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同じ未来へ(学END)
思いがけず
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自由、自由、自由だ!信じられない。まさかこんないきなり、それが与えられるなんて。築城が去ったあと、玲奈はしばし茫然とそこに立ち尽くしていた。
(あ…夕食)
はっと我に返ったのは、そんなどうでもいい事だった。玲奈はいつものように夕飯を用意していた。もう自由なのか。
(もったいない…)
とりあえずそれにラップをかけ、冷蔵庫にしまった。捨てるか食べるか、それはあの2人が判断すればいい。
玲奈はぼんやりとした頭で荷物をまとめた。まだ実感がわかない。でも、出ていけるのだ。いくつかの服と、ハヤトからもらった指輪。それに新しいiPhoneを返してもらったリュックに入れて玲奈はマンションを後にした。
(外…久々の、外だ)
あの八月の夜から、外に出るのは初めてだった。タワマンのおひざ元の街はクリスマス一色で賑やかだ。夢の中を歩いているようなふわふわした気持ちが、まだ頭を覆っていた。
(どうしよう…)
とりあえず、玲奈は新宿の自分の部屋へ向かった。しかし。
(あれ…入れない)
以前はカードを当てるだけで開いたオートロックの玄関が、開かない。
(鍵、替えられたのかな。市ノ瀬は、どうしてるだろう)
今夜寝る場所がないかもしれない。そう思うと玲奈は一気に冷静になった。
(とりあえず、歌舞伎にいってみよう)
エンジェルフィールに行けば、市ノ瀬と連絡がつくかもしれない。玲奈は歌舞伎町へ向かった。
夕方の歌舞伎町はいつも通りごったがえしている。通行人に、勤め人、それに客引き。今日はクリスマスだからか、客引きの声にも力が入っている。
「おにいさーん、どうですかぁ、キャバクラ」
「いい女の子いますよぉ~、遊んでって!!」
人後みをかいくぐりながら、玲奈は懐かしい道をたどって歩いた。しかし、ふいにぐいっと後ろから肩をつかまれた。
「レイ!?レイなの!?」
「っ…!?」
驚いて、振り向くと、そこには思いがけない人物が立っていた。
「え、エリカさん…!」
エリカは真ん丸に目を見開いたかと思うと、がばりと玲奈を抱きしめた。
「よかった…!どうしてたかと」
その泣きそうな声を聴いて、玲奈も泣きそうになった。
「エリカさんこそ…!新宿に、戻ってたんですね」
「もう…レイったら…」
エリカは玲奈の手をつかんでひっぱった。行き先は、懐かしいエリカのアパートだった。
「寒かったでしょ、なんでコートも着ないで、歌舞伎をうろうろしてんのよ」
暖かい紅茶を出して、エリカはそう聞いた。
「いろいろ、あって…あの、オーナーの番号、教えてもらっていいですか?私携帯こわ…えっと新しくして、前のデータが飛んじゃって」
そういうと、エリカは怪訝な顔をした。
「レイ…知らないの?」
「えっ…何をですか」
「店長、すすきのに飛ばされたよ。あの店で負債出しちゃったから」
「ええっ!!?」
驚く玲奈に、エリカは淡々と説明した。
「レイいきなり消えちゃって、エンジェルフィールは売り上げ下がっちゃったみたいで。市ノ瀬店長、かなり焦ってたみたい。飛んだ私にまで戻ってこいって連絡きたけど…結局どうにもならなくて、店長はクビ。今はすすきののソープの黒服みたいよ」
あまりにも思いがけない展開で、玲奈は茫然とした。まるで浦島太郎状態だ。
「店長、血眼になってレイを探してたよ。一体どこいってたの?私も…心配してたよ。最悪な想像もしちゃった。もしニュースになったら、なんて…」
「そう、だったんですね…」
下を向いて震える玲奈の肩に、玲奈はそっと手をおいた。
「…いろいろあったのね?辛いなら、無理して話さなくてもいいから。こうして命があるだけで…よかったよ」
肩から伝わるエリカの手のぬくもりに、玲奈は思わず涙ぐんだ。
「ありがとう…ございます。私…エリカさんに失礼な事したのに」
エリカは首を振った。
「失礼なんかじゃないよ。私…レイが連絡くれたおかげで、少し目が覚めたし」
エリカは少し笑った。大人の笑みだった。
「風俗に沈んでも、誰も何も言ってくれなかった。心配してくれたのは、レイだけだったよ。雄琴で毎日毎日、汚いおっさんの相手してさ。玲奈のライン見て、私、なにやってんだろうって思った。それで限界なって辞めて、拓哉とも切れて、ここに戻ってきたよ」
玲奈は驚いてエリカを見た。彼女がまさか、ホストから足を洗っていたなんて。
