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最終章
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王都歓楽街に新設された、例のオイルマッサージ店。
そこの応接室で、メンズとイケメンは顔を合わせていた。
「はむっ……んぢゅるるるっ♡ ぢゅううううっ♡」
ソファに座るキモヲの股に顔をうずめているのは、施術衣姿のアステリアだった。すっかり慣れた様子で、下品な音を立ててて血走った目をしながら肉棒に貪りついている。
「ほらほら、もっと頑張んないと一生イケないよぉ♪ この雌豚っ♪」
「ふぁ、ふぁい……ごめんなさい、キモヲ様、オチンポ様……んっぢゅううううううっ♡」
「おい、真面目な話してんだから、そいつ何とかなんねぇのか?」
嬉々として肉棒を奉仕させているキモヲとは反面、メンズはあからさまに不快そうな顔をして言う。
「ぐひひ、久しぶりに顔を出したとしたらご機嫌ナナメだねぇ。アスティの脳みそはすっかりチンポ脳に改造しちゃったから、無理だよぉ♪ ま、背景だと思って気にしないでよ。ね、アスティ?」
「はいっ♡ ちゅうううっ♡ チンポ脳っ♡ アスティの脳みそはチンポ様でいつも一杯なんですう♡ ぢゅるぢゅるぢゅるっ♡ れろれろれろっ♡ ガマン汁、チョーおいしいっ♪」
「……」
その美貌を下品に歪ませるアステリアを呆れたように見るメンズだったが、メンズとしては今はそれどころじゃないというのが正直なところだった。
「メンズは心配性なんだってば」
そんなメンズの心中を察してか、キモヲはニタリと笑いながら続ける。
「このクソ豚の恋人かなんか知らないけど、地位も権力も金も人脈も力もあるボクらを何とか出来るはずないでしょ」
メンズから持ちかけられた相談というのは、借金漬けにしたアルバードのことについてだった。
シルフィを通してメンズから多額の借金をしたアルバードは、その返済のため闇商人が仲介したとある炭鉱の炭鉱夫へ斡旋された。そのアルバードが現場から姿を消したらしい。
そして併せて、王都に居るメンズの仲間たちが姿を消しているのと同時に、メンズが使い捨てにするようにしていた女性達が、メンズやこのマッサージ店に関する苦情を国に訴えようとしているらしい。
ただしキモヲやメンズは、この国の権力者達とのコネがあり、今のところ大事に至ることは無さそうだが。
「てめーが囲ってるお姫様は大丈夫なんだろぉな? さすがにお姫様にちくられたら、どうにもなんねえぞ」
「うほおおおおおっ♪ イク、イクぅ~♪ んほおおおおおおお~~!」
アステリアの奉仕を受けていたキモヲ、そのままブルブルと全身を震わせると、アステリアの口の中に思い切り精を吐き出した。
「んっ……ちゅううっ……ぢゅ~~~~っ♡ ちゅっ、ちゅうう……♡」
アステリアは、まるで美味しいドリンクでも飲むように、幸せそうな表情でキモヲの精を嚥下していく。そして、最後の一滴まで絞り出すように睾丸をマッサージする。
「んふ~♡ あ゛~、美味しかったです♪ エロ成分たっぷり補充しちゃいましたぁ♡ それじゃ、今日もエロエロマッサージ、頑張ってきますね♪ ちゅ~♡」
フェラを終えたアステリアは、キモヲの唇に吸い付くようにすると、そのままビチャビチャと淫猥な唾液音を響かせて舌を貪りあってから、事務所を出ていく。
「おい」
「あぁ、ごめんごめん。え~と、あのクソロリビッチでしょ? 大丈夫だよ。今はヤリ部屋の姫だから、もうずっと一か月もあのマンションでヤラれまくってるから、チクりようもないでしょ」
やはりキモヲは、どこかメンズと温度差があるように言う。
「ったく、冗談じゃねえぞ。ようやくこのマッサージ店で金にも女にも不自由しねえようになったってのに」
「あはははは。意外にメンズは心配性だなぁ。大丈夫だってば」
