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メイド長と御曹司 編
御曹司には覚悟がない
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澄花は消えてしまった。
部屋は空箱、従業員リストからも既に抹消され、姿を見ることすら叶わない。
朝目が覚めても、学院に通っても、生徒会長として職務をこなしていても、帰宅して部屋に戻っても、そして寝る前も、いつも隣にいたはずの彼女がいない。
一昨日の出来事を最後にして、彼女の痕跡は全て跡形もなく消えたのである。
俺の目の前から残滓なく消え去り、まるで久遠澄花という人物が初めから存在していなかったように錯覚すらしてしまう。
でも確かにいた。久遠澄花は確かに隣にいた。なのに証明できるものがこの手に何も無くて、まるで長い夢から覚めた気分のまま、俺の視界に映るこの世界が現実だと理解できずにいた。
「…………雨、か」
もぬけの殻となった彼女の部屋でひとり呟く。
窓を叩き続ける横殴りの雨、その一粒一粒が窓を伝って零れ落ちる。
突き抜けるような風と相まって、今にも崩れてしまいそうなガラスは軋みながら耐え忍んでいた。
対して俺の瞳の奥からは涙は一向に出てこない。
本当に悲しい瞬間を迎えると涙が出てこないという話は本当みたいだ。
いや、単に実感が沸いていないだけなのかもしれない。
振り向けば彼女が現れてくれると、今でも淡い幻想に浸っているのだから。
しかし現実は違う。
振り向いても在るのは暗く広い空間。内装が消え、息詰まるほどに所狭しき空間が広がっているだけだった。
「…………」
彼女の名前を呼びたい。今すぐ叫んで、その姿を射止めたい。
でも許されていない気がして、一歩前に進む覚悟が出てこなくて、俺は立ち尽くすばかりだった。
一昨日の晩に言われた言葉を思い出す。
澄花の辞職願を受け取った父さんへ直談判に行った時のことだ。
なぜ澄花を止めなかったのか、澄花を守ろうとしなかったのか、俺は抑えきれない感情をぶつけた。
父さんを責めるように、俺は怒りに身を任せてしまった。
そんな俺を見て、父さんは心底悲しそうな目を向けて呟く。
―――それがお前の答えか、と。
困惑した。どうして俺がそんなことを言われたのか、むしろ言われる筋合いはないと思っていたのに。
父さんの後ろに添うようにして立っていた母さんは何も言わず、ただ項垂れるのみ。
二人が見据える獅童司は俺とは別の人物。期待を裏切られた風を装って、本来の俺を見てなどくれない。
俺の方こそ二人に裏切られたと思った。
秘密が露呈したから、そんな理由でいなくなって俺が喜ぶと思うのか。
澄花がいないだけでこんなに不安で堪らないのに、どうしてそれが俺のためになるのか。
獅童家の人間だから? メイド風情だから?
