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71話 商会
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大きな商会に着いた。
「ここだ。悪い噂もないし、ここで調味料が買えるだろう。」
中では店員さんとお客さんがいて繁盛していた。
アディス達が入ると、一瞬注目を浴びる。
四人中、二人がフードを被り、一人は黒のフードで目深に被っている為、目立ってしまっていたからだろう。
「いらっしゃいませ。本日はどのような商品をお求めでいらっしゃいますでしょうか?」
声を掛けて来たのは二十代半ばから後半にかけたブラウンの髪と瞳を持つ少しタレ目な男性だった。
他のお客さんには、女性の店員が対応している中で、私達には男性店員が近寄って来た。
怪しい格好で、あまり来ない冒険者が店内に入って来たことに警戒してしまったのだろうか?
「調味料を取り扱っていたと思うが、ここで購入出来るだろうか?」
代表でアディスが店員に話し掛けた。
「色々と取り扱っております。因みに、どういった調味料をお探しでしょうか?」
冒険者が珍しく調味料を購入しに来た事に一瞬多く瞬きし驚いていたが、直ぐに冷静を取り戻し対応する男性店員。
「詳しくは、このメイジーと話してもらいたい。」
アディスが私に向かって振り向き促してきた、その仕草を見た店員さんは私を見たので一歩前に進み自己紹介をする。
「こんにちは、私がメイジーです。えーっと、塩と砂糖を1キロ購入したいのですが、ありますか?」
「ございますよ。塩ですと1,000ギル、砂糖ですと3,000ギルとなります。予算はございますか?」
高いだろうと思っていたが、値段を聞いてビックリする。
アディスに顔を向け、確認すると頷いてくれたので店員さんに伝える。
「はい。大丈夫です。あと、食材系の物も取り扱っていますか?」
「ございます。どういった食材でしょうか?」
「お米、小麦粉、バター、チーズ、牛乳、卵、お酢、味噌、醤油、油なんだけどありますか?」
「どれも高い商品になりますが、ございますよ。どのくらいご入り用ですか?」
「うーん…。まあ、最初だから、お米30キロ、小麦粉10キロ、バター5キロ、チーズ5キロ、牛乳10リットル、卵50個、お酢1リットル、味噌10キロ、醤油10リットル、油10リットルあるかな?」
目の前の男性店員は、メイジーが提示した量に顔は笑顔だが内心では驚いていた。
「…ございます。…料金は。」
店員さんはそろばんで料金を提示してくれたが高い。
アディスの顔色を横目で確認し頷いてくれたので、店員さんに向き直る。
「購入したいです。」
「…畏まりました。ご用意致します。…納品先をお伺いしお届けする事も出来ますが。」
店員さんの横に着き、耳元でメイジーが小声で話す。
「自分達で持って帰るから、場所を移して頂けないでしょうか?」
「…畏まりました。ではこちらへ。」
男性店員さんの後ろをついて行き、テーブルも椅子も備え付けられた、広い部屋に案内された。
「商品をお持ち致しますので、こちらで、お座りになってお待ち下さい。」
アディスが椅子に座り、メイジー達も座る。
少しするとドアのノック音がし、お盆を持った女性が入って来た。
飲み物を配り部屋から出て行く。
「なんだか、好待遇?」
「塩と砂糖以外に、あれだけ購入すればそうなる。」
メイジーの呟きに、ライアスが応える。
「少し広い場所か倉庫かと思っていたのに…量は通常より多いと思うけど。」
「で、食材は頼んだあれだけか?」
部屋を見渡していたが、アディスから問われ、顔を左右に振る。
「本当はまだ欲しい食材があったんだけど…。ここじゃあ、高いと思って言わなかったよ…。」
「ぇえ?!まだあったの?」
エヴァドネのツッコミが入る。
「そりゃあ、このバッグがあれば腐る事は無いんだし、幾らあっても困らないでしょ?それに、お昼でも美味しい物が食べたいよ。」
また、部屋にノック音が聞こえた後、男性がドアを開け、"失礼致します"と言って入ってきた後、次々と食材を部屋に運び込んでくる。
「これで宜しいでしょうか?」
「改めても宜しいでしようか?」
食材の質を見たいと思い男性店員に確認を取ると"どうぞ。"と了承を頂いたので中身を見る。
まず、米の紙袋の中を覗き、手で米をを掬う。
やはり、玄米と白米が混じっていて、玄米の方が多い。小麦粉も真っ白では無い。
まあ、こんなものなのか?
健康にはいいだろう、不純物のゴミは無いようで良かった。
卵も牛乳も新鮮なものを持って来てもらっているようだし、いいと思う。
私がアディスに頷き購入を促す。
「精算してくれ。」
アディスがギルドカードを出して、男性店員に渡す。
精算している間に、男性店員に質問をする。
「お米と小麦粉なんだけど、白米と白い小麦粉ってあります?」
少し驚いた店員さんは、直ぐに応えてくれた。
「ええ、ございます。最高級品になりますが。」
「そうですか、わかりました。」
何がわかったのか、少し警戒していた男性店員だったが、気にしていないメイジーを見て、精算をすませる。
「カードをご返却させて頂きます。」
アディスはカードを受け取り"商品を収納しても?"と尋ね、男性店員は"ええ、どうぞ。"と了承したので、メイジーが収納して行く。
その収納方法に男性店員は目を見開いて驚いていた。
「収納したよ。」
「ああ。」
メイジーが食材を収納し終わってアディス達に伝える。
アディスが頷き立ち上がると"出入り口までお見送りさせて頂きます"と男性店員は申し出た。
アディスはそれに頷いた。
男性店員は出入り口で頭を下げる。
「本日はありがとうございました。またのご来店お待ちしております。」
アディス達は商会を出たのだった。
「ここだ。悪い噂もないし、ここで調味料が買えるだろう。」
中では店員さんとお客さんがいて繁盛していた。
アディス達が入ると、一瞬注目を浴びる。
四人中、二人がフードを被り、一人は黒のフードで目深に被っている為、目立ってしまっていたからだろう。
「いらっしゃいませ。本日はどのような商品をお求めでいらっしゃいますでしょうか?」
声を掛けて来たのは二十代半ばから後半にかけたブラウンの髪と瞳を持つ少しタレ目な男性だった。
他のお客さんには、女性の店員が対応している中で、私達には男性店員が近寄って来た。
怪しい格好で、あまり来ない冒険者が店内に入って来たことに警戒してしまったのだろうか?