射精した満足したキモヲは、ズボンをはきなおしながら、にたりと笑って言う。
「その男が何してんのか知らないけど、所詮女はセックスが全てだから。チンポに勝てる女なんていないよ。つまりボクらは地上最強の存在ってことさあ」
そうやってキモヲは、訳の分からない意味不明な理論を展開するのだった。
▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼
「メンズ=イケ、だな?」
その日の夜、珍しく女性を連れずに1人で、人通りの少ない裏路地を歩いている時だった。メンズは不意に声を掛けられて振り向く。
「あぁん、誰だてめぇは?」
メンズに声を掛けたのは、見覚えのない青年だった。
--いや、どこかで見かけた記憶があるような……
「てめぇ……まさか!」
シルフィが地元の村に帰った時に、例のオイルにハマらせた後に、王都の裏風俗にハマらせて借金漬けにした男ーーアステリアの恋人だとかいう男だ。闇商人に身柄を引き渡したのはメンズだったので、見覚えがある。
「おうおう。借金踏み倒して現場から逃げ去るたぁ、大した悪者だな。ちゃんと借りた金は返せよ」
チンピラのような口調で言うメンズだったが、実は内心は気が気ではなかった。
アルバードが炭鉱から姿を消したのと同時、メンズの身内が姿を暗まして、女性達が悪事を訴え始めるという現象ーーこのアルバードの関与を疑わないわけにはいかず、その張本人が目の前に現れたのだ。
悪どいことをしているという自覚があるメンズにとっては、思わず身を引いてしまう。
「金は全部返したよ」
と、アルバードが平然と言ってのけると、メンズは「へ?」と間抜けな声を出してしまう。
「炭鉱で、仙人様とお会いしたんだ」
いきなり語りだすアルバードは、自らが連れていかれた炭鉱で起こったことについて語りだす。
シルフィによって堕落させられたアルバードは、炭鉱でも欲望を満たすことしか考えられなかった。金を稼いで女性を抱きたい、しかし過酷な労働環境下で女性などいるはずもないそこで、アルバードは発狂しそうになっていた。
そこで出会った老人が、仙人と自称する怪しげな人物だった。
その老人は、今巨大な悪の野望が王都を覆い包もうとしている。アルバードもその毒牙にかかってしまっているということ、そして誰かがその野望を打ち砕かなくてはならないと語った。
すると不思議な魔法によって、アルバードの狂わされた理性を修復し、真人間に戻した。更にアルバードの借金を全て肩代わりにして、炭鉱から脱出するまで、老人は全て手助けをしてくれたという。
「しかも仙人様は、俺に無敵の勇者の力を授けて下さった。これで、世界を救えと」
「んな、馬鹿なぁ?」
あまりにも唐突過ぎる展開に、思わずメンズはアホみたいな声を出してしまう。しかしアルバードの口調は一貫して真面目で、嘘をついているとはとても思えない。
「お前らの手にかかった女性達は既に何人も正気に戻した。次は聖姫エフィーリア様だ。シルフィもアスティも返してもらう」
「ふ、ふざけんなこらぁ! そんなのアリかよ!」
明らかに動揺するメンズに、ジリジリとにじり寄るアルバード。何をするつもりかは知らないが、メンズに何も言わせない圧力がある。
「ちょっと、メンズに何してんのよ!」
そう言って横から割って入ってきたのはシルフィだった。シルフィはメンズの側に立って、彼を庇う様にアルバードと対峙する。
「ちっ、アルバードか。どうしてこんなところにいるの? あんたなんか、汚い炭鉱で風俗女でもオカズにして、1人でシコっているのがお似合いなんだから、私の大事なメンズに手を出さないで!」
相変わらずクズのような汚い言葉で、幼馴染を罵倒するシルフィ。
アルバードはその言葉を受けて、1度歩みを止めると
「シルフィ、そこをどいてくれ。君は悪い魔法にかかっているみたいな状態なんだ」
