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お茶会
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セオドア殿下の婚約者になってから、毎日がとても楽しい。だって、もう嫁ぎ先は決まったようなものだから、おしゃべりを我慢しなくていいのだ。
今日はセオドア殿下とのお茶会。私はいつものように、お話していた。
あっ、でも。セオドア殿下に愛想をつかされたら、またおしゃべりは禁止になっちゃうのかしら。
慌ててしゃべっていた口を閉じてみたものの。
「大丈夫だよ、僕はキャロルがおしゃべりだからって嫌いになんてならない」
とセオドア殿下は柔らかく微笑んだ。そっかぁ。それなら、安心だわ。
セオドア殿下はこんなに優しいのに、怖がるなんてみんな変なの。
「みんなが、キャロルみたいに思ってくれたらいいのにな」
そういって、セオドア殿下は、悲しそうな顔をした。他の人の考えを変えるのは難しいかもしれないけれど。
「私はずっと側にいます!」
そういってセオドア殿下の手を握る。セオドア殿下の手は暖かい。
「ありがとう、キャロル」
セオドア殿下は心から嬉しそうに笑った。その笑みに、なぜだかわからないけれど、心臓が早くなった。もっと、もっと、セオドア殿下の笑顔が見たいわ! そのために、頑張ろう。
今日はセオドア殿下とのお茶会。私はいつものように、お話していた。
あっ、でも。セオドア殿下に愛想をつかされたら、またおしゃべりは禁止になっちゃうのかしら。
慌ててしゃべっていた口を閉じてみたものの。
「大丈夫だよ、僕はキャロルがおしゃべりだからって嫌いになんてならない」
とセオドア殿下は柔らかく微笑んだ。そっかぁ。それなら、安心だわ。
セオドア殿下はこんなに優しいのに、怖がるなんてみんな変なの。
「みんなが、キャロルみたいに思ってくれたらいいのにな」
そういって、セオドア殿下は、悲しそうな顔をした。他の人の考えを変えるのは難しいかもしれないけれど。
「私はずっと側にいます!」
そういってセオドア殿下の手を握る。セオドア殿下の手は暖かい。
「ありがとう、キャロル」
セオドア殿下は心から嬉しそうに笑った。その笑みに、なぜだかわからないけれど、心臓が早くなった。もっと、もっと、セオドア殿下の笑顔が見たいわ! そのために、頑張ろう。
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