「ちょうど美優が、自分のサロンで働かないかって言ってくれてさ。今はラウンジとサロンで、二束のわらじ。あと少し貯まったら、完全に夜は上がるつもり」
卒業した美優の顔が頭に浮かんだ。たしか彼女は、稼いだ金を元手にして美容サロンを開くと言っていた。玲奈は自分のことのようにうれしくなった。
「エリカさん…!よかった、よかったです…私…」
感極まって言葉につまった玲奈に、エリカは優しくわらった。
「いいのよ、私の事は。それよりレイは、大丈夫なの?」
そこで玲奈ははっとした。本当のことを、彼女には言うべきだろう。
「あの…エリカさん。私、本当は…まだ、高校生なんです」
「え!?」
さすがのエリカも驚いたようだった。玲奈は説明した。市ノ瀬との関係、仕事のこと、大学進学を目指していること、そして…
「夏から、私は捕まって、閉じ込められていました…いまやっと、外に出てこれて」
エリカは目をしばたかせた。
「えっ、まって、どういうこと?ムショ?」
「ええと、ちがくて…薬で気を失って、気が付いたらマンションから出られなくなってて」
エリカが身を乗り出した。
「待って、それ、監禁ってこと?レイを?犯罪じゃない…警察に届けないと!」
玲奈は首をふった。
「いえ、いいんです。たしかにひどい事だけど…私も悪い部分があって。それに、ここで騒いだら受験もパーになっちゃうし」
エリカはうーんと頭をかかえた。
「そっかぁ…まぁ警察って、こういう時ぜんぜん役立たずだしなぁ…」
玲奈は真面目にうなずいた。
「はい。できればあまり事を荒立てたくないなって。明日からまた学校いって、受験に向けて全力でいきたいので…」
玲奈は膝の上で拳をにぎった。
「エリカさん…ご迷惑かもしれませんが、しばらく、居候させてもらえませんか」
エリカは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしたあと、笑いだした。
「もう…そんなの、当たり前じゃない!困ったレイを放り出すと思う?わざわざ頼むなんて、水臭いよ!レイ!」
そう笑うエリカに、玲奈は初めて名乗った。
「ありがとうございます、私…本名は、葦原玲奈って言います」
エリカは笑いをおさめて、玲奈に手を差し出した。
「わたしは、水戸恵理子。玲奈、よろしくね」
玲奈の手を、恵理子はぎゅっと握った。
次の日、玲奈は恵理子のために早起きして朝食を用意した。恵理子は心配をしていた。
「玲奈、いきなり学校顔出して大丈夫?私も…一緒についていこうか?」
玲奈は首を振った。
「大丈夫です、言い訳はもう考えました。恵理子さんが来てもらっても、かえって迷惑かけちゃうと思うので…」
恵理子がが出勤した後、玲奈もアパートを出て学校へ向かった。制服はないから、恵理子に借りた服を着て。目立たぬように裏口から入って、校内から職員室へ。さすがに緊張した。
(築城…先生は、いるかな)
しかしその考えを、玲奈は振り払った。
「…失礼します」
職員室のドアを開けると、まばらに出勤していた教師が一斉に玲奈を見た。
「葦原…さん!?」
「ど、どうしていたんだ、その…」
教師たちは腫物のを触るように玲奈を扱った。すぐに教頭が玲奈の前に来た。
「葦原さん。一体君は…夏から、どうしてたんだい」
校長室に呼ばれて、玲奈は校長と教頭の前で用意していた事を話した。
「8月ごろ…わたしの保護者の、叔父の事業が、うまくいかなくなって。」
目を見ると嘘がばれてしまうかもしれないので、玲奈は自分の膝を見て話した。
「家もなくなって、お金もなくて、学校に…これなくなっちゃって」
校長はおそるおそるたずねた。
「それは大変だったね…今は、どうしてるんだい?」
「叔父の知り合いの…女性の家でめんどうをみてもらっています。もう12月になってしまいましたが…私、センター試験、受けられるでしょうか?」
教頭と校長は顔を見合わせた。
「出席日数が足りないから、留年ということになってしまうが…」
玲奈は膝から顔を上げて二人を見た。
「お願いします、補修を受けさせて下さい。勉強には、自信があります。手間はかけさせませんから、卒業させてください…!」
頭を下げた玲奈に、校長はこほんと空咳をした。
「たしかに、君は成績優秀だったね。家庭環境は、複雑だが…」
「どうしても、進学したいんです。私のような人間がまっとうに生きていくには、進学しかないと思うんです」
その言葉に、校長はうなずいた。
「それは、立派な心がけだ。よし、君のために補修を組もう」
「校長…!」
教頭は咎めるように校長を見た。
「未来ある若者を応援するのが、私たちの仕事だろう?」
「はぁ…」
納得いかない顔だったが、教頭はしぶしぶうなずいたようだった。