「魔法? 違うし! 私、もともとセックスとイケメンとお金が大好きだし! 何? 私とやるつもり? てんで弱くて村からも出られなかった私が、ファイターの私と?」
そう言って笑うシルフィは腰の件を抜いて、アルバードを本気で殺すつもりのようだった。狂気の宿った目からは、明確な殺意が感じられる。
そんな幼馴染の殺意に晒されながら、アルバードは溜め息を吐くだけで、大して動揺。
「な、なんなのよ! 一体何のつもり?」
そんな余裕たっぷりのアルバードに、逆にシルフィの方が動揺する。
再び足を動かしてシルフィとメンズににじりよるアルバード。シルフィは警戒心をあらわにして叫ぶ。
「そ、それ以上近づくな! 間合いに入ったら、容赦なく切る……ぇあ?」
間合いに入った途端、アルバードがシルフィに向けて手をかざすと、シルフィはふらふらと身体を揺らし始める。そして倒れそうなところを、アルバードが受け止めた。
「……は?」
一部始終を見ていたメンズが、間の抜けた声を出す。何が起こったのか訳が分からなかった。
「ん……んんぅ……あ、あれ? 私、何して」
「もう大丈夫だよ、シルフィ。これで全部元通りだ」
腕の中で目を覚ましたシルフィに、にっこりと笑いかけるアルバード。彼の言う通り、シルフィの瞳からは狂気の色は消え、かつての天真爛漫な彼女を取り戻したのが見ただけで分かる。
「ん、んなアホなぁぁぁぁぁぁぁ!」
メンズからしてみれば理不尽極まりない展開に、思わず叫ばずにはいられなかった。
しかしアルバードは、そんなメンズをキッとにらみつけると
「覚悟しろ、メンズ=イケ。王宮も、お前らの息がかかった官僚の粛清が始っている。もうお終いだよ」
英雄アルバードによって、王都そのものを食い物にしようとしていた男達の悪事が白日の下にさらされようとしていた。
□■□■
「ア、アル……?」
その後、正気を取り戻したシルフィの案内でマッサージ店に押し入ったアルバードは、ようやく恋人のアステリアと再会した。
今見れば信じられない、胸元も太ももも大胆に露出した施術衣すがたで、脂ぎった中年男に背中に跨いでマッサージをしている最中だった。
「っあ♡ こ、こんないきなり……エロマッサージしているところみられて……あ、やばぁ♡ 一気に発情しちゃうっ♡ オマンコ濡れちゃうっ♡」
「アスティ……」
そんな変わり果てた親友の姿を見て、絶望の声を出すのはシルフィだった。
しかしついさっきまで自分もそう変わらない状態だったと思うと、シルフィはゾッとする。
そんなシルフィの気持ちを和らげるように、アルバードは優しくシルフィの頭を撫でてやり、微笑みかける。
「え? なに? もしかして、アルとシルフィってそういう関係? アルってば、私がいるのにシルフィと浮気してるの? 私のオマンコより、シルフィのヤリマンマンコにハマっちゃったの? だ、だめぇぇ! そんなの、マゾマンコの私には興奮しちゃううううっ♡」
「アルバード……早く治してあげて」
親友の狂った姿を見て、心底悲しそうにシルフィが言うと、アルバードは力強くうなずく。
「な、なにするの? もしかしてレイプ? 浮気したことを怒って、恋人チンポの良さを教えてくれるの? やだやだっ♡ 興奮しちゃうっ♡ チョロマンコだから、簡単に負けちゃうよぉぉぉ……ぁれ?」
1人で興奮しながら悶えるアステリアに、アルバードはシルフィにそうしたように手をかざすと、アステリアはふらふらと身体を揺らしながら、そのまま倒れてしまう。
「……あれ? 私は一体何を……え? え? こ、この格好は……?」
そしてすぐに目を覚ましたアステリアは、シルフィと同様にすぐに正気を取り戻したようだった。自分が身に付けている衣服に気づくと、慌て始める。
「良かった、シルフィ……」
もとに戻った親友の姿を見て、シルフィが涙すら浮かべて喜びの笑みを浮かべていた。
