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番外編エピソード 名探偵シャーケット・ネコーズの誕生
ラブリーヨナ書その5 ヨナの素晴らしい教え!
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「まずはキモい偶像崇拝を止めさせるニャン!
日本のフィギュアのクオリティーの高さを見せ付け、偶像崇拝の愚かさを知ってもらい、そのまま僕好みのフィギュア職人にして稼がせるニャン!
僕はセーラー服系の女子高生が好きニャン!」
こうして、ヨナは以前に趣味で培った技術を活かすことにし、レベルの高い見本フィギュアを作り出す。予想以上の出来栄えであり、多くの人から称賛の声が上がる。
「ヨナさん、これはいったい何ですか?」
ヨナは自らの作った作品を人々に見せ始め、いろいろ説明する。
「これは僕がモデルのヨナフィギュアニャン!
どうかね、この躍動感、まるで生きているようだろう。
君達の持つ糞像とはケタが違う!
しかも、これはただの置きものではないのだ!」
「な、何か特殊効果があるんですか?」
「ふむ、君達にもイケメンの息子や、将来はパパのお嫁さんになると言うような美少女がいるだろう。
そんな君達の宝物も思春期になれば、どこぞの発情しているバカ共から付きまとわれて困ることになるだろう」
「ええ、私の可愛い娘も変な男が近付いて来て困っていたところです。
もう、殺してしまうほかないかと思っていました」
「ふむ……。少し表現が過激ですが、その心中は察しますよ。
しかし、この腐女子のイケメンフィギュアを彼女の荷物に紛れ込ませるだけで、あら不思議、バカ共が娘さんから離れていきますよ。
テニプリや黒バスのような誰でも知っているタイプは効果絶大です。
さらに、その男にこの美少女フィギュアを持たせることにより、あなたの心が娘さんに移ったかのごとく、娘さんの口から男に対しての罵倒の言葉が淀みなく流れて来ます。
ポイントは男に気付かれないようにひっそりと忍ばせておくことです!」
「すごい! 早速私に一つ!」
「はいはい、押さないで! 完全予約制だよ」
「あの、イケメンの息子を持っている私はどうしたら良いのでしょうか?
ブスで生意気なクソ女に迫られて困っているんです!」
「あー、なるほど。こっちの方が簡単に別れさせれます。
この美少女フィギュア一分の一スケールを息子さんの部屋にそっと置いておきましょう。
更に、この美少女Tシャツを何枚か仕込んでおくことで、彼女から別れの言葉が!」
「すごい! でも、一分の一なんて置くスペースがないわ」
「大丈夫です。小さくても効果はあります。
ただ、大きい方が効果も絶大ですよ。
他にも、鉛筆、下着、枕カバーにシーツ、抱き枕などを息子の部屋に置いておけばいいのです。
キャラクターを統一することでも効果は増大します」
「まあ、小さい物をこまめに買って行きますわ!」
「そうしなさい! 大きい物は効果が大き過ぎて、嫁まで逃げてしまう可能性がありますからね。
時と場合により、大きさは決めてください」
「なんと、大きければ良いというわけでもないんですね?」
「当然ニャン! 大きくても質が悪いものも多く存在する。
フィギュア職人は一夕一朝で出来るものではない!
バランス、服装、顔、色付け、全てがそろってこそ一人前といえるニャン!
例えば、バニーガールの姿をしていても、職人のレベルが低ければ、ブタやヤギのようになってしまう。それほどまでに技術が求められるニャ!」
「おお、ただ自分の好きな物を作るだけでは駄目なんですね?」
「そうニャ、幾多の困難を乗り越え、技術を身に付けてこそ、人様に見せることのできるフィギュアは誕生する!
今なら、このヨナ一分の一スケールフィギュアを十万円で売ってやろう。
あのモーセもイスラエル人を救うために銅の蛇を作って、見るだけで癒しの効果を発揮したが、僕の一分の一フィギュアも同じ効果があるニャン!
モーセは創造者の力を借りていたが、僕のフィギュアはそんな力がなくても、可愛い僕の姿を見るだけで癒されるニャン!
独身で一人でさみしいという女性にこそお勧めするニャン。
僕が近くにいると感じるだけで、心と身体に力が漲ってくるだろう!」
「えー、そうですか? 美少女フィギュアの方が癒されますが……」
「僕の可愛さが分かんないなんて、人間とは可哀想な生き物だニャン!」
こうして、ヨナはフィギュア職人を鍛え始め、この地から偶像崇拝者を根絶し始める。
しかし、人間とは愚かな生き物で、やはり問題は発生したのです。
日本のフィギュアのクオリティーの高さを見せ付け、偶像崇拝の愚かさを知ってもらい、そのまま僕好みのフィギュア職人にして稼がせるニャン!
