3 / 23
2
しおりを挟む
王様の話を総合すると。
一、私達はバス事故で死ぬことが決まっていた。
二、以前から魔界と呼ばれる軍勢とメルへニア王国は戦ってきた。
三、私達の中に勇者としての適性を持つ人間が数人いる。
四、メルへニア王国の古い伝説曰く、王国の危機に異世界から勇者を召喚するべしとあった。
五、そこで私達を勇者として召喚し元の世界には戻れないが死なないように便宜を図ろうとした。
六、人数も多いことだし何人か魔物やモンスターの討伐に力を貸してほしい。
七、なお、拒否しても良いが命の保障はしない。
だ、そうだ。
色々突っ込みたいことはたくさんあるのだけど、魔法を見せられたら信じるしかないわけじゃん?
私達は既に元の世界では死んでいるということに少しだけショックをうけたけども、元々そこまであの世界に入れ込んでいるわけじゃないしなぁ。
普通なら信じられないその事実を王様の隣にいた長いローブを着た男の人がバーチャルリアリティ的な感じで空中に映像を映し出してくれたおかげで信じざるをえない状況を作られたし。
その映像には横転したバスと血塗れだったり頭が割れてたり体が潰されてたりした私達が映し出されるのを見たらそりゃ信じるしかないよね……、と私は思う。流石にあんな手の込んだ映像は作らないだろうなって思うのは私達が通うあの学校が普通で普通の平々凡々なものだったからに他ならない。
まぁ?異世界召喚とかいう非日常に憧れていないわけでもなし、ここがファンタジーの世界ならそれはそれで楽しみたいなっていうのが本音だったり。だって剣と魔法の世界って、ゲーマーというかオタクというか、そういうタイプの憧れなわけじゃん?こんな明らかに中世のお城で魔法とか剣とか騎士とか、そんなの見たらテンションあがっちゃうよね。呑気だとは思われるけど。
話を聞いた時点でちょっと乗り気だったのは私の他にもちらほらいた。だけどまぁ……、この状況を受け入れるということができない人間もいるわけで。
「何よ、それ……!」
「李里?」
「何それ無理!私帰る!魔物とかモンスターとか何それ!?死んだとか信じるわけないでしょ!?ありえないじゃない!」
そう言って王様に食ってかかろうとする彼女に護衛の騎士……なのかな?甲冑をきた男の人達が槍を向ける。止めなよ、という阿藤林子さんの手を振り切って李里さんは王様に食ってかかった。さっきから顔色が悪かったし、映像を見た時に悲鳴をあげてたから現実を受け入れることができなかったのだろうけれど。仲が良いわけではないから彼女がどう思っているかは推し量れない。だけど、彼女はこの世界の生活を受け入れることはできないのだろうと、そう思った。恐怖で引き攣った顔がで李里さんは叫ぶように言う。
「おかしいでしょ!?何で誰一人疑わないの!?ドッキリとかそういうのでしょこれ!いきなり異世界に連れて来られたとか訳分かんない!もうあんた達も私も高校生よ!?」
「い、いやでもさー……、あんな映像見せられたら信じるしかないだろ?」
恐る恐るというような形で鈴木紫苑くんが李里さんに言う。そんな彼の方を勢いよく向いて、李里さんは大声で捲し立てた。
「そんなのどうとでもなるじゃない!!大体こんな訳の分からないところに連れて来られた時点でおかしいと思いなさいよあんた達も!ドッキリじゃなかったら私達を誘拐して何かしらするつもりとか考えられることはあるでしょう!?そもそも!この人達が信頼に値する人間かなんて分かりっこないじゃないの!それなのにどうしてそんなに落ち着けるの!?全員揃って頭おかしいでしょ!?」
「李里、少し落ち着いた方が……」
「じゃあ柚子香は信じられるって言うの!?私はもう一瞬たりともここにいたくないわよ!家に帰る!帰して!!」
李里さんと比較的仲の良い木宮柚子香さんがどうにか落ち着かせようとするけど、それもダメだった。食ってかかるような形で王様に言う李里さんに周りの兵士は近づかせないようにと前に出る。しかしその兵士達を止めるかのように王様が軽く手を挙げた。
