【完結】私は公爵家の娘ですけど義妹は男爵家の娘ですわよ

みちこ

文字の大きさ
57 / 82
第2章 ざまぁ篇

27.5


アンナside

何で私がこんな汚い所に入れられないといけないの!?

私は何も悪いことしてない!!

全部エレーナのせいよ!!

イワンを奪うのはあんなに簡単だったのに、何処で失敗したの?

イワンもイワンよ!!

私の事をあんなに『好きだ、綺麗だ』って言ってたのに、急に手のひらを返したように、エレーナの方が本当は好きだったなんて言うなんて!!

裏切りよ!!

私を弄んだんだから慰謝料払ってもらうんだから

エレーナのどこがいいのよ!!

さっきもイワン以外の男と食事してたもの、他にもキープしてる男が沢山いるんだわ。

身分を盾に沢山の男達を侍らかしてるのよ。

だから私がイワンを奪ったって言っても、全く悲しそうな顔してなかったのよ。

もしかしたらさっき一緒にいた男が本命だったのかしら?

確かにイワンよりかっこよくて、頼りがい有りそうだったものね

何でみんなエレーナを選ぶのよ!!

あんな女、ただの尻軽女じゃない

私の方が可愛いのに

早くここから出してくれないかしら?

私は公爵家の娘なのにこんな汚い所で過ごさないといけないなんて、屈辱以外のなにものでもないわ

「私は公爵家の娘なのよ!!早くここから出しなさいよ!!お父様に頼んでここに居るみんな処分してやるんだから!!」

「うるせーぞ!!罪人は大人しく判決を待っていろ」

「私に命令していいと思ってるの!!私は公爵家の娘なのよ!!後で後悔することになるわよ!!」

「あぁ、そうですか。言いたいことはそれだけですか~、公爵令嬢なら公爵令嬢らしくしお淑やかに待っていろよ」

なんて奴なの!?

私の事を馬鹿にして!!

絶対に後悔させてやるんだから!!

お父様に頼んでこいつを死刑にしてもらうわ

「先輩、良いんですか?あんなにぞんざいに扱って?もしも本当に公爵令嬢なら俺たちの首が物理的に飛ぶことになりますよ」

「お前は馬鹿か?本当に公爵令嬢ならこんな所に入れられるわけないだろ。それにもしも本当だとしても、こんな底辺の牢屋に入れられるんだ、余程の犯罪を犯したんだよ。親も見放すだろ」

「それもそうですね」

好き勝手言いやがって!!

私が見捨てられる?

そんな訳ないじゃない、私は可愛いのよ、皆に愛される存在なんだから、あの女の父親が見たらすぐに私を娘として引き取るわ

見張りの男達を睨んでると、微かな足音が聞こえてきた

やっとここから出してもらえるのね。

私が捕まったのは何かの間違いだったのよ。

土下座させてやるんだから

「アンナ・コリンズ出ろ。これから取り調べだ」

「はぁ!?取り調べ?私の無実が証明されたんじゃないの!?」

「何を言っている、お前が罪人なのは事実だろ。抵抗しないでついてこい」

おっさんはそう言って、私の腕を掴み引きずるように歩いていく

「離してよ!!私は何も悪くない!!あいつの物は全て私の物なのよ!!だから奪ってやったのよ」

「詳しい話は後で聞いてやる。今は黙ってついてこい」

何よ偉そうに!!

