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※性的な表現あります。
そんなこんなで私達は娼婦としてデビューすることになった。
正直ね、嫌だって思いが大きい、んだけども……。
「あーん、この子可愛いー!あ、そっちの黒髪さんも美人ー!バーバラさんいい子連れてきたわね!」
「源氏名何にする?本名でも良いけどね!でも異世界人だから名前呼びにくくて指名入らないとだめよねぇ……」
「最初は抵抗あるかもしれないけど、デビューは優しい人選んでもらえるから安心してね!あ、そうだ、服も買わないと!」
夜花亭に着いてこの歓迎っぷりでございます。え、何で……?オロオロしているとまた、可愛いー、という声が飛ぶ。ざくろちゃんはいつも通りクールな対応だけど、あけびさんに至ってはお姉さん達を褒めちぎっていた。おっとこれがコミュ強の本気ってわけか。恐ろしい。
正直、抵抗しようと思ったけれど、李里さんのこともあって死にたくないという思いが先行してしまった結果がこれである。正直、なんで私がと思ったけど元の世界に戻れない上に戦う能力が皆無ならどうすることもできないよねって思うんだ。死にたくないから、というのは生きる理由になる。
「あんた達はさっさと客引きしておいで!明日は休みなんだから貴族の一人でも引っ掛けて一リルでも多く巻き上げな!」
バーバラさんの声にお姉さん達ははーい!と楽しそうな声をあげて去って行く。娼館って聞いていたからもっとギスギスしたり顔色悪い人がいたり、媚薬入りのお香が炊いてあったりとか想像していたけど……、なんだろう、ここ。少し薄暗い照明に派手目の装飾がある電球、天井は低めで、床は絨毯、足の短いテーブルとそれを囲うようなソファーを見て私は手を叩く。
「キャバクラだー」
「あんたと似たようなこと言ってた娘がいたわよ」
そんなに似てるのかい、というバーバラさんの問いに、私は曖昧に笑っておいた。実際に行ったことないからイメージなんだけど、それを言ったら怒られそうだし。
「あのぉ、バーバラさん。もしかして私達の他にも異世界人っていたりするのぉ?」
あけびちゃんの問いにバーバラさんは頷く。
「別に珍しいことじゃないさ。あんた達の他にも異世界から召喚される子はいるね。まぁあんたらみたいな大所帯は滅多にないけど五年に一回ぐらいは」
意外に定期的な異世界召喚で笑ってしまうんだけど、それぐらい死亡率が高いってことなんじゃないのかと不安になってきた。
「とにかく、明日からはあんた達の研修を始めるよ!」
十時には起きるんだね!と言って私達をそれぞれ個室に案内して去って行くバーバラさんを見送って、これからどうなるんだろう、という不安を押し殺した。
多分それは、他のクラスメイトも大なり小なり思っていることだと思う。
次の日からは研修という名の特訓だった。お姉さんの仕事を魔法で映し出したスクリーンで見たり、雑用をしたり、後はその、男性器を模した模型をそういうのに見立てて奉仕の練習したりとか、しました、はい。魔法で動くそれは一定の刺激を与えると絶頂する時と同じようにローション的なものが放出されて、早漏普通遅漏のパターンが用意されていた。魔法の無駄遣いっ!ファンタジーの世界で魔法の使い方が間違っているのでは!?って思ったのは後にも先にもここだけかもしれない。
後は避妊の方法とか大人の玩具の使い方とか、そういうのも学んだ。
大抵の娼婦が職業の特殊能力として『拒絶』というものがあるのだが、これは主に避妊としての方法として取られることが多い。娼婦が与える加護は性行為によって行われるのだけれど、大抵の娼婦が本番でないとダメなのだそうだ。本番って……、まぁセックスのことなんですけど。まぁ中には挿入を目的としないものもあるから、そういうのでも大丈夫らしいんだけど……。いわゆるABCが進むに連れて加護の付加の量が違うんだって。本番無しでも良い娼婦もいるみたいだけどそれは一握りなのだそうだ。その一握りというのは魔法属性によって左右される。
大体の娼婦は水属性だから体液を通して加護を付加する。私も水、だもんな。
「私は音って言われたのよねぇ……」
「私は風って言われたわ」
「何それずるい」
つまり本番しなくていい一握りじゃん。そういうことは、異世界人だとよくあることなんだって。私だって異世界人だぞ!ずるいぞ!
