スタンピードの前兆か?ってピリピリしていたが、杞憂ってんで良かったよ。」
話を聴きながらライアスも魔石などを取り出していた。
「あの、私のも出して良いですか?」
「メイジーも時間停止バッグを持っていたのか?」
「バッグではないですが、このポーチに色々入れています。あの森の素材も入れてます。」
「そうか。」
「嬢ちゃんのは、ここに出してくれ。」
じゃ、遠慮なく。
えーと、魔石、毛皮、肉、牙、爪、弓、錆びついた剣に鎧。
「お、おい!どうやって出しやがった?」
買取担当のおじさんは声を出して驚き、アディス達も驚いていた。
「え?ああ。このポーチとバングルが連動していて、バングルのお陰で出し入れ自由なんです。ポーチで出し入れしちゃうと、服を汚しちゃったり、出し入れに戸惑ったりしちゃうので。」
「嬢ちゃん、気を付けな。それを欲しがる奴はいっぱいいる。」
「心配してくれてありがとう。このポーチとバングルは私しか使えないようになってますし、身を守る方法はありますから…。」
「そうか。…じゃあ、素材を預かる。夕方に来てくれ。それまでに清算しておく。」
「わかりました。」
「じゃあ、頼む。」
私とアディスが頷く。
素材を預け、次に受付に向かう。
その頃には、混雑も収まっていた。
「お?嬢ちゃん、入れ違いになってなくて良かった。これは返すぜ。」
「お、兄さん。」
昨日絡んできた、ウォルターが緑色の液体瓶出して目の前に出す。
「お前、おじさんって言いそうになっただろう。」
「そ、そんな事ないよ。お兄さん。」
ウォルターはメイジーにジト目で睨む。
あはは。
見た目が無精髭を生やしたおじさんなんだもの。
「俺は、ウォルターってんだ。ここの新人に指導している。」
「私はメイジーって言います。そのポーション使わなかったんですか?」
「膝の怪我はお前の所為ではないからな。」
「え?でも…。」
「昔に負った怪我なんだよ。この足で冒険者が続けらんねーから、新人の指導員としてここにいる。」
「そうなんですね。でも、それは差し上げます。出会いの記念に取っといて下さい。」
言い終わり顔を近付けて欲しいとウォルターに手招きする。
ウォルターは少しビクついていたが、しゃがんでくれたので、ウォルターの耳元で呟く。
"まだ、冒険者を続けたいと思っていましたら、使って下さい。それで、治るはずです。そのままでもいいのなら記念に取っといて下さい。"
と伝えるやいなや、バッと私の顔を驚きの顔で振り向く。
メイジーは口元をほころばせる。
それを見たウォルターは背を上げ頭を掻きながら。
「有り難く貰っておく。」
アディス達はメイジー達の遣り取りが小声で聞き取れず疑問符をつく。
「アディス。」
「なんだ。」
「嬢ちゃんを守れよ。」
「?ああ、言われずとも守るさ。」
ウォルターに言われ、眉間に皺を刻む。
「ウォルターさん、私の事メイジーと呼んでください!嬢ちゃんって呼ばれるの、なんか嫌です。あと、髭を剃れば容姿がマシになりますよ!」
「おまっ!これは、ワザと伸ばしているんだ!」
「えーー。無精髭にしか見えない…。」
「「「ぶっふっ!……くくく。」」」
周りの何人かが吹き出し、アディスとライアスは肩を震わせていた。
「お前らなーーーー!」
ウォルターの怒鳴り声がギルド内に響き渡るのだった。
「朝早くから訓練場を使用したと言うことは、ギルド加入したんだよね?」
「うん。加入したよ。…これ。Fランクカード」
エヴァドネにカードを手渡す。
「どれどれ、Fランクカード。懐かしいなあ。そうそう、ここにねパーティーに入ると個人 Fランク、その下にパーティー Bランクってなるんだよ。」
「そうなんだ。」
「今日、あまり眠れなかった?」
「熟睡しましたよ。目を覚ました後、二度寝をしようと思ったんですけど眠れなくて、時間を潰そうと運動出来る場所がないか受付のお姉さんに聞きに行ったんです。そしたら、この地下に訓練場があるって言うし、でもギルド加入しないと使えないって言われて、カード作っちゃいました。」
「そう、だったんだ。でも心配したよ~。起きたらいないんだもん。」
「御免なさい。今度はメモ残しますね。そうだ、紙とペンが売っているところってあります?買い物とか行きたいです!」
「そうだな。今日の予定は素材買取、パーティー登録、宿屋の予約を入れたら、だな。」
「わかった。」
会話しながら、食事を楽しんだ。
食事を終え、買取カウンターへ向かう。
一階に降りると人で溢れていた。
「凄い、人…。」
「朝決まった時間に依頼書を張り出されるから、依頼の争奪戦だねー。好みの依頼を選ぶなら、あの中に入らないと無くなっちゃうよ。」
へー、そうなんだ。
私潰されそうだよ。
今のメイジーなら物理的に人に揉まれても動じないだろう。
「お?お前達か、話を聞いている。素材はここに出せるか?」
「あー、量が多い。全部はここに出せないな。」
「じゃ、奥だな。着いて来い。」
買取担当のヒゲを生やしたおじさんに着いて行き、広い空間に出る。
「ここに出してくれ。」
素材を置く、広い大きな机の上に置いていく。
「ほんとに多いな。」
「ああ、数日は魔物の素材も多いだろう。売る奴も多くなるだろうしな。」
「原因が分かったんだってな。詳しく内容は聞かされてないがな。」
「時期に収まるさ。」
「スタンピードの前兆か?ってピリピリしていたが、杞憂ってんで良かったよ。」
話を聴きながらライアスも魔石などを取り出していた。
「あの、私のも出して良いですか?」
「メイジーも時間停止バッグを持っていたのか?」
「バッグではないですが、このポーチに色々入れています。あの森の素材も入れてます。」
「そうか。」
「嬢ちゃんのは、ここに出してくれ。」
じゃ、遠慮なく。
えーと、魔石、毛皮、肉、牙、爪、弓、錆びついた剣に鎧。
「お、おい!どうやって出しやがった?」
買取担当のおじさんは声を出して驚き、アディス達も驚いていた。
「え?ああ。このポーチとバングルが連動していて、バングルのお陰で出し入れ自由なんです。ポーチで出し入れしちゃうと、服を汚しちゃったり、出し入れに戸惑ったりしちゃうので。」
「嬢ちゃん、気を付けな。それを欲しがる奴はいっぱいいる。」
「心配してくれてありがとう。このポーチとバングルは私しか使えないようになってますし、身を守る方法はありますから…。」
「そうか。…じゃあ、素材を預かる。夕方に来てくれ。それまでに清算しておく。」
「わかりました。」
「じゃあ、頼む。」
私とアディスが頷く。
素材を預け、次に受付に向かう。
その頃には、混雑も収まっていた。
「お?嬢ちゃん、入れ違いになってなくて良かった。これは返すぜ。」
「お、兄さん。」
昨日絡んできた、ウォルターが緑色の液体瓶出して目の前に出す。
「お前、おじさんって言いそうになっただろう。」
「そ、そんな事ないよ。お兄さん。」
ウォルターはメイジーにジト目で睨む。
あはは。
見た目が無精髭を生やしたおじさんなんだもの。
「俺は、ウォルターってんだ。ここの新人に指導している。」
「私はメイジーって言います。そのポーション使わなかったんですか?」
「膝の怪我はお前の所為ではないからな。」
「え?でも…。」
「昔に負った怪我なんだよ。この足で冒険者が続けらんねーから、新人の指導員としてここにいる。」
「そうなんですね。でも、それは差し上げます。出会いの記念に取っといて下さい。」
言い終わり顔を近付けて欲しいとウォルターに手招きする。
ウォルターは少しビクついていたが、しゃがんでくれたので、ウォルターの耳元で呟く。
"まだ、冒険者を続けたいと思っていましたら、使って下さい。それで、治るはずです。そのままでもいいのなら記念に取っといて下さい。"
と伝えるやいなや、バッと私の顔を驚きの顔で振り向く。
メイジーは口元をほころばせる。
それを見たウォルターは背を上げ頭を掻きながら。
「有り難く貰っておく。」
アディス達はメイジー達の遣り取りが小声で聞き取れず疑問符をつく。
「アディス。」
「なんだ。」
「嬢ちゃんを守れよ。」
「?ああ、言われずとも守るさ。」
ウォルターに言われ、眉間に皺を刻む。
「ウォルターさん、私の事メイジーと呼んでください!嬢ちゃんって呼ばれるの、なんか嫌です。あと、髭を剃れば容姿がマシになりますよ!」
「おまっ!これは、ワザと伸ばしているんだ!」
「えーー。無精髭にしか見えない…。」
「「「ぶっふっ!……くくく。」」」
周りの何人かが吹き出し、アディスとライアスは肩を震わせていた。
「お前らなーーーー!」
ウォルターの怒鳴り声がギルド内に響き渡るのだった。
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