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メイド長と御曹司 編
御曹司はタイムリープを使用する
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「ふ、振られた……俺、澄花に振られたんだ……」
その夜、ベッドの上でダンゴムシのように縮こまりながら、俺―――獅童司は袖を濡らしていた。
久遠澄花と初めて出会ったのは十二年前。当時のメイド長であった澄花の母に連れられて獅童邸に参上した時だ。
メイドとして代々獅童家に仕える久遠家の一人娘であり、将来はメイド長を世襲し部下を統括することを期待されていた。
だが当時の澄花は、メイド服を身に着けただけの、ただの内気で恥ずかしがり屋な普通の少女。
母の背中に隠れ、今にも泣きそうな様子でこちらを見ているだけなのだった。
初めて澄花を見た時、俺は仲良くなりたいと思った。
大人の会合に同行させられる日々を送っていた俺にとって、同年代との出会いはとても新鮮で好奇心が沸いて仕方なかったから。
人見知りのせいか邸内を逃げ回る澄花を探し出して、俺は必死で声を掛け続けた。
給仕中だろうが構わない。何度も何度も澄花と名前を呼び続け、気がつけば三か月、ようやく澄花は俺に返事をしてくれるようになった。
一年経てば、外へ二人でこっそり抜け出して仕事をサボったり、庭で駆け回ったり、ベンチに座ってずっとおしゃべりする機会も増えていった。
初めは俯いてばかりだった澄花が次第に笑顔になっていくのが嬉しくて、父上や母上に怒られても辞めようとは思わなかった。
はにかんだ表情で小さく笑う澄花と共に過ごしていると、自然と心が温かくなるから。
最初は遠ざけようとしていた双方の両親も諦めたのか、次第に何も言ってこなくなった。今になって思えば、大人の都合で我慢を強いられていた俺達に気を利かせてくれたのかもしれないが、当時の俺達がそれを知る由はない。
身分も立場も関係ない、ただ対等な幼馴染として、いつまでも一緒に遊んでいた。
澄花の前でなら年相応でいられる、ありのままの自分で話せる。大人の世界で生きている俺にとって、澄花との時間はとても楽しかったから。
そうだ、あの頃みたいにまた澄花と話せたら――――――
「でも振られちゃったんだ……俺、振られちゃったんだよ……」
止め処なく溢れる涙。一生分流れてもまだ収まらない。
勇気を出した告白は澄花に一蹴されてしまったのだ。
初めての出会いから二年という月日が経った頃を境に、澄花は俺を避けるようになった。
次第に冷たい言葉を突き付けるようになり、そして今ではメイドとして俺と接するように。
年齢を重ねる毎に澄花との心の距離が離れていったのだ。
「こんなにも好きなのに……」
引き出しから取り出したのは写真立て。そこには俺と澄花が映っていた。
ピースをする俺に対し、澄花は俺の背中に隠れて顔を赤らめている。
十年以上前に現像したこの写真を俺はいつまでも大切に保管していたのだ。
……いや、写真見て涙流してる俺、めっちゃキモくね?
「ああああああああ! こんなんだから澄花に嫌われんだよ!」
本当ならもっと伝えたい言葉がたくさんあった。
貴方を愛しているとか、君の瞳に恋してるとか、月が綺麗ですね等々。
いや、一番は本番で噛んでしまったことだ。それが無かったらきっと成功していた。
澄花に急かされなければちゃんと自分の気持ちを100%伝えられていたはずだったのに。
でも、もう遅い。何もかも手遅れだった。
一度しかない初恋を打ち明けるチャンスを、俺は不意にしてしまったのだ。
明日から澄花にどんな顔して会えば良いのかなんて考えたくもない。
一度振られた相手にもう一度告白する勇気すらない愚かな小心者なのだから。
「……全部夢だったら良いのに」
布団に顔を突っ込み、現実逃避をするように呟いた。
どんなに嫌な事があっても時間は平等だ。それは分かっている。
でも、それでも願ってしまうのだ。
告白する以前に戻れたら、と。重くなる意識の中、俺は心の中でそう呟いた。
そうだ、そう願ったんだよ。
だからだと思う。というかそれしか考えられない。
だって普通に考えたら有り得ないだろ、この状況は……!
時計の針が再び十時を差していて、スマホに映る日時が昨日のままで、布団に用意された寝間着はさっきまで俺が着ていたもので、そしてなにより……
なんで出ていったはずの澄花が目の前にいるんだよ―――!?
