Marieに捧ぐ 安藤未衣奈は心に溺れる

そらどり

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第一楽章 出会いと気づき

今も昔も変わらない

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女の子が踊っている。

雲の隙間から差し込む光が、スポットライトのように彼女を照らしている。

その姿は、白いベールをまとっているかのように綺麗だった。

右手に持った本を開き、彼女は歌う。

灰色の世界に虹彩が顔を出し、水たまりが鏡のように反射していた。

どんよりとした空が、次第に晴れていく。

眼前に映る光景に目を奪われる。

生まれ変わった世界に招かれた、そんな錯覚に陥るが、それも間違いではないのだろう。

ここは彼女だけの世界だ。

世界は彼女を祝福し、歓迎していた。

彼女は主役だった。

でも、俺は空っぽなんだ。

自覚すると、全てに納得してしまう。

前を進み続ける彼女は、きっとこれからも前を向いて歩み続けるのだろう。

でも、俺はどうなのだろうか。

多分何もない生きた屍のように進み続けるのだろう。

だから、彼女は俺とは違う。

俺は彼女の隣にふさわしくない。



この日以来、俺はその公園には近づかないようになった______





ーーー





目覚ましの音で夢から覚める。



もう朝か……



不快な金属音に毎朝悩まされるが、それ以上に遅刻する方がまずい。

仕方なく身体を起こして、制服に着替える。

着替えを終えて部屋のカーテンを開けると、暗い部屋に一瞬で光が差し込んできた。

目を覆いたくなるほどの射光に気後れせずに、俺は部屋を出る。

最近は起きてすぐに身だしなみを整えることにしているので、直ぐに部屋を出て、階段を下りる。

まだ父さんは寝ているのだろう、音を立てないようにゆっくりと降りていく。

一階の洗面台に着いて、まだ寝ぼけている身体を覚ますために冷水を顔に当てる。



「―――っ」



染み渡る震えで身体が覚めていくのが分かった。

そのままタオルで顔を拭いて、備え付けられた化粧鏡に映る自分を見る。



「……」



明らかに憑りつかれたかのような真っ青な顔をしていた。

なんでこうなったのか、心当たりはあるが、如何せん寝ていた時の記憶は曖昧であった。



「……忘れよう」



気持ちを切り替えて、身だしなみを優先する。長くなった前髪を気にしながら、寝癖を正していく。

いつも通りの日課。もはや作業と言っても差し支えないだろう。



作業を終えた後は、朝食の準備に移る。とは言っても、大々的に行うわけではない。

朝の短い時間で出来ることと言ったら、前日に予約しておいた炊飯器を確認すること、インスタントの味噌汁を作ること、主菜として目玉焼きとハムを焼くことぐらいである。

フライパンを手に取り、冷蔵庫から具材を取り出す。いつも通り二人前で足りるだろう。

と、いつも通りの作業をしていると、二階から慌てたように物音が聞こえた。

その音は階段を経由して、次第にリビングに___



「父さんの社員証知らない?!」



慌てた様子で尋ねてくる父さんに驚くが、手元は平常に動かし続けていた。



「社員証?」

「ああ、昨日散らばったところにあると思うんだが、見つからないんだ」

「ちょっと待ってっ、これ終わったら探すよ」



ありがとう、そう言い残してソファーに向かい、テレビの電源をつけ、そのまま座った。



「……」



先ほどまでの慌てっぷりは何だったのか、安心しきったように画面の情報に目を通している。



相変わらずマイペースだな……



そう思いつつも、出来上がった料理を皿に移して食卓に並べる

このまま空腹を満たしたい気持ちがあったが、約束通り二階の父さんの部屋に向かう。

部屋を開けると、昨日の惨状がまだ快復しきれていないことが如実に伝わってくる。

半分ほどしか埋まっていない本棚、地面に転がっている無数のCD、この中から一つの社員証を探すのは困難であると悟った。



けどなぁ……



このままだと、父さんが仕事に行けなくなってしまう。

ため息をつきながら、河川に足を踏み込んで砂金を探し出すような作業を始めた。





ーーー





「あった……」



ようやく目的のものが見つかった。表面に付いた埃を払い、鮮明になった文字を確認する。

甲斐利紀と書かれた名前欄の隣には、父さんの顔写真が貼られていた。

若い頃の写真だったが、たれ目や覇気のない表情は今の健在であった。

本人確認をして、リビングにいる父さんに届ける。もう朝食を食べていた。



「いやあ、助かったよ」



屈託のない笑顔で言われると、少しだけ許したくなった。少しだけだけど。

そのまま俺も席について、ようやく朝食を頂く。

少し冷めてしまったが、目玉焼きの半熟加減が上手くいったことで、そんなことは気にならなかった。

いつも通りの食卓が始まる。



『本日は花粉注意報が出ています。次の市町村にお住まいの方はマスクを身に着けて外出しましょう』



テレビを見ると、地方局のニュースキャスターの女性が注意喚起をしていた。

次々と読み上げられる市町村、父さんはじっとテレビをのぞき込んでいた。



『___、南小鞠市、中野原市、“厚ヶ崎あつがさき市”』



「はぁ、まじかぁ」



住んでいる町が対象であることに父さんはひどく落ち込んでいた。父さんは毎年この時期になると花粉に悩まされている。

自分はなっていないから、如何せん花粉症の恐ろしさを理解できなかった。



「……マスク買っておくね」

「ありがとう、祐介」



落ち込む父を一応励ます。まあ焼け石に水だろう。

ニュースも特集コーナーに移り、自分の登校時間が迫っていることに気づく。

急いで食器を片付けて、荷物を取りに行く。皿は帰ってから洗おう。

リュックサックと部活用のバック両方を手に持って、玄関に向かう。



「ああ、そうだ、祐介」

「何? もう行くけど」



靴ひもを結んでいると、後ろから父さんが声をかけてきた。



「母さんから招待状が届いたんだ。今度会いに行くけど、お前はどうする?」

「…………」

「嫌ならいいんだ、けど、都内のコンサートホールでやるみたいだから、楽しそうだろ?」

「……やめとく」

「そうか、いや、それならそれでいいんだ」

「……うん、じゃあ行ってくる」

「ああ、行ってらっしゃい……」



俺は振り返らずに玄関から出た。





ーーー





先週に始業式があったから、今週からは普通の時間割に戻る。

校舎を3階まで登り、自分の教室まで歩く。

まだ慣れない教室の扉を開けると、ホームルーム前だからか、席に座っている人はほとんどいない。みんな立ったまま友人と会話を楽しんでいた。

自分の席に向かいながら、顔見知りに挨拶をして、席に着く。



「お、今日は随分と遅い登場だな」



前の席でノートを開いていた友人、倉林悠馬くらばやしゆうまが振り返って、嫌みの一つをぶつけてくる。



「まあな、なにしてんだよ?」

「受験勉強だよ、推薦狙いでも保険は必要だろ?」

「確かに。でもお前頭いいじゃん」

「程よくやってれば、それなりにできるんだよ」



再び嫌味をぶつけられた。でも、不快とは思わない。こいつとは付き合いが長い。



「てか、そんなことはどうでもいいんだよ!」



いきなり興奮し始めた。これには流石に少し不快感を覚えた。



「どうしたんだよ?」

「当たったんだよ!」

「何が?」

「チケット! ほら!」



スマホを見せつけられ、表示された画面を確認する。



「えーと、ドラゴンズレクイエム、出演者、トークショー……」

「そう! 『ドラゴンズレクイエム』声優トークショーの抽選が当たったんだよ!」



テンションがかなり上がっている。周りの視線を感じる。



「静かにしてくれ……! で、それの何がすごいの?」

「はあ?! すごいに決まってるだろ……」



こそこそ話す内容でもないだろうが、注意が聞いたのか、一応声量を抑えてくれる。



「お前はアニメとか興味ないだろうけどなあ、漫画原作のアニメ版なんだよ」

「うん」

「主人公がドラゴンを退治する話なんだけど、ただ退治するだけじゃなくって、退治するドラゴンたちにも守るべきものがあるんだ」

「…うん」

「世界を救いたい主人公と僅かな同胞を守るドラゴン、どちらの正義が正しいのか、主人公が選択する未来とは____」

「……」



だめだ。自分の世界に入り込んでしまったらしい、もう聞いていないことまで解説し始めた。

こうなったらいつも通り無視するしかないかな、そう思い、リュックの中から一限目の教科書を手に取る。

悠馬とは趣味が合わなかった。昔からサブカルチャーに興味があったらしく、その興味は中学から今までずっと変わらない。

でも、共通点があるとすれば___



「……おい、聞いてないだろ?」

「聞いてたよ」

「嘘つけ、ったく……放課後覚えてろよ」

「今日部活ないけど……」

「……え? まじ?」



目を開けて驚く悠馬。昨日顧問が言っていただろうに。



「え、でもお前、部活のカバン持ってきてるじゃん」

「……着いてから思い出したんだよ」

「何やってんの、キャプテン……」



俺も何やってんだか。どうにも今日は本調子でない気がする。



……やっぱり、あの夢が原因なのだろうか。



どんな夢だったか思い出せない。けど、楽しい思い出ではなかったはずだ。



「……」

「ったく、しょうがないな」



考え事をしていると、悠馬が肩に手を置いてきた。



「え?」

「嫌なことがあったんだろ? だったらやることは一つ」

「……」

「楽しい思い出作りだ!」



満面の笑みを浮かべているが、そんな表情からは本心がにじみ出ていた。

隠すつもりがない、つまりはそういうことだろう。



「……分かったよ」



別に行きたくないわけではなかった。

せっかく芸能人に会える機会があるのなら、自分の好奇心に従ってみるのも悪くはない。

結局、週末に行われるトークショーに行くことに決まった。





ーーー





週末、俺たちは厚ヶ崎公民館を訪れていた。

郊外に建てられていたのもあって広大な敷地面積を持っていたが、数年前に老朽化による建て直しで、以前とは別物になっている。

大通りを挟んだ建物の前方には住宅街が並び、後方には緩やかな傾斜の山々が屹立していた。

市外からやってきた人が見れば、何気ない住宅街に突如現れたオペラハウスの如き建造物に驚嘆するだろう。

けど、市民である俺たちは、そんな外観を気にも留めず、入口で係の人に入場チケットを確認してもらっていた。

チケットの確認を終えて、俺たちは通路を案内標識通りに進んでいく。



「思ったより人が多いんだな」



相場が分からなかった俺は、悠馬に尋ねる。



「俺も初めてだからなあ、でも、ここの公民館は結構広いって聞いているから、500か600人くらいは来るんじゃねえかな?」

「そんなに?」



具体的に数字を出されると容易に想像できる。

俺たちの高校の体育館より少し小さい程か、でも席の間隔が広かったらそれ以上なのか。

……どうでもいいことを考えてしまった。

元々悠馬が楽しみにしていたものだったが、どうやら自分も浮かれているらしい。



「あ、ここだな」



終点に着くと、右側の壁に貼られたポスターが目に付く。先ほどもらったパンフレットの表紙と同じものだった。

人間とドラゴンが大々的に描かれている下方、本日出演する声優の宣材写真が貼られていた。

えーっと……



「……何やってんだよ、席に着くぞ」

「あっ、ごめん」

「ほんとにマイペースだな、お前」



釘を刺され、悠馬の後を追う。

てっきりマイペースなのは父さんの十八番だと思っていたけど、俺もそうだったのかもしれない。

今度からは気を付けよう、と人知れず心に誓う。





多目的ホールに入ると、既に大方の席が埋まっていた。

俺たちも席に着こうと、チケットが示す番号席に向かう。



「ここだな」



悠馬が席を見つけ、俺も続けて席に着く。



「ここのホールは初めて入ったけど、なんか映画館みたいだな」

「そうか?コンサートホールだったらわかるけど」

「コンサートホール? え、お前そんな趣味あったの?」

「え、いや、例えばだから……」



思わず否定する。

隠しているつもりはない。けど、今の楽しい雰囲気を壊したくなかった。

それに、この話題にはあまり触れてほしくなかった。



「……ところでさ、今日のイベントって何やるの?」

「ん? そうだな……」



パンフレットを開き、悠馬が質問の答えを探してくれる。



「……収録時の裏話とか、生アフレコとか、質問コーナーとか、らしいな」

「アフレコ?」

「アフレコも知らないのかよ、簡単に言うと、録音することだな」

「あ、そういうことか」



レコーディングの略称であることに気づき、納得できた。



「じゃあ、そのアフレコを実際に聴けるんだ」

「そうなんだよ、楽しみだよな!」



悠馬が興奮しながら俺に同意を求めてきたので頷く。

正直、こいつみたいに熱狂的にはなれないけど、実際に見てみれば、それも変化するのかもしれない。

そんな期待を胸に、自分もパンフレットを閲覧する。

ページをめくっていくと、先ほど入り口で見かけた、宣材写真が並んでいるページが目に入る。



高木康太たかぎこうた……本郷大河ほんごうたいが……新藤理沙しんどうりさ……



写真の下には、他作品の出演歴がびっしりと余すところなく箇条書きで紹介されていた。

あっ。

自分でも知っている、子供の頃によく見ていたアニメのキャラクターの名前が記載されていた。

こんな事実を目にしたら、素人目に見ても、この人たちが凄いことが分かる。

その他の人にも目を通す。

隣のページに移ると、作品名が少なくなっていた。

その中で、自分が知っているものがあるのか探していると、



……あれ?



