黒頭巾は異世界で…

雪城 いぶき

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33話 買取清算

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ギルド前には、すでにアディス達が待っていた。

「エヴァドネ遅かっじゃないか。」

「ごめんね?ギルドに行く途中で屋台に寄ったから。」

「ライアスごめんなさい。私が匂いにつられて屋台に寄って買い物していたんです。」

ライアス達に申し訳なく謝る。

「そうか。少し心配していただけだ。で、何を買っていたんだ?」

ライアスの眉が垂れて穏やかに話出した。
両指を合わせて申し訳なく答える。

「タレ付きカツを。」

「もう食べてきたのか?」

「ううん。凄く美味しそうな匂いでタレ付きカツを数個程買ってアイテムポーチに入れてあるの。でね、これを買ったからには、パンと野菜をと思って寄り道していたから、遅くなっちゃった。」

食べ物の話に興奮して話出したが、買い物をして待たせた事に申し訳なくて落ち込む。

「そうか。」

ライアスはそこまで気にしていなかったのだが、メイジーの落ち込み姿に頭を撫でたくなりそうになっていたのを耐えた。
ライアスが相槌を打った後、アディスも会話に加わる。

「買い物は無事出来たか?」

「うん!だけど全部回れなかった。」

メイジーは気落ちしていたがアディスは穏やかに告げる。

「時間が開けば、また出掛ければいい。」

「そうする。」

「ギルドに入ろう。」

アディスは皆んなをギルドに促した。
ギルドに入ると依頼に出掛けていた冒険者達でごった返していた。
騒がしかったギルド内がアディス達一行が入って中程に進むと徐々に静かになって呟き声が聞こえ始めた。
黒だとか、黒のと囁かれて、やはり居心地は良くない。
買取カウンターに近付くと朝に対応してくれたおじさんが現れた。

「お!来たな、清算が終わってるぞ。」

「ああ。報酬の分け方は、いつものように。前回3で割っていたが、これから4で割ってくれ。」

「了解。最初の半分はアディスのカードだな。後の半分を4で割るっと、カードか現金どっちにする?」

買取担当のおじさんは皆んなに問い掛ける。

アディス達三人はカードに入れることを伝える。

「私も貰っていいの?」

「俺達のメンバーで、一緒に討伐した報酬だから貰う権利はある。貰ってくれ。」

「わかった。…おじさんカードにお願い。」

「おう!あと、嬢ちゃんから預かった素材の清算も終わってるぞ。」

「じゃ、それもカードにお願い。」

「わかった。じゃあカードを出してくれ。」

カードの処理をしている最中に、買取担当のおじさんから、撃絶の黒颷はギルドマスターに呼ばれているから清算が終わったら向かってくれと伝えられた。


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