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第4章 激動の冬編

第97話 婚姻の儀式

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「あ~ん、ごめんねグスタフ。遅くなっちゃってぇ」

「んほおおおっ? おほっ、おほおおっ! ぶひいいいっ!」

 リアラが笑顔でリリライトの寝室へ戻ると、そこには一糸まとわぬグスタフとが行為の真っ最中だった。ベッドに座ったグスタフにリリライトが抱えられるようにされながら、下から突かれている。リアラを出迎えたのは、リリライトの豚のような喘ぎ声だった。

「ぐひひひ、随分と遅かったのぅ。どうせお前も楽しんでいたんじゃろうて?」

「ぶひいいっ! ぶひ、ぶひひっ! ぶひぃぃっ!」

 リアラとグスタフの会話の邪魔になる程の喘ぎ声を上げるリリライト。リアラはグスタフの質問に応えるよりも先に、首をかしげながら

「今日は一段とエロ豚になっていますね。どうしたんですか?」

「な~に、人間を止めて本物のエロ豚になった方が孕みやすいと冗談で言ったらこの様じゃ。見ろ、この幸せそうな顔を。こやつ、根っからのドスケベじゃぞ」

「ぐひ……ぐひひひ……ぶひぶひ。ぶひぃぃ」

 グスタフにさげすまされると、リリライトは汗と涙と鼻水だらけの顔を下品に歪ませる。その顔はグスタフの言う通り、至福の感覚に捕らわれているようだった。

「あ~あ、すっかり狂っちゃって……まあ、仕方ないかな。リリ様はあくまでもグスタフのチンポ嫁。でも私は恋人だし。ね、グスタフ……ちゅ~」

 リアラはベッドに座ると、瞳を閉じてグスタフに唇を差し出す。とはいっても、それは美しい恋人同士の口づけを求めているのではなく、下品に舌を伸ばした懇願。グスタフは顔をリアラに近づけていくと、貪るように舌を絡めわせる。

「ん……ふ……れろ……ふ~、相変わらずグスタフのベロチューって、超エロい。さっき出してきたばかりなのに、またチンポ勃起してきちゃった」

 リアラは、口の周りについたグスタフの唾液を舌で舐め取り、スカートを押し上げる股間部分をさすりながら、微笑む。

 リリライトとはまた違った形で全てを歪まされたリアラも、他人のことは言えない程に狂っているといっても良かった。その、正気の時と変わらない笑顔が、余計に狂気を感じさせる。

「ぐひひひ。やはりお主も楽しんできたんじゃないか」

 そうグスタフに指摘されれば、リアラは悪戯がバレた子供のように笑いながら舌を出して、自分の頭を小突く。

「でも安心して。グスタフの言いつけ通り、ミリアムの処女マンコはオーエンに譲ったよ。私はお尻を使ってちょっとだけ楽しませてもらっただけ。結婚兼姦通式は2人きりにしてあげたし。ね、グスタフ。最近チンポセックスばっかりだったから、今日はマンコをハメハメして欲しいな。久しぶりにグスタフの極太チンポでマンコ犯されたいよぉ」

 言葉さえ消えてしまえば、恋人に可愛くおねだりをする風に見えなくもない。しかし相手はリアラとは全く似つかわしくない肥満の中年男だ。異常極まりない光景であることは言うまでもない。