「帰ることは可能じゃよ。生死は……、問わんが」
「え……え………………?」
王様の方へと勢いよく足を踏み出し、魔法陣から出た李里さんが動きを止める。それと同時にパキ、と何かが折れるような軽い音がした。それと同時に、李里さんの足がありえない方向に折れる。関節ではない、ちょうど真ん中の、本来であれば曲がらないところが曲がっていて、足だけじゃなく、腕も、お腹も、首も、曲がっちゃいけないところが、ぽきりと、曲がって。
「見るな」
そう言って視界が誰かの手に覆われる。その声の後、李里さんの絶叫が、部屋に響いた。
「い、や、あっ、いっ、あぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
視界を誰かの手で覆われて見れないから分からないが恐らく断末魔だ。喉から迸っているだろうその声に私は耳を塞ぎたくなる。だってさっきの彼女の体、ありえない方向に曲がっていた。関節も首も、全部。生きている方がおかしいだろう。きっとこの手が離れたら、李里さんの死体が転がっているはずである。長い長い悲鳴が、ふつりと消えた後。誰かは私の視界を覆っていた手を離した。
「貴殿達は未だ魂だけの存在に近い。体はこちらで用意したが、それが定着するまでには朕との契約が必要だ。無論、契約前に魔法陣の外に出ればその少女のように死んだ時の状態を思い出すだろうよ」
李里さんの体は血塗れで足も手もあられない方向に向いていて、頭はぺしゃんこになっていて……。兎にも角にも、彼女がもう生きていないということだけは嫌でもわかる姿になっている。誰かの悲鳴と嗚咽と、嘔吐の声がなんだか遠くで聞こえていた。
「なっ!?じゃあ俺達もあぁなるってことかよ!?ここから出たら坂崎みたいに!?」
「だから言っただろう?拒否しても良いが、命の保障はしないと」
何一つとして説明しなかったくせに、なんて言葉は言わない方が吉だろう。だってこの人王様だし。異世界の人間である私達の命は恐らく勇者様である人間以外は関係ないのだろう。
……、いやもしかしたら。
勇者なんていないのかもしれない。元の世界では死んだ人間である私達を連れてきてその魔物とやらと戦わせるのが目的なのかもしれない。もしかしたらそうやって命を人質に取っている状況で無条件に従う人間が必要なほど、情勢が逼迫している可能性もある。戦わなくてもいいというのは半分本当で半分嘘なのだろうな。魔物やモンスターとやらと戦う人間もだけど、一般市民の手も足りていないのかもしれない。
「考えてもみなさい。貴殿らは既に死んでいる。だが朕と契約することによって貴殿らの命は長らえる。魔物達と対等に戦えるのは異世界人だけなのだ」
多分、これは本当なんだろう。じゃなきゃ、いくら何でも『召喚された人数』が多過ぎるもの。でも三十二人全員が戦えるようなことはないと思う。多分、数人いるであろう即戦力の勇者に引っ張られた形でここにきているのだろうと察しがついた。
「………………本当に?私達の内、適性がある人間が戦えばあなた方は満足なんですね?」
「杏……っ」
「ヤバいって!」
杏さんの言葉に王様は大仰な仕草で頷いた。
多分これは……、選択肢なんてあってないようなものだ。
一、私達はバス事故で死ぬことが決まっていた。
二、以前から魔界と呼ばれる軍勢とメルへニア王国は戦ってきた。
三、私達の中に勇者としての適性を持つ人間が数人いる。
四、メルへニア王国の古い伝説曰く、王国の危機に異世界から勇者を召喚するべしとあった。
五、そこで私達を勇者として召喚し元の世界には戻れないが死なないように便宜を図ろうとした。
六、人数も多いことだし何人か魔物やモンスターの討伐に力を貸してほしい。
七、なお、拒否しても良いが命の保障はしない。
だ、そうだ。
色々突っ込みたいことはたくさんあるのだけど、魔法を見せられたら信じるしかないわけじゃん?
