95 / 155
第4章 激動の冬編
第88話 信じるチカラ
しおりを挟む
ルエール部隊は8人の騎士で構成されていた。
ミリアムは本体に先駆けてミュリヌス地方に向かっているため、本隊の騎士は、今は7人。馬車から各自足の速い馬へと乗り換えて、ミュリヌス地方へ繋がる大森林の中の道を進んでいた。
大森林といっても、街道がしっかりと整備されているため移動に苦労することはない。気を付けるべきは、森に棲息する猛獣が馬の足音に驚いて襲ってくることくらいか。とはいっても、冬の今は冬眠期にあたるため、危険な獣と遭遇する可能性は低いが。
「お前、落ち着いているよなぁ」
龍牙騎士団内でも精鋭を選りすぐったこの舞台で異彩を放つ2人――リューイとレーディル。2人は新人騎士とその先輩という関係で、今も仲良く並んで馬を走らせていた。
「どういう意味ですか?」
騎士鎧の上に毛皮のマントを着込んでいるとはいえ、さすがに冬の中を馬で走ると、厳しい寒さが体を突き刺す。今は昼間だが、そびえたつ木々のせいで日光も僅かに差し込むだけだった。
リューイは白い息を吐き、赤くなった鼻をしながら返事をする。
「いや、だって。彼女が大変な目に合っているかもしれないってのに……お前、あんなに惚気まくる程好きなんだろ? 不思議に思ってさ」
レーディルのその言葉に、リューイは腑が落ちたように「ああ」とこぼした。
デリカシーが無い質問ではあったが、レーディルなりにリューイのことを案じてくれているのであろう。良い人だが不器用であることを知っているリューイは、その気遣いをありがたいと思うようにする。
「悩んでも悩まなくても同じなら、今は目の前のやるべきことに集中するようにしているんです。今俺がやるべきことは、一刻も速くリアラの下へ行くことですから」
「――そんななら、ミリアムさんじゃなくてお前が先に行きたかったんじゃないのか?」
「はは。相手がグスタフ様1人なら楽勝だけど、団長の娘さんみたいな強敵やヘルベルト連合の将軍なんかがいたら、俺なんかじゃどうしようもない。ミリアムさんが適任だよ」
なんてことないように言うリューイの顔を見ながら、レーディルは大きなため息をつきながら感心する。
「すげーな、お前。言っていることは間違いないんだけど、それは周りが言って聞かせることだぞ。当事者本人じゃ、なかなか言えないことだ」
そんなレーディルの素直な賞賛に、リューイは苦笑を浮かべる。
「そんなことないですよ。本当は俺だって不安で溜まらないです」
2人の会話がそこまでいったところで、先頭を行くルエールが手を振って合図をする。休憩の合図だった。
陽が落ちるまでには森林地帯を抜けなければいかない急ぎの行程――人は多少無理をしても、馬に無理をさせて途中で力尽きることがあれば、逆に時間がかかることとなる。馬の飲み水となる泉が近くにあるこの地点で休憩を取ることは、当初の予定通りだ。
「よーし、よし。よく頑張ったな。少し休憩だ」
汗だらけになっている馬を労りながらリューイが下馬すると、他のルエール隊の面々も馬を降り、曳き馬で近くにある泉へと歩いていく。
「俺はね、信じているんですよ」
「……ん?」
馬を引いて歩くリューイは、隣のレーディルに向けて話しかける。
「話の続きですよ。不安で不安で仕方ないけど……でも、きっと大丈夫だって信じている。もしかすると、今頃リアラはひどい目に合わされているかもしれない。だけど、あいつは強いんです。どんな目に合ったって、どんな辛い目にあったって、歯を食いしばって耐え続けることが出来る。自分でどうしようもないなら、きっと俺が助けに来るのを待っている。そんな奴なんですよ」
リアラは強い。
聖魔法という才能や天性の剣の才に恵まれた、という意味ではない。
強いのはリアラの心だ。どんなに苦しくて辛くて悲しい時があっても、いつだって明るい顔をしながら皆を、リューイを引っ張っていってくれた。そんなリアラの笑顔を見ていれば、自然とリューイは元気つけられて、自分も強くなっていける気がした。
リアラは自分が強いだけではない。周りを奮い立たたせて強くする力を持っていて、高潔で気高く、でもとても暖かくて親しげな精神を持っている。
そんな彼女を、何人たりとも穢すことは出来ないだろう。リューイはそう信じている。
「それに、ミリアムさんももうそろそろ到着する頃合いでしょう。あの人の評判は先輩も知っているでしょう? あの人ならリリライト王女殿下もリアラも守ってくれるって信じています。甘いかもしれないけど、俺は結構本気で信じる気持ちが力になるって思ってるんです」