「ぐひ、ぐひひひ。まあ待て。まだチンポ嫁の豚声が終わっとらんじゃろう。--それでは、手はず通りで間違いないな?」

「んぎぃぃっ! ぶほおおっ、ぶひぶひっ! ぶひぃぃ! ぶっひいいい!」

 リリライトの汚い下品な喘ぎ声を背景に、リアラの異常ぶりに満悦するグスタフ--しかし後半の言葉は、打って変わって真剣味を帯びた声でリアラに問いかける。

 そのグスタフの声に、リアラも甘えたような媚びた表情を止めて、真剣な表情で……しかし、余裕の笑みを浮かべて答える。

「ミリアム=ティンカーズはオーエン=ブラッドリィの妻となりました。この後、すぐにでもルエール一行を皆殺しさせる手はずは整っています」

    ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

 リリライト邸内オーエンの客室。

 相変わらず椅子に座ったままのオーエン。そのオーエンに向けて、ミリアムはドレスのスカートを捲し上げて、尻を高く突き上げながら、尻肉でオーエンの肉棒を擦っていた。

「はんっ。さっきの変態女に尻ズリされてハマっちまったのか? ああ?」

「ち、ちが……貴方を気持ちよくしたくて……っんん! あああんっ!」

 すっかり雌の表情になったミリアムは、腰を動かしながら肉棒の感触を感じると、親指を口に含みながら甘い声を漏らす。

 オーエンは、そんなミリアムの腰を両手で固定し、動きを止める。

「ど、どうして……!」

「そうやって嘘をつく妻は嫌いだな。てめーが気持ちいいんだろうが、ああ? 俺のことなんてどうでもよくて自分が気持ちよくなりたいから、尻コキしてんだろ?」

「ち、違うっ……っあああ!」

 オーエンの言葉に、ミリアムは必死になってオーエンの手を払いのけて腰の動きを加速させていく。

「わ、私も気持ちいいけど、貴方を気持ちよくしたいのも本当なの。だって妻だもの。足を斬ってしまってごめんなさい。私が尻コキして貴方のチンポを気持ちよくするから……あんっ! あぁぁんっ! だから、愛して下さいっ……私を幸せにしてっ……んあああっ!」

 ミリアムは下品に腰を振りながら、手を秘部へ伸ばすと、自らの陰核を弄り始める。

「あぁ……ご、ごめんなさいっ! 気持ちいいのが止まらないっ! 貴方を気持ちよくさせないといけないのに、私が気持ちよくなっちゃう! 尻コキが癖になっちゃったの! 尻コキしながらクリチンポ扱くの癖になっちゃった! 気持ちいいっ! クリチンポ、いい! イク! イクう! 貴方より先に、クリチンポ弄っていく! いくううううう!」

 陥落する前の時のタガが外れたように、ミリアムはビクビクと身を痙攣させて、オーエンよりも一足先に絶頂に達する。

「っはぁ……はぁ……らめぇ、どんどんハマっちゃう。気持ちよくなっちゃう……ドスケベになっちゃう」

 舌を伸ばしながら、これまでに見せたことのないような雌の表情になるミリアム。未だ、どの雄にも汚されていない秘肉は、もどかしそうにビクビクと蠢いている。

「てめー、さっきから1人で何度もイキやがって。本当に俺のことをイカせる気があんのか、ああ?」

 オーエンがミリアムの尻肉を軽くはたくと、バチンという小気味良い音が部屋に響く。「きゃうんっ!」とミリアムは子犬のような声を上げて、身を小刻みに震わす。もはやその行為すら悦びとなってしまっているようだった。

「ご、ごめんなさい、ごめんなさいっ! だって、こんな気持ちいいこと知らなくて! 誰も教えてくれなかったからぁ」

 泣きながら媚びるミリアムに、オーエンは満足そうにほくそ笑む。

 実力では到底敵う相手ではない女性騎士をこういった方法で屈服させるというのは本当に愉快だった。もとより忠義や信念をもって龍の爪に所属しているわけではないオーエンは、このままグスタフについた方が旨い汁が吸えると確信する。

「はっ、もういい! そろそろ、てめーの変態汁でぐちょぐちょのきたねぇ場所に、俺様の立派なものを突っ込んでやる。ほら、自分で入れろ」

「っ! は、はいっ!」

 それまでお預けをされていたようにそこを放置されていたミリアムは、そのオーエンの言葉に、お菓子を恵んでもらった子供のように顔を輝かせる。

「こ、これで……本当にあなたと結婚出来るのね。嬉しい……嬉しい嬉しい嬉しいっ! 嬉しいよぉっ……!」

 ミリアムは自ら指で秘肉を左右に押し開くと、硬く反りあがっているオーエンの肉棒をくわえこもうと腰を突き付けていく。

「いいのか? これを処女を俺に捧げちまったら、もう後戻りできねぇぞ。お前は一生俺の肉奴隷妻として、ヘルベルト連合で生きていくことになる。二度と聖アルマイトの龍牙騎士には戻れねぇぞ」

