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悪役令嬢と薄幸の美少女
3話 空気が読めない元伯爵令嬢
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ベアトリクス様が食卓のほうに向かう。
その際に、ケイト様に近づく。
改めて並ぶと、二人とも身長差がすごい。
二十㎝は差がある。
同じ十六才でも、かたや大人びた美女、かたや天真爛漫な美少女といった感じだ。
「おはよう、ベアトリクス。今日からよろしくね!」
「……!?」
また場全体が凍りつく。
事もあろうに、ケイト様はフレンドリーに敬称も敬語もなしに挨拶をした。
これは……許されるのか?
元々は友人同士であったとしても、今は立場が違うはず。
……私はこのお嬢様たちに、ひいては新しい主の男爵様にはどう対応すべきか。
「はぁ……ケイト、あなた自分の今の立場をわかってまして?」
ベアトリクス様は冷たい視線で見下ろしながら言い放つ。
ゾクゾクする表情だ。
「え? わかってるよ。お父様が横領の罪で逮捕されて、お母様は自殺」
「……」
ずいぶんと身内であるクルック家の不幸をあっけらかんと語る。
無理をしているのだろうか。
「私は貴族の称号を剥奪されて、あなたのお父様にお情けで雇ってもらってる!」
また小さな胸を張って誇らしげに答える。
落ちぶれても、貴族の誇りというやつか。
虚勢を張っているのか……。
「わかってるなら、私には敬称を付けて敬語を使いなさい。これは命令ですわ」
再度ベアトリクス様は冷たい視線を向ける。
なんとなくわかってきた。
こいつ、嫌な女だ。
逆に言えば……扱いやすいタイプ。
「えぇ-。まあ、わかったよ。しょうがないか」
ケイト様の返答にまた場が凍りつく
「じゃあこれから、ベアトリクスの事をベアトリクス様って呼ぶね!」
「……あなたねえ」
「でも、これからも私とベアトリクス様は友達だよね!」
「……!?」
最後の台詞には全員凍りつく所か、口をポカーンと開けてしまう始末。
その言葉にベアトリクス様は苦笑い。
「ええ、友達ですわ。お父様には長年世話になったクルック伯爵のご息女には良くするように言われてますので」
皮肉めいた口調でそう言い捨てる。
ヘザー男爵の方針。
平民に落ちたとはいえクルック家の者を大事にする方針なのか。
これは引き続きケイト様にも敬意を払わなければ。
「……?」
ベアトリクス様の表情が苦笑いから悪女のような冷たい表情に変わる。
「でもそれは……あなたが何も悪さをしなかったらの話ですけど。では、ごきげんよう」
「……?」
最後の台詞にケイト様はキョトンとした表情で黙る。
まるで自分が悪い事などするわけないといった感じで……。
しかし、そんな無垢な表情もとても可愛いらしい。
「……!」
背中を叩かれ我に返る。
今度はケイト様に見とれていた。
「ケイト様が心配なのはわかるが、お前行かなきゃならんだろ? 執事さん」
「あっ!」
私とした事が。
チャーリーに指摘されてやっと自分が職務怠慢をしてる事に気づく。
「悪いな、チャーリー。すぐ行く」
無言で手を上げるのが見えた。
足早にすでに移動しているベアトリクス様たちに追いつく。
「……」
しかしチャーリー、私の心境を勘違いしていた。
私にとって平民に成り下がったケイト様がどうなろうと知ったことではない。
問題は……他の男が手を付ける前に私があの若くて美しい体を堪能できるかだ。
†††††
大広間から移動した部屋の食卓。
そこには一人分の豪華な食事が並べられていた。
所詮は男爵家、王族のような食事とはいかない。
しかしこの地域で取れる新鮮な食材をコックが腕をかけて調理したものが少しずつ並ぶ。
「イーモン」
「はい、ベアトリクス様」
傍らに立っていた私に急に話しかけてきた。
ベアトリクス様は貴族の作法通りに上品に食を進めながら、語りかける。
「ケイトって今はどんなものを食べているのですか?」
「食事ですか?」
「ええ、さすがに平民になったからには貴族に出される食事は取ってないでしょう?」
「……」
落ちぶれたケイト様に興味があるのか。
これは、正直に答えておくか。
「ここ一週間ほど、ケイト様の生活は何も変わられてません」
「え?」
ベアトリクス様はナイフで鹿肉のソテーを切るのをやめて驚く。
「あなたたち、まさかあの子を未だに貴族待遇で生活させてるのですか? お父様もそこまでは甘やかす方針ではないですわ」
「……」
返答に困る。
何と説明したら良いか。
「いえ……その、ケイト様は変わった方でして……」
「どういう事です?」
「お父上が伯爵階級であった頃から、この館にいる間は自給自足に近い生活をなされているのです」
「自給自足? 農耕ですか?」
「いえ、ケイト様はあの年で狩りと解体の名手でして。鹿やウサギを狩って野草と共に煮込んで食事をしているようです」
「……!」
カシャンと音が響く。
私の言葉を聞いて、ベアトリクス様は真っ青な顔でナイフとフォークを落とした。
「……?」
今の発言にそんな驚く点があったろうか?