私達は既に元の世界では死んでいるということに少しだけショックをうけたけども、元々そこまであの世界に入れ込んでいるわけじゃないしなぁ。
普通なら信じられないその事実を王様の隣にいた長いローブを着た男の人がバーチャルリアリティ的な感じで空中に映像を映し出してくれたおかげで信じざるをえない状況を作られたし。
その映像には横転したバスと血塗れだったり頭が割れてたり体が潰されてたりした私達が映し出されるのを見たらそりゃ信じるしかないよね……、と私は思う。流石にあんな手の込んだ映像は作らないだろうなって思うのは私達が通うあの学校が普通で普通の平々凡々なものだったからに他ならない。
まぁ?異世界召喚とかいう非日常に憧れていないわけでもなし、ここがファンタジーの世界ならそれはそれで楽しみたいなっていうのが本音だったり。だって剣と魔法の世界って、ゲーマーというかオタクというか、そういうタイプの憧れなわけじゃん?こんな明らかに中世のお城で魔法とか剣とか騎士とか、そんなの見たらテンションあがっちゃうよね。呑気だとは思われるけど。
話を聞いた時点でちょっと乗り気だったのは私の他にもちらほらいた。だけどまぁ……、この状況を受け入れるということができない人間もいるわけで。
「何よ、それ……!」
「李里?」
「何それ無理!私帰る!魔物とかモンスターとか何それ!?死んだとか信じるわけないでしょ!?ありえないじゃない!」
そう言って王様に食ってかかろうとする彼女に護衛の騎士……なのかな?甲冑をきた男の人達が槍を向ける。止めなよ、という阿藤林子さんの手を振り切って李里さんは王様に食ってかかった。さっきから顔色が悪かったし、映像を見た時に悲鳴をあげてたから現実を受け入れることができなかったのだろうけれど。仲が良いわけではないから彼女がどう思っているかは推し量れない。だけど、彼女はこの世界の生活を受け入れることはできないのだろうと、そう思った。恐怖で引き攣った顔がで李里さんは叫ぶように言う。
「おかしいでしょ!?何で誰一人疑わないの!?ドッキリとかそういうのでしょこれ!いきなり異世界に連れて来られたとか訳分かんない!もうあんた達も私も高校生よ!?」
「い、いやでもさー……、あんな映像見せられたら信じるしかないだろ?」
恐る恐るというような形で鈴木紫苑くんが李里さんに言う。そんな彼の方を勢いよく向いて、李里さんは大声で捲し立てた。
「そんなのどうとでもなるじゃない!!大体こんな訳の分からないところに連れて来られた時点でおかしいと思いなさいよあんた達も!ドッキリじゃなかったら私達を誘拐して何かしらするつもりとか考えられることはあるでしょう!?そもそも!この人達が信頼に値する人間かなんて分かりっこないじゃないの!それなのにどうしてそんなに落ち着けるの!?全員揃って頭おかしいでしょ!?」
「李里、少し落ち着いた方が……」
「じゃあ柚子香は信じられるって言うの!?私はもう一瞬たりともここにいたくないわよ!家に帰る!帰して!!」
李里さんと比較的仲の良い木宮柚子香さんがどうにか落ち着かせようとするけど、それもダメだった。食ってかかるような形で王様に言う李里さんに周りの兵士は近づかせないようにと前に出る。しかしその兵士達を止めるかのように王様が軽く手を挙げた。
「帰ることは可能じゃよ。生死は……、問わんが」
「え……え………………?」
王様の方へと勢いよく足を踏み出し、魔法陣から出た李里さんが動きを止める。それと同時にパキ、と何かが折れるような軽い音がした。それと同時に、李里さんの足がありえない方向に折れる。関節ではない、ちょうど真ん中の、本来であれば曲がらないところが曲がっていて、足だけじゃなく、腕も、お腹も、首も、曲がっちゃいけないところが、ぽきりと、曲がって。
「見るな」
そう言って視界が誰かの手に覆われる。その声の後、李里さんの絶叫が、部屋に響いた。
「い、や、あっ、いっ、あぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