おっさんの癖に私に指図するんじゃないわよ

おっさんに連れてこられたのは、柱1本しかない部屋だった。

柱をよく見ると血が付いている……

「何なのよこの部屋………、気持ち悪いから他の部屋にして頂戴」

「お前に選択権はない」

おっさんはそう言って、私を無理やり柱に括りつけた。

そして鞭を持って私の前に立つ

「何をするの離してよ!?その鞭で何をするつもりよ!!私は12歳の子供なのよ。もしもその鞭で私を打ったりしたら、大勢の人に貴方は子供に乱暴する鬼畜な人だと、言いふらしてやるんだから!!」

「お前が俺からの質問に正直に話したら、痛い思いは一切しないさ。もしも話さなかったり、嘘を付いたら問答無用で鞭で痛めつけるだけだ、俺は子供だからと容赦しないからな」

「そうな!?横暴よ!!私は何も悪いことしてないわ!!これは何かの間違いよ!!私は正真正銘の公爵家の娘よ!!キャーーーー」

おっさんは鞭で私の足元の床を叩きつけた

「次に嘘ついたら体に打ち込むからな、では俺の質問に正直に答えてもらおう、お前が公爵家の娘だと言った相手は誰だ」

「イワンと義姉だけよ。痛い!?」

答えた瞬間に鞭で打たれた

「嘘を付くな、こちらでも調べている。もう1度聞く、誰に自分は公爵家の娘だと偽った」

「い…イワンと義姉と沢山のお店です。お店の数は沢山ありすぎて覚えてないわ」

その後も色々聞かれて、何度も鞭で打たれた。

何故、嘘つくとすぐにバレるのよ

「尋問は以上だ。何か弁明したいことはあるか」

「私のした事の何がいけないの?義姉は私から沢山の物を奪ったのよ。私が義姉の物を奪って何が悪いのよ!!正妻の娘だからって、お父様に嫌われてるのにお父様の娘と公表されて、やっと居なくなったと思ったら、公爵の娘だなんて不公正よ!!」

「くだらんな。恨むなら自分の親を恨め、エレーナ・リーデル公爵令嬢は何も悪くないだろ。お前のはただの逆恨みだ」

そんなの本当は分かってる

悪いのはお父様とお母様だってことは、だけど父親が同じなのに、あの女だけが幸せになるなんて不公平じゃない

私にだって幸せになる権利はあるはずだもの。

私が貧乏貴族であの女が大貴族だなんて惨めにも程があるわ。

まるで妾の子だった私には、幸せになる権利がないと言われてるみたいで気分が悪い

父親に愛されてるって事だけが自慢だったのに、今のあの子には愛してくれる母親と父親が居る、金持ちで何の苦労もなくて、友達と彼氏までいる

お父様は私を可愛がってくれていたけど、今では意地みたいなものだと思う、なに不自由ない暮らしを捨てて私達を選んだから、今更捨てる訳にはいかないって言う変なプライド、お母様にとって私はお父様を繋ぎ止めるための駒でしかない

あの子が羨ましい、私が心の底から欲しいものばかり持っているあの子が憎い

あなたにおすすめの小説

理想の女性を見つけた時には、運命の人を愛人にして白い結婚を宣言していました

ぺきぺき
恋愛
王家の次男として生まれたヨーゼフには幼い頃から決められていた婚約者がいた。兄の補佐として育てられ、兄の息子が立太子した後には臣籍降下し大公になるよていだった。 このヨーゼフ、優秀な頭脳を持ち、立派な大公となることが期待されていたが、幼い頃に見た絵本のお姫様を理想の女性として探し続けているという残念なところがあった。 そしてついに貴族学園で絵本のお姫様とそっくりな令嬢に出会う。 ーーーー 若気の至りでやらかしたことに苦しめられる主人公が最後になんとか幸せになる話。 作者別作品『二人のエリーと遅れてあらわれるヒーローたち』のスピンオフになっていますが、単体でも読めます。 完結まで執筆済み。毎日四話更新で4/24に完結予定。 第一章 無計画な婚約破棄 第二章 無計画な白い結婚 第三章 無計画な告白 第四章 無計画なプロポーズ 第五章 無計画な真実の愛 エピローグ

白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。

あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。  無言で睨む夫だが、心の中は──。 【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】 4万文字ぐらいの中編になります。 ※小説なろう、エブリスタに記載してます

