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「ジェシカさん、エリックとイリナを叱るのはおかしいんじゃないかしら?私達はメアリーの教育をしっかりして欲しいと言ったはずです。今回は親戚での出来事だったから良かったものの、メアリーは今年からお茶会に参加するのだから今みたいな発言は大問題になるわ。子供の戯れ言だからと大目に見てくれる者ばかりではないのよ」

「お姉様、メアリーが可愛いのは分かりますが、今のメアリーの行動は今のうちに辞めさせないと、メアリーが成人した時に敵も沢山作るし、悪い噂が立つわ」

「ジェシカさん、メアリーをちゃんと教育してもらわないと、メアリーを公爵家の跡取りとして引き取ることが出来なくなる。公爵家の跡取りが例え姪だとしても、礼儀も知らないただの阿婆擦れでは困る。そちらで躾が無理なら今から俺達が引き取るがどうする」

メアリーの問題行動に伯父さん達はお母様を責め始めた

原因になったメアリーは何が悪かったのか全く理解してなくて、何でお母様が怒られてるんだろうって顔をしている

「これからはちゃんとメアリーの教育をしていくから、可愛い娘を私達から奪わないでちょうだい」

「はぁ~、これが最後のチャンスですよ。もしもメアリーの態度が変わらなかったら、公爵家の遠い親戚から養子を取るのも考えます。エリックが希望するならエリックが養子に来てもかまわない」

「待ってください。エリックは我が家の跡取りです」

「貴女方が可愛がっているメアリーを跡取りにしたらどうですか?それが嫌ならちゃんとメアリーの躾をしてくださいね」

お母様達もそんなにメアリーが可愛いなら、我が家の跡取りをメアリーにすれば良いのに、お兄様なら喜んで公爵家に行くと思いますし

お母様達の話が終わると伯父さん達は綺麗に包装されたプレゼントを渡してくれた

「まずはこのお菓子を侯爵家で食べてね、この前まで行ってた国の一番人気のお菓子よ。そして誕生日のイリナにはこれよ。黄色い箱が私からでピンクの箱がラッセルからよ」

「じゃあ次は俺達からだな。俺からはこれとカーラからはこれだ」

「カーラ伯母さん、ピエール伯父さん、レベッカ叔母さん、ラッセル叔父さんありがとう。開けても良い?」

皆が頷いてくれたので順番に開けていった

まずはカーラ伯母さんのからプレゼントはお洒落なデザインのインク瓶、ピエール伯父さんのプレゼントはガラスペン、レベッカ叔母さんのプレゼントは多国語で書いてる小説、ラッセル叔父さんのプレゼントはブックカバーだった。

どれも素敵で直ぐにでも使ってみたい

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