「……?」
澄花が困惑した表情でこちらを見ていた。
それもそうだろう。だってこちらは現在思考停止しているのだから。
あまりに現実離れした現実に何が起こっているのか状況整理すらできなかった。
「司様? どうされましたか?」
「え!? い、いやちょっと考え事してて」
お願いだからちょっとだけ待ってほしい。すぐに状況を把握するから。
えーっと、どこもかしこも部屋は昨日のままで……あ、あった、写真も引き出しの中にきちんとしまってある。
「司様? 本当にどうしてしまわれたのですか? 寝ている間に馬鹿になったんですか?」
「馬鹿は酷いだろ。あ、そうだ、あれを見れば……」
そう言いながら隠すようにスマホのアプリを起動させる。
自作した非公式アカウント『澄花ちゃん』、寝る前にいつも彼女にスタンプを送るのが俺のルーティンワークだった。
「お、送られていない、だと……」
「おや、なんとも可愛らしい銀髪美少女ですね。でもなんだか見覚えが―――」
「ま、待て! 見るな! プライバシーの侵害だ!」
慌てて隠す。多分、ばれていない。
でもこれではっきりした。経験したことはないが、知識として蓄えていたのが功を奏した。
―――そう、これはタイムリープだ。
「…………澄花、大事な話があるんだ」
そうであると理解した瞬間、俺は目の前にいる澄花へそう言っていた。
澄花が俺を振った現実は消え、今再び気持ちを打ち明ける時が来たのだ。
もう一度初めから告白できたら、その夢が現実となった。
今度は間違えない。このタイムリープを利用して崇高な初告白を成功させる。
絶対に俺の彼女になってもらうんだ―――
「貴方が好きです! 俺と付き合ってください!」
よし、噛まずに言えた。これなら―――
「は? 嫌ですが?」
駄目だった。お、俺の初恋が……
失恋に立ち尽くす俺を背にして、澄花はスタスタと部屋を出て行ってしまった。
結局その夜も前回同様、俺は布団の中に隠れて泣くことに。
振られたショックが凄まじかったが、それでもなんとか今日の反省をすることができた。
噛まずに言えたのに告白は失敗した。
となると、もしかしたら告白の言葉が間違っていたのかもしれない。
そうだ、澄花は元々恥ずかしがり屋だ。直接的な表現では重圧を与えるだけになっていたのかも。
ならば、次の告白は一方的且つ威圧的にならないようにしなければ。
そして幸いと言うべきか、予想通りタイムリープは続いていて、目が覚めるとさっきと同じ状況に戻っていた。
時計の針は十時を差し、スマホの画面には11月22日のまま変わらない日付、そして目の前には何も知らない澄花。
俺は前回の反省を踏まえて消極的な告白をした。
「俺と付き合って…幸せになりませんか?」
「結構。宗教勧誘はお断りしていますので」
2回目のタイムリープも失敗に終わった。
でも俺は諦めない。
澄花と付き合うことができるその日まで、俺はこの状況を利用し続けるのだ。
その夜、ベッドの上でダンゴムシのように縮こまりながら、俺―――獅童司は袖を濡らしていた。
久遠澄花と初めて出会ったのは十二年前。当時のメイド長であった澄花の母に連れられて獅童邸に参上した時だ。
メイドとして代々獅童家に仕える久遠家の一人娘であり、将来はメイド長を世襲し部下を統括することを期待されていた。
だが当時の澄花は、メイド服を身に着けただけの、ただの内気で恥ずかしがり屋な普通の少女。
母の背中に隠れ、今にも泣きそうな様子でこちらを見ているだけなのだった。
初めて澄花を見た時、俺は仲良くなりたいと思った。
大人の会合に同行させられる日々を送っていた俺にとって、同年代との出会いはとても新鮮で好奇心が沸いて仕方なかったから。
人見知りのせいか邸内を逃げ回る澄花を探し出して、俺は必死で声を掛け続けた。
給仕中だろうが構わない。何度も何度も澄花と名前を呼び続け、気がつけば三か月、ようやく澄花は俺に返事をしてくれるようになった。
一年経てば、外へ二人でこっそり抜け出して仕事をサボったり、庭で駆け回ったり、ベンチに座ってずっとおしゃべりする機会も増えていった。
初めは俯いてばかりだった澄花が次第に笑顔になっていくのが嬉しくて、父上や母上に怒られても辞めようとは思わなかった。
はにかんだ表情で小さく笑う澄花と共に過ごしていると、自然と心が温かくなるから。
最初は遠ざけようとしていた双方の両親も諦めたのか、次第に何も言ってこなくなった。今になって思えば、大人の都合で我慢を強いられていた俺達に気を利かせてくれたのかもしれないが、当時の俺達がそれを知る由はない。
身分も立場も関係ない、ただ対等な幼馴染として、いつまでも一緒に遊んでいた。
澄花の前でなら年相応でいられる、ありのままの自分で話せる。大人の世界で生きている俺にとって、澄花との時間はとても楽しかったから。
そうだ、あの頃みたいにまた澄花と話せたら――――――
「でも振られちゃったんだ……俺、振られちゃったんだよ……」
止め処なく溢れる涙。一生分流れてもまだ収まらない。
勇気を出した告白は澄花に一蹴されてしまったのだ。
初めての出会いから二年という月日が経った頃を境に、澄花は俺を避けるようになった。
次第に冷たい言葉を突き付けるようになり、そして今ではメイドとして俺と接するように。
年齢を重ねる毎に澄花との心の距離が離れていったのだ。
「こんなにも好きなのに……」
引き出しから取り出したのは写真立て。そこには俺と澄花が映っていた。
ピースをする俺に対し、澄花は俺の背中に隠れて顔を赤らめている。
十年以上前に現像したこの写真を俺はいつまでも大切に保管していたのだ。
……いや、写真見て涙流してる俺、めっちゃキモくね?