「あ、あ、あ……あの、その……ワシは……」
それまで状況を傍観していた客は、困ったように挙動不審になっていた。
正気を取り戻したものの、まだ混乱しているアステリアに寄り添いながら、アルバードはその客に向かって言う。
「貴方もメンズ=イケとキモヲ=ブタの協力者の貴族ですね。悪事は全て掴んでいます。その報いは、きちんと受けてもらいますよ」
--結果、アルバードはこのマッサージ店を潰すことに成功した。
▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼
怒涛の勢いで、メンズとキモヲが行っていた悪事をばらし、犠牲となっていた女性達を救ったアルバード。
しかしその数は多く、未だに救われていない女性もいた。特に聖姫エフィーリアも犠牲者である可能性が濃厚とされながらも、姿を暗ましてしまっており、そのうちの1人だとされている。
同じく姿を暗ましてしまったキモヲと共に捜索をしているが、まだ見つかっていない。
キモヲらに手を貸す勢力というのが存在していたようで、彼らを追うアルバードと抗争状態に発展したが、勇者と言う最強無敵の力を得たアルバードの前に敵はいなかった。更に正気を取り戻したシルフィやアステリアの協力もあり、キモヲを追い詰めるのはもはや時間の問題とされていた。
「お疲れ様、アル」
王都のとある宿を拠点にして、アルバード達はキモヲ達の行方を追っていた。今日も地図を参考に区域を振り分けて捜索をしており、アルバードはまた女性達を救ったのだが、肝心のキモヲは発見できないでいた。
「ありがとう、アスティ」
アルバードに微笑みかけられると、アステリアも満面の笑みで彼を出迎える。
また以前の神官の法衣に身を包んだアステリアはすっかり元通りになっていた。しかも都合の良いことに、アステリア達に残っている記憶は「キモヲ達に操られていた」という事実のみであり、その具体的な内容までは記憶なく、精神的なショックも少なかった。正にご都合主義的な勇者の力である。
「シルフィもまだ頑張ってくれているんだな。アスティの方はどうだった?」
「私の方でも、何人か被害者を助けることが出来ました。アルのおかげです」
これまた都合の良いことに、アルバードの女性達を救う不思議な力は、そのままアステリアやシルフィにも授けることが出来て、今は3人で全力で被害者達の救済に当たっていた。
日々確実に被害者は救われており、キモヲ達を追い詰めることが出来ている。
当面の目標はキモヲの捕縛と聖姫エフィーリアの救出だったが、それも時間の問題だというのは、これが要因だった。
「それじゃ、私もう1回行ってきますね」
そう言うとアステリアは出掛ける準備を始める。
「大丈夫か? 今日はもう疲れてるんじゃないのか?」
「はい。でも私みたいに苦しんでいる女の方がいると思うと、少しでも速く助けてあげたいんです。エフィーリア様のことも、心配ですし」
「--そうか」
すっかり元に戻ったアステリアを見て安心したように微笑むアルバード。
「それじゃ、俺ももう1回出て、捜索範囲を広げようかな」
「そんな。アルこそ、一日中動きっぱなしで疲れてるんじゃないですか?」
「ああ。でもアスティの姿を見たら、元気になった。まだまだ頑張れるよ」
「……くす」
疲れているのは間違いないはずなのに、そんな風に言ってくるアルバードに、思わず笑みをこぼすアステリア。そんなアルバードの姿に、アステリアもまた元気をもらうのだった。
「それじゃ、2人でもうひと頑張りしましょう」
「ああ、頑張ろう」
そうやって元の恋人関係に戻った2人は、仲睦まじく再びキモヲ達の捜索に出向く。
汚い人間達の欲望によって蝕まれようとしていた王都は、唐突に降って湧いた英雄の活躍により、希望の光を取り戻していた。
そこの応接室で、メンズとイケメンは顔を合わせていた。
