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60話 薬の材料(ニヤリ)
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「大変失礼致しました。こんなに沢山の薬草を納品して頂いたのは初めてです。ギルドとしては大変有り難いです、助かります。」
やっと笑顔になったイサドラは会釈をしてお礼を伝える。
「異常状態回復系の物も納品してくれるなんて。今の報酬金額危険手当付きでポレドイの実一つ500ギルになっており10個で5000ギル、ジェリホダケ一つ800ギルで5個4000ギルになります。グリナ草とリブル草を合わせて支払わせて頂きますね。」
イサドラは笑顔で対応してくれた。
だか、もう一つ薬の材料になる物を持ち込んでいるのだ。
「イサドラさん、もう一つ薬の材料として回収してきたのがあるの。」
「薬の材料ですか?」
イサドラは首を傾げる。
メイジーが言った"薬の材料として回収"。薬草でも木ノ実やキノコでもない。それに採取したではなく回収ときた。
メイジーに薬の材料を出してもらうよう促した。
「じゃあ、出しますね。」
メイジーのニヤリと不敵な口元にイサドラも背中に寒気を感じていたが、職務を全うし笑顔を貼り付けて対応していた。
左手をテーブルに翳し、植木鉢が一つ出てきた。
確認すると中には、土が盛られ、そこから緑色の葉が出ており、真ん中に星型で紫色の花が咲いていた。
「ヒィ!?」
それを見たイサドラは小さな悲鳴を上げながら両手で耳を押さえ椅子から立ち上がる。イサドラの、いや受付嬢と思えない驚きようにテーブルの上にある植木鉢を注視したアディス達までも驚愕して、耳を両手で押さえて後退った。
「何を持ち込んでいるんですか!?」
「そうよ!メイジーなんでそんな物持ってきちゃったのよ!?」
イサドラさんが受付嬢とは思えない取り乱しように叫んでいた。
続いてエヴァドネも同じように叫んだ。
「ちょっと驚かせようと思って、…クスクスクス」
皆んなの驚いた顔が…見られた、だけで…ククク。
「笑い事じゃないですよ!このマンドラゴラどこから摂ってきたんですか!?」
まだ耳を押さえてイサドラは興奮して声を荒げている。
「皆んな落ち着いて、大丈夫だよ~。ちゃんと土の中に入っているし、念の為の防音もしっかりしているから。森の浅瀬よりちょっと奥に行った所に一匹?一本?居たから回収してきちゃった。」
「してきちゃった…って。これ、防音しっかりしているって本当なの?」
植木鉢を透明の袋状が覆っている。
これが防音効果の物なのだろうか、と眉を寄せて怪しく見定めているエヴァドネ。
「こ、これも、とんでもない物を使用していますよね?」
イサドラは透明な袋状な物を見て、それがなんの素材か分かり、耳から手を離して椅子に座り直した。
「…これは、ハコクラゲを加工した袋ですよね?」
「そうだよ~。」
「そんな呑気な事を言って、希少なアイテム使用してまでマンドラゴラを納品するなんて…。」
「珍しい薬の材料を見つけたんだもん。これ買い取れる?」
イサドラは片方のこめかみを指で揉みながら溜息を吐いた。
「申し訳ございません。マンドラゴラはすぐに買い取りが出来ません。ですが、今回ハコクラゲの袋付きで買い取りというのは可能ですか?」
「買い取り金額にもよるけど大丈夫だよ。」
「畏まりました。ギルドでの買い取りが可能か、それとも他に納品先がありましたらご連絡させて頂きます。つきましては後日、ご連絡するという事で宜しいでしょうか?」
「いいよ。分かった。」
植木鉢をアイテムポーチに戻す。
「では、皆様のギルドカードをお預かり致します。」
メイジーはカウンターにカードを出し、アディス達もカードを出すが、疲れたような表情でイサドラの前に置く。
カードの処理を行っている間に、浅瀬に薬草の植え直しをした事も伝えて注意も添えておく。
処理が終わりアディス達のギルドカードは先に返却され、私のギルドカードはイサドラの質問でまだ返してもらっていない。
「メイジー様?薬草採取の報酬と薬草が高品質だったと担当から報告がありましたので報酬の上乗せ分も含めてお渡し致します。報酬のお受け取りは現金になさいますか?それともカードにご入金になさいますか?」
「じゃあ。カードに入金でお願いします。」
「わかりました。…では、これで、完了です。」
イサドラからカードを返却してもらった。
「ありがとう。」
お礼を伝えたあと、イサドラが申し訳ない表情で頼んできた。
「メイジー様。しばらく薬草採取を受けて頂きたいのですが…。」
「…いつまで?」
「この、非常事態中の間なのですが。」
イサドラからというよりギルドからの依頼に、私は自分だけの意向だけで決められない。
リーダーのアディスを見て確認を取る。
「どうする?」
「…最低でも森が落ち着くまではいる。メイジーにとっても、この依頼は良いと思うが…受けていいんじゃないか?」
私もそう思う。メンバーと一緒に討伐依頼と薬草採取依頼を受ければ報酬もランクを上げるのにもちょうど良いだろう。それに個人的にも薬草を多めに採取出来て、ポーション類の薬を作る事が出来る。
「受けていいかな?」
「ああ。」