「調味料を取り扱っていたと思うが、ここで購入出来るだろうか?」
代表でアディスが店員に話し掛けた。
「色々と取り扱っております。因みに、どういった調味料をお探しでしょうか?」
冒険者が珍しく調味料を購入しに来た事に一瞬多く瞬きし驚いていたが、直ぐに冷静を取り戻し対応する男性店員。
「詳しくは、このメイジーと話してもらいたい。」
アディスが私に向かって振り向き促してきた、その仕草を見た店員さんは私を見たので一歩前に進み自己紹介をする。
「こんにちは、私がメイジーです。えーっと、塩と砂糖を1キロ購入したいのですが、ありますか?」
「ございますよ。塩ですと1,000ギル、砂糖ですと3,000ギルとなります。予算はございますか?」
高いだろうと思っていたが、値段を聞いてビックリする。
アディスに顔を向け、確認すると頷いてくれたので店員さんに伝える。
「はい。大丈夫です。あと、食材系の物も取り扱っていますか?」
「ございます。どういった食材でしょうか?」
「お米、小麦粉、バター、チーズ、牛乳、卵、お酢、味噌、醤油、油なんだけどありますか?」
「どれも高い商品になりますが、ございますよ。どのくらいご入り用ですか?」
「うーん…。まあ、最初だから、お米30キロ、小麦粉10キロ、バター5キロ、チーズ5キロ、牛乳10リットル、卵50個、お酢1リットル、味噌10キロ、醤油10リットル、油10リットルあるかな?」
目の前の男性店員は、メイジーが提示した量に顔は笑顔だが内心では驚いていた。
「…ございます。…料金は。」
店員さんはそろばんで料金を提示してくれたが高い。
アディスの顔色を横目で確認し頷いてくれたので、店員さんに向き直る。
「購入したいです。」
「…畏まりました。ご用意致します。…納品先をお伺いしお届けする事も出来ますが。」
店員さんの横に着き、耳元でメイジーが小声で話す。
「自分達で持って帰るから、場所を移して頂けないでしょうか?」
「…畏まりました。ではこちらへ。」
男性店員さんの後ろをついて行き、テーブルも椅子も備え付けられた、広い部屋に案内された。
「商品をお持ち致しますので、こちらで、お座りになってお待ち下さい。」
アディスが椅子に座り、メイジー達も座る。
少しするとドアのノック音がし、お盆を持った女性が入って来た。
飲み物を配り部屋から出て行く。
「なんだか、好待遇?」
「塩と砂糖以外に、あれだけ購入すればそうなる。」
メイジーの呟きに、ライアスが応える。
「少し広い場所か倉庫かと思っていたのに…量は通常より多いと思うけど。」
「で、食材は頼んだあれだけか?」
部屋を見渡していたが、アディスから問われ、顔を左右に振る。
「本当はまだ欲しい食材があったんだけど…。ここじゃあ、高いと思って言わなかったよ…。」
「ぇえ?!まだあったの?」
エヴァドネのツッコミが入る。
「そりゃあ、このバッグがあれば腐る事は無いんだし、幾らあっても困らないでしょ?それに、お昼でも美味しい物が食べたいよ。」
また、部屋にノック音が聞こえた後、男性がドアを開け、"失礼致します"と言って入ってきた後、次々と食材を部屋に運び込んでくる。
「これで宜しいでしょうか?」
「改めても宜しいでしようか?」
食材の質を見たいと思い男性店員に確認を取ると"どうぞ。"と了承を頂いたので中身を見る。
まず、米の紙袋の中を覗き、手で米をを掬う。
やはり、玄米と白米が混じっていて、玄米の方が多い。小麦粉も真っ白では無い。
まあ、こんなものなのか?
健康にはいいだろう、不純物のゴミは無いようで良かった。
卵も牛乳も新鮮なものを持って来てもらっているようだし、いいと思う。
私がアディスに頷き購入を促す。
「精算してくれ。」
アディスがギルドカードを出して、男性店員に渡す。
精算している間に、男性店員に質問をする。
「お米と小麦粉なんだけど、白米と白い小麦粉ってあります?」
少し驚いた店員さんは、直ぐに応えてくれた。
「ええ、ございます。最高級品になりますが。」
「そうですか、わかりました。」
何がわかったのか、少し警戒していた男性店員だったが、気にしていないメイジーを見て、精算をすませる。
「カードをご返却させて頂きます。」
アディスはカードを受け取り"商品を収納しても?"と尋ね、男性店員は"ええ、どうぞ。"と了承したので、メイジーが収納して行く。
その収納方法に男性店員は目を見開いて驚いていた。
「収納したよ。」
「ああ。」
メイジーが食材を収納し終わってアディス達に伝える。
アディスが頷き立ち上がると"出入り口までお見送りさせて頂きます"と男性店員は申し出た。
アディスはそれに頷いた。
男性店員は出入り口で頭を下げる。
「本日はありがとうございました。またのご来店お待ちしております。」
アディス達は商会を出たのだった。
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