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プロローグは3ヶ月!

四話…よし、うどん作ろう!by伝説のうどん職人

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どこまでも広がる大地は絶景そのものだ。
地平線が見えるほど開けている為に、この世界が丸いのだと確信させられる。
そして辺りを見回す、見たことも無い生物や植物がわんさかいる、これが異世界!これがファンタジー!!。
テンションは最高点!メーター振り切ってマック状態!しかしその状況に水を指すようにーー

【武器を感知、早急に回収をオススメします】

仮称脳内ナビからの報告だ。

[武器?]

気になって反応がある方向へと目をやると一角だけ真新しい区域があった。

そこへ向かうと中は最初いた目覚めた場所よりも綺麗で道具が整理整頓されていた……白骨化死体を除いて。

[結局白骨化してるんかよ]

白骨死体を退けるとそこには巨大な腕があった。

[これ……スキャンとかできないのかな?]

そう呟くと仮称脳内ナビさんが返事をする。

【対象をスキャン回収…ヒット、前腕装着タイプのパイルバンカー巨大釘打ち機だと推定されます】

その報告を聞いて驚いた。
つまりは目の前にあるのは自分の腕と言うことになる。

【装着しますか?】

ナビの質問に[イェス!]と。

すると右二の腕からいくつものワイヤーが飛び出しパイルバンカーを固定、そのままズルズルと右腕に固定される。
いつのまにか飛び出していたジョイントにしっかりハマると懐かしき右腕本来の感覚があった。
手は人間と変わらないが腕に固定されているパイルバンカーの杭と発射機が異質な存在感を出す。

これは右腕は人には見せられんなぁーー

そんな感じで右腕をゲットし部屋を出る。

【スキル、ホバー走行を取得しました】

脳内ナビとは別の音声でスキル取得を報告してくれる。
スキルというのはあまり意味がわからないがとにかく試してみる。

【ホバー走行】

すると足にある噴射口からジェットが噴射、先ほどのように自由に動けるようになった。

試しに移動してみるとーー

[はええええええええええええええ]

時速100キロは超えていると思うスピードを叩き出した。

[早すぎだろジョコー]

乱れた息を整えると気を取り直し先へ進む。

[にしてもほんと広いなぁ]

草原はどこまでも続きやがて森が見えてきた。

[森か……よし、ゴブリンをやりたいな!]

ファンタジー定番と言ったらゴブリンとのエンカウントでしょ!

そんな感じで森へと入ろうとしたがーー

[きゃあああああああ!]

別の意味でのエンカウントが発生してしまった。



☆女神☆

[いやああああああ、間違えてしまったああああ]
女神は絶望感に浸っていた。

あのオタクを一番弱い個体に転生させようとしたら間違えて一番強い個体に転生させてしまったことに。
下手したら神おも殺せる力を秘めている為に絶望がさらに加速する。
[そうよ!、あの男に悪いことが頻繁にあるように設定してあげればいいじゃない!]

こうして幸運のパラメータが最大値に上がった。




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