「あう……く……」

 ミリアムの、最後の最後に残った理性の残りかすを揺さぶりにかける。

 騎士の家系に生まれ、幼い頃より大陸最高峰の龍牙騎士を目指していた。それを果たしただけではなく、最も敬愛する団長ルエールのその実力を認められるまでに至った。

 いわば龍牙騎士というステータスはミリアムの生き様そのもの。そして人一倍龍牙騎士に憧れていたミリアムからすると、主義主張よりも金で動いている傭兵など、唾棄すべき存在だと考えていた。

 よりにもよって、そんな傭兵の妻に……しかも性の道具のような扱いをされることに、ミリアムは、最後の最後に戸惑う。

「おら、どうした」

「はうううんっ?」

 しかしオーエンはミリアムがここから立ち直るなどと露にも思っていないような余裕の笑みを浮かべながら、突き付けられた秘裂にそって肉棒を動かす。

「っはぁ……はぁ……わ、私は龍牙騎士になりたくて、今まで頑張って……団長……あぁぁ……で、でもオチンポ嫁にもなりたいっ! あなたのことを、どんどん好きになって……っあああ! あああ!」

 頭を振り乱しながら、混乱して暴れる思考をおさめようとするミリアム。ここまで堕ちたにも関わらず、彼女の龍牙騎士というステータスーー存在意義そのものを塗り替えようとすることで、再び立ち直る空気を見せ始める。

(あのおっさんの言う通りだったな)

 事前にグスタフから聞いていた通り、もしもミリアムが強靭な心の持ち主であったなら、最後の最後に思いもよらない抵抗を見せるかもしれない--

『じゃが、その方が堕とし甲斐があるじゃろうて?』

 悪魔のような醜悪な笑みを思い出しながら、オーエンは「そうだな」とぼそりとつぶやく。

 オーエンはおもむろにミリアムの腕を取り、自分の方へ伸ばすと、懐から小さな指輪を取り出す。

「なっ、何をっ……!」

 そのオーエンの気配に、たまらなく嫌な予感がして、怯えたような表情を見せるミリアム。

 ニィと笑うそのオーエンの笑みは、どこかグスタフのものを彷彿とさせながら

「この指輪をつけたら、もうお前の肉の一部となって外せなくなるらしいぜ。つけたら中から針が飛び出して、女の脳に作用する毒を死ぬまで流し続けるんだと。要するに、俺のことが好きでたまらなくなって、万年発情する雌犬になるってことだ」

「う、嘘でしょう? い、いやっ……そんなの……嫌だっ……!」

 もうこの段階でオーエンが止めるはずもない。そのミリアムの悲痛な懇願はむなしく響くだけで何の効果ももたらさない。

 オーエンは引いたミリアムの薬指に、その指輪をはめ込む。するとオーエンからは見えないが、指輪の内部から極細の針が伸びてミリアムの指の肉に刺しこまれる。

「う」

 ミリアムはわずかに声を漏らす。

 オーエンが言う媚毒が即座にミリアムの全身を駆け巡り、脳を犯していく。

 心臓がドクンと一度大きく脈打つと、媚毒が血管に乗りミリアムの脳を色欲に染めていく。ミリアムの人格を、思考を、全てをグスタフ好みの雌に染め上げられていく。

「あふ……ぁ……い、やぁ……」

 自分の目の前で狂った痴態を繰り広げていたリアラとリリライト。自分も同じようになるという絶望感の中、最後に絞り出したミリアムの抵抗。

 ミリアムは腰をそのままオーエンの股間へ押し付けて、未通の秘肉の中に男性器を加えこむ。

「っおおおおおおお!」

 ズブズブと肉棒を飲み込むと、ミリアムの秘肉からは純潔の赤い証が流れ出る。雄たけびのような声を上げながら、ミリアムはそのままオーエンの肉棒を深く深く咥えこんでいく。

「お、おおおっ! しょ、処女なのにっ……気持ちいいっ! 初チンポなのに、処女マンコが発情するの止まらないっ! あへ……あへぇぇっ!」

 呪いの指輪の媚毒は瞬く間にミリアムの理性をドロドロに溶けさせる。ミリアムはそのまま腰を振り始めて、自らの性器でオーエンの肉棒に奉仕を始める。

「んおおっ、おおっ! き、気持ちひいいれすかぁ、あなたぁ? ミリアムは……あなたの妻は、初マンコで感じれますぅ! ひぃぃっ! セックス気持ちひいっ! セックス、いいのぉ! 雌に生まれて幸せぇぇっ!」