リューイが照れもなく平然とそう言うと、レーディルはぽかんを口を開けて、しばらくの間言葉を失っていた。
「ったく、心配して損したぜ。お前にこの話すると、絶対惚気になるから、もうやーめた」
話しているうちに、泉にたどり着くルエール部隊。事前に聞いていた通り、泉の水は透き通るように綺麗で、人が飲むこともできそうだった。
2人は酷使してきた馬を泉まで曳いてやると、2頭とも泉に顔を突っ込むようにして、音を立てながら泉の水を飲んでいく。
「あはは。まぁ、実はグスタフ様が黒幕なんていうのが、そもそも杞憂なんじゃないかなって思っていたりもしますし。冬休みに会った時も、いつもと変わらないくらい元気だったし」
コウメイから聞いたミュリヌス学園の件――ルエールの娘アンナが、刺客としてカリオスの使者であるコウメイを暗殺しようとした事件。
コウメイが嘘などつく理由がないし、現に気を失ったままのアンナも王都に運び込まれている。その話自体を疑う余地はないし、グスタフが関与している可能性も、状況的には高い。
だが、グスタフ黒幕説以外でも、ヘルベルト連合やファヌス魔法大国が関与しているならば他の可能性だって同じレベルで有り得るのだ。
冬休みの時にいつもと変わらぬリアラと会っているため、グスタフが黒幕だとは考えにくい。少なくとも、リアラに何かしらの手が及んでいることはない、とリューイは思っていた。
「……あれ? 何でそんな不機嫌な顔しているんですか?」
リューイが隣のレーディルの顔を見て怪訝な表情を浮かべる。レーディルはリューイの方を見向きもしないで、ただ仏頂面でじっと泉の水を必死に飲んでいる自分の愛馬を見つめていた。
「分からんかっ! お前な、ついこの間「彼女がエロ過ぎて困るんです~!」で悩んでたくせに! 何がいつもと変わってない、だ! エロくなってんじゃねーのか、ばーか!」
「な、ななななっ……ち、ちがっ! そういう意味じゃ……」
それまで涼し気な表情をしていたリューイは、そのレーディルの発言に顔を赤くしながら周りをきょろきょろと伺う。
こちらを不思議そうにはうかがっているものの、内容までは漏れ伝わっていないようだ。ほっと一安心する。
「あー、もう! だからあんたに言うのは嫌だったんだー!」
「お前、騎士のくせに先輩をあんたとはなんだ! あんたとはー!」
真面目な空気から一変。すっかり緊張感はほぐれて、いつもの2人のやり取りに戻る。
――と、そんなリューイをぎゃあぎゃあやり取りをしていり最中、ふとレーディルはあることに気づく。
(――待てよ。団長の娘さんがかけられた呪いって、確か……)
これからグスタフの懐に潜り込むルエール部隊の面々には、アンナの容態については一通り共有されていた。明言こそ避けられていたものの、アンナが掛けられた呪いの副作用というのは、明らかに……
(あれ。それで、前よりもエロくなっているって……地味にヤバくね? っていうか、ちょっとだけマジでまずいんじゃ?)
いくらデリカシーゼロのレーディルでも、その考えに及びついても、すぐに口にすることは躊躇われた。
今、そんな確証がないことを言ってどうなるのか。ただ無駄にリューイを不安に陥れるだけではないのか。
リューイが先ほど言っていた通り、今自分達に出来るのは、先に向かったミリアムを信じて、一刻も早くグスタフの下へ向かうことである。そして万が一グスタフが黒幕だったとしても、それにリアラやリリライトが耐えていることを信じることだけである。
そして何より、「リアラを信じる」といったリューイの顔を思い出すと、さすがのレーディルも、とてもその気づきを口にすることは出来なかった。
「――ったく。お前って、実は意外と楽観的なのな」
リューイと言い合いをしながら、不意にレーディルは笑いを零す。
そのレーディルの言葉には、悪意も皮肉も無いことを感じ取って、リューイもまた笑う。
「あいつは誰にも負けないし、裏切らない。俺はリアラのことを誰よりも信じていますから」
リアラの元気で明るく優しい笑顔を思い浮かべながら、リューイはまるで自分のことを自慢するようにそう言った。
ミリアムは本体に先駆けてミュリヌス地方に向かっているため、本隊の騎士は、今は7人。馬車から各自足の速い馬へと乗り換えて、ミュリヌス地方へ繋がる大森林の中の道を進んでいた。
大森林といっても、街道がしっかりと整備されているため移動に苦労することはない。気を付けるべきは、森に棲息する猛獣が馬の足音に驚いて襲ってくることくらいか。とはいっても、冬の今は冬眠期にあたるため、危険な獣と遭遇する可能性は低いが。