視界を誰かの手で覆われて見れないから分からないが恐らく断末魔だ。喉から迸っているだろうその声に私は耳を塞ぎたくなる。だってさっきの彼女の体、ありえない方向に曲がっていた。関節も首も、全部。生きている方がおかしいだろう。きっとこの手が離れたら、李里さんの死体が転がっているはずである。長い長い悲鳴が、ふつりと消えた後。誰かは私の視界を覆っていた手を離した。
「貴殿達は未だ魂だけの存在に近い。体はこちらで用意したが、それが定着するまでには朕との契約が必要だ。無論、契約前に魔法陣の外に出ればその少女のように死んだ時の状態を思い出すだろうよ」
李里さんの体は血塗れで足も手もあられない方向に向いていて、頭はぺしゃんこになっていて……。兎にも角にも、彼女がもう生きていないということだけは嫌でもわかる姿になっている。誰かの悲鳴と嗚咽と、嘔吐の声がなんだか遠くで聞こえていた。
「なっ!?じゃあ俺達もあぁなるってことかよ!?ここから出たら坂崎みたいに!?」
「だから言っただろう?拒否しても良いが、命の保障はしないと」
何一つとして説明しなかったくせに、なんて言葉は言わない方が吉だろう。だってこの人王様だし。異世界の人間である私達の命は恐らく勇者様である人間以外は関係ないのだろう。
……、いやもしかしたら。
勇者なんていないのかもしれない。元の世界では死んだ人間である私達を連れてきてその魔物とやらと戦わせるのが目的なのかもしれない。もしかしたらそうやって命を人質に取っている状況で無条件に従う人間が必要なほど、情勢が逼迫している可能性もある。戦わなくてもいいというのは半分本当で半分嘘なのだろうな。魔物やモンスターとやらと戦う人間もだけど、一般市民の手も足りていないのかもしれない。
「考えてもみなさい。貴殿らは既に死んでいる。だが朕と契約することによって貴殿らの命は長らえる。魔物達と対等に戦えるのは異世界人だけなのだ」
多分、これは本当なんだろう。じゃなきゃ、いくら何でも『召喚された人数』が多過ぎるもの。でも三十二人全員が戦えるようなことはないと思う。多分、数人いるであろう即戦力の勇者に引っ張られた形でここにきているのだろうと察しがついた。
「………………本当に?私達の内、適性がある人間が戦えばあなた方は満足なんですね?」
「杏……っ」
「ヤバいって!」
杏さんの言葉に王様は大仰な仕草で頷いた。
多分これは……、選択肢なんてあってないようなものだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺、異世界で置き去りにされました!?
星宮歌
恋愛
学校からの帰宅途中、俺は、突如として現れた魔法陣によって、異世界へと召喚される。
……なぜか、女の姿で。
魔王を討伐すると言い張る、男ども、プラス、一人の女。
何が何だか分からないままに脅されて、俺は、女の演技をしながら魔王討伐の旅に付き添い……魔王を討伐した直後、その場に置き去りにされるのだった。
片翼シリーズ第三弾。
今回の舞台は、ヴァイラン魔国です。
転性ものですよ~。
そして、この作品だけでも読めるようになっております。
それでは、どうぞ!
次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。
そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。
お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。
挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに…
意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いしますm(__)m
魚人族のバーに行ってワンナイトラブしたら番いにされて種付けされました
ノルジャン
恋愛
人族のスーシャは人魚のルシュールカを助けたことで仲良くなり、魚人の集うバーへ連れて行ってもらう。そこでルシュールカの幼馴染で鮫魚人のアグーラと出会い、一夜を共にすることになって…。ちょっとオラついたサメ魚人に激しく求められちゃうお話。ムーンライトノベルズにも投稿中。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる