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※性的な描写あり
夜花亭は『娼館』の中で一番大きな店で、元の世界でいうところのキャバクラとソープを足したお店でもある。ざっくりとした説明をすると、受付にて好みの娼婦を選び、夜花亭にある食堂と呼ばれるホールで接客をする。お客様と食事か飲みを楽しんだ後に娼婦一人一人に与えられる個室へと言ってセックスかそれに類するプレイを行う。娼婦個人によって手コキとかフェラとか本番とかは変わってくるんだけど、私は魔法特性が水なので本番じゃないと能力を上げることが出来ない。まぁ、キスだけでも出来ないことはないんだけど、本番に勝る方法はないのだ。
だから娼婦は体を売る。それが必要な事だとわかっているからこそ、彼女達は体を差し出すのだ。
私も、そうしなきゃいけないのは分かってる。でも出来ることなら、恋人とか好きな人とか、そういう人と初めてはしたかったかな、って思うんだ。そんなこと、いってもどうしようもないんだけどさ。
本当は朝起きたらいつものベッドの上でこれが悪い夢だったらいいのに、なんて思うんだけど、残念ながらこちらの方が現実だ。
自分にあてがわれていた客室から、仕事用の部屋に変わる。今日からここで私は客を取ることになるのだ。
「メロン、あんたそろそろ時間だよ」
「は、はひっ!」
「あー、メロン今日からなのね。頑張って!」
「最初は痛いかもしれないけどね、ローション多めに使ってもらうのよ」
「痛いことされたら言うのよ!王室に抗議してあげるから!」
「あんた達メロンを怯えさせるんじゃないっ!」
ガチガチに固まっている私にお店のお姐さん達が大丈夫よ~と声をかけてくれるけど、緊張はほぐれなかった。いやだって、顔も声も知らない人に、今から抱かれるんだよ?術式の組み方とか加護の与え方とかは習ったけど、上手くいくかどうか。ざくろちゃんもあけびちゃんも、今日はお休みだ。二人は一足早くデビューしたし。うぅ、心細い。
「そろそろ部屋で待ってな、メロン。ローションの補充はしたね?タオルは?」
「だ、大丈夫ですっ」
「緊張してると濡れにくくなるから気を付けるんだよ。まぁ、デビューは一週間の期間があるし、今日は抱かれない可能性もあるけど、それなりの覚悟はしときなね」
「あ、アザレアさん、ありがとうございます」
アザレアさんは私の教育係で色々教えてくれたお姐さんだ。褐色の肌に引き締まったウェスト、長い手足に彫りの深い顔の美人さんだ。アザレアさんは厳しい物言いも多いが裏表は無く、仕事のことはきちんと教えてくれた。同じ時期に入った子は怖がっているけど、私はかなり好きな部類の性格だ。さっぱりしてるタイプは好きだし、厳しい物言いも私が失敗しないようにとしてくれているのだろう。
「………………頑張んなさいね」
「はい」
よしよし、と頭を撫でた後、アザレアさんは自分の持ち場に戻る。少しだけ緊張と怖さが和らいだ気がする。
考えていても心配しても仕方ない。とにかく、やれることをやらねば、と私は拳を握りしめた。
部屋に戻ってシーツは大丈夫か、タオルはあるか、避妊術式の確認は、粗相のない言葉遣いは、と最後まで念入りにチェックする。
コンコン、と鳴った扉に私の心臓は勢いよく跳ねた。
「メロンさん、お客様が参りました」
「……、お通しして」
私の言葉を聞くと、下女であるキャシーが扉を開く。彼女の後ろには男の人がいた。
夜花亭は『娼館』の中で一番大きな店で、元の世界でいうところのキャバクラとソープを足したお店でもある。ざっくりとした説明をすると、受付にて好みの娼婦を選び、夜花亭にある食堂と呼ばれるホールで接客をする。お客様と食事か飲みを楽しんだ後に娼婦一人一人に与えられる個室へと言ってセックスかそれに類するプレイを行う。娼婦個人によって手コキとかフェラとか本番とかは変わってくるんだけど、私は魔法特性が水なので本番じゃないと能力を上げることが出来ない。まぁ、キスだけでも出来ないことはないんだけど、本番に勝る方法はないのだ。
だから娼婦は体を売る。それが必要な事だとわかっているからこそ、彼女達は体を差し出すのだ。
私も、そうしなきゃいけないのは分かってる。でも出来ることなら、恋人とか好きな人とか、そういう人と初めてはしたかったかな、って思うんだ。そんなこと、いってもどうしようもないんだけどさ。
本当は朝起きたらいつものベッドの上でこれが悪い夢だったらいいのに、なんて思うんだけど、残念ながらこちらの方が現実だ。
自分にあてがわれていた客室から、仕事用の部屋に変わる。今日からここで私は客を取ることになるのだ。
「メロン、あんたそろそろ時間だよ」
「は、はひっ!」
「あー、メロン今日からなのね。頑張って!」
「最初は痛いかもしれないけどね、ローション多めに使ってもらうのよ」
「痛いことされたら言うのよ!王室に抗議してあげるから!」
「あんた達メロンを怯えさせるんじゃないっ!」
ガチガチに固まっている私にお店のお姐さん達が大丈夫よ~と声をかけてくれるけど、緊張はほぐれなかった。いやだって、顔も声も知らない人に、今から抱かれるんだよ?術式の組み方とか加護の与え方とかは習ったけど、上手くいくかどうか。ざくろちゃんもあけびちゃんも、今日はお休みだ。二人は一足早くデビューしたし。うぅ、心細い。
「そろそろ部屋で待ってな、メロン。ローションの補充はしたね?タオルは?」
「だ、大丈夫ですっ」
「緊張してると濡れにくくなるから気を付けるんだよ。まぁ、デビューは一週間の期間があるし、今日は抱かれない可能性もあるけど、それなりの覚悟はしときなね」
「あ、アザレアさん、ありがとうございます」
アザレアさんは私の教育係で色々教えてくれたお姐さんだ。褐色の肌に引き締まったウェスト、長い手足に彫りの深い顔の美人さんだ。アザレアさんは厳しい物言いも多いが裏表は無く、仕事のことはきちんと教えてくれた。同じ時期に入った子は怖がっているけど、私はかなり好きな部類の性格だ。さっぱりしてるタイプは好きだし、厳しい物言いも私が失敗しないようにとしてくれているのだろう。
「………………頑張んなさいね」
「はい」
よしよし、と頭を撫でた後、アザレアさんは自分の持ち場に戻る。少しだけ緊張と怖さが和らいだ気がする。
考えていても心配しても仕方ない。とにかく、やれることをやらねば、と私は拳を握りしめた。
部屋に戻ってシーツは大丈夫か、タオルはあるか、避妊術式の確認は、粗相のない言葉遣いは、と最後まで念入りにチェックする。
コンコン、と鳴った扉に私の心臓は勢いよく跳ねた。
「メロンさん、お客様が参りました」
「……、お通しして」
私の言葉を聞くと、下女であるキャシーが扉を開く。彼女の後ろには男の人がいた。
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