「お前、落ち着いているよなぁ」
龍牙騎士団内でも精鋭を選りすぐったこの舞台で異彩を放つ2人――リューイとレーディル。2人は新人騎士とその先輩という関係で、今も仲良く並んで馬を走らせていた。
「どういう意味ですか?」
騎士鎧の上に毛皮のマントを着込んでいるとはいえ、さすがに冬の中を馬で走ると、厳しい寒さが体を突き刺す。今は昼間だが、そびえたつ木々のせいで日光も僅かに差し込むだけだった。
リューイは白い息を吐き、赤くなった鼻をしながら返事をする。
「いや、だって。彼女が大変な目に合っているかもしれないってのに……お前、あんなに惚気まくる程好きなんだろ? 不思議に思ってさ」
レーディルのその言葉に、リューイは腑が落ちたように「ああ」とこぼした。
デリカシーが無い質問ではあったが、レーディルなりにリューイのことを案じてくれているのであろう。良い人だが不器用であることを知っているリューイは、その気遣いをありがたいと思うようにする。
「悩んでも悩まなくても同じなら、今は目の前のやるべきことに集中するようにしているんです。今俺がやるべきことは、一刻も速くリアラの下へ行くことですから」
「――そんななら、ミリアムさんじゃなくてお前が先に行きたかったんじゃないのか?」
「はは。相手がグスタフ様1人なら楽勝だけど、団長の娘さんみたいな強敵やヘルベルト連合の将軍なんかがいたら、俺なんかじゃどうしようもない。ミリアムさんが適任だよ」
なんてことないように言うリューイの顔を見ながら、レーディルは大きなため息をつきながら感心する。
「すげーな、お前。言っていることは間違いないんだけど、それは周りが言って聞かせることだぞ。当事者本人じゃ、なかなか言えないことだ」
そんなレーディルの素直な賞賛に、リューイは苦笑を浮かべる。
「そんなことないですよ。本当は俺だって不安で溜まらないです」
2人の会話がそこまでいったところで、先頭を行くルエールが手を振って合図をする。休憩の合図だった。
陽が落ちるまでには森林地帯を抜けなければいかない急ぎの行程――人は多少無理をしても、馬に無理をさせて途中で力尽きることがあれば、逆に時間がかかることとなる。馬の飲み水となる泉が近くにあるこの地点で休憩を取ることは、当初の予定通りだ。
「よーし、よし。よく頑張ったな。少し休憩だ」
汗だらけになっている馬を労りながらリューイが下馬すると、他のルエール隊の面々も馬を降り、曳き馬で近くにある泉へと歩いていく。
「俺はね、信じているんですよ」
「……ん?」
馬を引いて歩くリューイは、隣のレーディルに向けて話しかける。
「話の続きですよ。不安で不安で仕方ないけど……でも、きっと大丈夫だって信じている。もしかすると、今頃リアラはひどい目に合わされているかもしれない。だけど、あいつは強いんです。どんな目に合ったって、どんな辛い目にあったって、歯を食いしばって耐え続けることが出来る。自分でどうしようもないなら、きっと俺が助けに来るのを待っている。そんな奴なんですよ」
リアラは強い。
聖魔法という才能や天性の剣の才に恵まれた、という意味ではない。
強いのはリアラの心だ。どんなに苦しくて辛くて悲しい時があっても、いつだって明るい顔をしながら皆を、リューイを引っ張っていってくれた。そんなリアラの笑顔を見ていれば、自然とリューイは元気つけられて、自分も強くなっていける気がした。
リアラは自分が強いだけではない。周りを奮い立たたせて強くする力を持っていて、高潔で気高く、でもとても暖かくて親しげな精神を持っている。
そんな彼女を、何人たりとも穢すことは出来ないだろう。リューイはそう信じている。
「それに、ミリアムさんももうそろそろ到着する頃合いでしょう。あの人の評判は先輩も知っているでしょう? あの人ならリリライト王女殿下もリアラも守ってくれるって信じています。甘いかもしれないけど、俺は結構本気で信じる気持ちが力になるって思ってるんです」
リューイが照れもなく平然とそう言うと、レーディルはぽかんを口を開けて、しばらくの間言葉を失っていた。
「ったく、心配して損したぜ。お前にこの話すると、絶対惚気になるから、もうやーめた」
話しているうちに、泉にたどり着くルエール部隊。事前に聞いていた通り、泉の水は透き通るように綺麗で、人が飲むこともできそうだった。
2人は酷使してきた馬を泉まで曳いてやると、2頭とも泉に顔を突っ込むようにして、音を立てながら泉の水を飲んでいく。