そんな先天的な理由で納得できるわけがない。
俺が澄花と一緒にいたいと願うこと自体のどこが悪いんだよ。
「納得……できるわけないだろ」
嘆いても澄花は戻ってこない、そんなことは分かっている。
それでも咀嚼できない感情が混ざり合って、もう自分が今なにを感じているのかさえ理解できない。
十二年前に初めて出会って、同学年との交流がなかった俺にとっての初めての友達であり、そして初恋の相手。
人見知りで内気な少女との出会いはとても色彩的で、彼女との日々は退屈で灰色な世界を照らしてくれた。
だからだと思う。ある時を境に距離を置かれ続けて時に冷たい言葉を浴びせられても、俺は普段通りを装い続けた。
十年という月日は果てしなく途方に感じられたけど、それでも希望があったから前を向いていられた。
いつか昔に戻れる日を夢見ていたから、俺は諦めずにいられた。
そんな日々を過ごして十年、ようやくやってきた瞬間を迎えて、俺は嬉しくて仕方なかった。
心で通じ合っているような、報われたような、夢を見ているような、様々な想いが一つになった感覚。
もう俺達を縛るものは何もない。十分過ぎるくらいに苦しんだ。
二人でたくさんの思い出を作りたい、 失った十年分の時間を少しずつ取り戻していきたい、昔のように笑い合える時間を当たり前にしたい。
そんな未来を展望するのだと思っていたのに――――――
「……?」
視界に一瞬だけ、なにかが落ちた気がした。
その方を向き、少しずつ近づいていき、そして手に取る。
どこから落ちてきたのか、それは一枚の写真だった。
「これは―――……」
思わず声が出てしまう。
この写真に見覚えがあった。
端が擦り切れ、表面が色あせて、所々には修正の跡が目立つ現像された写真。
その写真にはピースをする幼少期の俺と、その背中に隠れて顔を赤らめている少女の姿が。
見間違いなんかじゃない。この写真は俺の持っているものと同じ思い出。
彼女にとっての大切な宝物がここに残っていた。
「ははっ、なんだ……ちゃんと泣けるじゃないか……」
やっと実感が沸いた。
一度味わった時間が二度と返って来ないのだと気づけた。
一粒落ち、また一粒。
止めどなく溢れ出る涙はまるで記憶の中の澄花と同じように思えた。
きっと彼女も同じ気持ちだったのだろう。
離れ難くて、夢に浸っていたくて、それでも迫ってくる現実に身も心も擦り切れて。
こんなにも好きなんだと実感して、最後を迎えて行ったのだろう。
「ああ、くそ……なんでだよ…………」
そうだ、俺には覚悟が足りなかった。
嫌というほど痛感した。今までの俺がどんなに能天気な考えだったか。
ただ澄花といたい、そんな自分勝手が通じるほど現実は甘くないのに。
澄花は何度も忠告してくれたのに、約束していたのに、俺の独りよがりな考えで全てを壊してしまった。
取り巻く現状が良い方向に向かうはずがないのに、なんで俺は……
それ言葉を紡ぐことができない。
大粒の涙が滴り、代わりに悲しさを紛らわそうとしてくれる。
でも足りない。内から後悔が溢れて、いつまでも感情に身を任せてしまう。
嗚咽を漏らし、膝から崩れてうずくまる。
だんだんと自分という存在がちっぽけに見えて笑えてくる。
こんなにも無様を晒しても、澄花はもう帰って来ないのに。
嫌だ。これで終わりなんて嫌だ。
澄花に会いたい。もっと笑い合いたい。先の未来を二人で歩んでいきたい。
こんなに望んでいるのに、どうして全部消えてしまうのか。
掴んだはずの指も、姿も、存在も、全て無駄に消えていく。
俺には澄花しかいないのに、澄花がいる日常が当たり前だったのに、これから何十年続く日々では澄花のいない人生が当たり前になっていく。
そんなの嫌だ。
「…………会いたい」
虚ろな声は雨にかき消されてしまう。
それでも何度も反芻する。
会いたい、と何度も繰り返す。
消えてほしくない。
もう一度だけでいいから話したい。声を聞かせてほしい。
頼むから姿を見せてほしい。
「…………なに言ってんだろ、俺」
願っても意味なんてないのに。
未だに幻想に浸っているから俺は駄目だったのに。
本当に参ってしまう。まさかここまで諦めの悪い人間だったとは思わなかった。
でも、仕方ないだろ?