そんなこんなで私達は娼婦としてデビューすることになった。
正直ね、嫌だって思いが大きい、んだけども……。
「あーん、この子可愛いー!あ、そっちの黒髪さんも美人ー!バーバラさんいい子連れてきたわね!」
「源氏名何にする?本名でも良いけどね!でも異世界人だから名前呼びにくくて指名入らないとだめよねぇ……」
「最初は抵抗あるかもしれないけど、デビューは優しい人選んでもらえるから安心してね!あ、そうだ、服も買わないと!」
夜花亭に着いてこの歓迎っぷりでございます。え、何で……?オロオロしているとまた、可愛いー、という声が飛ぶ。ざくろちゃんはいつも通りクールな対応だけど、あけびさんに至ってはお姉さん達を褒めちぎっていた。おっとこれがコミュ強の本気ってわけか。恐ろしい。
正直、抵抗しようと思ったけれど、李里さんのこともあって死にたくないという思いが先行してしまった結果がこれである。正直、なんで私がと思ったけど元の世界に戻れない上に戦う能力が皆無ならどうすることもできないよねって思うんだ。死にたくないから、というのは生きる理由になる。
「あんた達はさっさと客引きしておいで!明日は休みなんだから貴族の一人でも引っ掛けて一リルでも多く巻き上げな!」
バーバラさんの声にお姉さん達ははーい!と楽しそうな声をあげて去って行く。娼館って聞いていたからもっとギスギスしたり顔色悪い人がいたり、媚薬入りのお香が炊いてあったりとか想像していたけど……、なんだろう、ここ。少し薄暗い照明に派手目の装飾がある電球、天井は低めで、床は絨毯、足の短いテーブルとそれを囲うようなソファーを見て私は手を叩く。
「キャバクラだー」
「あんたと似たようなこと言ってた娘がいたわよ」
そんなに似てるのかい、というバーバラさんの問いに、私は曖昧に笑っておいた。実際に行ったことないからイメージなんだけど、それを言ったら怒られそうだし。
「あのぉ、バーバラさん。もしかして私達の他にも異世界人っていたりするのぉ?」
あけびちゃんの問いにバーバラさんは頷く。
「別に珍しいことじゃないさ。あんた達の他にも異世界から召喚される子はいるね。まぁあんたらみたいな大所帯は滅多にないけど五年に一回ぐらいは」
意外に定期的な異世界召喚で笑ってしまうんだけど、それぐらい死亡率が高いってことなんじゃないのかと不安になってきた。
「とにかく、明日からはあんた達の研修を始めるよ!」
十時には起きるんだね!と言って私達をそれぞれ個室に案内して去って行くバーバラさんを見送って、これからどうなるんだろう、という不安を押し殺した。
多分それは、他のクラスメイトも大なり小なり思っていることだと思う。
次の日からは研修という名の特訓だった。お姉さんの仕事を魔法で映し出したスクリーンで見たり、雑用をしたり、後はその、男性器を模した模型をそういうのに見立てて奉仕の練習したりとか、しました、はい。魔法で動くそれは一定の刺激を与えると絶頂する時と同じようにローション的なものが放出されて、早漏普通遅漏のパターンが用意されていた。魔法の無駄遣いっ!ファンタジーの世界で魔法の使い方が間違っているのでは!?って思ったのは後にも先にもここだけかもしれない。
後は避妊の方法とか大人の玩具の使い方とか、そういうのも学んだ。
大抵の娼婦が職業の特殊能力として『拒絶』というものがあるのだが、これは主に避妊としての方法として取られることが多い。娼婦が与える加護は性行為によって行われるのだけれど、大抵の娼婦が本番でないとダメなのだそうだ。本番って……、まぁセックスのことなんですけど。まぁ中には挿入を目的としないものもあるから、そういうのでも大丈夫らしいんだけど……。いわゆるABCが進むに連れて加護の付加の量が違うんだって。本番無しでも良い娼婦もいるみたいだけどそれは一握りなのだそうだ。その一握りというのは魔法属性によって左右される。
大体の娼婦は水属性だから体液を通して加護を付加する。私も水、だもんな。
「私は音って言われたのよねぇ……」
「私は風って言われたわ」
「何それずるい」
つまり本番しなくていい一握りじゃん。そういうことは、異世界人だとよくあることなんだって。私だって異世界人だぞ!ずるいぞ!
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