「じゃあ、追って日程を伝えるから。今日はとりあえず授業に出なさい。少しでも日数を稼がないと」
玲奈はうなずいた。なんとかなりそうで、ほっとした。
(あ…夕食)
はっと我に返ったのは、そんなどうでもいい事だった。玲奈はいつものように夕飯を用意していた。もう自由なのか。
(もったいない…)
とりあえずそれにラップをかけ、冷蔵庫にしまった。捨てるか食べるか、それはあの2人が判断すればいい。
玲奈はぼんやりとした頭で荷物をまとめた。まだ実感がわかない。でも、出ていけるのだ。いくつかの服と、ハヤトからもらった指輪。それに新しいiPhoneを返してもらったリュックに入れて玲奈はマンションを後にした。
(外…久々の、外だ)
あの八月の夜から、外に出るのは初めてだった。タワマンのおひざ元の街はクリスマス一色で賑やかだ。夢の中を歩いているようなふわふわした気持ちが、まだ頭を覆っていた。
(どうしよう…)
とりあえず、玲奈は新宿の自分の部屋へ向かった。しかし。
(あれ…入れない)
以前はカードを当てるだけで開いたオートロックの玄関が、開かない。
(鍵、替えられたのかな。市ノ瀬は、どうしてるだろう)
今夜寝る場所がないかもしれない。そう思うと玲奈は一気に冷静になった。
(とりあえず、歌舞伎にいってみよう)
エンジェルフィールに行けば、市ノ瀬と連絡がつくかもしれない。玲奈は歌舞伎町へ向かった。
夕方の歌舞伎町はいつも通りごったがえしている。通行人に、勤め人、それに客引き。今日はクリスマスだからか、客引きの声にも力が入っている。
「おにいさーん、どうですかぁ、キャバクラ」
「いい女の子いますよぉ~、遊んでって!!」
人後みをかいくぐりながら、玲奈は懐かしい道をたどって歩いた。しかし、ふいにぐいっと後ろから肩をつかまれた。
「レイ!?レイなの!?」
「っ…!?」
驚いて、振り向くと、そこには思いがけない人物が立っていた。
「え、エリカさん…!」
エリカは真ん丸に目を見開いたかと思うと、がばりと玲奈を抱きしめた。
「よかった…!どうしてたかと」
その泣きそうな声を聴いて、玲奈も泣きそうになった。
「エリカさんこそ…!新宿に、戻ってたんですね」
「もう…レイったら…」
エリカは玲奈の手をつかんでひっぱった。行き先は、懐かしいエリカのアパートだった。
「寒かったでしょ、なんでコートも着ないで、歌舞伎をうろうろしてんのよ」
暖かい紅茶を出して、エリカはそう聞いた。
「いろいろ、あって…あの、オーナーの番号、教えてもらっていいですか?私携帯こわ…えっと新しくして、前のデータが飛んじゃって」
そういうと、エリカは怪訝な顔をした。
「レイ…知らないの?」
「えっ…何をですか」
「店長、すすきのに飛ばされたよ。あの店で負債出しちゃったから」
「ええっ!!?」
驚く玲奈に、エリカは淡々と説明した。
「レイいきなり消えちゃって、エンジェルフィールは売り上げ下がっちゃったみたいで。市ノ瀬店長、かなり焦ってたみたい。飛んだ私にまで戻ってこいって連絡きたけど…結局どうにもならなくて、店長はクビ。今はすすきののソープの黒服みたいよ」
あまりにも思いがけない展開で、玲奈は茫然とした。まるで浦島太郎状態だ。
「店長、血眼になってレイを探してたよ。一体どこいってたの?私も…心配してたよ。最悪な想像もしちゃった。もしニュースになったら、なんて…」
「そう、だったんですね…」
下を向いて震える玲奈の肩に、玲奈はそっと手をおいた。
「…いろいろあったのね?辛いなら、無理して話さなくてもいいから。こうして命があるだけで…よかったよ」
肩から伝わるエリカの手のぬくもりに、玲奈は思わず涙ぐんだ。
「ありがとう…ございます。私…エリカさんに失礼な事したのに」
エリカは首を振った。
「失礼なんかじゃないよ。私…レイが連絡くれたおかげで、少し目が覚めたし」
エリカは少し笑った。大人の笑みだった。
「風俗に沈んでも、誰も何も言ってくれなかった。心配してくれたのは、レイだけだったよ。雄琴で毎日毎日、汚いおっさんの相手してさ。玲奈のライン見て、私、なにやってんだろうって思った。それで限界なって辞めて、拓哉とも切れて、ここに戻ってきたよ」
玲奈は驚いてエリカを見た。彼女がまさか、ホストから足を洗っていたなんて。
「ちょうど美優が、自分のサロンで働かないかって言ってくれてさ。今はラウンジとサロンで、二束のわらじ。あと少し貯まったら、完全に夜は上がるつもり」
卒業した美優の顔が頭に浮かんだ。たしか彼女は、稼いだ金を元手にして美容サロンを開くと言っていた。玲奈は自分のことのようにうれしくなった。