あんなにも好きだったのだから。
初恋が美しいものだとは鵜呑みにしていない。
けれど、夢であってほしかった。
あのまま、夢に浸っていたかった。
また澄花に好きだと告げたかった――――――
現実を直視できずにいると、次第に目が重くなっていく。
抵抗する気はさらさらない。
暗くなる視界に身を委ね、俺は眠りについた。
◇
突然の眩い光に苛まされ、次第に瞳が顔を覗かせていく。
慣れないまま周囲に目を向けると、なにか違和感を覚える。
時計の針が軋む音、見覚えのある景色が視界に広がる。この光景には見覚えがあった。
「―――……っ」
そして目の前に立つ女性。
メイド服を身に纏い、長くきめ細かな銀髪をなびかせて、その姿はとても懐かしく思えた。
この現象を俺は知っている。
当たり前な日常、俺にとっての素晴らしき日々。
タイムリープに導かれ、俺達は再び相見える。
部屋は空箱、従業員リストからも既に抹消され、姿を見ることすら叶わない。
朝目が覚めても、学院に通っても、生徒会長として職務をこなしていても、帰宅して部屋に戻っても、そして寝る前も、いつも隣にいたはずの彼女がいない。
一昨日の出来事を最後にして、彼女の痕跡は全て跡形もなく消えたのである。
俺の目の前から残滓なく消え去り、まるで久遠澄花という人物が初めから存在していなかったように錯覚すらしてしまう。
でも確かにいた。久遠澄花は確かに隣にいた。なのに証明できるものがこの手に何も無くて、まるで長い夢から覚めた気分のまま、俺の視界に映るこの世界が現実だと理解できずにいた。
「…………雨、か」
もぬけの殻となった彼女の部屋でひとり呟く。
窓を叩き続ける横殴りの雨、その一粒一粒が窓を伝って零れ落ちる。
突き抜けるような風と相まって、今にも崩れてしまいそうなガラスは軋みながら耐え忍んでいた。
対して俺の瞳の奥からは涙は一向に出てこない。
本当に悲しい瞬間を迎えると涙が出てこないという話は本当みたいだ。
いや、単に実感が沸いていないだけなのかもしれない。
振り向けば彼女が現れてくれると、今でも淡い幻想に浸っているのだから。
しかし現実は違う。
振り向いても在るのは暗く広い空間。内装が消え、息詰まるほどに所狭しき空間が広がっているだけだった。
「…………」
彼女の名前を呼びたい。今すぐ叫んで、その姿を射止めたい。
でも許されていない気がして、一歩前に進む覚悟が出てこなくて、俺は立ち尽くすばかりだった。
一昨日の晩に言われた言葉を思い出す。
澄花の辞職願を受け取った父さんへ直談判に行った時のことだ。
なぜ澄花を止めなかったのか、澄花を守ろうとしなかったのか、俺は抑えきれない感情をぶつけた。
父さんを責めるように、俺は怒りに身を任せてしまった。
そんな俺を見て、父さんは心底悲しそうな目を向けて呟く。
―――それがお前の答えか、と。
困惑した。どうして俺がそんなことを言われたのか、むしろ言われる筋合いはないと思っていたのに。
父さんの後ろに添うようにして立っていた母さんは何も言わず、ただ項垂れるのみ。
二人が見据える獅童司は俺とは別の人物。期待を裏切られた風を装って、本来の俺を見てなどくれない。
俺の方こそ二人に裏切られたと思った。
秘密が露呈したから、そんな理由でいなくなって俺が喜ぶと思うのか。
澄花がいないだけでこんなに不安で堪らないのに、どうしてそれが俺のためになるのか。
獅童家の人間だから? メイド風情だから?