メイジーは皆んなに聞くと、アディスが応え、ライアスとエヴァドネは頷いてくれた。
「じゃあ、イサドラさん依頼の方、暫く受けるよ。」
「ありがとございます。宜しくお願い致します。」
イサドラは頭を下げ、私達にお願いするのだった。
やっと笑顔になったイサドラは会釈をしてお礼を伝える。
「異常状態回復系の物も納品してくれるなんて。今の報酬金額危険手当付きでポレドイの実一つ500ギルになっており10個で5000ギル、ジェリホダケ一つ800ギルで5個4000ギルになります。グリナ草とリブル草を合わせて支払わせて頂きますね。」
イサドラは笑顔で対応してくれた。
だか、もう一つ薬の材料になる物を持ち込んでいるのだ。
「イサドラさん、もう一つ薬の材料として回収してきたのがあるの。」
「薬の材料ですか?」
イサドラは首を傾げる。
メイジーが言った"薬の材料として回収"。薬草でも木ノ実やキノコでもない。それに採取したではなく回収ときた。
メイジーに薬の材料を出してもらうよう促した。
「じゃあ、出しますね。」
メイジーのニヤリと不敵な口元にイサドラも背中に寒気を感じていたが、職務を全うし笑顔を貼り付けて対応していた。
左手をテーブルに翳し、植木鉢が一つ出てきた。
確認すると中には、土が盛られ、そこから緑色の葉が出ており、真ん中に星型で紫色の花が咲いていた。
「ヒィ!?」
それを見たイサドラは小さな悲鳴を上げながら両手で耳を押さえ椅子から立ち上がる。イサドラの、いや受付嬢と思えない驚きようにテーブルの上にある植木鉢を注視したアディス達までも驚愕して、耳を両手で押さえて後退った。
「何を持ち込んでいるんですか!?」
「そうよ!メイジーなんでそんな物持ってきちゃったのよ!?」
イサドラさんが受付嬢とは思えない取り乱しように叫んでいた。
続いてエヴァドネも同じように叫んだ。
「ちょっと驚かせようと思って、…クスクスクス」
皆んなの驚いた顔が…見られた、だけで…ククク。
「笑い事じゃないですよ!このマンドラゴラどこから摂ってきたんですか!?」
まだ耳を押さえてイサドラは興奮して声を荒げている。
「皆んな落ち着いて、大丈夫だよ~。ちゃんと土の中に入っているし、念の為の防音もしっかりしているから。森の浅瀬よりちょっと奥に行った所に一匹?一本?居たから回収してきちゃった。」
「してきちゃった…って。これ、防音しっかりしているって本当なの?」
植木鉢を透明の袋状が覆っている。
これが防音効果の物なのだろうか、と眉を寄せて怪しく見定めているエヴァドネ。
「こ、これも、とんでもない物を使用していますよね?」
イサドラは透明な袋状な物を見て、それがなんの素材か分かり、耳から手を離して椅子に座り直した。
「…これは、ハコクラゲを加工した袋ですよね?」
「そうだよ~。」
「そんな呑気な事を言って、希少なアイテム使用してまでマンドラゴラを納品するなんて…。」
「珍しい薬の材料を見つけたんだもん。これ買い取れる?」
イサドラは片方のこめかみを指で揉みながら溜息を吐いた。
「申し訳ございません。マンドラゴラはすぐに買い取りが出来ません。ですが、今回ハコクラゲの袋付きで買い取りというのは可能ですか?」
「買い取り金額にもよるけど大丈夫だよ。」
「畏まりました。ギルドでの買い取りが可能か、それとも他に納品先がありましたらご連絡させて頂きます。つきましては後日、ご連絡するという事で宜しいでしょうか?」
「いいよ。分かった。」
植木鉢をアイテムポーチに戻す。
「では、皆様のギルドカードをお預かり致します。」
メイジーはカウンターにカードを出し、アディス達もカードを出すが、疲れたような表情でイサドラの前に置く。
カードの処理を行っている間に、浅瀬に薬草の植え直しをした事も伝えて注意も添えておく。
処理が終わりアディス達のギルドカードは先に返却され、私のギルドカードはイサドラの質問でまだ返してもらっていない。
「メイジー様?薬草採取の報酬と薬草が高品質だったと担当から報告がありましたので報酬の上乗せ分も含めてお渡し致します。報酬のお受け取りは現金になさいますか?それともカードにご入金になさいますか?」
「じゃあ。カードに入金でお願いします。」
「わかりました。…では、これで、完了です。」
イサドラからカードを返却してもらった。
「ありがとう。」
お礼を伝えたあと、イサドラが申し訳ない表情で頼んできた。
「メイジー様。しばらく薬草採取を受けて頂きたいのですが…。」
「…いつまで?」
「この、非常事態中の間なのですが。」
イサドラからというよりギルドからの依頼に、私は自分だけの意向だけで決められない。
リーダーのアディスを見て確認を取る。
「どうする?」
「…最低でも森が落ち着くまではいる。メイジーにとっても、この依頼は良いと思うが…受けていいんじゃないか?」
私もそう思う。メンバーと一緒に討伐依頼と薬草採取依頼を受ければ報酬もランクを上げるのにもちょうど良いだろう。それに個人的にも薬草を多めに採取出来て、ポーション類の薬を作る事が出来る。
「受けていいかな?」
「ああ。」
メイジーは皆んなに聞くと、アディスが応え、ライアスとエヴァドネは頷いてくれた。
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