不思議に思いつつも、メイドのマリンに指示を出す。
「マリー、ナイフとフォークの交換を」
「はい。ベアトリクス様、お怪我はありませんでしたか?」
「え、ええ。ごめんなさい」
以前ベアトリクス様は血の気を引いた顔をしている。
何なのか。
こういう思考が読みにくい者は苦手だ。
「狩り……自給自足……ケイトが?」
「……? 貴族のたしなみでしょう?」
「ええ、まあそうですわね。でも……」
ブツブツと独り言まで言い出した。
情緒不安定なのだろうか。
「あの、もしかしてあの子専用の解体小屋など、この屋敷内にありますか?」
震える手でグラスの水を飲み干しながら、今度はそんなわけのわからない事を聞いてきた。
「ええ、確かにございます。よくわかりましたね」
「いえ、ただ狩猟をするからには必ずあると思いまして……」
ベアトリクス様はもう食事をする気がないようだ。
水のお代わりをマリンに頼んでいる。
その際に、ケイト様に近づく。
改めて並ぶと、二人とも身長差がすごい。
二十㎝は差がある。
同じ十六才でも、かたや大人びた美女、かたや天真爛漫な美少女といった感じだ。
「おはよう、ベアトリクス。今日からよろしくね!」
「……!?」
また場全体が凍りつく。
事もあろうに、ケイト様はフレンドリーに敬称も敬語もなしに挨拶をした。
これは……許されるのか?
元々は友人同士であったとしても、今は立場が違うはず。
……私はこのお嬢様たちに、ひいては新しい主の男爵様にはどう対応すべきか。
「はぁ……ケイト、あなた自分の今の立場をわかってまして?」
ベアトリクス様は冷たい視線で見下ろしながら言い放つ。
ゾクゾクする表情だ。
「え? わかってるよ。お父様が横領の罪で逮捕されて、お母様は自殺」
「……」
ずいぶんと身内であるクルック家の不幸をあっけらかんと語る。
無理をしているのだろうか。
「私は貴族の称号を剥奪されて、あなたのお父様にお情けで雇ってもらってる!」
また小さな胸を張って誇らしげに答える。
落ちぶれても、貴族の誇りというやつか。
虚勢を張っているのか……。
「わかってるなら、私には敬称を付けて敬語を使いなさい。これは命令ですわ」
再度ベアトリクス様は冷たい視線を向ける。
なんとなくわかってきた。
こいつ、嫌な女だ。
逆に言えば……扱いやすいタイプ。
「えぇ-。まあ、わかったよ。しょうがないか」
ケイト様の返答にまた場が凍りつく
「じゃあこれから、ベアトリクスの事をベアトリクス様って呼ぶね!」
「……あなたねえ」
「でも、これからも私とベアトリクス様は友達だよね!」
「……!?」
最後の台詞には全員凍りつく所か、口をポカーンと開けてしまう始末。
その言葉にベアトリクス様は苦笑い。
「ええ、友達ですわ。お父様には長年世話になったクルック伯爵のご息女には良くするように言われてますので」
皮肉めいた口調でそう言い捨てる。
ヘザー男爵の方針。
平民に落ちたとはいえクルック家の者を大事にする方針なのか。
これは引き続きケイト様にも敬意を払わなければ。
「……?」
ベアトリクス様の表情が苦笑いから悪女のような冷たい表情に変わる。
「でもそれは……あなたが何も悪さをしなかったらの話ですけど。では、ごきげんよう」
「……?」
最後の台詞にケイト様はキョトンとした表情で黙る。
まるで自分が悪い事などするわけないといった感じで……。