「あはは。まぁ、実はグスタフ様が黒幕なんていうのが、そもそも杞憂なんじゃないかなって思っていたりもしますし。冬休みに会った時も、いつもと変わらないくらい元気だったし」
コウメイから聞いたミュリヌス学園の件――ルエールの娘アンナが、刺客としてカリオスの使者であるコウメイを暗殺しようとした事件。
コウメイが嘘などつく理由がないし、現に気を失ったままのアンナも王都に運び込まれている。その話自体を疑う余地はないし、グスタフが関与している可能性も、状況的には高い。
だが、グスタフ黒幕説以外でも、ヘルベルト連合やファヌス魔法大国が関与しているならば他の可能性だって同じレベルで有り得るのだ。
冬休みの時にいつもと変わらぬリアラと会っているため、グスタフが黒幕だとは考えにくい。少なくとも、リアラに何かしらの手が及んでいることはない、とリューイは思っていた。
「……あれ? 何でそんな不機嫌な顔しているんですか?」
リューイが隣のレーディルの顔を見て怪訝な表情を浮かべる。レーディルはリューイの方を見向きもしないで、ただ仏頂面でじっと泉の水を必死に飲んでいる自分の愛馬を見つめていた。
「分からんかっ! お前な、ついこの間「彼女がエロ過ぎて困るんです~!」で悩んでたくせに! 何がいつもと変わってない、だ! エロくなってんじゃねーのか、ばーか!」
「な、ななななっ……ち、ちがっ! そういう意味じゃ……」
それまで涼し気な表情をしていたリューイは、そのレーディルの発言に顔を赤くしながら周りをきょろきょろと伺う。
こちらを不思議そうにはうかがっているものの、内容までは漏れ伝わっていないようだ。ほっと一安心する。
「あー、もう! だからあんたに言うのは嫌だったんだー!」
「お前、騎士のくせに先輩をあんたとはなんだ! あんたとはー!」
真面目な空気から一変。すっかり緊張感はほぐれて、いつもの2人のやり取りに戻る。
――と、そんなリューイをぎゃあぎゃあやり取りをしていり最中、ふとレーディルはあることに気づく。
(――待てよ。団長の娘さんがかけられた呪いって、確か……)
これからグスタフの懐に潜り込むルエール部隊の面々には、アンナの容態については一通り共有されていた。明言こそ避けられていたものの、アンナが掛けられた呪いの副作用というのは、明らかに……
(あれ。それで、前よりもエロくなっているって……地味にヤバくね? っていうか、ちょっとだけマジでまずいんじゃ?)
いくらデリカシーゼロのレーディルでも、その考えに及びついても、すぐに口にすることは躊躇われた。
今、そんな確証がないことを言ってどうなるのか。ただ無駄にリューイを不安に陥れるだけではないのか。
リューイが先ほど言っていた通り、今自分達に出来るのは、先に向かったミリアムを信じて、一刻も早くグスタフの下へ向かうことである。そして万が一グスタフが黒幕だったとしても、それにリアラやリリライトが耐えていることを信じることだけである。
そして何より、「リアラを信じる」といったリューイの顔を思い出すと、さすがのレーディルも、とてもその気づきを口にすることは出来なかった。
「――ったく。お前って、実は意外と楽観的なのな」
リューイと言い合いをしながら、不意にレーディルは笑いを零す。
そのレーディルの言葉には、悪意も皮肉も無いことを感じ取って、リューイもまた笑う。
「あいつは誰にも負けないし、裏切らない。俺はリアラのことを誰よりも信じていますから」
リアラの元気で明るく優しい笑顔を思い浮かべながら、リューイはまるで自分のことを自慢するようにそう言った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
ヤンデレ社長は別れた妻を一途に愛しすぎている
藍川せりか
恋愛
コスメブランドでマーケティング兼アドバイザートレーナーとして働く茉莉花は三十歳のバツイチOL。離婚して一年、もう恋も結婚もしない! と仕事に没頭する彼女の前に、突然、別れた夫の裕典が新社長として現れた。戸惑う茉莉花をよそに、なぜか色気全開の容赦ないアプローチが始まって!? 分かり合えずに離婚した元旦那とまた恋に落ちるなんて不毛すぎる――そう思うのに、昔とは違う濃密な愛撫に心も体も甘く乱され、眠っていた女としての欲求が彼に向かって溢れ出し……。「もう遠慮しない。俺だけ見て、俺以外考えられないくらい愛させて」すれ違い元夫婦の、やり直し極上ラブ!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる