星に祈りをかけるなら、

夕立悠理

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そのご

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リオンさんの言葉通り、私は王城の一角で魔力検査を行うことになった。

 「おい、検査官」
器具を用意していた検査官にリオンさんが声をかける。
「ライオネル用のやつを持ってきてくれ」
「あれ魔力量がバカみたいに多い人にしか反応しませんよ」

 ライオネル。この国の大魔法使いの名前だ。魔法使いとしての最高位に属する人。噂では、すごく高齢のお爺さんとか、反対にめちゃくちゃ美丈夫だとか。あまりその姿を見たことある人がいないから、様々な噂が飛び交っているのよね。

 「こいつは、全属性持ちだ」
「えっ!? ライオネル様以来の? わかりました。すぐに持ってきます」
リオンさんにそう言われて、検査官は大きな機械を持ってきた。普通の機械の2倍はありそう。私がすることは簡単で手をかざすだけだ。でも、機械のセッティングが難しくてこうしてちゃんとした検査官と呼ばれる人が必要だ。

 「やり方はわかるな?」
「はい」
ドキドキしながら、機械に右手をかざす。すると──。

 機械がなった。頭が割れるようにけたたましい音だ。
「……え?」
故障かしら。私が首をかしげると、その背を軽く叩かれた。リオンさんだ。

 「おめでとう、今日からお前も魔法使いの仲間入りだ」

 えっ、ええええええ!?

 私に、魔力があったの!?






 驚く私とは対照的に、リオンさんも検査官も冷静だった。
「流石は全属性持ちですね」
「ああ。ナターシャ。お前には、明日からライオネルの元で働いてもらう」
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