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第四章 ハルピュイアと悲劇の少女
第七話 ハーピーとの密会
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警察の配慮により、オレ達四人は、富士山に近い民宿に格安で泊まる事にする。
温泉もあり、快適に過ごせる場所だ。
遠野さんは眠っていたが、警察に民宿まで送ってもらった頃には、目を覚ましていた。
オレ達が民宿に辿り着いたのは、夜中の九時頃であり、もう疲れてくたくただった。
明日は、昼間に富士山に登るらしいが、疲れは取れるだろうか?
オレがそう思いながら温泉に向かおうとすると、遠野さんがオレにこう言ってくる。
「約束だよ。温泉はあんまり入らずに、三十分くらいで出て来て。
私、部屋の前で待っているから……」
意味深な言葉を残し、遠野さんは温泉に向かった。
温泉に出てから何をするのだろうか?
オレは言われた通り、三十分くらいしてから部屋に戻る。
遠野さんは民宿の浴衣を着て、部屋の前で待っていた。
メアリーや鏡野は、まだ温泉に浸かっている様だ。
遠野さんは、急いで温泉から出て来たようで、身体がほんのり火照っていた。
近くにいくと、シャンプーの香りが漂っている。
オレはドキドキしていると、遠野さんの方から腕を絡めてきた。
そして、部屋の中に入るように指示をし、こう言ってきた。
「揉んで……」
好きな女の子と民宿の一室で二人きり。
オレはどうすればいいんだ?
オレが困惑している頃、鏡野とメアリーは温泉に入っていた。
「遠野さんが先に出て行ったな。
木霊と何かするみたいやけど、何なんやろな?」
「まあ、男と女が二人きりですることといったら決まっている。
今頃、激しくしている事だろう」
鏡野は想像し、興奮し出す。
「何やて! さすがに、それはまずいやろ!
貞ちゃんとか、責任問題になるで!」
「まあ、ちょっと早めに出て行けば、最悪の事態は避けられるだろう。
さすがに、そんなことがあった部屋でゆっくり眠られるか分からない。
明日は富士山に登るから、体力を回復しておかないといけないね」
「ウチらは、昼間から寝ていたけどな……」
鏡野とメアリーは、友人達の最悪の状況を回避するため、早めに温泉を出て来る。
部屋まで来て、扉を開けるのを躊躇っていた。
部屋の中でオレと遠野さんは、何をしているのだろうか?
「何とか、部屋の中の様子を知れないやろか?
気不味くなるのも嫌やし……」
「お前がそんな細かい事を気にする奴か?」
「何だと!」
「まあ、僕の聴診器を使えば、中の様子が分かるぞ!」
「それや!」
鏡野とメアリーは、部屋の外で聞き耳を立てる。
聴診器を使うと、中の様子がはっきりと分かる。
オレと遠野さんがしている事も筒抜けになってしまった。
怪しい声と吐息の音があらわになる。
「痛いよ、木霊君」
「大人しくして、すぐに気持ち良くしてあげるから……」
「ああ……、気持ち良くなってきた。ハア、もっと激しくして……」
「分かった。楽にしていてね、ハアハア」
「ああ……、気持ちいいよ……。あ、あ、気持ちいいよぉ……」
「オレもちょっと疲れて来たよ。ハアハア……」
「いや、止めないで! 続けて、お願い……」
オレ達が作業を続けていると、突然に扉が開いて、恐ろしい形相をした鏡野が立っていた。
オレと遠野さんは、一瞬体を強張らせてビックっとなる。
「お前ら、何しとんねん!」
「おお、鏡野。丁度良い所に来たな! 遠野さんのマッサージをしてくれ。
ハーピーモードで空を飛ぶと普段使わない筋肉を使うようで、筋肉痛になるそうなんだ。それでオレがマッサージしているんだが、オレの体力も限界だ。
頼む、交代してくれ……」
鏡野は聞こえないふりをしてこう言う。
「いやー、精が出ますな。
ほれ、お姉さんがコーヒー牛乳を奢ってやるぞ!