 生まれて初めての雌の快楽に狂い、至福の表情を浮かべるミリアム。一心不乱に腰を振り続けるミリアム。ただ前後に揺するだけではなく、時には円を描くようにくねらせたり、緩急をつけたりと、本能の赴くままに快楽を貪り始める。

「うっ……くぅぅ……すごい締め付けだな。この色狂いが……」

「おほぉぉぉっ! き、気持ちよくなってる……夫が妻のエロマンコで気持ちよくなってるの、すごく幸せっ! あっ……あぁぁぁっ! しゅき! しゅき、しゅきぃ! あなた、だいしゅきです! 愛してりゅううううっ! んほおおおおっ!」

「うっ……くおおおっ……!」

 白目を剥き、舌を伸ばしながら、ミリアムはあっという間に絶頂に達した。幸せの絶頂に達したミリアムの女の部分は、雄の性を一滴残らず吸い尽くそうと締め上げると、オーエンは溜まらず、そのまま中で白濁を吐き出すのだった。

「かはっ……はぁ、はぁ……中で、出てりゅ……赤ちゃんの素が……あふ……赤ちゃんが出来るぅ……ふあああっ……」

 媚毒によって歪められたミリアムは、中で出される幸福感に包まれながら、そのまま脱力して、地面に崩れ落ちた。

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「あぁぁんっ! あなた、しゅき! だいしゅき! 愛してりゅううっ!」

 婚姻の証である指輪を装着されて夫婦となったオーエンとミリアムは、その後も何度も行為を重ねていた。

 動けないオーエンの上で、花嫁姿のミリアムは淫らな踊りを踊るように腰を動かしている。

「はぁ、はぁ……き、キス……んちゅ……ちゅば……」

 オーエンの岩のような筋肉質の体にしがみつくミリアムは、首に腕を回すとそのまま唇を貪るようにしながら舌を絡めていく。

「んっ……ふっ……んんんんぅっ! んっ、んっ!」

 そのままミリアムは舌を絡めたまま、白目を剥いて絶頂に達する。もう何度目か分からない絶頂だった。

「ぷはぁっ……はぁ、はぁ。すごい、幸せっ! こんなの知らなかった! 雌ってすごいよぉ! こんなに気持ちよく、幸せになれるなんて知らなかったぁ!」

 オーエンと唾液の糸をつむぎながら、ミリアムは蕩けた顔で言う。

 騎士として禁欲的で厳しい鍛錬を積むばかりだったミリアムは、強制的に刷り込まれた性の快楽にすっかり虜となっていた。

「がははっ。すっかりエロくなっちまいやがったなぁ。俺も愛しているぜ、ミリアム」

「んひょおお? おほっ……ほおおおっ……!」

 オーエンが歪んだ愛の言葉を口にするだけで、ミリアムはビクビクと震えて絶頂に達する。

「お、おおっ……おおおっ……しゅごいっ! 愛している上にエロいなんて……妻として最高に幸せっ! もっと言って! もっと、もっと! お願いっ! ちゅば……ちゅっ…」

 狂喜するミリアムは、更にオーエンの唇と舌を貪りながら必死に懇願する。オーエンはそれに応えながら、にやりと笑う。

「最低で最高のエロ嫁だな、ミリアムは。大陸で誰よりもエロい嫁。そんなエロいミリアムを愛しているぜ。ずっとエロいままでいれあ、ずっと愛してやるよ」

「おほっ! おほおおおおっ! あひいいいっ! 死ぬっ! 死んじゃうっ! 幸せしゅぎて、死ぬぅ! 雌に生まれて、あなたの妻に生まれて幸せぇぇ! んほおおっ!」

 舌をだらしなく伸ばし、唾液をまき散らしながらミリアムは雌の幸福感に包まれて何度も絶頂に達する。

「うっ……く。さっきから遠慮なく締め付けやがって。最後に、特別濃いのをくれてやるよ」

 さすがに限界が来たのか、オーエンは汗を浮かべながら動こうとするものの、やはりミリアムに切られた足が思うように動かないのか、座った状態から立ち上がれないでいた。

 そんなオーエンを察して、ミリアムは包帯の上からオーエンの膝に手を当てて、優しく微笑む。

「い、いいの。今日はあなたは動かなくて……私が頑張って気持ちよくして、溜まった精液全部絞り取るから。私、あなただけのエロ嫁だから……だから、気持ちよくなって……っんんん! ぁああんっ!」

