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しおりを挟む窓から朝日が差し込み目が覚めた、昨日のうちに宿の女将さんに朝食は、自室で食べるか食堂にするか聞かれて、今回は部屋でとることにした。
お父様が私を捜索するかもしれないので、あまり人に会わないようにしないと、
いずれはお父様に手紙を出すつもりだけど、今は誰にも居場所を知られたくない
アリアタはこの大陸のほぼ中心なので、ここには長距離馬車が出てる
これから私が行く修道院もここで乗って10日前後で着く
宿の手配と食事は馬車の御者が用意してくれる、少し高いけど何とか今持ってる手持ちでどうにかなる
朝食も食べ終わったので集合馬車の待合所に行くことにした。
馬車がいっぱいあってどれなのか分からない
「すみません、シガル修道院に行く馬車はどれですか?」
「シガル修道院ですか?この馬車の3つ前ですよ」
「ありがとうございます」
よかったまだ出発してなくて
「すみません、シガル修道院まで大人1人お願いします」
「お嬢さん1人だね、もうすぐ出発だからもう乗ってくれるかい、これが説明書だから読んでくれ」
「はい、ありがとうございます」
中に入り早速読むことにした
【・移動日程は8~10日の予定になります、
・基本は宿での寝泊まりですが、場合によっては野宿になる可能性もあるのでご了承ください。
・窃盗や暴行を行われた場合、場所が何処であろうとその場で下車して貰います
・朝の集合時間は7時ですお守りください。10分過ぎても来ないようなら出発させて貰います
・料金は出発時にいただきます。金貨二枚になります、これには宿代も含まれています。
食事代は別ですので各自で用意するか、御者に注文して貰えれば携帯食は用意しています】
時間厳守みたいだから朝は気を付けないと、ご飯は足りなくなったら町で買うか、注文しよう
一緒に移動する人はどんな人だろう?
「あ~間に合ってよかった」
私より少し上ぐらいの女性が乗車してきた、
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