僕はセーラー服系の女子高生が好きニャン!」
こうして、ヨナは以前に趣味で培った技術を活かすことにし、レベルの高い見本フィギュアを作り出す。予想以上の出来栄えであり、多くの人から称賛の声が上がる。
「ヨナさん、これはいったい何ですか?」
ヨナは自らの作った作品を人々に見せ始め、いろいろ説明する。
「これは僕がモデルのヨナフィギュアニャン!
どうかね、この躍動感、まるで生きているようだろう。
君達の持つ糞像とはケタが違う!
しかも、これはただの置きものではないのだ!」
「な、何か特殊効果があるんですか?」
「ふむ、君達にもイケメンの息子や、将来はパパのお嫁さんになると言うような美少女がいるだろう。
そんな君達の宝物も思春期になれば、どこぞの発情しているバカ共から付きまとわれて困ることになるだろう」
「ええ、私の可愛い娘も変な男が近付いて来て困っていたところです。
もう、殺してしまうほかないかと思っていました」
「ふむ……。少し表現が過激ですが、その心中は察しますよ。
しかし、この腐女子のイケメンフィギュアを彼女の荷物に紛れ込ませるだけで、あら不思議、バカ共が娘さんから離れていきますよ。
テニプリや黒バスのような誰でも知っているタイプは効果絶大です。
さらに、その男にこの美少女フィギュアを持たせることにより、あなたの心が娘さんに移ったかのごとく、娘さんの口から男に対しての罵倒の言葉が淀みなく流れて来ます。
ポイントは男に気付かれないようにひっそりと忍ばせておくことです!」
「すごい! 早速私に一つ!」
「はいはい、押さないで! 完全予約制だよ」
「あの、イケメンの息子を持っている私はどうしたら良いのでしょうか?
ブスで生意気なクソ女に迫られて困っているんです!」
「あー、なるほど。こっちの方が簡単に別れさせれます。
この美少女フィギュア一分の一スケールを息子さんの部屋にそっと置いておきましょう。
更に、この美少女Tシャツを何枚か仕込んでおくことで、彼女から別れの言葉が!」
「すごい! でも、一分の一なんて置くスペースがないわ」
「大丈夫です。小さくても効果はあります。
ただ、大きい方が効果も絶大ですよ。
他にも、鉛筆、下着、枕カバーにシーツ、抱き枕などを息子の部屋に置いておけばいいのです。
キャラクターを統一することでも効果は増大します」
「まあ、小さい物をこまめに買って行きますわ!」
「そうしなさい! 大きい物は効果が大き過ぎて、嫁まで逃げてしまう可能性がありますからね。
時と場合により、大きさは決めてください」
「なんと、大きければ良いというわけでもないんですね?」
「当然ニャン! 大きくても質が悪いものも多く存在する。
フィギュア職人は一夕一朝で出来るものではない!
バランス、服装、顔、色付け、全てがそろってこそ一人前といえるニャン!
例えば、バニーガールの姿をしていても、職人のレベルが低ければ、ブタやヤギのようになってしまう。それほどまでに技術が求められるニャ!」
「おお、ただ自分の好きな物を作るだけでは駄目なんですね?」
「そうニャ、幾多の困難を乗り越え、技術を身に付けてこそ、人様に見せることのできるフィギュアは誕生する!
今なら、このヨナ一分の一スケールフィギュアを十万円で売ってやろう。
あのモーセもイスラエル人を救うために銅の蛇を作って、見るだけで癒しの効果を発揮したが、僕の一分の一フィギュアも同じ効果があるニャン!
モーセは創造者の力を借りていたが、僕のフィギュアはそんな力がなくても、可愛い僕の姿を見るだけで癒されるニャン!
独身で一人でさみしいという女性にこそお勧めするニャン。
僕が近くにいると感じるだけで、心と身体に力が漲ってくるだろう!」
「えー、そうですか? 美少女フィギュアの方が癒されますが……」
「僕の可愛さが分かんないなんて、人間とは可哀想な生き物だニャン!」
こうして、ヨナはフィギュア職人を鍛え始め、この地から偶像崇拝者を根絶し始める。
しかし、人間とは愚かな生き物で、やはり問題は発生したのです。
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