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しおりを挟む「ん?私と同じ年代の子だね?」
「はい、私は17歳です」
「じゃあ私の方かお姉さんだ、私は20歳だよ、目的地までよろしくね、集合馬車に乗るのはなれてない?」
「はい、今回で2回目です」
「ならお姉さんがいいこと教えてあげよう、貴重品が入ってる荷物はお尻の下にひいて座った方がいいよ。もし馬車の中で野宿することになったら、寝るときは体の下に置いとくの、そうすると窃盗にあわないから安心よ」
貴重な話が聞けた、集団での移動は色々工夫して行動しないといけないのね。
昨日はよく無事だったわね、
犯罪者にとって、世間知らずの私は格好の餌だったでしょうね
「丁寧に教えてくれてありがとうございます、私はリオナですよろしくお願いします」
「そんなにかしこまらなくても大丈夫よ、私はアリーよ」
私にお姉ちゃんがいたらこんな感じだったのかな?
「アリーさん短い間だけどよろしくね」
「呼び捨てで大丈夫だよ、リオナはシガル修道院まで行くの?それとも途中まで?私はシガル修道院まで行くの」
「私もシガル修道院に行くつもりです。アリーはシガル修道院に何か用事かあるの?それともシガル修道院の近所に用事が?」
「シガル修道院が運営してる孤児院に用事があるの、私は小さい頃まで孤児院にお世話になってたの、10歳の時に今の両親に引き取られたんだけど、シスターに恩返ししたくて両親と話し合って、孤児院でシスターの手伝いしようと思って会いに行くところなの」
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