「はむっ……んぢゅるるるっ♡ ぢゅううううっ♡」
ソファに座るキモヲの股に顔をうずめているのは、施術衣姿のアステリアだった。すっかり慣れた様子で、下品な音を立ててて血走った目をしながら肉棒に貪りついている。
「ほらほら、もっと頑張んないと一生イケないよぉ♪ この雌豚っ♪」
「ふぁ、ふぁい……ごめんなさい、キモヲ様、オチンポ様……んっぢゅううううううっ♡」
「おい、真面目な話してんだから、そいつ何とかなんねぇのか?」
嬉々として肉棒を奉仕させているキモヲとは反面、メンズはあからさまに不快そうな顔をして言う。
「ぐひひ、久しぶりに顔を出したとしたらご機嫌ナナメだねぇ。アスティの脳みそはすっかりチンポ脳に改造しちゃったから、無理だよぉ♪ ま、背景だと思って気にしないでよ。ね、アスティ?」
「はいっ♡ ちゅうううっ♡ チンポ脳っ♡ アスティの脳みそはチンポ様でいつも一杯なんですう♡ ぢゅるぢゅるぢゅるっ♡ れろれろれろっ♡ ガマン汁、チョーおいしいっ♪」
「……」
その美貌を下品に歪ませるアステリアを呆れたように見るメンズだったが、メンズとしては今はそれどころじゃないというのが正直なところだった。
「メンズは心配性なんだってば」
そんなメンズの心中を察してか、キモヲはニタリと笑いながら続ける。
「このクソ豚の恋人かなんか知らないけど、地位も権力も金も人脈も力もあるボクらを何とか出来るはずないでしょ」
メンズから持ちかけられた相談というのは、借金漬けにしたアルバードのことについてだった。
シルフィを通してメンズから多額の借金をしたアルバードは、その返済のため闇商人が仲介したとある炭鉱の炭鉱夫へ斡旋された。そのアルバードが現場から姿を消したらしい。
そして併せて、王都に居るメンズの仲間たちが姿を消しているのと同時に、メンズが使い捨てにするようにしていた女性達が、メンズやこのマッサージ店に関する苦情を国に訴えようとしているらしい。
ただしキモヲやメンズは、この国の権力者達とのコネがあり、今のところ大事に至ることは無さそうだが。
「てめーが囲ってるお姫様は大丈夫なんだろぉな? さすがにお姫様にちくられたら、どうにもなんねえぞ」
「うほおおおおおっ♪ イク、イクぅ~♪ んほおおおおおおお~~!」
アステリアの奉仕を受けていたキモヲ、そのままブルブルと全身を震わせると、アステリアの口の中に思い切り精を吐き出した。
「んっ……ちゅううっ……ぢゅ~~~~っ♡ ちゅっ、ちゅうう……♡」
アステリアは、まるで美味しいドリンクでも飲むように、幸せそうな表情でキモヲの精を嚥下していく。そして、最後の一滴まで絞り出すように睾丸をマッサージする。
「んふ~♡ あ゛~、美味しかったです♪ エロ成分たっぷり補充しちゃいましたぁ♡ それじゃ、今日もエロエロマッサージ、頑張ってきますね♪ ちゅ~♡」
フェラを終えたアステリアは、キモヲの唇に吸い付くようにすると、そのままビチャビチャと淫猥な唾液音を響かせて舌を貪りあってから、事務所を出ていく。
「おい」
「あぁ、ごめんごめん。え~と、あのクソロリビッチでしょ? 大丈夫だよ。今はヤリ部屋の姫だから、もうずっと一か月もあのマンションでヤラれまくってるから、チクりようもないでしょ」
やはりキモヲは、どこかメンズと温度差があるように言う。
「ったく、冗談じゃねえぞ。ようやくこのマッサージ店で金にも女にも不自由しねえようになったってのに」
「あはははは。意外にメンズは心配性だなぁ。大丈夫だってば」
射精した満足したキモヲは、ズボンをはきなおしながら、にたりと笑って言う。
「その男が何してんのか知らないけど、所詮女はセックスが全てだから。チンポに勝てる女なんていないよ。つまりボクらは地上最強の存在ってことさあ」
そうやってキモヲは、訳の分からない意味不明な理論を展開するのだった。
