[完結]病弱を言い訳に使う妹

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「入学生の皆さん入学おめでとうございます、初めての集団生活で分からないこと色々あるだろうが、先生や先輩に気軽に聞いてくれて構わない、この３年間で沢山の大切なものを見つけてください、長々と話しても皆も疲れるだろうから私の話しはこれで終わりしよう」

その後も沢山の人の祝いの言葉が続き、やっと最後の方の話しになりました

「私は君達1年生の学年主任だ、これから順番に君達が入るクラスが書いている一覧表をを配る、座って待っていてくれ」

はあ～とうとう発表されるんだ、どうしようドキドキしてきた

「リーナ、私不安だよ、もし下位のクラスになったらどうしよう、一応Sクラス目指して頑張ったけど、もしもBクラスになってしまったらお父様達に顔向け出来ない」

「エリー大丈夫よ、貴女なら心配ないは何でそんなに自信ないの？あんなに頑張っていたんだから自分を信じなさい」

リーナは励ましながら手を握ってくれた

緊張で具合が悪くなりそうななか紙が配られてきた

Sクラスから順番に自分の名前を探していった

Sクラス見てるとリーナの名前が合った、凄いと思いながら自分の名前を探すと、なんとSクラスに私の名前が載っていたのだ

「リーナ、私Sクラスだったはどうしよう嬉しい、リーナもSクラスよね、一緒のクラスで嬉しいわ」

「ふふふっだから大丈夫だと言ったでしょ、それよりエリーの元妹Dクラスみたいよ、貴族でDクラスなんて最悪ね」

「あの子は一緒に住んでたときも全く勉強してなかったからしょうがないわ、それなのにいつも自分はSクラスに入るって言ってたけど」


「皆さんクラスは確認しましたね、順番に移動するので静かに行動してください」 


移動しようとしていたら自分のクラスに不満があるのか騒いでる人が居る

「なぜ俺がBクラスなんだあり得ない、私は王子なんだぞSクラス以外あり得ないだろ」

「アルバート様ね、王族がBクラスなんて王族の恥だわ」

アルバート様に便乗したのかミアも騒ぎ始めた

「何でミアがDクラスなの～ミアは可愛くて、特別なんだからSクラスに決まってるでしょ、お姉様がSクラスに入れて、ミアが入れないなんておかしいわ、そうだわきっとお姉様が意地悪で妨害したのね、叔父様に頼んでミアをDクラスに入れたんだわ」

あの子は何を言ってるの非常識にも程がある

「アルバートいい加減にしないか、まともに勉強してこなかったお前が悪い、学園では王族でも権力は通用しない、Sクラスになりたいなら死に物狂いで頑張るんだな、そして君がエリーの元妹か？ロジャース嬢、学園は王族の権力も通用しないところだ、公爵家が妨害するなんて無理だ、いい加減なことを言って私の友の名誉を傷つけるのはやめてもらえないか、2人ともこれ以上騒ぐなら停学にするからな」


レオナルド王子が2人を注意して静かにされた

だけどあの妹がこれで大人しくするとは思えない