しかし、そんな無垢な表情もとても可愛いらしい。
「……!」
背中を叩かれ我に返る。
今度はケイト様に見とれていた。
「ケイト様が心配なのはわかるが、お前行かなきゃならんだろ? 執事さん」
「あっ!」
私とした事が。
チャーリーに指摘されてやっと自分が職務怠慢をしてる事に気づく。
「悪いな、チャーリー。すぐ行く」
無言で手を上げるのが見えた。
足早にすでに移動しているベアトリクス様たちに追いつく。
「……」
しかしチャーリー、私の心境を勘違いしていた。
私にとって平民に成り下がったケイト様がどうなろうと知ったことではない。
問題は……他の男が手を付ける前に私があの若くて美しい体を堪能できるかだ。
†††††
大広間から移動した部屋の食卓。
そこには一人分の豪華な食事が並べられていた。
所詮は男爵家、王族のような食事とはいかない。
しかしこの地域で取れる新鮮な食材をコックが腕をかけて調理したものが少しずつ並ぶ。
「イーモン」
「はい、ベアトリクス様」
傍らに立っていた私に急に話しかけてきた。
ベアトリクス様は貴族の作法通りに上品に食を進めながら、語りかける。
「ケイトって今はどんなものを食べているのですか?」
「食事ですか?」
「ええ、さすがに平民になったからには貴族に出される食事は取ってないでしょう?」
「……」
落ちぶれたケイト様に興味があるのか。
これは、正直に答えておくか。
「ここ一週間ほど、ケイト様の生活は何も変わられてません」
「え?」
ベアトリクス様はナイフで鹿肉のソテーを切るのをやめて驚く。
「あなたたち、まさかあの子を未だに貴族待遇で生活させてるのですか? お父様もそこまでは甘やかす方針ではないですわ」
「……」
返答に困る。
何と説明したら良いか。
「いえ……その、ケイト様は変わった方でして……」
「どういう事です?」
「お父上が伯爵階級であった頃から、この館にいる間は自給自足に近い生活をなされているのです」
「自給自足? 農耕ですか?」
「いえ、ケイト様はあの年で狩りと解体の名手でして。鹿やウサギを狩って野草と共に煮込んで食事をしているようです」
「……!」
カシャンと音が響く。
私の言葉を聞いて、ベアトリクス様は真っ青な顔でナイフとフォークを落とした。
「……?」
今の発言にそんな驚く点があったろうか?
不思議に思いつつも、メイドのマリンに指示を出す。
「マリー、ナイフとフォークの交換を」
「はい。ベアトリクス様、お怪我はありませんでしたか?」
「え、ええ。ごめんなさい」
以前ベアトリクス様は血の気を引いた顔をしている。
何なのか。
こういう思考が読みにくい者は苦手だ。
「狩り……自給自足……ケイトが?」
「……? 貴族のたしなみでしょう?」
「ええ、まあそうですわね。でも……」
ブツブツと独り言まで言い出した。
情緒不安定なのだろうか。
「あの、もしかしてあの子専用の解体小屋など、この屋敷内にありますか?」
震える手でグラスの水を飲み干しながら、今度はそんなわけのわからない事を聞いてきた。
「ええ、確かにございます。よくわかりましたね」
「いえ、ただ狩猟をするからには必ずあると思いまして……」
ベアトリクス様はもう食事をする気がないようだ。
水のお代わりをマリンに頼んでいる。
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