まあ、後で飲みなさい。
じゃあ、お姉さん達はもう寝るから……」
「明日は早く起きて、富士山に登らないと。
一日しかないから、高山病にならないように注意しながら登らないとね。
木霊とえるふもなるべく早めに寝ろよ!」
鏡野とメアリーは、オレと遠野さんにコーヒー牛乳を渡すと、布団に入り込み、すぐに寝込んでしまった。
オレは心の中で叫ぶ。
(薄情者……)
オレの手が止まると、遠野さんが苦痛を訴える。
「痛いよ、木霊君……。もっと強く揉んで……」
「分かった。続けるからね……」
こうして夜中までマッサージは続いた。
遠野さんは、オレのマッサージの甲斐もあって、次の日にはもう回復していた。
オレは疲れていたが、何とか富士山に登ることができる。
素晴らしい景色を堪能し、こころがあらわれるようだった。
下山の時は、オレよりもメアリーの方が疲労していた。
メアリーは体力のない女の子で、富士山に登るのは相当無理をしていたようだ。
オレは疲れているにも関わらず、メアリーを背負う事になった。
仕方ないと思いつつも背負うと、オッパイが背中に当たる。
遠野さんを背負った事はあるが、メアリーのオッパイは遠野さんのオッパイよりも大きかった。
しかも、薄着だから体温も良く分かる。
柔らかい身体と良い匂いで、オレの体力はいつの間にか回復していた。
まあ、妹の様で可愛いよなと、心の中で言い訳していた。
そんなこんなで静岡の旅も終わり、オレ達は名古屋に帰って来る。
鏡野とメアリーが解散すると、遠野さんと一緒に帰る。
遠野さんの家族は、旅行に行っていると聞いた。
そこでオレはこう尋ねる。
「遠野さんの家族はいないんだね。
なら、オレの家に泊まる?
オレの妹もいるし、二人きりにはならないよ」
「え、いいの? 邪魔にならない?」
「オレの妹はDVDを見ているだけだし、客間を使って良いよ。
もし良ければ、ご飯とかも一緒に作るけどどうかな?」
「うん! 今日は遅いけど、明日から頑張って作るからね!
何が食べたい?」
「えーと、ハンバーグとか……。後、ケーキ」
遠野さんはそれを聞くと、なぜ一瞬黙った。
「木霊君はケーキが好きなの? 美味しい物が食べたい?」
「そりゃあ、遠野さんが頑張って作ってくれた物なら何でも美味しいと思うけど……」
「分かった。頑張って作るね!」
遠野さんはオレの家に泊まるため、自宅から荷物を用意し、オレの家に来る事になった。
「この部屋を使って良いから。何か用事があったら言ってね」
オレは遠野さんを客間に案内し、自分の部屋に戻る。
いくら晩いと言っても、シャワーくらいは使いたいだろうと思い、バスタオルを持って客間に行く。
すると、遠野さんが独り言を言っている。
随分機嫌がいいようだ。
「ふふふ、木霊君とどんどん仲良くなっているな。
このままだと、もう幻獣を探し出さなくてもいいかも。
木霊君も幻獣化できるなら丁度良いし、無理して幻獣化を無くさなくても良いよね。
木霊君は優しいし、私を理解してくれているし……」
オレは扉越しにその話を聞いていた。
オレが幻獣化する?
どういう意味だろうか?
オレには思い当たる節があった。
感情が不安定になると、身体がちょっと変になってしまう。
変な病気かと思い、今まで隠していたのだ。
遠野さんの言葉から、オレの身体の事を知っていると判断し、遠野さんに尋ねてみる。
ドアをノックすると、遠野さんがドアを開けてくれる。
オレが聞いていたとは、微塵も感じていないようだった。
オレがタオルを貸してあげると、嬉しそうに言う。
「わー、ありがとう。丁度シャワーを使いたかったんだ!」
「遠野さん、ごめん。
さっきドアの前で聞いたんだけど、オレが幻獣化するって何の事?
オレの身体がこうなる事を知っているの?」
オレは腕を鉄になる様にイメージすると、身体が本当に鉄の様に硬くなっていた。
遠野さんはオレの腕を触り、硬くなっている事を確認する。
「うわー、カチカチだ! すごい!」
「ははは、すごいだろうこの力瘤!」
遠野さんはオレの腕にしがみ付く。
鉄となった腕は、女子高生を一人ぐらい軽く持ち上げる事ができるのだ。
オレはギャグを止め、真剣な顔で遠野さんを見る。
茶化して良い問題ではないのだ。
遠野さんが誤魔化して逃げない様に、肩を掴み尋ねる。
「じゃなくて! オレの身体の事を何か知っているんだろ?