そんな先天的な理由で納得できるわけがない。
俺が澄花と一緒にいたいと願うこと自体のどこが悪いんだよ。
「納得……できるわけないだろ」
嘆いても澄花は戻ってこない、そんなことは分かっている。
それでも咀嚼できない感情が混ざり合って、もう自分が今なにを感じているのかさえ理解できない。
十二年前に初めて出会って、同学年との交流がなかった俺にとっての初めての友達であり、そして初恋の相手。
人見知りで内気な少女との出会いはとても色彩的で、彼女との日々は退屈で灰色な世界を照らしてくれた。
だからだと思う。ある時を境に距離を置かれ続けて時に冷たい言葉を浴びせられても、俺は普段通りを装い続けた。
十年という月日は果てしなく途方に感じられたけど、それでも希望があったから前を向いていられた。
いつか昔に戻れる日を夢見ていたから、俺は諦めずにいられた。
そんな日々を過ごして十年、ようやくやってきた瞬間を迎えて、俺は嬉しくて仕方なかった。
心で通じ合っているような、報われたような、夢を見ているような、様々な想いが一つになった感覚。
もう俺達を縛るものは何もない。十分過ぎるくらいに苦しんだ。
二人でたくさんの思い出を作りたい、 失った十年分の時間を少しずつ取り戻していきたい、昔のように笑い合える時間を当たり前にしたい。
そんな未来を展望するのだと思っていたのに――――――
「……?」
視界に一瞬だけ、なにかが落ちた気がした。
その方を向き、少しずつ近づいていき、そして手に取る。
どこから落ちてきたのか、それは一枚の写真だった。
「これは―――……」
思わず声が出てしまう。
この写真に見覚えがあった。
端が擦り切れ、表面が色あせて、所々には修正の跡が目立つ現像された写真。
その写真にはピースをする幼少期の俺と、その背中に隠れて顔を赤らめている少女の姿が。
見間違いなんかじゃない。この写真は俺の持っているものと同じ思い出。
彼女にとっての大切な宝物がここに残っていた。
「ははっ、なんだ……ちゃんと泣けるじゃないか……」
やっと実感が沸いた。
一度味わった時間が二度と返って来ないのだと気づけた。
一粒落ち、また一粒。
止めどなく溢れ出る涙はまるで記憶の中の澄花と同じように思えた。
きっと彼女も同じ気持ちだったのだろう。
離れ難くて、夢に浸っていたくて、それでも迫ってくる現実に身も心も擦り切れて。
こんなにも好きなんだと実感して、最後を迎えて行ったのだろう。
「ああ、くそ……なんでだよ…………」
そうだ、俺には覚悟が足りなかった。
嫌というほど痛感した。今までの俺がどんなに能天気な考えだったか。
ただ澄花といたい、そんな自分勝手が通じるほど現実は甘くないのに。
澄花は何度も忠告してくれたのに、約束していたのに、俺の独りよがりな考えで全てを壊してしまった。
取り巻く現状が良い方向に向かうはずがないのに、なんで俺は……
それ言葉を紡ぐことができない。
大粒の涙が滴り、代わりに悲しさを紛らわそうとしてくれる。
でも足りない。内から後悔が溢れて、いつまでも感情に身を任せてしまう。
嗚咽を漏らし、膝から崩れてうずくまる。
だんだんと自分という存在がちっぽけに見えて笑えてくる。
こんなにも無様を晒しても、澄花はもう帰って来ないのに。
嫌だ。これで終わりなんて嫌だ。
澄花に会いたい。もっと笑い合いたい。先の未来を二人で歩んでいきたい。
こんなに望んでいるのに、どうして全部消えてしまうのか。
掴んだはずの指も、姿も、存在も、全て無駄に消えていく。
俺には澄花しかいないのに、澄花がいる日常が当たり前だったのに、これから何十年続く日々では澄花のいない人生が当たり前になっていく。
そんなの嫌だ。
「…………会いたい」
虚ろな声は雨にかき消されてしまう。
それでも何度も反芻する。
会いたい、と何度も繰り返す。
消えてほしくない。
もう一度だけでいいから話したい。声を聞かせてほしい。
頼むから姿を見せてほしい。
「…………なに言ってんだろ、俺」
願っても意味なんてないのに。
未だに幻想に浸っているから俺は駄目だったのに。
本当に参ってしまう。まさかここまで諦めの悪い人間だったとは思わなかった。
でも、仕方ないだろ?
あんなにも好きだったのだから。
初恋が美しいものだとは鵜呑みにしていない。
けれど、夢であってほしかった。
あのまま、夢に浸っていたかった。
また澄花に好きだと告げたかった――――――
現実を直視できずにいると、次第に目が重くなっていく。
抵抗する気はさらさらない。
暗くなる視界に身を委ね、俺は眠りについた。
◇
突然の眩い光に苛まされ、次第に瞳が顔を覗かせていく。
慣れないまま周囲に目を向けると、なにか違和感を覚える。
時計の針が軋む音、見覚えのある景色が視界に広がる。この光景には見覚えがあった。
「―――……っ」
そして目の前に立つ女性。
メイド服を身に纏い、長くきめ細かな銀髪をなびかせて、その姿はとても懐かしく思えた。
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