恋人に夢中な婚約者に一泡吹かせてやりたかっただけ

恋愛
伯爵令嬢ラフレーズ=ベリーシュは、王国の王太子ヒンメルの婚約者。 王家の忠臣と名高い父を持ち、更に隣国の姫を母に持つが故に結ばれた完全なる政略結婚。 長年の片思い相手であり、婚約者であるヒンメルの隣には常に恋人の公爵令嬢がいる。 婚約者には愛を示さず、恋人に夢中な彼にいつか捨てられるくらいなら、こちらも恋人を作って一泡吹かせてやろうと友達の羊の精霊メリー君の妙案を受けて実行することに。 ラフレーズが恋人役を頼んだのは、人外の魔術師・魔王公爵と名高い王国最強の男――クイーン=ホーエンハイム。 濡れた色香を放つクイーンからの、本気か嘘かも分からない行動に涙目になっていると恋人に夢中だった王太子が……。 ※小説家になろう・カクヨム様にも公開しています

お姉さまが家を出て行き、婚約者を譲られました

さこの
恋愛
姉は優しく美しい。姉の名前はアリシア私の名前はフェリシア 姉の婚約者は第三王子 お茶会をすると一緒に来てと言われる アリシアは何かとフェリシアと第三王子を二人にしたがる ある日姉が父に言った。 アリシアでもフェリシアでも婚約者がクリスタル伯爵家の娘ならどちらでも良いですよね? バカな事を言うなと怒る父、次の日に姉が家を、出た

皇太子夫妻の歪んだ結婚 

夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。 その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。 本編完結してます。 番外編を更新中です。

相手不在で進んでいく婚約解消物語

キムラましゅろう
恋愛
自分の目で確かめるなんて言わなければよかった。 噂が真実かなんて、そんなこと他の誰かに確認して貰えばよかった。 今、わたしの目の前にある光景が、それが単なる噂では無かったと物語る……。 王都で近衛騎士として働く婚約者に恋人が出来たという噂を確かめるべく単身王都へ乗り込んだリリーが見たものは、婚約者のグレインが恋人と噂される女性の肩を抱いて歩く姿だった……。 噂が真実と確信したリリーは領地に戻り、居候先の家族を巻き込んで婚約解消へと向けて動き出す。   婚約者は遠く離れている為に不在だけど……☆ これは婚約者の心変わりを知った直後から、幸せになれる道を模索して突き進むリリーの数日間の物語である。 果たしてリリーは幸せになれるのか。 5〜7話くらいで完結を予定しているど短編です。 完全ご都合主義、完全ノーリアリティでラストまで作者も突き進みます。 作中に現代的な言葉が出て来ても気にしてはいけません。 全て大らかな心で受け止めて下さい。 小説家になろうサンでも投稿します。 R15は念のため……。

(完)貴女は私の全てを奪う妹のふりをする他人ですよね?

青空一夏
恋愛
公爵令嬢の私は婚約者の王太子殿下と優しい家族に、気の合う親友に囲まれ充実した生活を送っていた。それは完璧なバランスがとれた幸せな世界。 けれど、それは一人の女のせいで歪んだ世界になっていくのだった。なぜ私がこんな思いをしなければならないの? 中世ヨーロッパ風異世界。魔道具使用により現代文明のような便利さが普通仕様になっている異世界です。

殿下が好きなのは私だった

恋愛
魔王の補佐官を父に持つリシェルは、長年の婚約者であり片思いの相手ノアールから婚約破棄を告げられた。 理由は、彼の恋人の方が次期魔王たる自分の妻に相応しい魔力の持ち主だからだそう。 最初は仲が良かったのに、次第に彼に嫌われていったせいでリシェルは疲れていた。無様な姿を晒すくらいなら、晴れ晴れとした姿で婚約破棄を受け入れた。 のだが……婚約破棄をしたノアールは何故かリシェルに執着をし出して……。 更に、人間界には父の友人らしい天使?もいた……。 ※カクヨムさん・なろうさんにも公開しております。