分かっている事があったら教えてくれ!」
遠野さんは逃げようと体をくねらせるが、逃げる事ができないと悟ると、ゆっくりと喋り出した。
覚悟を決めたようだ。
温泉もあり、快適に過ごせる場所だ。
遠野さんは眠っていたが、警察に民宿まで送ってもらった頃には、目を覚ましていた。
オレ達が民宿に辿り着いたのは、夜中の九時頃であり、もう疲れてくたくただった。
明日は、昼間に富士山に登るらしいが、疲れは取れるだろうか?
オレがそう思いながら温泉に向かおうとすると、遠野さんがオレにこう言ってくる。
「約束だよ。温泉はあんまり入らずに、三十分くらいで出て来て。
私、部屋の前で待っているから……」
意味深な言葉を残し、遠野さんは温泉に向かった。
温泉に出てから何をするのだろうか?
オレは言われた通り、三十分くらいしてから部屋に戻る。
遠野さんは民宿の浴衣を着て、部屋の前で待っていた。
メアリーや鏡野は、まだ温泉に浸かっている様だ。
遠野さんは、急いで温泉から出て来たようで、身体がほんのり火照っていた。
近くにいくと、シャンプーの香りが漂っている。
オレはドキドキしていると、遠野さんの方から腕を絡めてきた。
そして、部屋の中に入るように指示をし、こう言ってきた。
「揉んで……」
好きな女の子と民宿の一室で二人きり。
オレはどうすればいいんだ?
オレが困惑している頃、鏡野とメアリーは温泉に入っていた。
「遠野さんが先に出て行ったな。
木霊と何かするみたいやけど、何なんやろな?」
「まあ、男と女が二人きりですることといったら決まっている。
今頃、激しくしている事だろう」
鏡野は想像し、興奮し出す。
「何やて! さすがに、それはまずいやろ!
貞ちゃんとか、責任問題になるで!」
「まあ、ちょっと早めに出て行けば、最悪の事態は避けられるだろう。
さすがに、そんなことがあった部屋でゆっくり眠られるか分からない。
明日は富士山に登るから、体力を回復しておかないといけないね」
「ウチらは、昼間から寝ていたけどな……」
鏡野とメアリーは、友人達の最悪の状況を回避するため、早めに温泉を出て来る。
部屋まで来て、扉を開けるのを躊躇っていた。
部屋の中でオレと遠野さんは、何をしているのだろうか?
「何とか、部屋の中の様子を知れないやろか?
気不味くなるのも嫌やし……」
「お前がそんな細かい事を気にする奴か?」
「何だと!」
「まあ、僕の聴診器を使えば、中の様子が分かるぞ!」
「それや!」
鏡野とメアリーは、部屋の外で聞き耳を立てる。
聴診器を使うと、中の様子がはっきりと分かる。
オレと遠野さんがしている事も筒抜けになってしまった。
怪しい声と吐息の音があらわになる。
「痛いよ、木霊君」
「大人しくして、すぐに気持ち良くしてあげるから……」
「ああ……、気持ち良くなってきた。ハア、もっと激しくして……」
「分かった。楽にしていてね、ハアハア」
「ああ……、気持ちいいよ……。あ、あ、気持ちいいよぉ……」
「オレもちょっと疲れて来たよ。ハアハア……」
「いや、止めないで! 続けて、お願い……」
オレ達が作業を続けていると、突然に扉が開いて、恐ろしい形相をした鏡野が立っていた。
オレと遠野さんは、一瞬体を強張らせてビックっとなる。
「お前ら、何しとんねん!」
「おお、鏡野。丁度良い所に来たな! 遠野さんのマッサージをしてくれ。
ハーピーモードで空を飛ぶと普段使わない筋肉を使うようで、筋肉痛になるそうなんだ。それでオレがマッサージしているんだが、オレの体力も限界だ。
頼む、交代してくれ……」
鏡野は聞こえないふりをしてこう言う。
「いやー、精が出ますな。
ほれ、お姉さんがコーヒー牛乳を奢ってやるぞ!