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「メンズ=イケ、だな?」
その日の夜、珍しく女性を連れずに1人で、人通りの少ない裏路地を歩いている時だった。メンズは不意に声を掛けられて振り向く。
「あぁん、誰だてめぇは?」
メンズに声を掛けたのは、見覚えのない青年だった。
--いや、どこかで見かけた記憶があるような……
「てめぇ……まさか!」
シルフィが地元の村に帰った時に、例のオイルにハマらせた後に、王都の裏風俗にハマらせて借金漬けにした男ーーアステリアの恋人だとかいう男だ。闇商人に身柄を引き渡したのはメンズだったので、見覚えがある。
「おうおう。借金踏み倒して現場から逃げ去るたぁ、大した悪者だな。ちゃんと借りた金は返せよ」
チンピラのような口調で言うメンズだったが、実は内心は気が気ではなかった。
アルバードが炭鉱から姿を消したのと同時、メンズの身内が姿を暗まして、女性達が悪事を訴え始めるという現象ーーこのアルバードの関与を疑わないわけにはいかず、その張本人が目の前に現れたのだ。
悪どいことをしているという自覚があるメンズにとっては、思わず身を引いてしまう。
「金は全部返したよ」
と、アルバードが平然と言ってのけると、メンズは「へ?」と間抜けな声を出してしまう。
「炭鉱で、仙人様とお会いしたんだ」
いきなり語りだすアルバードは、自らが連れていかれた炭鉱で起こったことについて語りだす。
シルフィによって堕落させられたアルバードは、炭鉱でも欲望を満たすことしか考えられなかった。金を稼いで女性を抱きたい、しかし過酷な労働環境下で女性などいるはずもないそこで、アルバードは発狂しそうになっていた。
そこで出会った老人が、仙人と自称する怪しげな人物だった。
その老人は、今巨大な悪の野望が王都を覆い包もうとしている。アルバードもその毒牙にかかってしまっているということ、そして誰かがその野望を打ち砕かなくてはならないと語った。
すると不思議な魔法によって、アルバードの狂わされた理性を修復し、真人間に戻した。更にアルバードの借金を全て肩代わりにして、炭鉱から脱出するまで、老人は全て手助けをしてくれたという。
「しかも仙人様は、俺に無敵の勇者の力を授けて下さった。これで、世界を救えと」
「んな、馬鹿なぁ?」
あまりにも唐突過ぎる展開に、思わずメンズはアホみたいな声を出してしまう。しかしアルバードの口調は一貫して真面目で、嘘をついているとはとても思えない。
「お前らの手にかかった女性達は既に何人も正気に戻した。次は聖姫エフィーリア様だ。シルフィもアスティも返してもらう」
「ふ、ふざけんなこらぁ! そんなのアリかよ!」
明らかに動揺するメンズに、ジリジリとにじり寄るアルバード。何をするつもりかは知らないが、メンズに何も言わせない圧力がある。
「ちょっと、メンズに何してんのよ!」
そう言って横から割って入ってきたのはシルフィだった。シルフィはメンズの側に立って、彼を庇う様にアルバードと対峙する。
「ちっ、アルバードか。どうしてこんなところにいるの? あんたなんか、汚い炭鉱で風俗女でもオカズにして、1人でシコっているのがお似合いなんだから、私の大事なメンズに手を出さないで!」
相変わらずクズのような汚い言葉で、幼馴染を罵倒するシルフィ。
アルバードはその言葉を受けて、1度歩みを止めると
「シルフィ、そこをどいてくれ。君は悪い魔法にかかっているみたいな状態なんだ」
「魔法? 違うし! 私、もともとセックスとイケメンとお金が大好きだし! 何? 私とやるつもり? てんで弱くて村からも出られなかった私が、ファイターの私と?」
そう言って笑うシルフィは腰の件を抜いて、アルバードを本気で殺すつもりのようだった。狂気の宿った目からは、明確な殺意が感じられる。
そんな幼馴染の殺意に晒されながら、アルバードは溜め息を吐くだけで、大して動揺。