「エリカさん…!よかった、よかったです…私…」
感極まって言葉につまった玲奈に、エリカは優しくわらった。
「いいのよ、私の事は。それよりレイは、大丈夫なの?」
そこで玲奈ははっとした。本当のことを、彼女には言うべきだろう。
「あの…エリカさん。私、本当は…まだ、高校生なんです」
「え!?」
さすがのエリカも驚いたようだった。玲奈は説明した。市ノ瀬との関係、仕事のこと、大学進学を目指していること、そして…
「夏から、私は捕まって、閉じ込められていました…いまやっと、外に出てこれて」
エリカは目をしばたかせた。
「えっ、まって、どういうこと?ムショ?」
「ええと、ちがくて…薬で気を失って、気が付いたらマンションから出られなくなってて」
エリカが身を乗り出した。
「待って、それ、監禁ってこと?レイを?犯罪じゃない…警察に届けないと!」
玲奈は首をふった。
「いえ、いいんです。たしかにひどい事だけど…私も悪い部分があって。それに、ここで騒いだら受験もパーになっちゃうし」
エリカはうーんと頭をかかえた。
「そっかぁ…まぁ警察って、こういう時ぜんぜん役立たずだしなぁ…」
玲奈は真面目にうなずいた。
「はい。できればあまり事を荒立てたくないなって。明日からまた学校いって、受験に向けて全力でいきたいので…」
玲奈は膝の上で拳をにぎった。
「エリカさん…ご迷惑かもしれませんが、しばらく、居候させてもらえませんか」
エリカは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしたあと、笑いだした。
「もう…そんなの、当たり前じゃない!困ったレイを放り出すと思う?わざわざ頼むなんて、水臭いよ!レイ!」
そう笑うエリカに、玲奈は初めて名乗った。
「ありがとうございます、私…本名は、葦原玲奈って言います」
エリカは笑いをおさめて、玲奈に手を差し出した。
「わたしは、水戸恵理子。玲奈、よろしくね」
玲奈の手を、恵理子はぎゅっと握った。
次の日、玲奈は恵理子のために早起きして朝食を用意した。恵理子は心配をしていた。
「玲奈、いきなり学校顔出して大丈夫?私も…一緒についていこうか?」
玲奈は首を振った。
「大丈夫です、言い訳はもう考えました。恵理子さんが来てもらっても、かえって迷惑かけちゃうと思うので…」
恵理子がが出勤した後、玲奈もアパートを出て学校へ向かった。制服はないから、恵理子に借りた服を着て。目立たぬように裏口から入って、校内から職員室へ。さすがに緊張した。
(築城…先生は、いるかな)
しかしその考えを、玲奈は振り払った。
「…失礼します」
職員室のドアを開けると、まばらに出勤していた教師が一斉に玲奈を見た。
「葦原…さん!?」
「ど、どうしていたんだ、その…」
教師たちは腫物のを触るように玲奈を扱った。すぐに教頭が玲奈の前に来た。
「葦原さん。一体君は…夏から、どうしてたんだい」
校長室に呼ばれて、玲奈は校長と教頭の前で用意していた事を話した。
「8月ごろ…わたしの保護者の、叔父の事業が、うまくいかなくなって。」
目を見ると嘘がばれてしまうかもしれないので、玲奈は自分の膝を見て話した。
「家もなくなって、お金もなくて、学校に…これなくなっちゃって」
校長はおそるおそるたずねた。
「それは大変だったね…今は、どうしてるんだい?」
「叔父の知り合いの…女性の家でめんどうをみてもらっています。もう12月になってしまいましたが…私、センター試験、受けられるでしょうか?」
教頭と校長は顔を見合わせた。
「出席日数が足りないから、留年ということになってしまうが…」
玲奈は膝から顔を上げて二人を見た。
「お願いします、補修を受けさせて下さい。勉強には、自信があります。手間はかけさせませんから、卒業させてください…!」
頭を下げた玲奈に、校長はこほんと空咳をした。
「たしかに、君は成績優秀だったね。家庭環境は、複雑だが…」
「どうしても、進学したいんです。私のような人間がまっとうに生きていくには、進学しかないと思うんです」
その言葉に、校長はうなずいた。
「それは、立派な心がけだ。よし、君のために補修を組もう」
「校長…!」
教頭は咎めるように校長を見た。
「未来ある若者を応援するのが、私たちの仕事だろう?」
「はぁ…」
納得いかない顔だったが、教頭はしぶしぶうなずいたようだった。
「じゃあ、追って日程を伝えるから。今日はとりあえず授業に出なさい。少しでも日数を稼がないと」
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