まあ、後で飲みなさい。
じゃあ、お姉さん達はもう寝るから……」
「明日は早く起きて、富士山に登らないと。
一日しかないから、高山病にならないように注意しながら登らないとね。
木霊とえるふもなるべく早めに寝ろよ!」
鏡野とメアリーは、オレと遠野さんにコーヒー牛乳を渡すと、布団に入り込み、すぐに寝込んでしまった。
オレは心の中で叫ぶ。
(薄情者……)
オレの手が止まると、遠野さんが苦痛を訴える。
「痛いよ、木霊君……。もっと強く揉んで……」
「分かった。続けるからね……」
こうして夜中までマッサージは続いた。
遠野さんは、オレのマッサージの甲斐もあって、次の日にはもう回復していた。
オレは疲れていたが、何とか富士山に登ることができる。
素晴らしい景色を堪能し、こころがあらわれるようだった。
下山の時は、オレよりもメアリーの方が疲労していた。
メアリーは体力のない女の子で、富士山に登るのは相当無理をしていたようだ。
オレは疲れているにも関わらず、メアリーを背負う事になった。
仕方ないと思いつつも背負うと、オッパイが背中に当たる。
遠野さんを背負った事はあるが、メアリーのオッパイは遠野さんのオッパイよりも大きかった。
しかも、薄着だから体温も良く分かる。
柔らかい身体と良い匂いで、オレの体力はいつの間にか回復していた。
まあ、妹の様で可愛いよなと、心の中で言い訳していた。
そんなこんなで静岡の旅も終わり、オレ達は名古屋に帰って来る。
鏡野とメアリーが解散すると、遠野さんと一緒に帰る。
遠野さんの家族は、旅行に行っていると聞いた。
そこでオレはこう尋ねる。
「遠野さんの家族はいないんだね。
なら、オレの家に泊まる?
オレの妹もいるし、二人きりにはならないよ」
「え、いいの? 邪魔にならない?」
「オレの妹はDVDを見ているだけだし、客間を使って良いよ。
もし良ければ、ご飯とかも一緒に作るけどどうかな?」
「うん! 今日は遅いけど、明日から頑張って作るからね!
何が食べたい?」
「えーと、ハンバーグとか……。後、ケーキ」
遠野さんはそれを聞くと、なぜ一瞬黙った。
「木霊君はケーキが好きなの? 美味しい物が食べたい?」
「そりゃあ、遠野さんが頑張って作ってくれた物なら何でも美味しいと思うけど……」
「分かった。頑張って作るね!」
遠野さんはオレの家に泊まるため、自宅から荷物を用意し、オレの家に来る事になった。
「この部屋を使って良いから。何か用事があったら言ってね」
オレは遠野さんを客間に案内し、自分の部屋に戻る。
いくら晩いと言っても、シャワーくらいは使いたいだろうと思い、バスタオルを持って客間に行く。
すると、遠野さんが独り言を言っている。
随分機嫌がいいようだ。
「ふふふ、木霊君とどんどん仲良くなっているな。
このままだと、もう幻獣を探し出さなくてもいいかも。
木霊君も幻獣化できるなら丁度良いし、無理して幻獣化を無くさなくても良いよね。
木霊君は優しいし、私を理解してくれているし……」
オレは扉越しにその話を聞いていた。
オレが幻獣化する?
どういう意味だろうか?
オレには思い当たる節があった。
感情が不安定になると、身体がちょっと変になってしまう。
変な病気かと思い、今まで隠していたのだ。
遠野さんの言葉から、オレの身体の事を知っていると判断し、遠野さんに尋ねてみる。
ドアをノックすると、遠野さんがドアを開けてくれる。
オレが聞いていたとは、微塵も感じていないようだった。
オレがタオルを貸してあげると、嬉しそうに言う。
「わー、ありがとう。丁度シャワーを使いたかったんだ!」
「遠野さん、ごめん。
さっきドアの前で聞いたんだけど、オレが幻獣化するって何の事?
オレの身体がこうなる事を知っているの?」
オレは腕を鉄になる様にイメージすると、身体が本当に鉄の様に硬くなっていた。
遠野さんはオレの腕を触り、硬くなっている事を確認する。
「うわー、カチカチだ! すごい!」
「ははは、すごいだろうこの力瘤!」
遠野さんはオレの腕にしがみ付く。
鉄となった腕は、女子高生を一人ぐらい軽く持ち上げる事ができるのだ。
オレはギャグを止め、真剣な顔で遠野さんを見る。
茶化して良い問題ではないのだ。
遠野さんが誤魔化して逃げない様に、肩を掴み尋ねる。
「じゃなくて! オレの身体の事を何か知っているんだろ?
分かっている事があったら教えてくれ!」
遠野さんは逃げようと体をくねらせるが、逃げる事ができないと悟ると、ゆっくりと喋り出した。
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