「な、なんなのよ! 一体何のつもり?」
そんな余裕たっぷりのアルバードに、逆にシルフィの方が動揺する。
再び足を動かしてシルフィとメンズににじりよるアルバード。シルフィは警戒心をあらわにして叫ぶ。
「そ、それ以上近づくな! 間合いに入ったら、容赦なく切る……ぇあ?」
間合いに入った途端、アルバードがシルフィに向けて手をかざすと、シルフィはふらふらと身体を揺らし始める。そして倒れそうなところを、アルバードが受け止めた。
「……は?」
一部始終を見ていたメンズが、間の抜けた声を出す。何が起こったのか訳が分からなかった。
「ん……んんぅ……あ、あれ? 私、何して」
「もう大丈夫だよ、シルフィ。これで全部元通りだ」
腕の中で目を覚ましたシルフィに、にっこりと笑いかけるアルバード。彼の言う通り、シルフィの瞳からは狂気の色は消え、かつての天真爛漫な彼女を取り戻したのが見ただけで分かる。
「ん、んなアホなぁぁぁぁぁぁぁ!」
メンズからしてみれば理不尽極まりない展開に、思わず叫ばずにはいられなかった。
しかしアルバードは、そんなメンズをキッとにらみつけると
「覚悟しろ、メンズ=イケ。王宮も、お前らの息がかかった官僚の粛清が始っている。もうお終いだよ」
英雄アルバードによって、王都そのものを食い物にしようとしていた男達の悪事が白日の下にさらされようとしていた。
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「ア、アル……?」
その後、正気を取り戻したシルフィの案内でマッサージ店に押し入ったアルバードは、ようやく恋人のアステリアと再会した。
今見れば信じられない、胸元も太ももも大胆に露出した施術衣すがたで、脂ぎった中年男に背中に跨いでマッサージをしている最中だった。
「っあ♡ こ、こんないきなり……エロマッサージしているところみられて……あ、やばぁ♡ 一気に発情しちゃうっ♡ オマンコ濡れちゃうっ♡」
「アスティ……」
そんな変わり果てた親友の姿を見て、絶望の声を出すのはシルフィだった。
しかしついさっきまで自分もそう変わらない状態だったと思うと、シルフィはゾッとする。
そんなシルフィの気持ちを和らげるように、アルバードは優しくシルフィの頭を撫でてやり、微笑みかける。
「え? なに? もしかして、アルとシルフィってそういう関係? アルってば、私がいるのにシルフィと浮気してるの? 私のオマンコより、シルフィのヤリマンマンコにハマっちゃったの? だ、だめぇぇ! そんなの、マゾマンコの私には興奮しちゃううううっ♡」
「アルバード……早く治してあげて」
親友の狂った姿を見て、心底悲しそうにシルフィが言うと、アルバードは力強くうなずく。
「な、なにするの? もしかしてレイプ? 浮気したことを怒って、恋人チンポの良さを教えてくれるの? やだやだっ♡ 興奮しちゃうっ♡ チョロマンコだから、簡単に負けちゃうよぉぉぉ……ぁれ?」
1人で興奮しながら悶えるアステリアに、アルバードはシルフィにそうしたように手をかざすと、アステリアはふらふらと身体を揺らしながら、そのまま倒れてしまう。
「……あれ? 私は一体何を……え? え? こ、この格好は……?」
そしてすぐに目を覚ましたアステリアは、シルフィと同様にすぐに正気を取り戻したようだった。自分が身に付けている衣服に気づくと、慌て始める。
「良かった、シルフィ……」
もとに戻った親友の姿を見て、シルフィが涙すら浮かべて喜びの笑みを浮かべていた。
「あ、あ、あ……あの、その……ワシは……」
それまで状況を傍観していた客は、困ったように挙動不審になっていた。
正気を取り戻したものの、まだ混乱しているアステリアに寄り添いながら、アルバードはその客に向かって言う。
「貴方もメンズ=イケとキモヲ=ブタの協力者の貴族ですね。悪事は全て掴んでいます。その報いは、きちんと受けてもらいますよ」
--結果、アルバードはこのマッサージ店を潰すことに成功した。
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怒涛の勢いで、メンズとキモヲが行っていた悪事をばらし、犠牲となっていた女性達を救ったアルバード。
しかしその数は多く、未だに救われていない女性もいた。特に聖姫エフィーリアも犠牲者である可能性が濃厚とされながらも、姿を暗ましてしまっており、そのうちの1人だとされている。
同じく姿を暗ましてしまったキモヲと共に捜索をしているが、まだ見つかっていない。
キモヲらに手を貸す勢力というのが存在していたようで、彼らを追うアルバードと抗争状態に発展したが、勇者と言う最強無敵の力を得たアルバードの前に敵はいなかった。更に正気を取り戻したシルフィやアステリアの協力もあり、キモヲを追い詰めるのはもはや時間の問題とされていた。
「お疲れ様、アル」
王都のとある宿を拠点にして、アルバード達はキモヲ達の行方を追っていた。今日も地図を参考に区域を振り分けて捜索をしており、アルバードはまた女性達を救ったのだが、肝心のキモヲは発見できないでいた。
「ありがとう、アスティ」
アルバードに微笑みかけられると、アステリアも満面の笑みで彼を出迎える。
また以前の神官の法衣に身を包んだアステリアはすっかり元通りになっていた。しかも都合の良いことに、アステリア達に残っている記憶は「キモヲ達に操られていた」という事実のみであり、その具体的な内容までは記憶なく、精神的なショックも少なかった。正にご都合主義的な勇者の力である。
「シルフィもまだ頑張ってくれているんだな。アスティの方はどうだった?」
「私の方でも、何人か被害者を助けることが出来ました。アルのおかげです」
これまた都合の良いことに、アルバードの女性達を救う不思議な力は、そのままアステリアやシルフィにも授けることが出来て、今は3人で全力で被害者達の救済に当たっていた。
日々確実に被害者は救われており、キモヲ達を追い詰めることが出来ている。
当面の目標はキモヲの捕縛と聖姫エフィーリアの救出だったが、それも時間の問題だというのは、これが要因だった。
「それじゃ、私もう1回行ってきますね」
そう言うとアステリアは出掛ける準備を始める。
「大丈夫か? 今日はもう疲れてるんじゃないのか?」
「はい。でも私みたいに苦しんでいる女の方がいると思うと、少しでも速く助けてあげたいんです。エフィーリア様のことも、心配ですし」
「--そうか」
すっかり元に戻ったアステリアを見て安心したように微笑むアルバード。
「それじゃ、俺ももう1回出て、捜索範囲を広げようかな」
「そんな。アルこそ、一日中動きっぱなしで疲れてるんじゃないですか?」
「ああ。でもアスティの姿を見たら、元気になった。まだまだ頑張れるよ」
「……くす」
疲れているのは間違いないはずなのに、そんな風に言ってくるアルバードに、思わず笑みをこぼすアステリア。そんなアルバードの姿に、アステリアもまた元気をもらうのだった。
「それじゃ、2人でもうひと頑張りしましょう」
「ああ、頑張ろう」
そうやって元の恋人関係に戻った2人は、仲睦まじく再びキモヲ達の捜索に出向く。
汚い人間達の欲望によって蝕まれようとしていた王都は、唐突に降って湧いた英雄の活躍により、希望の光を取り戻していた。
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しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
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