「ああああああああ! こんなんだから澄花に嫌われんだよ!」
本当ならもっと伝えたい言葉がたくさんあった。
貴方を愛しているとか、君の瞳に恋してるとか、月が綺麗ですね等々。
いや、一番は本番で噛んでしまったことだ。それが無かったらきっと成功していた。
澄花に急かされなければちゃんと自分の気持ちを100%伝えられていたはずだったのに。
でも、もう遅い。何もかも手遅れだった。
一度しかない初恋を打ち明けるチャンスを、俺は不意にしてしまったのだ。
明日から澄花にどんな顔して会えば良いのかなんて考えたくもない。
一度振られた相手にもう一度告白する勇気すらない愚かな小心者なのだから。
「……全部夢だったら良いのに」
布団に顔を突っ込み、現実逃避をするように呟いた。
どんなに嫌な事があっても時間は平等だ。それは分かっている。
でも、それでも願ってしまうのだ。
告白する以前に戻れたら、と。重くなる意識の中、俺は心の中でそう呟いた。
そうだ、そう願ったんだよ。
だからだと思う。というかそれしか考えられない。
だって普通に考えたら有り得ないだろ、この状況は……!
時計の針が再び十時を差していて、スマホに映る日時が昨日のままで、布団に用意された寝間着はさっきまで俺が着ていたもので、そしてなにより……
なんで出ていったはずの澄花が目の前にいるんだよ―――!?
「……?」
澄花が困惑した表情でこちらを見ていた。
それもそうだろう。だってこちらは現在思考停止しているのだから。
あまりに現実離れした現実に何が起こっているのか状況整理すらできなかった。
「司様? どうされましたか?」
「え!? い、いやちょっと考え事してて」
お願いだからちょっとだけ待ってほしい。すぐに状況を把握するから。
えーっと、どこもかしこも部屋は昨日のままで……あ、あった、写真も引き出しの中にきちんとしまってある。
「司様? 本当にどうしてしまわれたのですか? 寝ている間に馬鹿になったんですか?」
「馬鹿は酷いだろ。あ、そうだ、あれを見れば……」
そう言いながら隠すようにスマホのアプリを起動させる。
自作した非公式アカウント『澄花ちゃん』、寝る前にいつも彼女にスタンプを送るのが俺のルーティンワークだった。
「お、送られていない、だと……」
「おや、なんとも可愛らしい銀髪美少女ですね。でもなんだか見覚えが―――」
「ま、待て! 見るな! プライバシーの侵害だ!」
慌てて隠す。多分、ばれていない。
でもこれではっきりした。経験したことはないが、知識として蓄えていたのが功を奏した。
―――そう、これはタイムリープだ。
「…………澄花、大事な話があるんだ」
そうであると理解した瞬間、俺は目の前にいる澄花へそう言っていた。
澄花が俺を振った現実は消え、今再び気持ちを打ち明ける時が来たのだ。
もう一度初めから告白できたら、その夢が現実となった。
今度は間違えない。このタイムリープを利用して崇高な初告白を成功させる。
絶対に俺の彼女になってもらうんだ―――
「貴方が好きです! 俺と付き合ってください!」
よし、噛まずに言えた。これなら―――
「は? 嫌ですが?」
駄目だった。お、俺の初恋が……
失恋に立ち尽くす俺を背にして、澄花はスタスタと部屋を出て行ってしまった。
結局その夜も前回同様、俺は布団の中に隠れて泣くことに。
振られたショックが凄まじかったが、それでもなんとか今日の反省をすることができた。
噛まずに言えたのに告白は失敗した。
となると、もしかしたら告白の言葉が間違っていたのかもしれない。
そうだ、澄花は元々恥ずかしがり屋だ。直接的な表現では重圧を与えるだけになっていたのかも。
ならば、次の告白は一方的且つ威圧的にならないようにしなければ。
そして幸いと言うべきか、予想通りタイムリープは続いていて、目が覚めるとさっきと同じ状況に戻っていた。
時計の針は十時を差し、スマホの画面には11月22日のまま変わらない日付、そして目の前には何も知らない澄花。
俺は前回の反省を踏まえて消極的な告白をした。
「俺と付き合って…幸せになりませんか?」
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