 そういってミリアムは再び腰を動かし始める。緩急を付けながら、円を描くような、卑猥の限りを尽くした腰の動き。

 そんなミリアムの態度に、オーエンの興奮は昂っていく。

「がは、がはははっ! ったく、本当に最高のエロ嫁だよお前は。愛してるぞミリアム。もっとエロくなれ! エロくなればなるほど、愛してやるよ」

「あっ……おおおっ! しゅ、しゅごぉ……気持ちいいの。幸せなの。最愛の人のセックス出来て、幸せ過ぎるっ! 死ぬっ! 本当に死んじゃうっ! 幸せ過ぎて、本当に死んじゃうのっ!」

 グチュグチュと卑猥な音を立てながら、ミリアムの腰の動きが加速していく。まもなく、これまでで最高の快感と多幸感を得られる--その予感に、ミリアムはグスタフに囁かれた言葉を思い出す。

 ーーあれは、まだ雌だという自覚なく、生意気にも立派な雄様に反抗していた時に言われた言葉。

『いいか、お前が敗北を認める時はちゃーんとこの言葉を言うんじゃぞ。仲間の連中に聞こえる程の声で宣言した時、お前は誇り高き龍牙騎士から、チンポセックス大好きのドスケベマンコ騎士に生まれ変われるからのぅ』

 ミリアムの左手薬指にはめられた白い指輪は鈍い光を放ちながら、絶え間なく強力な媚毒をミリアムの体内注入し続ける。それは脳もめぐり、今までのミリアムの人格も思想も、全てを塗り替えていく。

 --ああ、どうしてあの時は、あんなありがたい雄様の言葉に対して、あんな暴言を吐いてしまったのだろう。今なら分かる。自分はただの雌なのだと。雌の悦びこそが、自分の最大の幸せなのだと。

「っく! 出すぞ、受け止めろ! おおおおっ!」

 最後はオーエンが初めてミリアムよりも先に達して、挿入したまま欲望を吐き出す。ミリアムは肉棒が決して抜けないように、オーエンの腰に足を絡みつけながら、肉棒を深く深くくわえこみながら、絶頂に達すると共に宣言する。

「み、みんなぁぁぁ! ごめんなさいっ! チンポには勝てなかったよぉ! 堕ちる! 私、チンポ堕ちするぅ! 私、龍牙騎士からドスケベマンコ騎士になりゅううううう!」

 子宮に直接届くまでに深く肉棒をくわえこんだまま、ミリアムは絶頂に達する。そして誇り高く龍牙騎士から、性を貪る雌へと生まれ変わっていく。

「はぁー、はぁー……幸せ……あなた、ありがとう。私に女の、雌の幸せを教えてくれて。ああ、どんどん好きになっちゃう。あなた、愛している。大好き。好き好き、大好き。あたなも、セックスもチンポも、みんな好き。チンポのためなら、なんでもする……ちゅば……ちゅ……」

 ミリアムはそのままオーエンに抱き着きながら、夢中になって舌を貪ってくる。

「がはは、可愛い奴だ。本当に俺のためなら、何でもするのか?」

「っひゃん……そ、そんなこと言われたら……また発情しちゃう……な、何でもしますぅ。あむ……んぐ……」

 オーエンの腕の中で媚び、甘えながら、ミリアムは舌を絡めて、オーエンの唾液を吸い取るように、濃厚な口づけを求めてくる。

 それに応えながら、オーエンは邪悪な笑みを浮かべながら言う。

「なら、こっちに向かっている聖アルマイトの連中を皆殺しにしてこい。そしたら、今度は三日三晩、犯し続けてやるよ」

 そのオーエンの狂った命令と報酬に、ミリアムは蕩けた瞳に壊れた笑顔で返事をした。
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