一人だけ何も書かれていない人物がいることに気が付く。

誰なのだろうか、そう思い視線を上の写真に合わせようとしたところで、



『間もなく、ドラゴンズレクイエム出演者によるトークショー午前の部を開始致します』



場内アナウンスが流れて、意識がそちらに流されてしまった。



「そろそろ始まるぞ」



期待に胸を躍らせている悠馬を見て、俺もステージに意識を向けた。

ステージ天井に設置されたライトが点灯し始める。





ーーー





『やめてくださいッ! これ以上は死んじゃう……ッ!』

『こいつがッ! 俺の大切な人を……殺したんだ……ッ!』

『これが……命を奪うということ…だ……決して……目を…そら…す…な……ッ』



圧巻のステージに鳥肌が立つ。

主演声優による公開アフレコは、台本を持った三名によって行われた。

悠馬の話によると、このアフレコのシーンは、第一話終盤で初めてドラゴンを退治する場面だという。

ドラゴンを絶対悪であると教えられて育てられた主人公が、初めて実物を目の当たりにし、教えのままに退治しようとする。ドラゴンは一切抵抗せずに対話を求め続けたが、主人公が耳を貸すことはなく、そのまま瀕死に追いやられてしまう。とどめを刺そうとしたその時、ドラゴンの娘である少女が身を乗り出して命乞いをする____

この後の展開がかなり気になったのだが、アフレコはここで終了となってしまった。



「え、続きは……?」



てっきりこのまま最後まで続くと思っていた俺は、隣にいる悠馬に声をかける。



「ここで一話が終わるんだよ、その後は二話からだな」

「えー、気になる」

「……じゃあ、今度貸してやるから感想聞かせろよ?」



楽しそうにしている悠馬。

すっかり俺も取り込まれてしまった、そんな気がした。

でも、こんなに白熱したのは久しぶりだった。だから、後悔はしていない。





そんなやり取りをしていると、質問コーナーに移っていることに気が付かなかった。

先ほど圧巻の演技をしていた三人の声優だけでなく、他の出演者たちも質問に答えていく。



『僕が務めるキャラクターがね、三話から登場するんですよ。…ちょっとね、アフレコするシーン間違えてんとちゃうかなって』

『君、今日お笑い担当で呼ばれてんのよ』



なんでやねんっ、と突っ込みが入ると、客席から笑いが飛び交う。

要所要所で客席を沸かせようとして、特定の人がいじられキャラとなり、会場を盛り上げていた。

こんな風にみんなで楽しいを共有できる空間はとても居心地が良かった。





質問コーナーを終えて、最後に声優陣が一人ずつ挨拶をする。

アフレコをしていた三人の主演組、先ほど質問コーナーで観客を楽しませていた人たち、ウィットに富んだ挨拶やキャラクター語りなど、多種多様であった。

そして、最後の人に出番が回ってくる。



あれ……?



どこかで見たことがあるだろうか、デジャヴを感じた。

先ほど中断したパンフレットを見てみる。

出演作品が空欄であったから、すぐに見つけられた。

この人の名前は___



安達未菜あだちみなです。本日はありがとうございました』



___安達未菜。



いや、知らない。こんな名前聞いた記憶がない。

じゃあ、誰だ?

ステージに目を向ける。



『私が担当するキャラクターは八話から登場とかなり後半からの登場となりますが、愛されるキャラクターになれるように一生懸命頑張っていきます!』



話している内容は全く耳に入らなかった。

俺はよく目を凝らして彼女を見る。自分の席からだとステージは少し遠く、鮮明に見ることはできなかった。

でも、まっすぐと客席を見つめる彼女が、何かを求めているような気がした。

その正体が何なのか、俺は答えを知っている。

ふと、朝の出来事が頭によぎる。

ずっと思い出せなかった思い出が、明瞭になっていく。

そうだ、あの夢は。

女の子が踊っている夢だ。

雨上がりの公園、雲に覆われて、心までが灰がかっていく。

女の子が踊っていると、雲の隙間から日が差し込み、灰がかった世界が彩られていくんだ。

天然のスポットライトを浴びて輝く彼女はまさに、世界の主役であった。

目の前の彼女も、思い出の中の彼女も、自分が主役なのだと、世界に訴えかけている。



「……すごいな」



自分が主役なのだと発信することがどれだけ大変なのかは分からない。

そもそも一般人である自分と芸能人である彼女では、考え方だって違うのだろう。



だから、分からないままでいい。



そう決めた俺は、彼女から目をそらした。



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